まんぷく 66話 感想あらすじ視聴率(12/15)タカをブス扱いするやつ氏んで欲しい

タカをブス扱いするお前の顔面偏差値は?

この店員セクハラとセットにして、タカをブス扱いするあたり、本当に店ごと火の海になりゃエエやん、と思いましたね。

よくもまあ、出演者に対してあそこまで言えますよね。
福子(まんぷく立花福子モデル安藤仁子)をブス扱いしていたあたりで、嫌な予感がしましたけれども。

「蓼食う虫も好き好き」
って、毒のあるような葉っぱでも喰うやついるからな〜、っていう最悪の言い方ですよ。

完全にタカをブス扱いしています。

「あんなまだ幼い子供と……」
そんなセリフならばまだわかる。むしろ言った側を尊敬します。

しかし、この場のクソどもが判断しているのは見た目だけなんです。

神部が美人連呼していた点も、クソ・オブ・クソ。なんでタカの内面にも光を当てないんですか?

「おまえらみたいに容姿だけで判断するくだらん人間と一緒にするな、ボケ! 彼女みたいに気高く品のある女性が他にいるか!」
とでも言えれば見直されたんでしょうけどね。

そもそもドロボー神部も何も考えてないバカだけに、仮にタカの内面が素晴らしかったとしても、それを言語化する脳みそはない。

たとえ帝大出たって馬鹿なもんは馬鹿です。

あっ、彼程度の頭で帝大に入れるならば
「簡単に入れそう」→「タカも合格圏内」
って図式が成立しますね。

業務上の相手の容姿に触れたらアカンで

ここで本日の教訓。

「容姿を褒めたのにセクハラなのぉ?」
という、バカみたいな意識がありますが。

セクハラというのは、業務上のつきあいがある相手の容姿を評価した時点で起こります。
つまり、美人と呼ぼうが駄目です。

オバマ大統領、「ずば抜けて美人」と呼んだ州司法長官に謝罪 

そういう意識が、本作には1ミリもない。

女は容姿を褒めればエエ、そういうクソ意識が根底にありますよね?
鈴が容姿を褒められてやたらとヘラヘラしているのも、その現れですよ。

つーことで、ここで一つ答えが見えました。

何の役にたたない本作の使い道として、活路を見いだすとすれば?

それは
【セクハラ研修ジェンダー論学習の講習用ビデオ】
だーッ!

タカ役の役者さんも本当に気の毒ですよ。

演技力に対する評価はなく、ネットニュースだって、
「あの年齢で14歳を演じる合法ロリ!」
っていう論調ばっかり。『真田丸』ではよかったのになあ。

朝ドラでの容姿の扱いについて。
視聴者から「失礼だ!」「生意気だ!」というバッシングがあった前作は、よかったんですよ。

役者の容姿を形容するセリフがありましたけれども、毒は含まれていません。
例外があるとすれば、マアくんに対するセリフです。
しかし、これはマアくんを演じた中村倫也さんが納得し、むしろ愛を感じたほどなんですから、うまいセリフだったんですよ。

本作の役者さんはどうですかね?
いつかクソみたいな舞台裏を暴露する日が来るんじゃないか、と私は恐怖で震えておりますが。

そしてラスト。
またも突然捕まる暴力組織たちばな。

もう、立花組に改名したらいいんじゃないかなぁ。

進駐軍に捕まる背景には、競合バチモン会社があると描かれましたが、まあそれも納得ッスね。
あんだけヤクザめいた脅しをしたら、そりゃあ相手も出方を考えるでしょう。

ただなぁ。
それにしたって、どうやってパチモン会社は、進駐軍を動かしたのかなぁ?

奨学金での脱税で、いきなり実刑って、唐突過ぎませんか。
手榴弾が見つかったときは、なぜ、あれほど取り調べに時間かけたの?

