おはようございます。
朝ドラも、もうすぐ百作目!
人気投票が実施されております。
【速報でーす】
4月スタートの『なつぞら』で、連続テレビ小説は…\100作目/
ありがとうございます
\そこで!/
あなたのイチオシの連続テレビ小説を投票していただく #朝ドラ100 が始まりました。
投票は(3作品まで)↓で受け付けます。https://t.co/4RSYO1DHC5
→お知らせ、続きます
— NHK広報局 (@NHK_PR) January 10, 2019
朝の連続テレビ小説という番組は、その放映時間からこんな役割があるはずです。
「よし、朝ドラで元気をもらったぞ。今朝もがんばろう!」
それが、どうにも『まんぷく』はこんなダメージを与えるのではないか?と心配です。
「これから出勤すると、仕事ができないコネ入社君がいるんだよなぁ」
「今日もブラック経営者に搾取される……」
「ナゼ経営感覚ザル社長上司の尻拭いをせねばいかんのか」
「セクハラ上司に今日もくだらないことを言われる」
そんなおそろしい15分になりつつあるのではないかと。
はい、いってみましょう!
『まんぷく』に学ぶブラック労働環境!!
【84話の視聴率は21.2%でした】
趣味感覚で働く上司とコネ入社枠
福子は真面目に働く気があるのでしょうか?
萬平だけではなく、この人もほとんど趣味の延長。
知人友人家族がやって来ると、はしゃいで接客です。
「おかぁ〜〜さぁんのぉぉフルーツポンチィィ♪」
こんな奇声を叫びながら注文を置く。
職場でお母さん呼ばわりな上に就業中でもダラダラ。
その身内も最低です。
この人たち、今日もやっぱり家事しておりませんね。
「おぃしぃいぃ〜!」
鈴も克子も、一口食べた瞬間にコレですよ。
どういう勤務態度なんだよ! と突っ込もうと思ったら、
「ソレ作ったの俺ぇえええ!」
と、唾飛ばしながら叫ぶ調理担当者がオーナーなので、もうどうしようもありません。
福ちゃんが勤めるパーラー白薔薇のオーナー夫妻・川上アキラさんとしのぶさん。
アキラさんは元俳優志望、しのぶさんは元タカラジェンヌの卵、という美男美女の夫婦ですがお二人ともコッテコテの関西人。慰労会があったらお二人の夫婦漫才が見たい(笑)!#まんぷく #朝ドラ #加藤雅也 #牧瀬里穂 pic.twitter.com/dSgtR2TER8
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2019年1月6日
誰が作ったかなんて、知らんがな。調理担当者は奥にいなはれ。
昨日の対アメリカのカレー勝利に続けて、ゲスなことこのうえありません。
なんで脇役すら、皆こんなに不愉快なんでしょうか。萬平の盗電を追究していた村人Aが一番真っ当だったかもしれん。
これはホテルフロントでも感じたんですけど、本作スタッフって裏方の意味がわかっていませんよね。
お客様の目に止まるところで私語ダラダラ、調理担当者が絶叫。
なんなんでしょう、この世界観。
「男は船、女は海! 忠彦さんが何をしても平気よ」
と、これまたあとで突っ込む【ファイナルオヤジファンタジー】なセリフを言う克子もどうかと思いますが、それ以上に問題があるのがオーナー夫妻です。
客である克子の会話に耳をそばだてて、割り込みたそうにしているって何なん?
これほどまでに、常連になりたくない喫茶店もないわ。
マジメな飲食店なら、福子なんて初日で追い出されると思いますね。
となるとコネか何か裏のある手を使って働いているようにしか見えない。
経済的に困っているわけでもない。
高齢の鈴に家事丸投げ。
それでこんな遊び半分で、最低のマナーで働いている。
モデルの安藤仁子が泣いてるわ!
万能調理器、いらんわ
もし、あなたの家に万能調理器があるとしたら、どこにしまいますか?
私は
【ゴミ箱】
です。
燃えないゴミの日に捨てなくちゃね! あのサイズなら、ギリギリで粗大ごみにならないかな。
突っ込むのもアホらしいのですが、万能調理器の試行錯誤が見ちゃおられません。なんで試行錯誤やらんのって突っ込んだんだけれども、そりゃこんな中身なら流せないねッ!
リンゴを入れてた実験を見る限り、万能でなくてジューサーでは?
現在ではなく、当時も類似品があったとしか思えない。
総電動となれば1960年頃から進歩するので、ありといえばありですが、それにしたって原理的にそういう刃はとっくにありました。

手動ジューサー/wikipediaより引用
そもそも欲しくならない。
日本の家庭でそんなにジュースを作りますか?
リンゴのすりおろしってそんなにするもん?
これまた比較するのも何ですが、『半分、青い。』のそよ風扇風機と比べると、なんてお粗末なのか。
前作は実在の発明に感銘を受けた作り手が、是非使いたいと考証や取材、強力を得て実現したもの。
今回の万能調理器は、作り手が時間つぶしのために適当に作った設定です。
こんなもんどうでもエエから、とっととチキンラーメン、インスタントラーメンに移行してくださいよ。
日清の代表的製品をやらずに、くだらないパチモン作りをやるなと。
萬平さん……。
食へのこだわり、ゼロ!
本作は食品会社をモデルにしながら、食べる重要性への理解がまるでない。
以前も指摘したように、萬平はすぐに食事を抜く!
