なつぞら123話 感想あらすじ視聴率(8/21)「子供を犠牲にしても?」で爆発だ

犠牲になるのは誰なの?

産休に入ったなつは、福祉事務所へ向かいます。
村川という女性職員に、保育園の相談を持ちかけるのです。

生まれる前に、そこはクリアしておきたい。
強調しておくべきことは、無責任ではないということ。考え抜いてのことなのです。

来年春から預かる保育園について尋ねたところ、村川は理由を聞いてきます。
すぐに働く理由として、生活がかかっているのかと、確認してくるのです。

それもあるけれど、そう前置きしつつ、なつはこう言い切ります。

「私は働きたいんです」

「子供を犠牲にしても?」

生活のためならば、致し方ない。
そう前置きしつつ、こう来ました。

「本来、子供は母が育てるもの。勘違いされていませんか?」

この瞬間、日本中で何かが爆発する音が聞こえた気がします。

本来って何さ?

秀子が堂々と暴いた通り、【本来】なんて戦前にはありません。

広岡浅子(2015年下半期『あさが来た』モデル)のような上流階級ならば、乳母に任せる。

あさが来たモデル・広岡浅子69年の生涯をスッキリ解説!銀行・保険・女子大などを手がけた女実業家の素顔

秀子のような女性は、おぶってでも働くしかない。
あるいは、近隣の誰かに任せるか。

『花子とアン』のように子を背負って通学する子供も、昔はいたものでした。

なつより上の世代、光子以上もそれはそう。
亜矢美のように、戦地で愛する人を失った女性は多かったのです。彼女は婚前でしたが、結婚して子を残していた場合も多いのです。

戦場で負傷して、働くことのできない夫もおりました。
千遥と誤解した少女の父がそうでしたね。

なつぞら67話 感想あらすじ視聴率(6/17)ずしりと重い芯からの悲しさ

戦争が残したあまりに深い傷に苦しみ、我が子を残して働きに出る女性たちは大勢いたのです。

前作****のヒロイン親友の一人も、そうであっておかしくないはずでした。

史実では夫の戦死後、薬剤師として働き抜いた立派な方です。
それなのにドラマでは夫のいる優雅な主婦にした。なぜでしょう?

緑のおばさん。
給食のおばさん。
行商のおばさん。
駄菓子屋のおばさん。
掃除のおばさん。
道路工事のおばさん。

そういう女性はいたはずなのに、見なかったことにして、忘れたふりをして高度経済成長期に突入しようとしていく。

母が家に待っていない鍵っ子は異常。
働く女は異常。
本来ありえないもの。

そういう一方的な像を作り上げて、経済状況が変貌して働く女性が増え出すと、出る杭を叩けとばかりに文句を言い募る。
働く女性を見なかったふりをしてきたのは、あなたではありませんか?

『半分、青い。』の鈴愛は、まさしくこういう思想で袋叩きにされていた感があります。

なつにも、そんな打撃がここで当たりました。

でも、NHK東京朝ドラ班は黙っちゃいない。

母子手帳を見ても笑えない

自宅に戻ったなつは、母子健康手帳をじっと見つめています。

泣くわけでもない。
ただ、静かに見るだけだ。

そこへ、イッキュウさんが帰宅します。

買い物カゴからネギが出ています。これもアニメでカリカチュアになった、昭和のお母さんアイテムでもある。

◆中国人オタクが激論!「日本人の買い物袋から必ずネギがはみ出ているのはなぜか?」

海外からすると不思議な現象ですが、カリカチュアなんだと思いますよ。
髪の毛を束ねるとか、エプロンもそうかな。

大根だと、重たいから作画の重心調整が面倒だしさ。旬にもあっていないことがしばしばある。
冬以外にそんなに頻繁にネギを食べるものでしょうか?

あとこれね。
関東と関西ではネギの色も本来ちゃうねんで。荒井みたいなコテコテの関西人は、ネギの白い部分は食べへんで!

◆関東は白ネギ、関西は青ネギ!主流が異なる謎に迫る

そういう典型的な専業主婦アイコンを、敢えてイッキュウさんに持たせる本作はおそろしい。
彼は、そのことに照れないんだ。

そんなイッキュウさんは、なつの様子に気がつきます。

「どうした?」

「何でもない……」

「君が何でもないと言う時は、一人で我慢する時だ。言いたくないなら、言わなくていいけど」

そう告げて、イッキュウさんはなつの肩を抱き寄せます。

いいぞ、いいぞ!
イッキュウさんが人間的に成長している!

