できたよ! 試作品が!
気がつけば試作品カップも『彼岸島』システムでしたね。
いじめ。
ハラスメント。
エロ。
こうした描写は力を入れるのに、開発はいつもこれだ。
ドラマの見せどころでしょ?
萬平がペラペラと原理を読み上げるのですが、だから何なんでしょうか。
神部の板書説明も、汚らしいことこのうえありません。小学生の落書きみたい。
ハセヒロさんが本気で心配です。
福子をハグする場面も、愛情よりは疲労感が滲んでいましたし、目の光がありません……。
そして、またまた、またまた、またまた、またまた、世良の手のひら返しです。
ったく、なんだよ、このしつこいボケは。
どうしようもないセンスも健在です。
「百円は高すぎるわ!」
これもね。
競合商品、初任給、そういうデータは示してからの話でしょ?
缶ジュース一本の相場も示さない。んなもん厚生労働省のHPとかで探せたりしない?
※違う省庁だったらサーセン
結局、日清公式提供の、
【チキンラーメン発売当時、うどん玉が当時は6円】
しか出てこないって、どういうことですか。劇中では、かなり時間が進行しておりますよね?
呆れるほどのお勉強嫌いですね。
そういう価格を調べる資料を、NHKは用意できないのですか?
それともスタッフがそういうものを足蹴にしたのかな?
「最凶・淫魔アトリエ」忠彦セクハラ編
忠彦周辺も、地獄のような世界観で辛い……。
・弟子の赤マフラーは、何の暗示なのか?
→どうしちゃったのスタイリストさーん。
・恐怖のブラックアトリエ!
→画家設定である忠彦ですが、小道具担当者の絶叫が聞こえてきそうで辛いものがあります。
どんどん下手くそになる忠彦の絵。
手抜きを感じる弟子の絵。
統一感が無茶苦茶な画風の絵を、ともかく飾ればエエという手抜き仕事が溢れるアトリエ。
大丈夫ですか?
NHK東京の『なつぞら』と大河『いだてん』に、一軍全部流れちゃった?
・淫魔の絵画テクニックに恐怖!
→忠彦は、弟子の絵のどこがよいのかすら褒めません。何のアドバイスもしていません。そして、画力向上の理由はこれです。
「彼女ができたから。恋愛することで頭でっかちから抜け出せる」
って、さすが親の仕送りで苦労知らずのネトゲ廃人が言うと、説得力ハンパねえっす。生涯独身の芸術家だっておるんですけどね。
秋風先生も、感性を磨くために恋をしろとは言ったものの。それとは全然違いますよね。
結局その意見って、クリエイターと性犯罪者を兼任する奴、お約束の言い訳っすわ。
◆「合意があったと…」 性暴力問題の広河氏が手記 「責任回避では」と批判の声
こんなものを2019年にもなって、微笑ましい感覚で、よく朝から流すと思います。
こういうタイプは、創作のためだ、芸術のためだ、その犠牲となる被害者は感謝すべきだ、そんな酷い理屈をぶん回して、反省しない。
「芸術に必要だったのにぃ〜、仕事をなくしちゃう俺が可哀想〜」
って、そういう言い訳がまかり通ってきた。
※#Metooの時代に、そんな理屈は無駄無駄無駄ァ!
ついでに言うと克子と忠彦、エロマンボダンスなんて今さらどうしちゃったの? って感じです。
こんなものに朝から喜ぶ信徒って、一体なんなんですかね。
本当はそうじゃない人が考えた人物像
本作って、あまりにこういう造形が多いんです。
「本当は創造性がない人間が考えた、クリエイター」
「本当は勉強が嫌いな人間が考えた、名門大学卒業生」
「本当は天才児でなかった人間が考えた、天才児」
だから言動に中身がない。
細かいディテールがない。
ウソくさい。
前作『半分、青い。』の人物造形や描写との落差があまりに激しくて息切れしそうなほどです。
あの作品では、鈴愛やユーコが創造性の限界にぶつかる奮闘と、そのあとの挫折が描かれました。
才知があるのに、会社の資金が尽きてしまう律も。
セクハラなんかしなくても、創造性がこんこんと湧いてきた、独身の秋風先生もおりましたね。
だからこそ、リアリティがあったと言えます。
だからこそ、強烈なアンチも生み出したのでしょう。
【創造性は尽きぬ泉だと信じたい人】には、あまりに残酷だった。
努力しなくても、ちやほやセレブになりたい。
世渡りのうまさだけで生きてきた。
そういう人から見れば、苛立つものでもあったのでしょう。
そういう反発が、強烈なアンチになった。
そこまでわかってきました。
その一部が、本作信徒になった理由もわかります。
やさしいもんね。
努力もしない、想像力も創造力もない、そんな人間。そんな彼らが外戚や宦官として世渡りのうまさだけでセレブになれる。
そりゃぬくぬくでしょう。
そこで留まれば良いものを、どうして攻撃的にまでなったのか。
おそらくや【本質】が問われる時代になってきた反動でしょう。
スタニス萬平とメリサンドル福子
「麺を容器にどう詰めるか?」
なかなかアイデアが出てこず、台所で萬平と福子がああだこうだウダウダしています。
それが結局、福子のドジで解決。
萬平が翌日、研究員に伝達します。
ナンダコレ……。
何のために必要だったん?
