とめどなく溢れいづる
それでは最後に本作の【ファミコンRPG8bitクソゲーモード】をマトメておきましょう。
ダメっぷりがどんどん進化しております。
武「時代考証が手抜き!」
→『時代背景に疎い視聴者にも優しいから、助かったわ~』だって?
武「農業や食に対する敬意も考証もがない!」
→『俺たち食べる側だしぃ〜』だって?
武「自分たちさえよければエエ、という態度が露骨だ!」
→『だって、そういうのって気持ちいいからね』だって?
武「中身がないなっ!」
→『学歴やクリエイターの肩書あればいいの♪』だって?
武「未来人としか思えないセリフを吐きまくってるぞ」
→『だから悲壮感も出ないでしょ? 人生ってそうじゃなくっちゃ♪』だって?
武「役者の演技力に頼りきっている!」
→『そのためにキャスティングされたんでしょ♪』だって?
上記のように序盤から続くゲス要素。
中盤に来ても、次々に追加システムが実装されております!
続けましょう。
武「OPの構成がワンパターンすぎるだろ!」
→『あれ? 毎朝、ドリカムさんの美声を聞きたくない?』だって?
武「ラーメン屋のお嬢さん、絵のモデル、信用組合の秘書、町工場のママ、と、お姉ちゃん侍らせシステムに無駄金がすぎる!」
→『需要がある( ー`дー´)キリッ』だって?
武「酒と色気に偏りすぎ!」
→『だって、男の醍醐味だからね!』だって?
武「鈴イビリが見てられない」
→『だってあの人、武家武家武家武家ってうるさいんだもん』だって?
武「回想ばっかりやないか!」
→『感動する場面は何度見ても飽きないからね』だって?
ダメだ、勝てない。
開き直った人って、もう最強ですもんねorz
こうなっては延焼が怖い
来週やっとチキンラーメンに突入。
今やもうドラマとしてはドン底ですけどね。
底無し沼で、しかも蜘蛛の糸を垂らしてくれる仏様はいない。
もう今や本作は、赤壁で船を繋いじゃった曹操軍か、ノリノリで船でやってきたスタニス軍みたいなもんよ。
後は勢いよく燃えてしまえ――と言い切りたいところですが、非常に怖いのが延焼です。
そうです。
来年の大河ドラマ『麒麟がくる』であります。
主演がハセヒロさんで、しかも明智光秀ですから、期待が膨らまないワケがない。
めちゃくちゃ楽しみにしていました。
しかし今はもう、
「ハセヒロさんって、萬平なんだよなぁ……」
って、毎日ウンザリゲンナリしてしまうのです。
2018年『西郷どん』が、ワースト3視聴率&ワースト幕末枠。
2019年『いだてん』は視聴率暴落中(ドラマは面白くても数字が奮わず)。
そして2020年、萬平・イズ・バック!
うっ、ううううううっ!
大丈夫なんだろうか。
昨年、
『もうあと20年は幕末大河は見なくていい』
と思ったものですが、今は違います。
20年後、おそらく大河ドラマは消えている。
いや10年後ですらわからない。
そう思ってしまうほど、Amazon Primeビデオのショックは大きく、NHKの二枚看板が根底から揺らいでいるのを感じます。
Amazon Primeビデオのせいですね。
MAGI(マギ)天正遣欧少年使節(→amazon link)です。
※『MAGI-天正遣欧少年使節-』が見れるのはAmazonプライムビデオです(1/17から180カ国同時配信)。
※スマホで『いだてん』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!
↓
文:武者震之助
絵:小久ヒロ
※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください
※まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!
※コメントにつきましては、
・まんぷくここが好き!
・まんぷくここがアカン!
