わろてんか109話あらすじ感想(2/10)しゃべらん漫才の完成度とは

一度は挫折しかけた、漫才師コンビのリリコ・アンド・シロー。

女興行師・北村てんの説得により、コンビは再結成されまして。
いよいよ、リニューアルお披露目興行となります。

特訓の成果が楽しみ!

 

リリコ&シローの表紙はさすがに……

藤吉の遺影に手を合わせ、新生リリコ・アンド・シローの成功を祈るてん。
うーん。
どうにもおてんちゃんって、ハラハラしていないというか。
「絶対に成功すると確信したおてんちゃんスマイル」
に見えてしまって、もうちょっと緊張感が欲しいなぁ。

しかも土曜日になれば【クエストクリア】が明白ですので、余計にドキドキできないんですよね。

寄席の売店には、物販もどっさり。
リリコ・アンド・シローコラボグッズを大量に仕入れており、月刊キタムラの表紙もこの二人です。

お笑い雑誌の創刊号ですよね……。
だとしたら、さすがにリリコ・アンド・シローはあり得ないと思います。

キース&アサリという売れっ子がいるのに、まだ無名で、しかも「しゃべくらない漫才」がヒットするかどうかもわからない状態での表紙起用など、ただの無茶です。
これで失敗したら目も当てられませんが、皆さん、割と余裕があるように見えるんだなぁ。

そもそも、です。
仮に2人が売れっ子になったとしても、月刊誌なら1ヶ月後に返品されるのが普通。それまでに雑誌が売れるほどの知名度になるのは、さすがにムリでは(´・ω・`)

 

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の神視点が今日も冴え渡る

万丈目夫妻は、「夫婦ぜんざい」をリリコとシローにふるまいます。
緊張がうまくほぐれたようです。

栞様のカッコイイお仕事場面も入ります。
次の喜劇映画のヒロインを、リリコに決めていると言い出す栞。ワンマンにもほどがあるなぁ。

というか、なぜ、リリコ・アンド・シローが大成功すると、知っているかのような神視点の振る舞いをしてしまうのでしょうか。

「成功するってわかっていて、先見の明があってすごいでしょ!」
と言いたいのかもしれませんけど……。

この手の安易すぎる“凄さの演出”は、カンニングのようなものでして。なんら凄く見えてきません。
それならば、主演女優の候補としてリリコをあげるぐらいにとどめておけばよかったのだと思います。

 

客席からも大歓声と拍手の雨あられ

さて、その新生漫才は……。
四郎「アウーアウーアウアウ」
リリコ「いややわーもー」
まるで成長していない……。
いや、すみません、これ、先週から何か変わっているんですかね?

たしかにシローが少し元気になって、以前のようなイジメられてる感は多少薄れたかもしれません。
彼の声も張っておりました。
そういった意味では成長していたと言えるのでしょう。

しかし、リリコのしゃべりや雰囲気は以前と同じだと思います。

昨日、おてんちゃんは
【シローがアウアウして、リリコが一生懸命になってフォローするから面白い】
と仰られてましたが、その【リリコの一生懸命な姿】は、今回の漫才では見えませんでした。私だけではないでしょう。

そもそもリリコが一生懸命になった感じにすると、漫才がツマらなくなると思います。

それでも周囲は、2人の漫才を見てテンション上がります。

「受けてるわ!」
「よかったわ~」
「売れっ子登場やな~」
「えらい受けてるみたいやな」
「凄かった!」
「おもろかったで!」
「笑っとったで」
「立派なもんや」

私の困惑をよそに、登場人物たちがくどいほどに褒めるばかりか、客席からも大歓声と拍手の雨あられ。
BGMも大仰になって、おてんちゃんはニコニコスマイルです。

見ている方が気恥ずかしいってばさ!><;

 

物販も売上3倍だそうで

キースとアサリはちょっと悔しそうに、
「このあとはやりにくいわ」
と言ったところで、私の気恥ずかしさポイントはMAXになってしまいましたorz

いや、アナタたち、リリコよりヘタでしょ。

一方、風太はしみじみと、
「いやあ、しゃべらん漫才、面白かったわ。今日からリリコ・アンド・シローは看板漫才師やな」
そう太鼓判を押します。

リリコとシローは感極まった様子。リリコの目から涙がこぼれます。

おてんちゃんは笑顔で、
「ええ勉強になりました!」
と締めるのでした。
これで女興行師クエスト終了ということですね。

物販は完売御礼、いつもの3倍の売り上げ。
隼也の物販クエストは終了……とはならず、呼び込みともぎりも追加されたハードモードの「下働き」になって、あと2年は続くそうです。

隼也をしごく風太が、厳しい指導者というよりパワハラに見えなくもないなぁ……。

 

【てんはクエスト「女興行師の試練」をクリアした!】

てんはクエスト終了報告地点の仏壇前に向かいます。
RPGでは酒場ですが、このドラマでは仏壇前です。

コラボ饅頭と月刊キタムラをお供えして、スイッチを押すように鈴をチリチリ鳴らして無事クリアです。

チャラララッチャラ♪

【てんはクエスト「女興行師の試練」をクリアした!】
【クエストクリアムービー「藤吉の激励」をゲットした!】
みたいな感じで、藤吉の幽霊がてんの布団の横に来ます。

藤吉(幽霊)「ボソボソボソボソ……」

もうええ加減、成仏させてください。
松坂桃李さんを解放して、『不能犯』と『娼年』のプロモーションに集中させてあげましょう。

 

今日のマトメ「夫婦漫才の本物、見ました?」

本物のミスワカナと玉松一郎の動画を置いておきます。

 

ついでに、宮川大助・花子さんも。

 

まぁ、本物の方と比べるのも可哀想なんですけどね。

しかし、彼らも
「一日一回笑わせる」
と宣言してドラマを始めているわけで。
リリコアンドシローの構想があった段階で、モデルの「ミスワカナと玉松一郎」さんだけでなく、少なくとも「宮川大助・花子」さんの漫才ぐらいは見たでしょう。

つまりは、その領域にチャレンジすると覚悟していたハズです。

今回も、文鳥以来の「土曜日に演芸を披露して解決」という回でした。
お芝居要素の強い落語のころは熱演でカバーできたものの、漫才になってからはさすがに厳しい印象です。
特に今週は、先週から劇的に改善したときっちり見せる必要があったわけです。

しかし、代わり映えしませんでした。
代わり映えしないのに、観客はじめ周囲はなぜか大ウケという、理不尽さの際立つ展開に(´・ω・`)

やっぱりです。
大切な役どころとなる漫才師だけは本業の方を使うべきだったのです。
それをしなかったということは、つまり制作サイドがお笑いを知らないか、ナメきっていたかのドチラかとしか思えません。

今週もまるごと必要がなかったように思えます。
内容をきっちり詰めて一週間におさめていれば、二週繰り返さないだけしつこさはなかったはずです。

先週は女興行師として認められる四年間。
今週はその集大成としてのリリコ・アンド・シローの売り出しでよかったのでは。

ところで本作はゲストを使い捨てにすることが多いのですが、まさかシローも来週以降消えるなんてことはありませんよね?
不自然にリリコだけ出るようなことになったりして……って、ありそうやなぁ。

著:武者震之助
絵:小久ヒロ

【関連記事】
吉本せい 吉本興業の歴史 風太(林正之助) 伊能栞(小林一三)

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【参考】
NHK公式サイト

 

3 Comments

まど

私のモヤモヤとイライラを、全て代弁してくださって、ありがとうございます!
私には、ひたすら苦行の15分なのですが、高橋一生だけの為に我慢しております。
このドラマで笑った事なんて、1回もない!
てんちゃん、ただただ笑ってるだけだし、1週間以上引っ張った“乙女組”はどうなった!?
全てが甘い!緩い!早く終わってくれー、と祈るばかりです。

ビーチボーイ

ずっと前からバレていましたが、この脚本家さんは、大阪お笑い形成史(現代大阪・関西の核とも言える吉本お笑い文化はどのようにしてかたち作られたのか)という壮大なテーマに真っ正面から挑みそれをきっちりと描き出していく、という気構えなどは最初から全く持ち合わせてなくて、単にこのテーマをモチーフにした実写版少女漫画的なイージーな映像を作りたかっただけ、なんですね。甘い考えでなされた創作活動は、甘い(悪い意味での)作品しか生み出されないのは当然でしょう。
NHK朝ドラか大河でなければ到底望み得ないこれだけの豪華キャストを揃えて、何というもったいないことをしてくれたことか。皮肉にも、日本映像史の負の遺産として残ると思います。せめて今後のドラマ作者達が反面教師として活かしてくれればと願うだけ。

匿名

本番を写さずフェードアウトとナレーションで「エア賑わい」にした方がよかったのではと思うくらい、今までと新生の違いを感じませんでした
脚本家の目標は「毎朝最低3回笑わせて自分も笑う(要約)」だったらしいですね
今まで心から笑えたことってあったかどうか
最終回までに3回心からあるいは思わず笑わせてもらいたいものです

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