半分、青い。【日曜特別マトメ】第13週の感想あらすじwith皆様のコメント

日曜日にも『半分、青い。』!

担当編集の私・五十嵐利休が、毎日のレビューの中で触れられなかった、されど気になった部分に注目します。

レビュアー・武者震之助氏の見解と異なる箇所もあるかもしれませんが、オマケ番外編ということでご承知くださいm(_ _)m

今週は73話から!

 

第73~74話 プロポーズは突然に

律が鈴愛にプロポーズ。
驚きの展開で、多方面で様々なことが起きた回でした。

象徴的だったのが博多華丸さん。
次のような発言をして、

華丸は「とんでもないですね。だって(鈴愛が)笛を吹いて呼び止められんかったら(律は列車に乗ってしまい)いなかったわけでしょ?帰る予定やったやん。なんで、あんな急に。これはおかしい。オフサイドだ。プロポーズのオフサイドだ」(スポニチより

脚本家の北川さんも反応。

当サイトでも、サブタイトルに
『華丸さん、国語のテストじゃないんだよ』
という、挑戦的な文言を持ってきてしまい、華丸さんに対して大変申し訳ありませんでした。

その日の晩、以下のように修正させていただいてます。

『冗談で、本気だったんだ』

鈴愛にプロポーズを断られた直後の律が放ったセリフですね。

いずれにせよ……律が「結婚しよう」と言い出したとき、ほとんどの視聴者が口をアングリされたようです。

【普段は、きわめて理論的な律が、5年ぶりにあった鈴愛に対していきなり結婚という筋も脈絡もない話を持ち出し、急にどうしちゃったの? 何を慌てている? 何を焦っている? そもそも本気なの?】
大体が、こんな印象だったのではないでしょうか。

そしてこの言動は、視聴者の多くを否定派・肯定派に二分しました。

否定派の皆さんは、
・ワケわからん
・急過ぎてついていけない
という思いだったことでしょう。

シンプルな感想でそのぶん力強く、コメントでも7:3ぐらいで否定派の方が多かった印象です。

一方、レビュー著者の武者や、私も含めた少数派の肯定派は、こんな風に考えていたのではないでしょうか?

『あの理知的な律……ですらも、久々に会っていきなり結婚とかいう理不尽なことを言ってしまう、そんな若さ、矛盾、二人の関係性のカオスっぷりがいい、男女を超越してた間柄だ――と思おうとしていたのに男女を意識して、やっぱりウマくいかなかった』

ふと、凡人の私なりに、こんなことを考えました。

鈴愛と律の間柄ほどじゃないにせよ、【異性の友達を好きになって困った経験】ってありません?

自分の中でも説明つかない。
急に、異性に対する目で見てしまい、ソワソワしてしまう感情。

それまでのイイ関係を壊したくないから告白のような爆弾アプローチを考えたりはしない。
しかし、それでも好きが上回ると、言いたくなって困る。

なんせ普通の恋愛手順は踏めないわけです。

んで、思いだけが募って、よくわかんないグダグダした告白をしちゃって、両者、気まずい思いをして、玉砕以前に、湿気った花火みたいにムシュムシュと燃えずにほとんど姿形を残したまま捨てられる――という。

それを思うと、律の、唐突な告白も腑に落ちるんですよね。
ずっと感情はあった。
でも言う機会なんてない。
どうしたもんか、というところで神タイミングが来た、言ってまえ、と……。

もしかして今回の肯定・否定論は、
【異性の友達を好きになった経験の有無】
で分かれるかもしれませんね。

◆73話コメント(一気に掲載させていただきます!)

【moonさん】

律のプロポーズ、突然でしたね。私から見ると律くん少し勝手な気が…。律くんの就職が決まったから…というのはあるのかもしれないけど、就職先は大阪。鈴愛は東京で漫画を描いてるのに、住むところとかは考えてないのかな?何処でも描けると思ってるのかな?鈴愛は連載を持っていると言ってもまだ4年。編集者が大阪まで通ってくれるとは思えない。書きあがったら東京へ送ればいいのでしょうか?(出版のことは解りませんが…)
今週のタイトルを見ても何だかイヤな予感が…。
明日の鈴愛の返事とっても気になります!