という意図でご自由に記述してください。
作品に関するものについては全て掲載しております。
攻撃的な書き込み等については、こちらの判断で削除させていただきますので、あらかじめご承知おきください。
「大鳥が萬平を陥れ…」
さもありなんという感じですね。
なんせあの大鳥は、一時は梅田で「根本」と名乗って闇市を仕切ってた男ですからね。
池田でも、信用組合の影の仕切り屋として、萬平をダミーに立てて暗躍、というのは十分ありそうな話。
なんつって。『べっぴんさん』と中の人繋がりで戯れてみました。
先日、職場での雑談でまんぷくの話になり、見て無い派を除いて結果、支持派3、不支持派(私)1となりました。
支持派は細かいことは気にせず、楽しんでいるようです。
そういう需要が多いことがN〇Kもわかっているんでしょうか。
そもそも銀行と信用組合は共存の関係にあるはずですが、不況による経営方針の変更とはいえ、何のために梅田銀行が池田信用組合を潰すようなことをするのかよくわかりません。
脳内補完により一連の流れを収支面から考えてみると、
萬平が個人資産を担保にしたのは、池田信用組合が織田島製作所等の企業へ融資するための原資として、池信が梅田銀行から融資を受けるためでした。(萬平は融資を受けるにあたって、織田島へ融資する300万円分だけではなく、なぜか他の中小企業への融資分も、自分の資産を担保にしていた)
最終的に、梅田銀行から池信へのこれまでの貸付金全額2億円のうち、萬平資産の担保分以外については梅田銀行への即時の返済が保留となり、担保分については債権が早く回収できたというだけで、梅田銀行に特に損得はありません。
すると結局、担保分の融資のみが差し押さえによって弁済され、池信の債務が消滅した訳ですので、関係者のうちで大損をしたのは萬平のみで、その分を池信が丸儲けをしたことになります。
そこで、実はあの大鳥という男が、黒幕として池田信用組合を裏で操っていて萬平を陥れたと考えると、話の辻褄が合う気がします。
大鳥は織物業で、呉服屋である敏子の旦那様とはメーカーと販売業者として密接なつながりがありました。
大鳥は池信を設立するにあたって、自分が操りやすいように、支払う必要のない罰金7万円や追徴課税10万円を取り返そうともしないほど金銭感覚に疎い萬平を、お飾りとして理事長に据えました。
当初は大鳥の思惑通りに萬平を利用していましたが、8年ほど経ったある日、萬平が何か大鳥を裏切るようなことをしでかして、怒り心頭となった大鳥が、自分が理事長に据えてやったお蔭で得ることが出来た萬平の資産の奪還を企てました。
そのため、奪還する資産の分け前をエサにして、旦那様からのつながりがある敏子や、織田島製作所、梅田銀行の矢野や喜多村らとグルになって、萬平の個人資産を担保とさせるように仕向けたのでしょう。
織田島だけを助けようと思っていた萬平ですが、金銭感覚の疎さから、織田島への融資分だけではなく、うっかりして他の企業への融資分にまでも、自分の資産を担保として付けてしまいます。これには喜多村らも陰で大喜び。
しかし矢野らは、貸付金の全額回収を要求するものの、池信自体を潰すことまでは考えておらず、萬平の資産を差し押さえ出来れば、それが落としどころと考えていました。
ところが梅田銀行が貸付金の全額回収を要求したことを、福子らが外でぺちゃくちゃ話してしまったため、噂が広がって予期せぬ取り付け騒ぎとなり、回収の要求も世間の周知となり、矢野らは引っ込めるに引っ込められなくなってしまいました。
そのため萬平が梅田銀行に出向くこととなったのですが、求めてもいないのに萬平が自ら理事長職を梅田銀行にやすやすと差し出すとまでは、矢野らも想定外だったため大いに驚いた、というのが事の真相なのではないでしょうか。
などと、脚本で肝心なところが抜けているばかりに、勝手な想像をめぐらせてしまいます…
視聴はもうしていませんが、こちらをはじめサイトの批評を読ませて頂くのは面白いです。私が見ていた限りでは歴史上稀に見る駄作のドラマです。面白いかどうか以前にドラマのストーリーとして成立していない、何の意味があるのかがわからない感じがします。
武者さまのご指摘どおり主人公の台湾ルーツを始め、面白い展開が作れる要素を片っ端から潰しましたね。百福さんが巣鴨プリズンで岸信介氏と出会ったと聞いて「岸氏を誰が演じるのだろう」と楽しみにしていましたが、この低レベルドラマではそんなエピソードはかすりもせず、変な占い師役にイッセー尾形さんを無駄遣いして終わりました。
破綻はキャスティングにも感じます。テレビという媒体が作り上げた役者さんのイメージと評価を安易に利用して、「このメンツを並べれば視聴者は見るだろう」というイージーさ、それぞれの役に誰が本当にふさわしいか、真剣に検討されたとはとても思えません。(その点、前作は見事だったと思いますが、「子役に至るまであて書きしているのでなるべく代えないでと頼んだ」という脚本家の信念があったのでしょう。)結果、世間で演技派といわれる方々に疑いの目をもつようになりました。テレビドラマ自体に醒めた気持ちを抱くようになったのも事実です。
私も武者さまがおっしゃるように朝ドラだけでなくテレビドラマ自体、テレビ自体が大きな曲がり角にさしかかっているのだと思います。
「伏線もなく話が展開する」
→『ドラマで全部を描くわけではない。行間を読むってこと知らないの?』
実際に言われたことです。ショボーン(´・ω・)
キャスティングについて思ったこと。
サクラ&ハセヒロコンビの無駄遣いについて。これは、キャスティング担当者の「配慮」なのでは?と思いました。新人女優を主演にキャスティングしたら本人の今後のキャリアに大ダメージを被るのは必至。なので、1作炎上しても余裕で挽回可能な実力派を当てよう!という経緯になったのでは、と推察します(ハセヒロさんは大河の主演でセルフカバー)。