愛すら課金でどうにかなる
また性懲りもなく、セクシー浴衣ゴロ寝ノルマが出てきました。
うっとりとした顔で寝転がるハセヒロさんの顔が、最近怖い……。
もっと怖いのは、福子の励ます言葉ですね。
「萬平さんは大丈夫ですぅ」
「萬平さんを信じています」
「後悔しているんですか」
もうそんな空虚な言葉、聞きたくはありませんって。
福子はストッパーになれない、無反省の夫に自省を動かすこともない。
マネジメント能力なんてあるわけないのです。
製塩だのダネイホン作りだの、美化しておりますが、そのせいで二度も逮捕され、従業員を苦しめ抜いたことは忘却していますか?
実際の安藤仁子は、理事長時代になると夫とは距離を置き、信仰や趣味に生きていたようです。
そういう要素がゼロ。
福子の調子のいい励ましからは、やっぱり課金とドンペリ臭が漂います。
タップと課金ばっかりのゲームに出てくる女の子って、うっとりと顔をあからめながら、声優さんの可愛らしい声で励ましてくるだけじゃないですか。
『そんなことしちゃダメ!』
『あなたは無責任です!』
なんてことは滅多に言わないでしょう。
耳に優しい言葉しか投げかけないのは、ドンペリ課金システムのお姉さんも同じです。
スゴイ、あなたは流石ですね、そう褒めて笑顔で頷くだけ。
こういう相手を、素直で天使みたいな理想の女性像だと思いますか?
彼女は共闘する相手でもなければ、何の責任も感じていない、だから耳障りのいいことを言っているだけ。
あなたのいないところでは、
「あーあ、課金してくれるから我慢しているけど、最低最悪だわ。アイツの家族には同情するね」
と言い切っているかもしれない。
福子から漂ってくるのは、そういう課金システムの女臭。
んなもん朝ドラでやるなよ。
【悲報:源と幸、炎上クソガキ化】
喫茶店で働き、帰宅が遅れておきながら、鈴に当たり散らす福子。
店の人は帰っていいといっておきながら、かっこつけて働いたのは彼女です。
そのぶん家事を丸投げしておいて、鈴にキレるって何事でしょうか。
姑息なのは、鈴のセリフに理事長夫人と持ち出させ、ステータスゲスババアを演出しているところでしょう。
でも、違うでしょ!
我が子の世話を任せて、勝手に延長したことが悪いんでしょ。
第一に鈴へ謝意を表すべきなのに、そんな基本的なこともできないから、源と幸もヤバイ育ち方になっている。
「雨降って来そうだよぉ〜、洗濯物取り込まなきゃ」
って、おい、手伝えよ! いいから、手伝え!
お前らのパンツまで洗っている高齢の祖母に任せきりにしてニヤついて、一体何様のつもりだ!
しかも、黒豆をムカデに見立てたいたずらを仕掛け、パニックを起こして寝込む鈴を見て、ゲタゲタ笑う始末です。発想が豊か、ねえ……。
本日登場した、源ちゃんが黒豆と糸とようじで作ったムカデ。たしかに足元にこれが落ちてたら驚きます!
実はこちらの黒豆ムカデ。脚本家の #福田靖 さんが考え、ご自分で手作りして上手くいくか検証された上で、物語に生かしたものだそうですよ。発想が豊か!#まんぷく #朝ドラ pic.twitter.com/LcPwYN8XKu
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) January 7, 2019
子供が遊び心でイタズラするのはやむを得ないかもしれませんが、それを怖い顔でにらみ付けたところまではよいとして、
「お祖母ちゃんを大事にしなさい!」
と、たしなめない福子はどうなのよ。
さすがに祖父母にショックを与えるようなイタズラとかしないでしょ。こういうのって結構洒落にならないんですからね。心理的ショックで体調不良になることもありえる。しかも福子、創造性があるとか、萬平の前では褒めているし。
結局、鈴虐待はもう本作の名物になっちゃってるんですよね。
ロリメンたちには、食生活や日常生活をサポートする鈴に感謝どころか、ババアより若いタカがいいと言わせておりましたし。
食品をテーマにしたドラマでありながら、食品で遊ぶあたりも最低最悪。
取ってつけたように「黒豆は後で食べる」とか言ってましたけど(床に落とした挙げ句、箒で叩いたのに? 鈴が倒れた原因なのに?)、現代だったらバカッターのようなもんでしょ。いじめっこ&炎上高校生の予備軍ですわ。
・パクリ発明家の萬平!
