まんぷく 134話 感想あらすじ視聴率(3/11)SONYのiPhoneやで

存在しない何かを求めて

本作の核心に迫る言葉を思いだしました。

【ソニーのiPhone】です。

◆「ソニーのiPhoneはないけど」ブログ発端にTwitterで大喜利状態

これと同様に、
【日本人発明家・立花萬平が苦心の末に“発明”した即席麺】
も存在しないのです。

じゃあ、ナゼこんな馬鹿げた嘘がまかり通るかってことですけれども。

「日本製品は最高だ!」
「世界最高のものは日本製品に決まっている!」
という、神話に酔いしれたい信徒がいるからでしょう。

このソニー製のiPhoneがないと指摘した店員のように、本作は駄作であると指摘されると、信徒は怒り狂います。

信仰心を否定されたと思い込んでしまうから。
ついでに言うと、へりくだって然るべき、年下の店員に無知を指摘されたようで、絶対に許せなくなるんですね。

もちろん世の中は信徒ばかりではありません。
ゆえに大喜利にしようとコケにされている。

それがどうしても本作の宿命と思わざるを得ない……。

世界の進化についていけるのか?

そんな本作にも、ぼちぼちと批判が出ております。

◆まんぷく「安藤サクラ」の関西弁に賛否両論 専門家が評価分かれる理由を徹底解説(デイリー新潮) – Yahoo!ニュース 

このあたり、落とし所への苦慮を感じます。

・作品そのものは褒める
・関西弁という外堀から埋めにかかる
・「ケチをつける視聴者がおかしい!」という方向へ逃げを打つ

どうにも守りたいのか、そうでないのか、わかりにくい。
歯切れが悪い。

問題は、関西弁以前にあるでしょ。

「むぅぁんぺぇいさぁぁぁ〜〜〜〜ん!」
って、関西弁じゃない。教団特有の祈り方からしていただけません。

このへんも奇妙なんです。
『半分、青い。』や『いだてん』は、容赦なく難癖がつけられるのに、『まんぷく』はなぜだか擁護されてきた。

次のニュースも信徒に読ませるべきかと存じます。

◆マーベル・スタジオ、ゲイのヒーローも「世界に受け入れられる」と宣言『エターナルズ』の噂に反応、多様性への信念語る

「表現規制がうるさいアメリカを見ろ! アメコミなんか窮屈だ!」
と槍玉にあげられるマーベルですが、どこの話でしょうか。

キャプテン・アメリカは国旗を破り捨てたことがあります。
そしてLGBTQの登場も間近ですね。

『半分、青い。』のゲイであったボクテにキレていた信徒は、もうマーベルを見られなくなります。
まぁ、そもそも気づかないんでしょうけど。

「男勝り」どころじゃないヒロインたち

今日もこんなセリフがありましたね。

「男なのに内気、女なのに男勝り」

【男勝り】っていう単語は、もう死語です。
ついでに言うと【男殺し】の意味も違う。

セクシーな脚線美でアッハーン❤️ どころじゃない。
今どきの作品は、物理的にガチで殺しに来ます。

◆キャプテン・マーベルだけじゃない!21世紀に革命を起こした女性ヒーロー映画12

最古の『フォクシーブラウン』が1974年の登場。
古典的な『スターウォーズ』のレイア姫だって1977年でした。

鈴愛の「死んでくれ」が袋叩きにされておりましたが、こういうヒロインは無言で襲撃することもあるわけでして。

ヒットガールなんて、これやで。

親の厳しい教育の結果、パラメータが高くなった二代目の好例

そしてこれだ。

◆東京新聞:その表現、性別縛ってる 高校生がメディア調査:社会(TOKYO Web) 

前作『半分、青い。』には、こんな特徴がありました。

・土曜日視聴率の低下傾向が弱い
→出勤通学前の惰性で見ているわけではなく、ドラマにのめりこんでいる視聴者層がついた

・若年、特に女性のファンが多い
→「朝ドラを生まれて初めて最後まで観た!」という意見も

つまり、信徒によるくだらない批判があろうと成功枠です。

新規層を開拓したわけですから、10年後を考えれば大成功。
こういう声をあげる若年層を惹きつけられたのですから、スゴイことですよ。

一方で本作は、新聞のテレビ欄で褒め称えている読者投稿の年齢層を見たところ
【60~80代】
でした。

日清食品の製品も、一時期盛り上がったかもしれません。
同時に、若年購買者に対してネガティブキャンペーンを繰り広げてしまった可能性は否定できません。

そして、こういう【若年層に本当に受けているもの】を、信徒たちは嫌いで嫌いでたまらない、と感じます。

『半分、青い。』にせよ。
『いだてん』にせよ。
俺たちの理解できないことで盛り上がるな!
とムキになってぶっ叩く。

はいはい、どうでもエエ。
好きなだけ、エロマンボでも踊っていてください。

そうそう、今日のランチに何を食べるか。
ちょっと紹介させてください。

やっぱり優れた作品の影響ってありますよね。
インスタントラーメンです。

どのブランドって?
そりゃ「マルちゃん正麺」ですよ。

その理由は明日にでも書こうと思います。

※スマホで『いだてん』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

立花福子のモデル・安藤仁子の生涯

※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください

まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!

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・まんぷくここがアカン!
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3 Comments

孤独の胃弱

先日のベネディクト・カンバーバッチの話題で思い出したのですが。

パンチラや子作りを本気でセクシーでキャッチーだと思っている層に、知的=新しいセクシーというアドラー様並みの感性を求めるのは、土台無理なのではないかと。

匿名

これほど凶悪に史実を改竄するんなら、いっそ「こんな自称発明家や営業や研究者/大正昭和くずれの男つかえねー」ってバッサリ切り捨てて、福ちゃんか咲ちゃんか、まあ誰でもいいからとにかく一念発起して、周りをトリコにしつつユニークな商品開発と海外営業に邁進する、って話でもよかったかも。女性の活躍を描く朝ドラらしいしw

匿名

今日の弟子の発言で、脚本家の倫理観が浮き彫りになりましたね。今更なことですが。ちなみに、再放送での『べっぴんさん』では、この日のことを意識した脚本でしたね。

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