あさが来た 80話「あんたのことを思うているからや!」

加野屋の前に、ついにふゆの縁談相手登場!
意外と普通……ですねえ。悪い人ではなさそうですが。

その頃亀助は、ふゆに気持ちを確かめます。

親が決めた縁談に従うと頑ななふゆに対し、亀助は、本当は思い人がいるのではないかと問いかけます。

これにふゆが怒ります。
なぜ封印した恋心を抉るのか、決心をぐらつかせるのか。

ふゆは「なんでだす!」とあさの口癖を言い、亀助に言い返します。
穏やかな彼女には珍しく、亀助をいけずと言います。

亀助はここで「あんたのことを思うているからや!」とたまらず叫んでしまいます。
なのに、「わてはあんたのお兄ちゃんやさかい」と濁してしまい……つくづく不器用な男ですなあ。ああ〜じれったい。

ふゆの父・日野彦三郎が縁談相手を連れて加野屋に

新次郎は正月の挨拶回りをして千鳥足です。

玉木さんの酔っ払い演技がうまいです。
榮三郎は「いちいち飲まなくていい、名札を置いて回ってくるだけだろう」と呆れています。

ここで兄をたしなめるだけではなく、体調を気遣うのが榮三郎の優しい性格です。

午後から寄合所の新年の挨拶に行こうと誘うあさと榮三郎ですが、新次郎はどうでもええわと断ってしまいます。

そこにふゆの父・日野彦三郎が縁談相手の山本を連れて加野屋にやってきます。

縁談相手よりこの彦三郎が強烈な性格のようで、炭坑に手を出して失敗した加野屋が、まだ傾いていなかったのかとかなんとか大声で言います。
あさに聞こえていますよ。

いよいよ切羽詰まって動揺する亀助

中に入った彦三郎は、初対面でありながらズケズケと喋ります。

どうにも口が滑るようで、ふゆは出来が悪いだの、犬猫の方がマシだったくらいだと言ってしまいます。
ちょっとここまでくると、謙遜ではないですね。

そこへふゆ本人がやって来ます。ふゆは父親に似なくて本当によかったです。

新次郎は早速結果を亀助に報告。
ふゆの父は強烈だけど、山本はなかなかいい男だとのこと。

よのは小正月には嫁に出すつもりだと言うと、それまで冷静にしていた亀助も動揺を見せます。

ここで逃げずに手を止めて考えてみなはれ、とけしかける新次郎。
もう時間がありませんよ!!

意識しているの五代だけ?

寄合所に榮三郎と出かけたあさは、五代と再会します。

五代は親友大久保利通の死から立ち直り、大阪商法会議所(現在の大阪商工会議所)を立ち上げて大活躍しています。

大阪での五代の活躍が本格化してきましたね。
五代はここでぱーっと飲みに行こうと誘い、美和のレストランに皆で繰り出します。

しみじみと美味そうにビールを飲む榮三郎。
ビールはスモーキーフレーバーのウイスキーと違って、日本人にもすんなり受け入れられたんですかね。

ここで注目したいのが、美和の明治ルックです。
着物姿でも江戸時代とは違い、カラフルな半襟と派手な柄が鮮やかですよね。

メイクもどことなく変わっています。まるで竹下夢二の美人画のような色気を感じます。いいですねえ!

酒ではなく紅茶を飲むあさに、五代が話しかけます。
あさは酔態を、五代は抱きついたことを互いに詫びます。

別にやましいことはないけれど、秘密を共有するというだけで何かこう、どぎまぎさせる効果があるようで(ただし意識しているのは五代だけっぽい)。

あさは商法会議所の会員が三百名を超えたことを称えます。
そこで五代、自分一人ではなく立役者がいたと明かします。

さて、その立役者の正体は?

※大河ドラマも朝ドラもU-NEXTならスグ見れる!
スマホでもOKです。

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

※レビューの過去記事は『あさが来た感想』からお選びください

あさが来たモデル広岡浅子と、五代友厚についてもリンク先に伝記がございます

【参考】
連続テレビ小説 あさが来た 完全版 ブルーレイBOX1 [Blu-ray]→amazon link

 

1 Comment

匿名

亀助さんこと三宅弘城さんの運動神経とガタイのよさに衝撃を受けた頃だなー。懐かしい。
プロの仕事を毎朝堪能できてしあわせだったあの頃。たった3年前なんですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA