まんぷく 49話 感想あらすじ視聴率(11/26)毒性のあるガマガエル食用問題

今週もクソメンタルがコトコト、コトコト。
炎上要素が濃度100%以上に煮詰められていて、栄養素のぎっしり詰まったというダネイホンどころじゃありません。

もう本作は、朝の連続テレビ小説なんかじゃない。

【朝の連続放送事故】
とか
【朝の連続炎上案件】
がふさわしくなってしまうのではないでしょうか。

せっかくの朝ドラをどうしたいんだ。なんだか今朝も燃えそうで……。

【49話の視聴率は19.8%でした】

毒性ガン無視の大学研究者&立花

コメントからもご指摘いただきました(編集部注:Zai-Chenさんより)、ガマガエルの毒性問題。
これはアカンですね。

今朝も、
「やっぱりガマガエルは食用としてはいいけど」
って思いっきり言っておりました。

食用はウシガエル等、別の種類ですよ。
ガマガエルは、散歩中の犬があやまって口にして、死ぬことすらある。

では、人間が経口で摂取したら?
下痢、嘔吐、幻覚、心臓発作が起こるとか。
耐性のある天敵のヤマカガシぐらいしか食べないそうです。

萬平(まんぷくモデル安藤百福)たちは、そんなものを集めて煮詰め、爆破させ、鈴に掃除をやらせたんですか? 極悪非道にもほどがある。

NHKで放送するのは、さすがにヤバくないですか。
しかも大学の研究者が付き添っていた――そんな設定ですから、余計にタチが悪い。

ちなみに食用ガエルは、それ専用のものがきちんと養殖されております。

「人の役に立ちたい!」
そう言いながら、やっていることが毒物の採取。
って、命がけのボケでしょうか。

ヘタしたら日清食品さんのイメージダウンにも繋がっちゃいますよ。

中国語文化圏にも謝罪しましょう案件

『マッサン』は時代考証においてゆるい部分がありました。
ただし、ニッカやサントリーのチェックを恐れていたのか、ウイスキー関連はしっかりしておりました。

感電の危険性が高い盗電の魚取りからしてゾッとしておりましたが、ともすれば視聴者に危険な行為を提示する本作に震えが止まりません。

神部のセリフで、
「女子供はこういうの気持ち悪がるからなあ」
と説明するあたり、もうそびえ立つクソのようです。

毒素をコトコト煮詰めたもん食べたら男様でもイチコロでしょうに。
自分たちの無知と無責任をナゼ女子供が悪いことにすり替えるのでしょうか。

ちなみにこれは、中国語文化圏にも謝罪しましょう案件です。

ガマガエル=毒というイメージがあちらにはしっかりありまして、それが当然です。本作が異常なだけです。

あちらで大人気の小説およびその映像化作品『射鵰英雄伝』には、欧陽鋒(おうようほう・オウヤンフォン)という悪役が出てきます。
”西毒”という二つ名を持つ毒使いの設定で、必殺技は「蝦蟇功」、ガマガエルの動きを取り入れた武芸です。

『カンフーハッスル』でも、火雲邪神がこの技を使っておりました。
本作は絶対に中国語圏で見られたらアカン作品になりつつあるわ……。

ロリコンを心配する忠彦が正しい

本作のダメ要素って親の取り扱いにも現れております。

特に
【鈴や忠彦の小言が鬱陶しい!】
という方が正論だという導き方には違和感ばかりです。

タカの神部への態度。その異常性。泥棒で10歳年上の神部を警戒する忠彦が正しいとしか言いようがない。
洗濯を利用して16才の娘に近付こうとする神部は性格もクズですしね。

その親心をコミカルなBGMで茶化すあたり、もう爆発炎上したいのか?
とツッコミしかありません。

過激描写で何かとお騒がせのHBO(『ゲーム・オブ・スローンズ』など)ですらやらない、ロリコンをギャグにする本作。徹底的にアカンですよ。

借金を返すだけで褒められる立花萬平とは

ハナ夫妻への借金返済が判明して一安心。
借金を返してすごい!
えらい!