モモッチを前にカレーパンを食べていた頃の彼ならば、さっさと台所で料理をしてもおかしくない。

高圧的な性格ならば、揺すってでも聞き出すかもしれない。
お調子者なら、適当な慰めを言うかもしれない。からかうかもしれない。
乙女ゲーなら、顔を覗き込んでイケボでカッコいいスカしたセリフを言うかもしれない。

そうじゃないからこそ、彼なりの魅力がある。
そうではなく、なつの心理に寄り添って、そっと抱き寄せるところまで成長しました。

なつは、そっと一人悔しさを噛みしめています。
この重さ、苦しさ。泣かないからこそ、伝わってくる重さがある。

それに応えた広瀬すずさんは、素晴らしい演技だと思います。

陣痛に現れた守護神とは?

答えの出ないまま、なつは臨月を迎えます。

そして夜。痛みが腹部に走るのです。
陣痛か? とイッキュウさんが聞くと、まだ早いと答えるのでした。

イッキュウさんとしては、病院に行きたいものの、なつは言います。

「病院には、痛みが10分間隔になってから……」

イッキュウさんは、気分はどうかと尋ねます。
なつは苦しそう。演技指導も、かなり気合を入れたと思いますよ。

「気分はどう?」

イッキュウさんが言うと、なつはこう来ました。

「子牛を生む母牛の気分……」

そういうことを聞いているんじゃないと、イッキュウさんは突っ込む。
とはいえ、目の付け所はいいと思います。

なつは牛のあずましくない出産を、農業高校の知識を元に解決しましたよね。
照男、そしてあの泰樹すら諦めかけていましたっけ。

なつぞら13話 感想あらすじ視聴率(4/15)空白ではない9年間

そういう機転や知識がある。
それに、牛と人間は哺乳類同士ですから。まぁ、魚類とは比較にならないけれども、哺乳類同士ならある程度応用できるんじゃないかなっ!

まり先生、いかがでしょう?

陣痛の間隔は、25分を経て、朝になっても10分になりません。

夜明けになったこのリアルよ。
前作****では、初産なのに出産までの間隔があまりに短くて、医療考証担当者不在アピールどころか、有害極まりないものでした。

「おかしいな……」

イッキュウさんは、不安になっています。

時間が縮まらなくてももう病院に行くべきだと、不安を募らせているのです。
なつよりも、彼が不安でたまりません。

ここでよぎる恐怖。

「陣痛でなかったらどうしよう。この子に何かあったら……」

辛い。辛すぎる。
それは想像するだけでも、大変なことだ。

すると玄関のブザーがなります。

「誰だこんな時に!」

イッキュウさんですら、怒るタイミングである。
無視しようとする彼に、なつは出るように言います。

ガラリと戸を開くと、そこには……。

「おはようございます!」

富士子がいました!
よっしゃああああああああ!

「母さんっ!」

「どうしたの、なつ?」

こんなに素晴らしい登場の仕方があっただろうか。
まさに奇跡的な登場。
朝ドラアベンジャーズが、なつの出産を祝福しています。ああ、ほんとうに女神のようだ。

父はこう告げます。

なつよ、もうこれで大丈夫だ――。

朝ドラは罪と向き合う時を迎えた……

はい、今朝、こちらで公開していた【NHK東京・次回作モデル】の伝記を読んで考えていたのですが……。

朝ドラ『エール』モデル古関裕而(こせきゆうじ) 激動の作曲家人生80年

これがすごいんですよ!
NHKの前身が、NHKドラマ主人公を死地へ送り込むという、あまりに斬新な人選だッ!

