まんぷく 123話 感想あらすじ視聴率(2/26)アラフォー婿と還暦義父で仲良くお風呂

【123話の視聴率は20.3%でした】

おはようございます。
アカデミー賞が発表されましたね。

◆【第91回アカデミー賞】『ボヘミアン・ラプソディ』が主演男優賞をはじめ最多4部門! 今年のチャンピオン 

なんだかすごいなぁ、とか。
日本は受賞なしかぁ、とか。
そういうことを能天気に言っている場合か? って思うんですよね。

例えばこの『ボヘミアン・ラプソディ』は、イギリスを代表するロックバンドであるクィーンが【移民ルーツである】と描いているわけです。

もしもこの作品が、そのへんのルーツをごまかしていたら、アカデミー賞どころか袋叩きでしょう。

#Metoo、人種的な偏りの解消も、テーマなんですよ。

◆【ハーパーズ バザー】『ゲーム・オブ・スローンズ』のサーセイ役女優、ハーヴェイ・ワインスタインのせいで仕事がなかった 

彼女いわく、同ドラマに登場する女性たちが次第に強さを身に付け、逆境から這い上がるまでの軌跡は、セクハラを告発する「#MeToo」ムーブメントから影響を受けているのだそう。

これが、世界のトレンドど真ん中です。
『ゲーム・オブ・スローンズ』では、侮辱されたヒロインが倍返しを超えた十倍返しすることが基本ですからね。

この世界だったら、萬平も、世良も、忠彦も、こういう憂き目にあっていることでしょう↓。

十倍返しのあとに飲む酒は最高だ!(ネタバレ注意)

そういう流れが世界のトレンドなのに、日本ではコレですからね。

◆『リーガルV』、痴漢冤罪の描写に批判続出「最悪」「誤解を招きかねない」

そもそもが女性が被害者となった告発なのに、
「被害者ぶる女のせいで、陥れられる俺らこそが真の被害者で可哀想なんだー!」
ってどういうことでしょうか。

おそらくや、
『それでもボクはやってない』
あたりからの連想でしょうね。

ただ、ですね。
この映画について突っ込みますと、痴漢が発生していないのにでっち上げられた事件――ではないんですよ。

・痴漢も、痴漢被害者も存在する
・ただ、主人公が誤認逮捕された

でっちあげた被害者が悪いということではなくて、【捜査の杜撰さ】が取り上げられているんだってば。
この作品で痴漢被害者叩きをするのは、的外れにもほどがあるんです。

それなのに、被害を訴える女が悪いということになる。

もう、わけがわからない。
私の周囲では、こんな赤裸々な声が聞こえてきます。

「もう不愉快すぎるから、日本の地上波は見なくなった」
「日本の地上波をシャットアウトしたら、毎日がより楽しくなった」
「海外配信ドラマを見てから、日本地上波ドラマを観ると落差が酷い」

静かに無言で、配信に移って、もう戻らなくていい――そういう層が増えています。

結果、どうなったか?どうなっているか?
少ないパイを奪い合い、昔は良かったノスタルジー、セクハラまみれの、しょうもない作品だらけになって沈没するんじゃないか?

そういう危機感が募るばかりです。
本作もまさにそれで【ファイナルテレビファンタジー】なんですね。

こうした作品の何がキツイかって、
「脳みそを文化祭気分にすれば人生ハッピー!」
という、気が遠くなるような世界観です。

もう嫌だ。
本作に対して感じる怒りが、生々しすぎて辛い。筆がちょっとダメになっていないか? という指摘があれば甘んじて受け入れます。

怒りが……怒りが止まらず……!

なぜ、こんな、雑でバカ、幼稚な文化祭レベルの仕事ぶりが通用してしまうんでしょうか。

ドコに行こうと態度が酷い世良

あの眉間のシワ、脂ぎった態度、チャラい喋り方。
これでよく営業担当になれますよね。

しかも、福子様に頼まれてもやる気なし。
こんなダメ男でもなんとかなった昭和すごーいですね。

主人公に反対する相手の態度がいつも同じ

出てきた瞬間に判断できる「悪代官」パターン。
特許庁の人間です。

脱税で萬平を取り締まった国税局とまんま同じじゃないですか。
真面目に仕事している特許関係者を、ナゼここまで悪どく描くんでしょうか?

智謀が低すぎる萬平と真一

理詰めで質問されているのに、
「盗まれたんだもん!」
「苦労して発明したんだもん!」
とジタバタするだけ。
もう嫌だ。

ルイージ福子様は教団幹部

本作の無茶苦茶さは、史実で福子のモデルとなった安藤仁子氏が受け持っていた不安感を、鈴に丸投げしているところだと思います。

「信じています! 絶対うまくいきます!」
って、どうしようもなく宗教だなっ!

「心配するような女は、理想のヒロインじゃない。おにぎりを握るマネージャーか、夜のお店のお姉ちゃんみたいに、ニコニコ応援するだけでいいんだよぉ」とか言いたいんですか?
夜のお店のお姉さんが何があろうとニコニコしているのは、ただの営業ですがな。

食品衛生概念がない世界なのでエイエイオー!