って、扱いの意味がわかりません。
そんなもん人として当然では?

牛骨は捨てるだけだからタダって、おい!

本作は、食文化を踏みつけにすることを目標としているんでしょうか?

中華料理といえば、
「4本足のものはテーブルと椅子以外何でも食べる」
なんてブラックジョークもあるほどです。

要するに、牛骨なんて最高のスープ材料なんですね。

それを、
「牛骨なんて捨てるだけでタダでしょ!」
と、ラーメン店にせびって貰う立花組の構成員たち。どういう神経しているのでしょう?

そもそも、あのラーメン店って何に牛骨を使って不要になったのでしょうか。
牛骨ラーメンだったら捨てるワケないし。牛肉料理を提供している?

こういう細かいところで、中華料理まで小馬鹿にされて毎朝イライラ。

「牛骨に謝れ!」(チョウ・ユンファ兄貴口調で)
と言いたくなります。

要は、料理に興味も関心もないんですね。
だからガマガエルとかテキトーに脚本を書き、それを通してしまう。スタッフの怠慢が毎回痛感できるって一体どういうことですか?

ちなみに牛骨の発案者は福子(まんぷく立花福子モデル安藤仁子)です。
寝る前にぼそっとラーメン店に頼ればエエと言いましたね。

全ては
【ラーメン店はRPG酒場システム】
由来のものであって、これが福子の「内助の功です!」と言われたところで失笑しか湧いてきません。

メインテーマの食調査すらしない。
毒物を煮込み、たかって食材を調達する。

どこが「人の役に立ちたい」んでしょうか。
段々と反社会勢力にしか見えなくなってきました。

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7 Comments

かなた

いっそのこと萬平さんが次の逮捕で急死してしまい、
福ちゃんが真一さんか世良さん、森本元くんあたりと再婚したのち、
ラーメン大好き鈴さんとともに一念発起して即席麺を開発する、
というプロットはどうでしょう(笑)

匿名

何度かこちらにも、このドラマの引っかかる点をコメントしているのですが、
今更はずかしながら言うと、2週目までは鈴の言動以外は楽しく視聴していたんです。
特に要潤演じる忠彦が好きでした。
黙々と絵に向かい、ジッと寡黙。咲ねえちゃんの臨終の際にも、動揺する家族たちの中、黙ってその瞳を見つめている。とてもミステリアスな演技でした。

ところがここ数週間の忠彦はどうでしょうか。ミステリアスさなど見る影もありません。
戦争から帰ってきて、色弱になったショックで豹変、取り憑かれたように絵を描く!
……ここまではまだマシだった。(あくまでも人物についてです。お遊戯みたいな照明弾や顔の汚しはサムすぎて笑えもしませんでした)
でも、真一の説教を受けて以降、ベラベラとよく喋るキャラになってしまい…。
気色の悪いおべっかを鈴相手につかったり、
「(老女の戯言は)そうですか、そうですか、と聞いてあげないと」なんて
その辺のウラブレたオジサンと同じようなことを要潤の顔で言うのです。
タカの一挙一動にオロオロして、本当に頼りのない親父。
寡黙さも、真摯さも、威厳も全くのゼロ。
最初の人物設定はどこにいったのでしょうか。こんな酷いキャラブレ見たことありません。