※ちなみに豊富遊声(演:山寺宏一さん)モデルの徳川夢声は、二年連続出演してもおかしくなさそう

古関裕而氏は言うまでもなく、偉大な作曲家ではある。
ただし、彼を紹介するときに、日本人を応援するエールを送り続けたと明るく言うことには、どうしても欺瞞がつきまとうわけです。

彼は戦時中、それしか道がなかったとはいえ、兵士の背中を押す歌を作り続けました。

マッカーサーに敵意を示す歌を聞き、戦意をたぎらせていた日本人。
それが戦後、マッカーサーを神の如く崇めるほどにまでなる。

歌で送ったエールって何?
そうホイホイ変えられるもの?
それは、古関氏自身が思い悩んでいたことでもある。

彼が百作目を超えたあとで、朝ドラで扱われることには意義がありまして。

朝ドラもそうじゃないですか。
女性を応援すると言いながら、その女性を無謀な戦場へと蹴り出し、お気楽な虚像を刷り込んできた。

そういう罪がないと、どうして言い切れますか?

本文でさんざん突っ込みました。
女性の置かれた労働環境、妊娠出産育児について、歴史修正的な刷り込みをさんざんしてきましたよね。

男性像も『亭主関白』的な、高度経済成長期を念頭に置いたファンタジックなものばかりだし。

平成も終わった今、そういう欺瞞に向き合う時を迎えたのではありませんか?

指摘される前に、彼らは自ら裁きの場に出てきた。
そういう態度にすら、思えるのです。

朝ドラだけが近代史をやれって?

これは朝ドラだけの話でもないでしょう。

今年の大河は、近現代史テーマということで、さんざんこう言われます。

◆「朝ドラ向きじゃない?」 NHK大河「いだてん」視聴率が最低更新…ネットは早くも次作を期待?:イザ! 

SNSには「いだてんはむしろ朝ドラ向きじゃない?」「枠を間違えてるだろ。朝やれ」「朝の連ドラだったら良かったろうに」などのコメントも並ぶ。

こう書き込んでいるみなさんが、朝ドラであのインパールを描いた時、何と書き込むか興味深いところではありますね。

来年のインパールは、2017年上半期『ひよっこ』どころじゃない可能性がある。
朝ごはんに焼き魚を食べながら、インパールか……。

※本気を出せばこのレベルです……

演じる女優が経産婦であると自慢していた、どこぞの朝ドラもありました。

が、妊娠出産は個々人によるものです。
それなのに経産婦をアピールして、何がしたかったのでしょうか。むろん、これは女優さん本人の責任じゃありません。

陣痛が来たと思ったら、ポロリと生まれたとか。
買い物途中で歩いていたら、頭が見えたとか。
そういう安産もいる。
救急搬送される難産も、当然ながらいる。

そこを踏まえて、本来、出産は極めて慎重に扱うべきものであるはず。
手術シーンでふざけた描写はできないでしょう。絶対失敗しないが決め台詞の、とんでもない外科医ドラマもあるようですが……それはさておき。

これの逆転現象は『あさが来た』でありましたっけ。
幕末史まで扱ったから、大河みたいだと歓迎ムードでした。

これも、おもしろいっちゃそう。

「朝ドラを小馬鹿にしていますか?」

「近代史は女の暇つぶし向けでしょうか?」

こう質問して、即座にYESという方はそうそういないはず。
けれども、こうした現象からはある傾向が見えてきます。

【大河ドラマ】

性別:男

テーマ:近現代史ではなく、重厚な物語であるべき。中高年男性の教養にふさわしいものであるべきだ

ランク:格上

だからこそ、朝ドラに大河要素が入ることは歓迎される。

 

専業主婦的ヒロインの2002年『利家とまつ』、2006年『功名が辻』は大好物!

女のくせに出しゃばる2013年『八重の桜』、2017年『おんな城主 直虎』は、存在自体が気に入らない層が出てくる。

◆プラス材料がズラリ NHK大河「西郷どん」期待大のワケ

【朝ドラ】

性別:女

テーマ:近現代史を扱う軽いもの。プロットもお粗末でいいはず。複雑だとおばさんが悲鳴をあげちゃうからね!