・萬平信者の福子!
・暴走ブケムスメプログラムの鈴!
・いじめっこ&食品で遊んで炎上する馬鹿高校生予備軍の源と幸!←New!
どいつもこいつも最低すぎて、底が見えません。源って日清食品現社長のモデルですよね? エエのこれ?
女性イジリでSPA!も大炎上
はい、最後に。
昨日から本作のお仲間候補が炎上しておりました。
◆SPA!「ヤレる」女性大生企画で謝罪。大学と署名女子大生の怒りの声|BUSINESS INSIDER
◆週刊SPA!「ヤレる女子大学生RANKING」記事に反対署名1万7000件 「日本の恥さらし」と怒りの声も – ねとらぼ
◆「ヤレる女子大学生」企画で「お詫びしたい」 週刊SPA!「扇情的な表現」など反省
◆「呆れる」「名誉と尊厳傷つけられた」 SPA!「ヤレる女子大学生」に学校側は激怒
◆「ヤレる」女子大生ランキング炎上の背景にある、“古きよき”昭和~平成の文化
1988年に創刊、30代男性の読者対象(媒体資料より)を中心に支持を得てきた「週刊SPA!」にとって、こうした企画は媒体を特徴づけるカラーであったとも言えるし、大衆の価値観に沿った記事づくりの結果が「女性をモノのように見る」企画を多く生み出してきたのだろう。
しかし今では、多くの人が“これは笑い事では済まされない”と気づき、性別によらず多数の拒絶反応が起こっている。かつては性差別に傷つきながらも“笑って許すべき”と強要されてきた女性たちも、声を出して訴えることができる。
他方で、一部からは「社会が潔癖でつまらなくなった」「昔はおおらかで良かった」などと言う声も聞こえてくる。しかし、セクハラ然り、パワハラ然り、かつては声を挙げられず我慢を強いられていた人たちが、その違和感を率直に訴えることのできる社会の方が、はるかに自由ではないか。
なんだか古臭い企画ですよね。
これが例えば80年代、90年代なら、イケてるノリだったかもしれません。
当時ですと、批判した側が、
「イケていないつまらない女が騒いでるぅ〜」
「ブスのひがみでしょ」
で終わった可能性もあった。
しかし、今はもう2010年代も末ですよ。
こういうアホみたいな女ジャッジノリは絶滅危惧種です。
本作における福子やタカの容姿いじり炎上も、2010年代末にあった恥として記憶に残ることでしょう。
今年のトレンドはコレですわ。
※「この姉ちゃん、調子こいてるぜぇ〜」とウェイウェイしていたおっさんが、逆に炎上させられる図
今朝も絶望感しか湧いてきませんでした。
※スマホで『いだてん』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!
↓
文:武者震之助
絵:小久ヒロ
※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください
※まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!
※コメントにつきましては、
・まんぷくここが好き!
・まんぷくここがアカン!
という意図でご自由に記述してください。
作品に関するものについては全て掲載しております。
攻撃的な書き込み等については、こちらの判断で削除させていただきますので、あらかじめご承知おきください。
目的を見失った創作の悪い例が、つい数日前にも他局であり。
ロボット農機の開発をテーマにした某人気ドラマの正月スペシャル。
クライマックスのつもりだったのでしょうが、「台風接近の豪雨の中でコンバインで稲刈り」というとんでもないシーンを作ってしまいました。
農家の方によれば、稲刈りは極力稲穂が乾燥しているときを見計らってするもの。豪雨の中でコンバインなど、機械は壊れ、籾は水浸しで品質どころかカビて廃棄の恐れすら。禁忌の筈で、あり得ないそうです。
その番組中で何度も強調された「農業の再生」等、本来真剣に取り組まれるべきテーマなのに、こんなことをされて憤慨した方も少なくないそうです。
何を訴えるために番組を作っているのか。が見失われ、どうすれば受けるかばかりに目を奪われると、本来の訴求目的に相反することにすらなってしまうという、非常に極端な例かもしれません。
あの家の外観や内装、本当に昭和30年代に合うものなのか?