私から見ると、清の方がウザくてあざとい女だと思います。6年ぶりに会う愛しい人。綺麗な姿で逢いたかったのに、不本意な服装で会う事になり、言い訳したくなるのは女心。鈴愛可愛い!と思います。清はミニ&ニーハイで決めてるつもりなのがあざとくて、律との再会から不快でした。
ヤキモチも度を超えていてウザかった〜。

【匿名さん】

ブッチャーとナオちゃん、「ほしたら(ともしび行くのに)付き合うか、ナオちゃん」なんて事を言ってみたり、言われたナオちゃんの目が少し泳いだりして、むしろこっちが大人になった幼馴染同士の王道っぽくて面白かったですね〜

◆74話コメント

【匿名さん】

脚本家応援はいいんですけど、華丸さんの名前をタイトルに入れる必要があったんでしょうか。
このドラマの解釈に国語のテストのような「正解」はないけれど、一視聴者目線での華丸さんの感想を、「不正解」と決めつけられる謂れもないと思うのですが……。

【いししのししさん】

うん、うん、「矛盾する正反対の気持ちが常に引っ張り合っているところです」。腑に落ちますなー。今日も素晴らしい解説、アーザース。

【めるさん】

うーん、脚本家さんを擁護したいのはわかりますが、華丸さんの発言は大部分の視聴者を代弁してくれたと思いますよ。

再会した時から終始暗い表情、会えずに電車に乗って行ってしまうところだったのに(スズメの家に寄ることもせず)、あの涙やプロポーズは唐突すぎて律はどうしたんだろう、精神的に不安定なのかと心配しました。
脚本家が「正解はこうです」とおっしゃっればそれが正解なのでしょうが、長年プロポーズを温めていたというプロセスが一切描かれずTwitterで暴露されるのはNHKの朝ドラとしてどうなのでしょう。視聴者層もTwitterに縁遠い人が大半ですし、そもそも登場人物の背景はドラマの中でしっかり描き視聴者を納得させてほしいです。

【匿名さん】

あさイチ見てましたけど、華丸さんは脚本批判したかったわけではないと思うんで、今回の記事やタイトルには違和感を感じてしまいますね

あうこ。さん

私も華丸さんのコメント観ましたけど『ほんと、それそれ!』と思いました(笑)
オフサイドと言うか、独りよがりだなと。
感じ方は人それぞれなのでどちらがどうではなく、脚本家さんも『そういう感想を持つ人もいるんだな』くらいに受け止めておけば良いのに、とも思いました。

【Pigeonさん】

半分青い、毎日楽しく見ています。
けど、最近、展開が早過ぎるなとは感じますね。
朝ドラは、ご年配の方も沢山楽しみに見ていらっしゃると思うので、
もう少し丁寧な描写にして下さらないと、話の展開について行けないのでは?

最後に会った時は、距離を置こうって話だったのに、律は鈴愛に清さんとの事、何も話してないのに、なんでいきなりプロポーズ??正直、律が不誠実な男性に見えてしまいます。

私も華丸さんに一票ですね。

【moonさん】

脚本家さんが自分の作品について、放送中にあれこれ言うのはどうかと思います。脚本を俳優さんや演出、その他の人達に渡すのは「託す」ということ。黙って視聴者の反応を楽しむくらいの方がいいのではないでしょうか?
脚本家さん自身で放送前に「神回」と言ってしまうのもどうなんでしょう?
「神回」とは、視聴者ひとりひとりが感じるもの。脚本家さんが言う昨日の回は、私にはあまり響かなかった。先週の火曜の回が私は大好きです。
作品をツィッターで語るのは、10月になってからにしてほしいです。それまでは視聴者の感性に任せて欲しいな。