ランク:格下

だからこそ、大河に朝ドラ要素が入ることは忌避される。

あのですね……近現代史はおばさん向けだから手抜きでいい。
そんなわけのわからん意識をこじらせているのって、世界的に見ても日本くらいですよ。

近現代史テーマの『ダウントン・アビー』や『ヴィクトリア』は女向けで、大河のような『ゲーム・オブ・スローンズ』は男向け?
またまだご冗談を。
男女双方にファンがいます。製作陣がそんなことを言えば大炎上でしょう。

近現代史を舞台とする中国抗日ドラマは、おばさんが家事の合間にヒマワリの種をかじりながら見る娯楽ですかい?
そんなわけないでしょ。

そういう近現代史軽視。セットになっている、高度経済成長期のサラリーマンである自分と、戦国武将や幕末志士を重ねる論調。
NHKのドラマが牽引してきたことは、否定できないわけじゃないですか。

どうやらそれに向き合い、終わらせたい、変わりたい誰かがいるようだ……。

朝ドラアベンジャーズ、次は誰か?

そうそう、女王陛下こと田中裕子さんが颯爽と出来てた朝ドラアベンジャーズ枠ですが。

松下奈緒さんがよりにもよって99作目でひどい役をやらされ、外されたことは残念だと思ってきました。

でも、今は適切な処理だとは思います。

松下さん主演2008年上半期『ゲゲゲの女房』は、作品そのものに罪はないとはいえ、ある問題がありました。

朝ドラ専業主婦路線への、シフト転換作とみなされたこと。

自営業者の妻であり、経理やアシスタントも勤めたヒロインは、そう分類してよいものかどうか疑念はありますが。
ともあれ、世間ではそうみなしてしまったと。

共働きが当然となる平成において、こういう暮らしもいいと喧伝する役割を果たしてしまった。
いわば【内助の功】路線のスタートです。

そのどん底が前作****でしょう。

◆山ちゃん会見も朝ドラも なぜか気になる「内助の功」 | メディア万華鏡 | 山田道子 | 毎日新聞「経済プレミア」 

ゆえに、朝ドラアベンジャーズでも、以下の方は敢えて外す予感がします。

専業主婦そのものに罪はない。それも立派な生き方のひとつ。ただ、専業主婦以外はイレギュラーだとみなす押し付けは悪い。

プライベートの事情から、出られない方もいることはわかっています。
私個人の好悪は別。森下先生の『ごちそうさん』は大好きですって。あのヒロインは、受け身どころか戦闘的な専業主婦だったし。

杏さん(2013下半期『ごちそうさん』)

 

シャーロット・ケイト・フォックスさん(2014年下半期『マッサン』)

 

安藤サクラさん(2018年下半期)

NHK東京は、『半分、青い。』から明確にシフトを切り替えているのでは?

来年主人公の妻も、受け身の専業主婦とはちょっとちがう。
彼女の音楽を追求した女性です。

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

【参考】なつぞら公式HP

 

8 Comments

しろばにあ

坂場くん初め色々とキャラが変わったのに叩かれないのは
「もう世の中はAI化が進みヒューマンテクノロジーが発展し、武器は軽くて取り扱いの簡単なものがメジャーになって、かつては『女の仕事』『男の仕事』とされていたものが消え、自然、男女の垣根の消失が進んで行く。ITによるグローバル化や人権意識の高まりによって『国籍』も溶けて行くだろう。それにあわせて男女共に変わらなきゃ!!」
という世界的な潮流にマッチしているからでしょう。(凄い所は童話にさえ手を入れる程だし。)
まんぷくが叩かれたのは「あー昔は良かったわ。男はありのままにワガママ放題できて。ありのままにセクハラも許されて。自分達がナンバーワンで、ありのままに下を見下せて。外国を競争相手(自分達を負かす相手)として意識せずにすんで。あの頃をもう一度!!」という願望を垂れ流していたからでしょう。
「そのままじゃヤバい!!(インセルになってしまう!!)」からではないでしょうか。

匿名

ノンフィクションのドキュメンタリー作品で創作を入れて改変してしまったら、それは批判されて当然だけれども、『なつぞら』はあくまで「モデルが存在するドラマ」に過ぎない。

だから、別にモデルの人物を忠実に再現する必要などない。それは筋違いというもの。

塩ラーメン好き。

NHKのせいなのか、
オトナの事情なのか、
脚本家の発想なのか、
アニメーション考証やってる
ヒロインモデルの旦那さん
たっての望みなのか、
著作権問題なのか、
わからないけど。
ここまで人間関係や史実を変えた朝ドラはあったっけ?とは思います。
白娘はあんなに綺麗に描いてたのに、他のアニメはちょっと・・・。
マコさんは虫プロに行った、
三つ目がとおるの和登さんのモデルになった方のはずなのに。
結婚相手を変えたのも、すごく残念。茜さんも、モデルになった方は、仕事を続けたかった方だったような。
ちょっとモヤモヤします。