それに外壁や窓の感じが、非常に平面的に見える。
実感が乏しい感じ。
チキンラーメンの話も、一向に見えてこないし。
先月以来、ひと月少々の間に回想シーンはもう何度目なんだか。
ウンザリ。
今日の『べっぴんさん』での、麻田さんの言葉
「為すべきことを為す。」
「本物をつくる。心を込めてつくる。どんなことがあっても貫き通す。」
朝ドラのまがい物「浅ドラ」を作っている人々には届かないのでしょうね。
明美さんの言葉も。
「本物は、絶対負けへんねん。」
今日のクソガキ二人は、確かに大変胸糞悪かったですね。
擁護する方は、「子どもの悪戯じゃ~ん、大目にみなよ~」とか言うのかも分かりませんが、そのやり口が周到で執拗な分、余計陰湿さが増してました。
だって、鈴さんに黒豆ムカデを見せようと、終始ニヤついた顔でしつこく誘導し、鈴さんがショックで寝込んでも心配そうな顔一つせず(普通の子供なら、ここで流石にシャレにならんことやってもうたと、青くなるでしょうが)、鈴さんの布団でゴロニャンしてるんですぜ。あれは、エエ場面のつもりだったのかもしれませんが、私には、ひたすら不気味に見えました。
親も婆ちゃんに酷いことしたのを怒るのではなく、「食べ物で悪戯しちゃだめでしょ~」あげくに万平さんは「よく出来てるな」と感心する始末。酷い、というか怖い。怖すぎます。
この二人は我が子をどういう人間に育てたいのでしょうか?
サイコパスにでもしたいのでしょうか?
もう気になりだすと、無意識のうちにあら捜しばっかりしてしまって集中して視聴できません。(笑)
子供はまだ小学生ですし、洗濯機、冷蔵庫はある程度普及していますが、電子レンジも冷凍食品も無い時代で、主婦ってそんなに暇じゃないんですよね。
お金に困っているならともかく、充分隠居世代と思われる母親にあとを任せて、外で働くってこの時代の専業主婦にはないはず。
物語の舞台を広げるためにパーラーが必要だったんでしょうが、それなら、お店を気に入って何回か通っていたら、ランチ時に人出不足でてんてこ舞いしていたのを助けて、そのまま昼時だけ助っ人になるとか、いくらでも自然な方法がありそうです。
女友達も、なぜかずっと不在で池田に来ても没交渉だったようなのに、突如現れて疫病神の町工場押し付ける(?)とか、不自然そのものです。
実績のある脚本家さんですが、腕が落ちたんでしょうか?準備不足でしょうか?
演出も含めあらゆる面で、リサーチも推敲も思い入れもすべて不足していて残念の極みです。
山西さん出演!? ひゃー
みたいけどみたくないー
好きな役者さんにベタミソつくのマジつらい…
どうか重要な役でありませんように…
今日は久しぶりに視聴してしまいましたが、武者さんのレビューに大きくうなづきたくなる内容でした。本当に見るのが辛いです!最後に長々と続く布団の中での会話に、もう早く終わってくれと何度もテレビに向かって叫びたくなりました。全然面白くも無い鈴の派手なリアクションも、本当にひどいです。
克彦が描いたイルカの絵ですが、海が大好きで、イルカと戯れた経験のある人が描くような絵でした。克彦が海を好きとも思えないですし、この当時に、こんな海のイメージを抱く事が出来る人がいたのかな、と疑問に思いました。80年代に流行った有名なアーティストの作品イメージにとても似ていますね。その事が、ツイッターでもちょっと話題になっていました。