【とわとらさん】

私は、あのプロポーズ分かる派です。ただ、かなり脳内補完してるかもしれません。
政次と直虎は、とくに一生さんのお芝居が行間を埋めて有り余るものがあり、感情移入が容易でした。
一方、本作はそこに及ばず、なのに脚本も、その分かりづらい機微を伝えるには不足を感じます。
人って、全て説明されなくても魅力的なヒントをもらえればどんどん脳内補完する。それが物語の醍醐味で、説明しすぎると無粋…その匙加減が腕の見せ所かなと。
本作が挑戦的なのだとしたら、その挑戦に見合う脚本・役者・演出の三位一体が力不足かもしれません。

———-
以下蛇足ですが…
分からないという方は、あまり普段、人の微妙な感情に注意を払わない方か、もしくは無意識に不合理をシャットダウンしている方かなと思います。
例え力不足の作品でもそこそこ受け入れられるものも多いのに、本作にアンチが多いのは、見ないふりしているものを見せられるから…
アンチという感情は、反発する人の中に原因があることが多いと感じます。
以上、もちろん擁護派の勝手な決め付けです、ご容赦

【1さん】

あくまで視聴者のひとりとして、感じたことを素直に言うのがイノッチ・有働さんの頃から続く、あさイチの「朝ドラ受け」だと思います。
華丸さんの素朴な感想に対して、脚本家先生がちょっと強い言葉を使っただけで、そもそも論争など起こってはいないのではないでしょうか。
論争があった「みたいなんです」という武者さんは、華丸さんの朝ドラ受けを実際には見ずに、リンク先の記事と脚本家先生のTwitterのみを見て「代理戦争」をされていませんか?
それは武者さん自身が度々批判なさっっている、大河ドラマを実際に見ているとは思えない擁護/批判記事とどう違うのでしょう。

ドラマに限らず創作物を見てどう感じるかは各々の心に委ねられるものであり、それを「脚本家の方が正しい」と言い切ってしまうのは、それこそ「読書感想文の書き方」にセオリーが存在するような、武者さんご自身の言葉と矛盾して「国語のテストの正解」を押しつけられているように感じてしまいます。

【もぐもぐさん】

私も直虎と但馬がフラッシュバックします!現世の二人なんではないかと。。軽く恋愛を超えてくる。素直にプロポーズを受け入れてほしい反面、昨年できた耐性のおかげで、イニシアチブをとるすずめに心に血を流しながら共感します…!
私も武者さまと同じ意見で、あのプロポーズはありだと思います。律くん、今までの想いが溢れてきちゃったのかな、久々の再会ですずめが相変わらずすぎて嬉しすぎて、会いたかったから震えちゃったのかなと。心で共鳴してるから、言葉も足りない。遠回りしてしまうのです。

【花子さん】

先日、律役の方のインタビューを読みました
朝ドラって、撮影量が半端なく多い分、スタッフは熟練の技でサクサクと進めるそうで、
テイクもほぼ一回!
NG出さない限り一発撮りなんだそうです
そんな環境であの脚本を表現しないといけないとは、何と過酷な!と思いました
そもそも朝ドラって他のドラマとは成り立ちから違うんだなぁと改めて色々と考えさせられました