904bis型

なつに対する福祉事務所のこの上なく冷たい対応。
昭和の時代の民生行政あるあるで、同じような話はよく耳にします。昭和どころか平成の頃まであったと思う。

でも行政がこういう態度に出る背景には、住民の意向が色濃く反映しています。やっかみ・無理解。単に「知らない」のではなく、「やっかみ」の殻に頑固に籠り、まるで理解しようとせず攻撃ばかり。

生活保護を必要としている人に対し、心無い決めつけをして受給させまいとする。

公務員の育休制度を充実させようとすると、やっかみからそれをさせまいとしたり、制度ができても利用させまいとしたり。

『半分、青い。』の鈴愛を叩いていた者のうち、少なくない数が同じ女性だったという実例とも重なり合います。

出る杭叩き、足の引っ張り合い。
もうこんなことは繰り返してほしくない。

最初の匿名さんに賛成です。

匿名

私は
半分青いの時から武者さんを知りました。
前回の朝ドラは見なかったので

半分青いの感想となつぞらですが、毎日
武者さんの感想を楽しみに読んでいます。

感想を読んだ後もう一度ドラマを見て楽しんでいます。
武者さんの感想を読み、自分では気づかない事知らなかった事を知り勉強になります。

無料で楽しませて頂き感謝しています。

武者さんが昼前に感想をアップするはやさに驚くと同時に、有り難く思っています。

確かに脱字や間違い時々ありますが
私には大した問題はなくまた
それは早くアップする為に見直す時間がないのだと推察しています。

私としては間違いがあっても少しでも早く武者さんの感想が読みたいです。

こういう人間もいるのを知って欲しくコメントしました。

ご無理のない範囲でこれからも感想よろしくお願い致します。

コメント長くなり申し訳ありません。

904型

なつと中島君のやりとり。
「子供はそこまで見てません」
「だったら、テレビ漫画つくるのやめなさい」

いい加減な考証・手抜きだらけの朝ドラ過去作にもぴったり当てはまります。
「視聴者はそこまで見てません」
「だったら、朝ドラつくるのやめなさい」

視聴者は、細かく、しっかり見ています!「どうせそこまで見てない」など慢心の最たるもの。

だからね、新宿編の屋外ロ…ゲフン、ゲフン、いや何でもありません。

揚げ足取りと罵倒されても負けない

武者さんの責任ではないのかもしれませんが、小見出しの「臨月の奥村作画監督」って何ですか?
主人公の姓は「奥原」だとかなり以前に指摘され修正していたはず。同じ間違いを繰り返すんですね。そしてそれを指摘したコメントは削除するんですか?
あと、私の認識が誤っているのかもしれませんが、主人公は現在の作品(魔法少女アニー)ではまだ作画監督にはなっていなかったのでは?
作画監督になるのは、産休明けの次回作品だと思いますよ。妊娠を告げられた山川社長も「君には、次の作品で作画監督になってもらうつもりだったんだよ」と言ってましたけど(某サイトで台詞確認済)。

もう一つ、今日は録画してなかったので私の記憶違いなら申し訳ないのですが、神地の台詞は「仲さんが行くなら僕も行きます」だったように思います。「イッキュウさん」ではなかったような・・・

他にもツッコミたいところはあるのですが、この辺りで失礼します。

匿名

今日の、役所の女性となつのやりとり…見ている最中から涙が止まらなくなりました。こんな辛さを周囲から無言で押し付けられながら、仕事と子育てを両立させてきたのが平成の母です。
女性の育児休暇が長期取得可能になり、男性の育児休暇取得が叫ばれる中、子育ては仕事より大切という考えが広まっています。なつぞらの今の展開は、あるいはその流れに逆行していると思われる向きもあるかもしれません。
けれど大切なのは、母親と父親が、どの道を選ぼうとも、それを誰からも責められる世の中であってはならないということだと思うのです。
そんな社会になって欲しい。今日の回を見てそう思わずにはいられませんでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA