日曜日にも『半分、青い。』!
つーことで担当編集の私・五十嵐利休が、毎日のレビューの中で触れられなかった、されど気になった部分に注目します。
レビュアー・武者震之助氏の見解と異なる箇所もあるかもしれませんが、オマケ番外編ということでご承知くださいm(_ _)m
今週は56話から(いただいたコメント次第で随時修正等ございます)。
56話 隅田川テラス
鈴愛と正人がデートしていた隅田川テラス。
あらためてグーグルマップを利用させていただきますと……。
やっぱり、いい眺めっすよね~。
対岸の月島・勝どきエリアは埋立地で、ほぼほぼ島なので、もう隅田川というより東京湾なんですが、水の流れとしては川の勢いが強くて、お台場沖へ抜けるための【屋形船】も通ったりしております。
今回は、本放送後のコメント欄に匿名様より貴重なご意見もいただきました。
自分も隅田川周辺には「おっと、ここは見覚えが…?」となりました。
仕事場が近くで、よく休憩で散歩した界隈なのです。隅田川は川幅も広いし、開けていて橋も目立つしで分かりやすいですね。映画3月のライオンでも、この辺りの風景が流れていたような。
3月のライオンでも撮影されていたんですね^^
少し上流へいくとタワマンだらけの佃エリア。
隅田川の大きな分水嶺にもなっていて景観バツグンです。
57話 最高視聴率を獲得
シリーズ最高となる21.9%を獲得。
皮肉にもそんなタイミングで脚本家・北川さんツイートが、ネット上で話題になっておりました。
もう数字 はいいんじゃないか、と思う。視聴率も録画率も試聴熱もツイート数もDVD売り上げも、いろんな指標がこの世にはあるし、結局計りきれないよ。人の心にどの程度届いたか、なんて。だから、自分の信じるものを作る。それでいいと思うんだ。
— 北川悦吏子 (@halu1224) June 3, 2018
視聴率の是非を問うようなツイートに対し反響凄まじく、5千件以上のリツイート&約2万件のいいね。
当サイトとしましても、ドラマ作品を視聴率で判断することは皆無です。
なんせ現段階で本作が『わろてんか』と競っていること自体がまるで理解できない。
数字だけみると、そうしたジレンマがあるんですよね。
では、なぜ本サイトでは視聴率を掲載するのか?
というと【検索対策】にほかなりません。
これがバカに出来ないボリュームがありまして。
結局、皆さんが求めている情報でもあるんだなぁ……ということでご承知いただければ。
58話 缶コーヒー
引っ越しの準備を終えた正人の部屋。
律と正人が会話していたときに飲んでいた缶コーヒーの銘柄が『CAPTAIN』でした。
これは『BOSS』だな?
と思い、ググってみたら、なるほどBOSSは1992年に発売されていたんですね。
ドラマの舞台は1990年ですから、ほぼ同時期。
今後、気になるのは、この先『CAPジャン』が登場するかどうか。
やっぱりBOSSといえばボスジャンですよね。
ツイートされてる方もおりました^^
律と正人が飲んでた缶コーヒーは「ボス」ではなく「キャプテン」だった。
— ほんわかママ2 劇専 (@honwakamama0809) June 6, 2018
58話「文学部、一文」の理由
ロボット教授に学部を問われた清さんが「文学部、一文」と答えるシーンがありました。
本文にも少しだけ加筆しておいたんですが、当時は文学部ではなく「昼間の一文」と「夜間の二文」があって、個人的には「一文はマジメな女子が多く」て「二文は演劇とかやる人」というイメージでした。
脚本家の北川悦吏子さんはこんなツイートも……。
今は知らないけれど、早稲田はインカレで満ちていて(その言葉はその頃なかった)、他大学の女子がたくさんいた。他大学の女の子と、たくさん仲良くなった。早稲田の女の子は、なかなか男子に相手にされなかった。
— 北川悦吏子 (@halu1224) June 6, 2018
早稲田の本部で、ナンパされて「どこの大学?」と聞かれて「早稲田です。一文」と言うと、「あ、じゃあ、いいです」とスルーされてました。それくらい、ヨソの女子大生が土曜などにはたくさんいました。
— 北川悦吏子 (@halu1224) June 6, 2018
ロボット教授に対して、清が発したセリフ「文学部、一文」の元ネタっぽいお話。
当時、早稲田の女子生徒は「ワセジョ」という独特の雰囲気をまとった呼び名があり、ぶっちゃけ避けられがちでした。
今はどうなんですかね。
「早稲田の本部」とは、おそらく「本キャンパス」のことで、大学は以下4つの敷地からなってます。
・本キャンパス(本部)
・文学部キャンパス(文キャン・本キャンから徒歩3分)
・理工キャンパス(本キャンから徒歩15分・高田馬場にある・律は本当はここ)
・所沢キャンパス(人間科学部・スポーツ系の学部)
59話 ワークパンツ
鈴愛が履いてる紺色のワークパンツ、当時、流行りました。
たしか【LEE】とかそんな感じで、オーバーオールのパターンもあったかな。
あるいはDickiesなんかも、この頃から履く人が増えていった気がします。
高田馬場の駅近くには「U.S.VAN・VAN」とか「ジーンズメイト」があって、ダサい早大生が愛用しておりました。
つか当時の早大生は90%ぐらいが、かなりダサかったですね(今は60%ぐらい?)。
裏原宿に通うようなオサレ好きもおりましたけど、そんなのは超レアケースで、中には「母親から服を送ってもらう」者もいたぐらいです。
私も人のこと言えないダサさですけど……。
60話 オウンゴール
もみ合った拍子に、誤って梟会の写真を引き破ってしまった鈴愛。
その様子を見て、上から目線で清は言いました。
「あははは、オウンゴールだ」
なんだ、この女!
と思うと同時に、ふと気になった、この言葉。
オウンゴール――。
ご存知【自殺点】を表すサッカー用語です。
Jリーグの開幕元年が93年。
ドラマの舞台は90年ですから、数字だけ見ると3年のズレが生じるんですが、実はJリーグが始まる前からキング・カズ(三浦知良)の帰国による空前のサッカーブームが起きておりました。
と思ったら、コメント欄に匿名様よりこんなご指摘が。
この頃はオウンゴールなんて言葉を使わず自殺点と言ってた。
体育の授業のサッカーでそれを献上したヤツは石崎と呼ばれてた。
(由来はキャプテン翼より)
た、たしかに!
Jリーグ前のサッカー文化は、すべて『キャプテン翼』が担っていましたね。
まぁ、若干の誤差ということで。
そうなると「オウンゴール」という言葉がいつから定着したか気になる……。
60話 朝ドラでやり過ぎ説
律の部屋で、鈴愛と清にケンカをさせる――という凄まじい展開。
『朝ドラでそこまでやるか……』
という感想は、まぁ、皆さん共通かと思いますが、そこから先の反応が分かれるところですね。
特徴的なコメントを。
まずは【まい】さんの書き込み。
朝ドラを普通のドラマと区別することは好きでなかったのですが…それにしても、今週の展開は朝ドラとしてはありえないでしょう。
ストレスたまりまくりのドラマを朝から見たくないです。今日は本当に見なければよかった。仕事中もムカムカが止まらなかったです。
そして【同年代(*^^*)】さんは……。
刺さってます。
確かにそういえば、恋愛ってこういうものでしたね。中年過ぎたらドラマの恋愛なんかどうでもいいと思っていたのに。
どちらもドラマにのめり込んでいて、鈴愛を応援したい気持ちからくる素直な心情かと思います。
個人的には、完全に後者で。
なんせ私も鈴愛と同年代の中年ですから、ドラマを見るときは達観的に、少し余裕を持って見守っているつもりでいる。
しかし、時々、完全に同じ目線に引きずり込まれて、心をかきむしりたくなるほど恥ずかしくなるようなときがあります。
たとえば……。
鈴愛が正人に告白して、断られたとき、
「好きだよ、まぁくん!」
などと言って追い縋るシーンでは、もうね。
フラれて必死になると、そうなっちゃうよな。
なんて恥ずかしいんだ、恋愛って……。
でも、みんな通ってきてるんだなぁ、とも。
すべては秋風羽織先生の言う「リアル」なんでしょう。
文:五十嵐利休
絵:小久ヒロ
【参考】
NHK公式サイト
ああ、大久保工科大学です、早稲田の理工は。
>小原様
貴重なご意見ありがとうございますー!
私は2012年まで理工キャンパスのすぐ側に住んでましたが、
新大久保駅のことなど考えたことありませんでした><;
西早稲田駅は、もう直結仕様になってるような感じすね。
TULLY’Sとかもあって、俄然キレイになってて。
かつてのイメージがぁ~。
※西大久保ナンチャラってのは、薄っすらと耳に残っている感じで、
書き込み見て思い出しました。
西早稲田駅できたのは2008年6月14日 10年位前 現在は理工 高田馬場と西早稲田駅が最寄り駅と公式にされていますね
ちなみに理工は最寄り駅は高田馬場ではなく新大久保
理工が高田馬場にあるとの記載 通常西大久保にあるとされ70-90年代は西大久保工業○○と言われていた 授業で理工に行く機会はなかったが 早稲田OBとして衷心より訂正されべきとお知らせしたい