【なつさん】

私もあさイチを見ていました。華丸さんはあのプロポーズ直後の生放送で、多くの視聴者が感じた驚きを素直に「感想」として口にしただけで「論争」しようとしたわけでも「正解」を決めようとしたわけでもなかったと思います。「プロポーズのオフサイド」もサッカーW杯を絡めて川平さんのモノマネで綺麗に決めたオチ。大吉さんも「いろいろな思いがあると思います。明日以降明らかになるのでは?」と繋げて、むしろ二人ともドラマのサポーターのようでした。
脚本家さんも、誤解を招くような言い方だったかもしれませんが決して「光秀にマジギレした織田信長」みたいではなかったと思います。脚本家さんにとっては華丸さんのように「えーっ」「なんで?」という反応はむしろ嬉しいはず。望むところだったのでは?驚きの後で律の5年間や当日の気持ちを想像したり、その結果「わかる」となるか「やっぱりそれはないよ」と思うかはそれぞれですし、それが視聴者の楽しみでもあると思います。武者様がおっしゃる通り「正解はない」のですから。
それなのに武者様ご自身が「ここはやっぱり北川さんが正解」と書かれたことに違和感があるのです。
このサイトを毎日楽しみに拝見していますが、今回だけは脚本家さんを応援するあまり、火のないところで「代理戦争」されたのではと残念に思います。

【1さん】

度々すみません。更に補足。
「こういうドラマで国語のテストなんてやっちゃダメ」
「正解なんてこのドラマにはない」
もっともなんですけど、華丸さんの感想やSNSの一般視聴者の感想に駄目出ししてるのは、脚本家先生の方なんですよね。感じたままに言った、書いた感想に対して、国語のテストを採点する教師のように。
鈴愛の決して優等生とは言えない性格や常識で推し量れない言動、それを書いた脚本家先生の創作者としての力量を褒めるのは、「なるほどそのような視点が」と頷けるのですが、今回の「論争?」の代理戦争に限っては、肩入れする口調で脚本家先生の背中を刺しちゃってるように感じます。

 

第75話 アイデアの枯渇

マンガのうまくいかない鈴愛。
イラストを描く仕事なども受注して、次の連載を狙うべく頑張っていますが、それでも不穏な空気です。

ネームが全然浮かばないのです。

「サクサク描ける!」という夢を見るほどで、かなりの重症です。

我々視聴者も、徐々に刷り込まれてる気分になってきたのでは?
考えたくなかった辛い現実。

それは
【鈴愛の漫画家としての才能は枯渇した?】
という懸念です。

こればっかりは、誰かが救いの手を差し伸べられるものではなく……。

◆75話コメント

【さつき。さん】

神様のメモ の二人は
それぞれ違う人と結婚してましたよ。

最後二人が再会するシーンも
女性の方は夫らしき男性に声かけて
外出した矢先だったです。

この漫画のエンドも随分意味深長でした。

【元岐阜県民さん】

最近時の流れが早過ぎてついていけません。
これまではかなり丁寧に進んできたと思うのですが、ここ最近、心境の描写が少ない(漫画制作の描写は変わらず丁寧ですが)。
特に律。
スズメと律の関係性は、結婚がベストだとは思わないですけどね。ただ、プロポーズまでとその後お互い何があったのか、もうちょっと扱って欲しかったです。
いろいろな捉え方があるし、想像するのは楽しいけれど、何で今の展開になっているのか、ちょっとわからなさすぎる。
このドラマ9月末までやるんですよね、まだ先が長いけれど、これからどこに重きをおいて、どういうオチを付けるのだろうか。まだまだ期待しています。

 

第76話 律、結婚したのか?

羽織は律に電話をかけました。

【結婚しました】
というハガキが送られてきたのです。

スピーカーフォンにしてユーコとボクテも聞いている中、羽織はどストレートに問います。

「律くんは、鈴愛さんじゃなかったんですか?」
「僕はフラれたんです」

あぁあああああああ、違うんだよぉおおおおおおお!

マンガが成功するまでちょっと待ってくれ。
鈴愛としてはそんな気持ちだったのですが、「無理だ」と即答された律は確率0%だと思い込み、そして僕の人生でこんな悲しいことが起きるなんて、と激しく落ち込んだのです。

そうした経緯を経ての、結婚という選択。
誰が責められましょうか。

ただ、律は女運が悪いと申しましょうか。
イケメン過ぎて、策士な女に狙われやすいと申しましょうか。

結婚の報告ハガキは、鈴愛にも送られていたのでした。

◆76話コメント

【ビーチボーイさん】

《故郷の夏虫駅でつかの間の再会、そこで律から衝撃のプロポーズ、その決定的場面で「ごめん、無理だ」の一言しか言わなかったスズメはなんて愚かなんだ。そこから彼女の人生は滑り落ちて行き、ついには律が他の女性と結婚という取り返しのつかない経過に至ってしまったではないか。スズメ馬鹿過ぎる》
という感想を持つ人が多いようです。もちろん馬鹿過ぎというのは非難や侮蔑ではなく、ヒロインに対する愛情・思い入れからの表現だとは分かりますが。
私は非常に疑問です。スズメと律って、「きちんとした言葉」が交わされなければ保たれないような程度の関係だったのか。「私は今、漫画家としてブレイク出来るかどうかの正念場やから、そのメドがついた時にはどーたらこーたら」と説明すりゃ万事めでたく納まった?とは到底思えません。
パイナツプルチヨコレイトして遊んでる時間はあったのに、ごめん無理だ言われたとたんに電車来たからとさっさ乗って、それっきりサヨナラという律も律です。おかしいです。出し抜けに送りつけてきた just married 葉書も謎過ぎますし。
しかし、半分青いの作者は、某ワロテンカとは違い、残り半分の間にきちんと疑問に答えて、全国の暑い夏の茶の間に爽快な涼風を届けてくれるに違いないと期待してます。

【バーボンさん】

「わろてんか」の時は、毎回わかりやすくて的確なレビューに共感しながら読ませていただきました。
でも「半分、青い。」では何だか無理やり褒めてるようで、難解な言い回しが多くなりましたね。
私は、このドラマにそんなに奥深い意図や狙いがあるようには感じません。
良いところは良い!悪いところは悪い!と、以前のような爽快なコメントを期待してします!

【moonさん】

いくら四年前にプロポーズを断ったといえ、女の自分より先に彼に結婚されちゃうのはとてもつらいもの。それも言葉足らずで不本意な断り方だったので余計に…。
仕事もスランプで気分が落ちている時に、これは鈴愛ちゃんショックですね。
それにしても、性格の悪い清とか、いつのまにか婚(初めて聞きました…笑)で、鈴愛にも結婚しましたハガキを送ってくる人とか、律は女を見る目がないなと思います。

ところで、鈴愛の仕事部屋や自室の色、仕事が上手く行っている頃は青色の割合が高かった(それこそ、半分、青い。)のに、現在はまたほとんど赤になりましたね。までは青のボーダーが多かったのに、昨日からは赤いTシャツです。こういう色の使い方も素敵だなと思います。
今週で前半が終わるのですね。いいドラマは時間があっという間に経ちます。前作は3月に入っても「あと1ヶ月もあるよ」と忍耐&辛抱で見てましたが、今作はあと3ヶ月で終わってしまうのが、本当に悲しいです。

連投失礼します。
29日の放送で、秋風先生に届いたハガキに対して律は「先生にまで…」と言いました。ということは、やっぱりハガキを出したのは律の妻ですね…。
ハガキやお母さんから知る前に、菜生ちゃんから鈴愛に教えてあげて欲しかったなあ…。

【いししのししさん】

皆、自分と同じ考え方の解説/コメントを探してネットサーフィン。見つかれば同調するけど、基本的にアンチのコメントを書き込む方が気持ち良いのかもね。私の考えの方が正しい、と認められたい欲求なのだろう。まっ、いずれにしても賑やかになるのは歓迎。
しかしながら、5+4年間の大飛ばしは大胆でしたね。これから埋めていくのでしょうが、斬新な試みです。後半も楽しみ。

 

第77話 会ってどうすんの!

律の結婚。

鈴愛にしてみりゃ「裏切られた」という気持ちが強いのかもしれませんが、さすがにお門違いでしょう。

「無理だ」
という冷たい言葉でプロポーズを断っておいてフォローもしてないようでは、律が他の女性と結ばれても仕方のない話です。

鈴愛の、あまりに足りない恋愛経験が完全に裏目に出ております。
律は、清と3年付き合っていて、その後は不明ながら、鈴愛とは身構えが異なるハズ。

しかし今更、互いにそんなことを確認したって仕方のないことです。

羽織は【世の中は一方通行である】と評しておりました。
切ない。あまりに切ないのですが、確かに現実。
律を取り戻す!と鈴愛が直談判するなんて、そんな非常識なこと……をやってしまうのでした!

いや、正確に申せば、結婚ハガキを持った鈴愛は、居ても立っても居られず、大阪の新居へ向かうのです。

そこにいたのは、律の妻・より子でした。
怖すぎるッちゅーねん!
どうすんのよ!

◆77話コメント

【まゆみさん】

自分自身の人生を振り返って、思い出すことがたくさん出てきて、なんだか辛いです。でも鈴芽には良い人生をおくって欲しいな。
それにしても、大まかなあらすじは発表されているのに、途中が予想と大違いでびっくりです。どうなるのでしょう?

【しおしお改め、七歳上さん】

毎日、なるほど納得、の解説をありがとうございます。
今日も楽しみです。

【itoさん】

すごい回でした。永野さんの
演技力もよかった。
里芋食べながら泣くシーン。
みっともなく泣きながら自分の
感情をかみしめる、なんて実は
けっこう多くの人が体験してそう。
かくいう自分もですが。
ボクテの、スズメをなだめるシーンも
よかったなあ。
痛々しい回でしたが、少しだけ
光がみえてきたような回だと思いました。挫折しても、それでもどっこい
生きていくんだ!みたいなきざしが
出てきた気がします。
スズメ、がんばれ!

【ばかちんのははさん】

いつもありがとうございます。

いししのしし 様、わかりにくくてごめんなさい。
また、ご指摘のコメント、察してくださってありがとうございます。

その他、気を悪くされている方がおられましたら大変申し訳ありません。

私は人の文章に何が書かれていてもその人のサイトなら何でもいいじゃないか、著者の自由だと思っております。しかし、このサイトのようにたくさんの人の目に触れるような事実を書かれている文章に誤字脱字等明らかに間違いとわかるものがあるのは似合わないと思うので、毎回気が引けるのですが投稿するようにしています。私のように後になって見る読者もいますからね…。

皆さん気付いても理解しておられると思います。非公開コメントがあればそちらにしたのですが…どうぞ、今後もよろしくお願い申し上げます。
管理人様、ご迷惑おかけしましてすみません。

新しい名前につきましては、「ばかちんのちち」も考えましたが、明らかにウソとバレそうなのでコチラにしました。もちろん「あははのはは」も考えましたが、それはないやろということで(笑)。

 

第78話 もう描けないのでは……

ソワソワ、ソワソワ。

律の奥さんと会って、何をする気だ!
いいから帰ってこいって><;
もう遅いのや(男女七人夏物語のさんまで)

超絶緊張感に包まれた鈴愛とより子の出会いは、
「コンビニ探してる」
という謎の言い訳で鈴愛が逃げたことにより、重大事故は避けられました。

キツかったのは、東京に戻ってからです。

私にはもう何もない。
マンガから逃げたユーコに何も言われたくない。
ボクテにも高見から見下されたくない。

とまぁ、言ってはいけないことを言ってしまいます。

正直、その場にいた全員も、我々視聴者も、重々気付かされたことでしょう。

『もう鈴愛には、マンガは描けない……』

ふがぁ><;

◆78話コメント

【いししのししさん】

鈴愛が、高音の割れ声で、「私には何も無い!!」と叫んだのがとても切なくて、心に響きました。永野さん、素晴らしい。周囲の反応もキャラ通りで違和感ありません。一つ一つのセリフ、表情、カメラワークが、反復視聴に値するものです。しかし、鬼の展開ですね。その分、最期は期待してるのですが。