研究員に活躍の場が、全くない……。
ここで思い出した二人がいます。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のこいつらです。
スタニス・バラシオンとメリサンドルだーッ!
※陰気な萬平さぁんと真っ赤な福子です
スタニス(萬平)はろくに軍議も開かず、「赤い女」ことメリサンドル(福子)というカルト司祭の予言だけを信じます。
どうしようもない武将です。
「炎の中で勝つって見えたんだろうが」
と、大敗戦しようがぶつくさ言うだけ。完全に占い頼り。
これって萬平さぁんと福子じゃないですか!
思えば福子のアドバイスなんて、女神・咲様のお告げだの、偶然頼りばかり。
占いと大差ありません。
服のセンスもメリサンドルレベルの色彩感、捕色ばっかりだし。
あ、女神・咲様は「光の王(ロード・オブ・ライト、メリサンドルが祈る神)」なのね。
まぁ、メリサンドルの方がはるかにマシに見えますけどね。
メリサンドルは有能だし頭もいいし。
んで、萬平さぁんはスタニスだ。
陰険だし、ブツブツ言っているし、それでエエやろ。
スタニスとメリサンドルが作る食品なんて、食べたくありません。
何が入っているかわかったもんじゃないし……もしもまんぷくにダヴォスがいるなら、逃げてくれ!
異教徒は、今日もマルちゃん正麺でいいです。
※アレンジレシピもおいしくってねえ〜
スタニス王にメリサンドリルって…(汗)
それにしちゃあ、ちっとも燃えませんね。
ひたすらイージーモードで、火炙り、もとい生け贄なんて存在しない世界なんでしょうか。
祝日利用して大阪旅行してきました。(千田先生監修の、お城ムック本を片手にw)
吉本新喜劇も初観覧しまして。お…面白い…!ベタなのに笑ってしまう!これが王道と言うものか!
「わろてんか」「まんぷく」を楽しめないのは、関東育ちの自分が、関西風の笑いに馴染みがないからではないか。との仮説検証を兼ねていたのですが、粉微塵もそんなことはなかった。超面白かった!!本物はやっぱり本物なんだ!!
そしてNHK 大阪制作朝ドラの異常さを再認識。なぜあんなに魅力的な地域を、その土地の偉人をつまらないドラマにできるのか。してしまうのか。謎です。
少し前まで、並行して再放送中の『べっぴんさん』の感想をこちらに書かせていただいていました。
もう『まんぷく』がひどすぎて。
匿名さまも仰ってますが、私は本放送当時、全体としては楽しく見てはいたものの、馴染めない、あるいは不満を感じるところもいくつかあり。
でも今こうして再放送を見ると、込められたメッセージ性、制作側が何を伝えたかったのか等が今更ながら理解できます。
同じように感じておられる方が少なくないのは心強いです。
やっぱり面白いですよね。『べっぴんさん』
「なつぞら」のPR番組観ました。
100作目だけあって、キャスト、美術、ロケ、すべてに本気を感じます。半年間の忍従がやっと報われるような気がします。
特に印象的なのは、キャストの皆さんが揃って「本がとにかく面白い」と仰っている事。今までの経験上、演者からこうしたコメントが出てくるドラマに外れはありませんでした。
そういえば、今作は、放送前の番宣でも、誰ひとり脚本を褒めていた人はいなかったような・・・
私は、『べっぴんさん』の本放映時は、色々と扱き下ろしていましたが、今は「あの時叩いて悪かった。」と謝りたくなってしまいます。
今日(3/21)は『ひよっこ』の総集編が午前・午後にわたって放映されました。
ひさしぶりに見返してみて、やっぱり良く出来ていて面白かったなと。
『べっぴんさん』後半の一部と重なる時代でもあり、本放送当時、引き続いて視聴して楽しさを発展させられたのを改めて思い出しました。
そうなると、やっぱり際立つのは『まんぷく』『わろてんか』のひどさ。
一体誰が、誰のために、こんな粗製乱造を繰り返してるんだか。