いずれにしても『まんぷく』に出てくるメインキャストが犯罪者集団だってことは間違いありません。
忘れてしまうので、毎回、確認したいぐらいですね。

今回もマトメておきましょう。

・盗電密漁
・身分偽造に使えるハンコを、ろくに身元証明しないまま製造販売
・勝手に浜辺を鉄板占拠
・ラーメン屋に恩着せ、店の貸し切り、ツケで貪り食い、家出鈴や源の面倒を見させる
・漁業権を得たかもわからないまま、ワカメを採取
・度重なる手榴弾爆破
・競合会社を恐喝
・(世良の)中抜き
・(加地谷の)横領
・(野呂の)缶詰

そういや野呂っていつの間に消えた!!

まぁ、いずれにせよ新たな犯罪の勲章が付いたのは間違いありません。
実刑くらって893はナンボ。
良かったじゃないですか。

って、うぅ……(´・ω・`)

国民的番組である朝ドラで、なぜこんなバカげた脚本が通るのか。
疑問に思う方にお薦めしたい解決法。

それは、
【本作脚本家名 チェイス】
で検索です。

来週は、菅田将暉さんとイッセー尾形さん登場です……。

編集さんも私も絶望しております。
どんな作品に出ても必ず結果を残すお二人の登場です。我々に限らず期待している視聴者さんは多いと思いますが、そんな彼らですら立ち直れないほどのダメージを与えられたらどうしよう?

『おんな城主 直虎』での菅田さん熱演が好きだった私の脳内では、こんなBGMがぐるぐる回っております……。

※スマホで『半分、青い。』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください

まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!

 

5 Comments

moon

↓のコメントは、ヴィシャス・デスラーさんへのものです。紛らわしくてごめんなさい。

moon

前作のヒロインは「鈴芽」ではなく「鈴愛」ですね
他にも間違いがありますが、長くなるので…。

匿名

セリフとナレーションで全てを片付けるこのドラマにロマンスなんてありましたっけ?

辻褄が合わないこともセリフとナレーションで説明責任を果たしたとばかりの展開で、人物造形がきちんとされていないのにセリフだけで好い人素晴らしい人と言われても、なんの説得力も無いと思うのに、それで納得しているような人が多々いると思われることは、甚だ嘆かわしい限りです。

雨音は諸般のしらべえ

ブス発言をはじめ、『まんぷく』に出てくる男性を「昭和の男性の女性観はこのようなものだったのだから、これでいいんだ」というような擁護意見が他で見られますが、容認できないですね。
ドラマでは、不快な場面を描くこともある。でもそれは、その後の展開に向けて意味のあるものでなければ。
何の考えもなく不快なシーンをぶちこんで来られても、何のメッセージ性もないし、むしろ「それが制作側の意思か」ととられてしまう。
少なくとも『まんぷく』の場合、「男は女をそのように低く扱うべし」というのが制作側の意思なのかとしか受け取れません。
それが「史実準拠だ」と強弁する向きもあるけど、浅はかの限り。悪いけど、ドラマの体を成してないとしか言えません。

ヴィシャス・デスラー

本当に今週のタカちゃんは、いったいどうしてしまったというのでしょう。

神部さんがいなくなったことがきっかけで感情のタガが外れてしまっているだけなのか、「『高校を卒業したら結婚してもいい』などと言わなければよかった」という忠彦さんの本音を無意識に受け取ってしまっているのか。「女子の先輩で大学に進学した人がいないため、大学に行くことに希望が持てない」という環境的な問題もあるのかもしれません。前作「半分、青い。」の鈴芽のような、「私はお姉ちゃんだから働いて弟の学費を稼がなければならない」という線は…今のところ無さそうですが。
なんにせよ気の毒な話です。

ここ数週間はタカちゃんと神部さんのロマンスが何よりの楽しみです。一方で、「邪魔が入らない(暴言)本編終了後のスピンオフの枠を頂戴し、一~二時間かけてこの二人を描き切ってほしい」と思う自分もいたり。

何はともあれ、神部さんが謎の美女の方に行ってしまわないことを祈るばかりです。鈴さんのようなお百度参りはできませんが。

最後にこれだけ。
福ちゃん、萬平さん、二人目のご懐妊おめでとうございます。

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