あっ、立花夫婦が支離滅裂でブレブレなのは言うまでもないことです。
まだ三分の一も終わってないのにこの有様は逆にすごいです。

やまもと

台湾ルーツを残していたら、昨日の記事で教えていただいたように「ウシガエルは中華料理では田鶏といって…」って説明がついたし、モデルの方と同様に事業家として既に名をなしていたら海辺で食べ物が少ないと言う謎の事態に陥ることなく魚を捕る船も買えたし(しかも干物にして配ったとか)、お手伝いさんも雇えたのに…
設定での配慮かオリジナリティを出そうとかしたかの工夫はしたものの、盛り込みたい実際のエピソードをそのまま使うとドラマ自体が辻褄合わなくなってしまってしまってるんでしょうね。
ヒロインの人物造形も等閑だし、いっそ日清の宣伝だと言われようとも、イケてる大河ドラマばりに完全に史実準拠にしてしまった方が、偉大なる創業者かつ経済界への多大な貢献をした方を貶めるようなドラマを造るよりも良かったのではないかな、と最近思ってしまっているところです。
秋の行楽日和の3連休だからとはいえ、視聴率にも影響が出てきているようですし、だいぶ先まで撮っちゃってるこのドラマ、どうにか軌道修正出来るものなのか、もう諦めるべきなのか悩ましいところです。
あとはほんとタカちゃん!克彦さんがたとえ前時代的な家父長制の権化と謗られても、今のような扱い観てるの辛いから脱出させてあげてほしいです。叶わないでしょうけど。

三太夫

上郡に疎開していた事、泉大津で鉄板を使って塩を作った事、
栄養食品の開発過程でカエルを試した事、等など。
ドラマの筋書きが可怪しい、展開が不自然だと感想を述べると
誰かが「でもそれは史実ですよ」と反論してくれる。
史実だろうが虚構だろうがそんなことはどっちでも良い。
テレビドラマとして納得の行く筋立てであることを望んでいるだけ。
それとも安藤百福の伝記を片手にドラマを見なくちゃならないのか?
史実、史実と言うなら、そもそも根っこの台湾ルーツはどうした???

匿名

ガマガエルのことですが、wikiなどによると、昔はガマガエルとヒキガエルは別物とされていたという記載があります。(大和本草に蝦蟇、蟾蜍との記載があることから)
そして日本書紀には吉野の国栖で「蝦蟇(ガマ)を煮たものを「もみ」と呼び食していた」との記載があることから「ガマガエルは食べられる」と本作で表現したのではないかと推測します。
しかし、その吉野で食べられていた「もみ」とはなにか、検索するとアカガエルのことであると出てきますから、食べられていた蝦蟇とはアカガエルのことであったと推測されます。
萬平達がつかんでいたものはもちろんアカガエルではありません。
NHKに「ガマガエル(ヒキガエル)は毒があり食べられませんよね?」と問い合わせしたら「昔はガマガエルとヒキガエルは別物とされていて日本書紀にはガマを煮て食べたとの記載があり・・」と言い訳が返ってくるような予感がします。
でも以上の私の検索結果を踏まえると、それは単なる言い逃れでしかないと思います。
やはり誤解を与えかねない表現は慎むべきではと感じます。
まず、なにも無理してカエル爆発なんて入れることもないですよね。
だって台湾ルーツ削除しちゃってるんですし。カエルが栄養満点だからっていうそこに繋がる要素はないんですから。

Zai-Chen

今までの朝ドラはこういう間違いには敏感で、再放送などではすぐに映像や音声差し替えたものです。過去にも、「ゲゲゲの女房」で境港市が島根県になっていたのを鳥取県に修正、「カーネーション」では画面に映りこんでいた現代のペットボトルを消去、などあったのですが、今回は全くその動きがないですね。恐らく、局にはご指摘の電話が多数かかっていると思うのですが。
考えられるのは、脚本家やスタッフが、そもそもガマガエルに毒があることをしらないからでしょうが、指摘を受けても動かないのは、大したことじゃないと思っているのか、指摘を修正するだけの手間も人もないということなのでしょうか?
「だって、どうせ食べられなかったんだからいいんじゃね?大体、カエル食うなんてあり得ないっしょ、ネタですよネタ。ポワ~ンと笑ってくれりゃそれでいいんです」という作り手側の心の声が聞こえてきそうです。

匿名

公共放送のNHKが、毒性のある蛙をまるで食用であるかのように放送し、「食べられるらしいよ、まんぷくでやってたよ」なんて実際に食べてみる人がでたらどう責任とるつもりなんでしょう。
あれはドラマの話です、じゃ通用しませんよね。
20%の視聴率っていうことは、5人に1人は見ているわけで、真似する人が1人や2人じゃなく出てきそう。

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