あの麺を作りながら、唾を撒き散らして喋り散らし、エイエイオー!
って、おいorz
何だか心温まる場面であるかのような演出っていうのが、もう信じられない。
やっぱりバカなのだ。そうでなければ、あんなアホなことしないでしょ。

これは職場じゃない、文化祭の準備だ

この当時、しかも力仕事で危険性のある工場に、吉乃や福子のモブ友人である女性が大勢いることは適切なのでしょうか。

再度この方

女性は経理・事務・清掃員あたりの方が、納得できます。
そういう時代背景を本作が追うわけないか。

何をしたいのか?
って要するに、文化祭の準備なんですよ。男女が肩を並べているようで、そうじゃない。

「すてきぃ~!」
と目をハートマークにしている。

かわいいあの子のことをデレデレ追いかけていても、青春の一ページだと許される。
だからエイエイオー! とか怒鳴るわけです。

いい年こいて何してんの?
なんで公共放送で、こんな妄想青春延長戦を見なくちゃいかんの?

源と幸はお人形さん

昭和の子供っぽさなんてない。
そのへんのお店から買ってきた人形に服を着せ、シャンプー仕立てのサラサラヘアーを装着。
大人による【脳内子供】が言い出しそうなことをしゃべるだけです。

本作チームが、育児について何も興味なんかない。
自分さえ良ければいいという、そういう人間だということは重々承知しております。

こういう人間と私は、昔から相性が最悪でした。
大人にとって都合よい、気持ちのよい【脳内子供が口にするような心地よい言葉】を発しなかったからです。
お互い長いこと敵同士なんすわ。

5 Comments

904型

並行する『べっぴんさん』第123話。

若手による出店企画が始動。しかしたやすく成果が出るものでもなく、先輩社員との溝もなかなか埋まらず…

やや気になるのは、さくら達の先輩社員の明日香らの描写。態度や表情を意地悪めいたものに寄せ過ぎ。「もともとさくらとは知り合い」「さくら・健太郎の入社の経緯への反発から溝ができた」という人物なら、「受容したい自分と反発する自分の葛藤」という表現にしてもらいたかったところ。

さくらの描写のバランスの悪さ(思春期以降、視聴者が共感できる要素が少なく浅はかさに偏り過ぎ)も含め、後半でバランスを欠いた感を受ける点の一つです。気に入って見ている人なら「脳内補正」が効きますが、そうでない人には、こういうことが少しずつ累積して「後半は息切れ、つまらない」という評価につながってしまったのでしょう。

さて『まんぷく』は…
バスクリンのパクリ?

どれだけ繰り返すのでしょうか。
安易な演者つながりで、『真田丸』の「たか」の名をそのまま「タカ」に…
モデルが同じだからと言って安易に「大急百貨店」の名を用い…
他にも多々あると思います。

「あの作品の○○○が」と、安易な受け狙いばかり。何を考えているのか。

『べっぴんさん』も『ひよっこ』も『半分、青い。』も、こんな行為は含まれていません。

ガブレンツ奮戦

今度はバスクリンのCMのパクリですか…

「苦し紛れ」もここまで来ると末期的…と言うか、もはや紛れてすらいない。

このまま行けば、いつ、あおのけにスッ転ぶか…

カトリーヌ

萬平教祖をサイコパスのチェックリストで採点してみると(各項目2点満点)、

「誇大的な自己価値観」2点、「刺激を求める/退屈しやすい」2点、「現実的・長期的な目標の欠如」2点、「衝動的」2点、「無責任」2点、「良心の呵責・罪悪感の欠如」2点、「自分の行動に対して責任が取れない」2点、「浅薄な感情」2点、「冷淡で共感性の欠如」2点、「寄生的生活様式」2点、「行動のコントロールができない」2点、「多種多様な犯罪歴」2点

とフルマークが並び、

「病的な虚言」「偽り騙す傾向/操作的(人を操る)」

も、何となく「あるかも」というイメージで、

「口達者/表面的な魅力」「 放逸な性行動」「 幼少期の問題行動」「数多くの婚姻関係」「少年非行」「仮釈放の取消」
が該当しないか採点不能。

 結論として、これで魅力的な人物にするのはハセヒロさんをもってしても不可能だと思います。そう考えると、これほど社会不適合の人物を何とか理事長や発明家として生きながらえさせてきた福子様の崇拝力は偉大なんだなと考える次第です。
 これまで社会派の任期ドラマを連発してきた福田靖氏の本領が発揮された、革新的な朝ドラが生み出される現場に、私たちは立ち合っているのかもしれない、そんな予感でわくわく……

せんわい。

とくめい

「ドラマにまつわる、とある虚飾と欺瞞に気づいた製作陣。世に真実を突きつけるべく、表現者としての良心と誇りをかけ、最高峰の演技力と演出スキルを振り絞り、総力で作り上げた前代未聞の茶番劇」
…とでも思わないと、やってられんですね。受信料納付者としては。

匿名

ここへ来て「そうだったのか!」と合点がいったことがあります。
萬平さんの自己中心的で我儘なところ(疎開先で電気を盗んだ上に開き直る)や、お金を借りる相手に礼も言わず常に上から目線だったり、「世の中のため、人のためになること」と言いながら周りの人間には愛情の欠片も感じられないことなど、朝ドラの主人公を、なぜこんなに酷い人物に描くのかと思っていました。これは実際の安藤百福さんの人物像に寄せていたということなんですね。
そう思うと萬平を魅力ある善人に描かなかったのはスタッフの良心なのかと感動しそうになりました。
知らんけど。

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