食べることは体調管理の基礎です。それをおろそかにするとは、ダメな奴です。
それ以上に問題なのは、本作が食べること、食品開発をテーマにしていることですよ。
道行く被災者母子を見るまで栄養摂取の重要性に気づかない人物が、何を作ると言うのですか?
万能調理器の時点で、調理に興味がないことも理解がないことも丸わかり。
どこまで能力の欠如をオープンいているのでしょう。恥ずかしくないん?
そして今朝も、口に物を入れたままセリフを言ってもごもご。
これで撮り直しにならないなんて不思議の極みです。
経理担当者忿怒案件、再び
本作は経理担当者の胃に穴を開けると何度も突っ込みました。
※セキュリティと食品衛生担当者もね
それが、またですよ。
梅田銀行から融資をやめろと言われているのに、やめない。
繰り返します。
梅田銀行から融資をやめろと言われているのに、やめない。
梅田銀行から融資をやめろと言われているのに、やめないッ!
梅田銀行から融資をやめろと言われているのに、やめないいいいいいィィィッ!
しかも、町工場でこう言い切りました、立花萬平。
「金のことは気にするな!」
何言ってんだ! それ、会社の金でしょ?
そこまで自信あるならポケットマネーで支援しなさいよ。あの立派な家を抵当に入れたらいいでしょ。
しかも、なんとなく美談ぽい演出となっているのが完全に感覚がぶっ壊れてる。
芸術家としての創造性がない忠彦
夜明け前、絵を描く二人。
海を滑ってゆくスケート選手の姿。
――そこには創造と想像が結晶として輝く素晴らしさがありました。あ、前作でしたね。
そんな創作の喜び、輝きが本作には皆無。
忠彦が何してもいいのぉ〜とヘラヘラしていた克子が帰宅すると履物があって、中には美人モデルを前にしてキャンバスに向かう忠彦がおりました。
履物も酷い。
当時を再現しようなんて気概もなく、その辺で買ってきた感バリバリなんだわ、なんだこれ……。
ツッコミどころしかない。
もういい加減にして欲しいので、ざくざくとやりますね。
・いくら画家とモデルとはいえ、男女が同じ屋根の下にいてもどうでもエエ、そういう意識のガバガバさに呆れはてます。
まあ、泥棒神部が家の中にいても女性が平然と寝ていたり、未成年のタカをロリメンの中に放り込んだり、そういうドラマですもんね
・このモデルもどうせ使い捨てですね。いつぞやのラーメン店の美女と同じ。
こういうどうでもエエ若い女性キャラクターを次から次へとお色気枠で出すあたり、相変わらずの【ファイナルオヤジファンタジー】感が痛い
・【夫にチラつく女の影】にプンスカの妻! そんなの一週間で二度もやる必要あります?
本作の女性って、男に腹を立てるのは女がらみという描写ばっかり。それも男が色気をふるまえば機嫌が直るんでしょ――というクソな設定とセット
・本作の創造性への無理解は、もう言うのもイヤだ。
「画家? 美人画を描けば美女モデルと向き合えてウッハー!」
とでも言いたいとか?
・秋風塾のモデルを使ったデッサンとの差が痛い……モデルにギャラの提示をきっちりしていて、美貌も素直に褒めていた秋風先生が懐かしいです……
こんなの、美人モデルを突っ込みたい、若い女性に嫉妬する【ババアの克子がウケるでしょ〜】ってしたいだけやん!
はい、次。
久々に出てきた忠彦の色弱について。
これについては長めにツッコミさせていただきますね。
(続きは次ページへ)。
→立花福子のモデル・安藤仁子の生涯
本作はもうほとんど観ておりませんので、こちらのレビューも「今はそんなことになってたんだ。相変わらずしょうもないドラマだな」という感じで読んでいます。
それよりも『あさが来た』のレビューの更新が年明け以降止まっていますね。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。
人それぞれの感覚、気づき、感想を楽しみにドラマを共有しているつもりの自分です。故水野晴郎さんの、映画作品には必ず良いところがある。脚本、演出、演技、音楽、美術、カメラ、等々。ですからTVドラマも同じように楽しみたいのですが今作はアキマヘンでした。良い所もあるかも知れませんが、それ以上に不快な事が多すぎて見ていられません。提灯記事や絶賛レビューは置いといて、駄目なものは駄目、ならぬものはならんとキチンと書いてあるココに辿り着いて少しホッとした次第であります。過去記事や再放送あさが来たの記事も楽しく読ませて頂きます。
このドラマを見ているうちに、大分前に炎上した
『男は皆五歳児。そう思って女性が母性で包んであげれば全て上手く行く』
というDressの記事を思い出しました。
「俺達は永遠の五歳児なんだ―!だから女はありのままわがままを受け止めて徹底的に甘やかせ―!!!」
というプライドもクソもない哀れな主張が透けて見えて腹が立つより
「誰か男性学を!(オバマ元大統領はじめ多くの男性からも指示されている)最先端のフェミニズムを!大ベストセラー『サピエンス全史』の差別についての記述を!この作品を産み出した哀れなスタッフ達に教えてやってくれー!!」
と叫びたくなります。
どうせならサブタイトルに付け足して
「ファイナルオヤジファンタジー コヅクリクロニクル クソガキモンペアダー」
くらいにして貰いたいところ
年が明けて、わがTLではこのドラマのことは、とんと話題に乗らなくなりました。武者さんのレビューを見つけて、ドラマもレビューも続いていたんだなあと。