【匿名さん】

永野芽郁さんの演技ホントすごいなぁと思いました。一歩間違えば痛々しいだけのキャラクターになってしまいそうなのに心から応援したくなるのは脚本家の愛情と永野芽郁さんの演技力なんでしょうかね。
わろてんかおてんちゃんは過保護な脚本で応援しなくても成功が約束されていたので、心が動くことが全くなかったです。
キャラクターをちゃんと育てるっていうのは脚本家と演者の愛情と苦しみの賜物なんですね。鈴愛ちゃん表向きは子供みたいに周りに甘やかされまくってるけど、作り手には厳しく育てられてるなぁって思いました。
おばあちゃんになってからでもいいから鈴愛ちゃんに名作漫画描いて欲しい!!!そして読みたい!!!

【しおしお改め、七歳上さん】

2回見て2回とも泣けました。
昼間のは見れなかったので、
夜また見ます。

【匿名さん】

脚本家さんが最初に設定したキャラ設定から少しもブレない。
例え成長しても、世間体を多少身に付けても、人の本質はそうは変わらない。
これを残酷なまでに突き詰めていますよね。
岐阜に山奥で、家族に無条件に愛されて(障害の事もあり余計に守られて)、計算高いところもありつつ基本的には感性に従う。生まれた日からずっと運命の幼なじみがいる。
こんな少女漫画の主人公的キャラクターを神様がこんな運命に放り込んだら、まさにこういう行動に出るだろう、というのをシミュレーションしてるよう。しかも限りなく現実に即して。
二流、三流に創作者は、視聴者の目を気にして数々の「言い訳」を用意して、主人公を嫌わせないようにするものです。(だって姑が意地悪だから〜、だって差別されたから〜、だって理解してくれない周りがアホだから〜)
それが一切ない。凄すぎる。我が子というキャラクターを谷底に突き落として、上から石降らしてるようなものですよ。そこでどういう行動に出るか、じっと観察してるんです。
相当な覚悟がないとできないです。だって受け入れられない人は絶対にいるし。実際アンチの声が大きいですが、気にせず信念を持って突き進んで欲しい。

【匿名さん】

ちなみにこの回、副音声をONにして見ると相当なホラー体験ができるそうです。特に鈴愛の描写で。
夜視聴で試してみよう。

【ビーチボーイさん】

律の家のベランダで洗濯物を干すより子、それを見上げるシーン、ごく短時間でしたが手に汗握りました。明るいスマートな住宅街が舞台だけに、かえって恐怖感が増幅。こうした鬼気迫る陰惨さは、たとえばワロテンカのおてんが父親に蔵に監禁され食事も拒否してやせ細っていった、あの場面でもちっとも感じなかったんですが、今回は本当に背筋が冷たくなりました。
前半終了は、半分青いどころか全面どす黒い底無しの闇で折り返し。まさに管理人殿の言葉「血まみれ」「八甲田山死の彷徨」です。羽織菱本ユーコボクテのファミリーと故郷の父母の暖かい支えがなければ、スズメもう本当に生きていけない感じ。朝からこんな過酷な人生を見せられ、にも関わらず(いや違う、「だからこそ」だ)後半がますます楽しみ。とても目が離せません。
ついでに言っておくと、ワロテンカの描く戦前の大阪は、いかにも嘘っぽい作り物のコテコテ浪花ワールドでしたが、つかの間登場した今回の律の住む街は何の装飾もないリアルな平成の大阪、と強く印象付けられました。(ただ、都島区といえば京橋や桜ノ宮界隈ですが、それにしてはずいぶん郊外っぽい雰囲気でしたが…まぁそのあたりの細かい点は地元の方々の判定にお任せします)

文:五十嵐利休
絵:小久ヒロ

【参考】
NHK公式サイト

 

1 Comment

ヒグタツ

いい時代になったなあ。
みんなでワイワイ話せて

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