【130話の視聴率は22.5%でした】
おはようございます。
まずは昨日について。
尾形を出して申し訳ないことをしました! 本当に失礼ですよね。ごめんなさい!
さて、そんな本作もクランクアップ記事が出ました。
◆『まんぷく』安藤サクラ、クランクアップを迎え「もう一度出産したい」 – クランクイン!
本作って露骨さがありますね。赤ちゃんの可愛らしさアピールです。
そこまでやるか? というくらい、ともかく映す。
おぶっているほうが自然な状況でも、顔が見えるように抱いている。
安藤さんの出産経験を見てくれとばかりにアピールしていたこともある。
ここまでくると作為臭が鼻につきませんか。
赤ん坊と母親を出されたら、見ている側は黙るしかない。
まるで
「オラオラァ! 頑張るママさんを攻撃するのかァ!」
と言わんばかりです。
そういうのは「長板の戦い」の趙雲くらいでエエんやで。
最終盤にねじ込まれた親子共演や、民放でまで娘との絆をアピールする父親の姿にも白けました。
トーク番組に親が出て、
「我が子の出演場面を見て涙がこぼれました!」
と言われると、チベットスナギツネ顔になってしまうんです。
そんなもん、我が子の運動会ビデオで泣く親みたいなもんでしょ。
だから何?ってなもんで。
役者さんだったらドラマの内容で勝負じゃないんですか。
厳しい【芸の世界】で生きるということは、そういうものでしょ?
とはいえ、本作が
【身内優遇、コネ満載、宦官専横】
という胡散臭さギッシリなので、信徒からすれば嬉しいのかもしれません。
それにしても、結局【 文 化 祭 】だったとわかる、清々しいコメントでした。
作品論も、演技論も、芸術論も、苦労話もない。楽しかったとヘラヘラしているだけ。
内輪ノリは本当に勘弁して欲しいものです。
朝ドラ女優は苦しんでこそ、と言うつもりはありません。
しかし、ここまで文化祭って、大人の視聴者に大してあんまりではないですか。
ナゼここまで弛緩しきっているのだろう?
前作ほど厳しいバッシングもない。
まるで八百長で勝てるとわかっているような、そんな雰囲気すら感じます。
まぁ、それも終わりが近づいているようですが……。
◆朝ドラ「まんぷく」、ついに「カップヌードル」が閃くが…「白けた!」「違和感ありすぎ!」とネット上で批判殺到
アメリカへ売込みに行くのに「丼と箸を忘れちゃった、テヘッ」という究極のバカを演じておいて、そのときに紙コップに入れたシーンでカップヌードルを思いつく――ってさぁ。
そりゃそうでしょうよ。
そのお粗末さに、親子共演、『ヒストリア』と『ザ・プロファイラー』から援護射撃してもらうほど、追い詰められてますもんね。
もくじ
「薩長同盟」はもうエエから……
今日、テロップを見て気づいたことがあるんですが。
【久坂隼人】
っていう役名は何なんでしょう。
どちらも一般的にはなかなか珍しい名前です。
しかし歴史ファン、特に幕末好きからすれば実に引っかかる言葉で
【久坂玄瑞(長州)+薩摩隼人(薩摩)】
の組み合わせとか?
役名で「薩長同盟」って、不吉すぎて意味がわかりません。
『花燃ゆ』+『西郷どん』で、幕末最低大河の薩長同盟ですがな。
いや、歴史上の「薩長同盟」は快挙ですよ。
しかもこれに、
【福子モデルの安藤仁子氏から、会津藩ルーツの口癖「ならぬことはならぬ」を削除】
【脚本家の出身地は山口県(長州藩)】
を足すと、どうにも偶然には思えなくて。
何がしたいん?
んじゃ『なつぞら』は北海道ってことで土方歳三?
榎本武揚?
これは応援しなくちゃ!
北海道グルメでヒンナヒンナまで、あと一ヶ月を切ったぜ~~!!
楽しみ♪
劉禅伝を見せられても困る
なんだか呪文のように
「源を特別扱いしないんだ!」
と唱える萬平さぁん。
悪徳宦官・神部も一応はそう言っております。
しかし、ですね。説得力を全く感じられません。
福子「神の子・萬平さぁんの新しい発明を(記憶力がどちゃくそ悪くてどうしようもない)源ちゃんに見せたいノォ~」
って何ですか?
そんな理由で社運を賭けた新商品を作るんですか。
しかも、です。
源はろくに勉強していなかった大卒新人なのに、まじめに大学で学んできたであろうエリートチームに入るあつかましさじゃないですか。
どこが贔屓していない?
蜀の「五虎大将軍」に劉禅が入っているレベルの違和感が消えません。
そんでもって、ここで成功したらその功績が全部持っていかれそうです。
身内扱いしないという割には、「お父さんなんだからよくわかるだろ」と話を振られて、「親父ですから」とドヤ顔までしております。
もうダメです。完全に劉禅です。
「我が社の次期社長は劉禅です!」
と全力アピールする企業って、ちょっと理解できません。
まぁ、萬平ラーメン教でしたら外部との心理的接触も少なそうだから、違和感ないのかな。
腐敗した王朝だ……!
とにかく身内優遇なんて当たり前の世界観です。
それは経営陣幹部を見れば一目瞭然でしょう。
真一:社長夫人義兄(※年齢的に引退していてもおかしくないはず)
忠彦:同上(※パッケージデザイナーだがセンスが感じられない)
神部:社長夫人姪の夫(※しかも社長夫妻と子息も見事に手なずけている・元泥棒)
岡:同上
世良:社長夫妻の悪仲間
神部が勝利した、当時未成年のタカ争奪戦とか。
どうでもエエ三角関係を写真一枚で終わらせおった、エロメン吉乃の争奪戦とか。
結局、血縁優遇狙いだったと考えると妙にスッキリするんです。
いやはやこういう部分だけ『ゲーム・オブ・スローンズ』に匹敵する怖さです。
そうそう。
『ゴールデンカムイ』ではボンボン扱いされている鯉登ですが、本誌だと指揮官としての器を見せ始めております。
あれも「死んで戻ってきてもいい。たくましく育って欲しい」と送り出す父の愛あってのもの。
『いだてん』の三島弥彦にせよ、ボンボンと呼ばれる層でも、しっかりしている人には厳しい教育があったものだと思わされます。
それが本作では……甘やかしクソボンのナイスな見本を見せられている気分です。
劉禅の妹も智謀が低い
劉禅って、妹いましたっけ?
まぁ、どうせそんなに活躍はしていないでしょう。
それは源の妹・幸も同じというか、『三国志』時代なら激怒されそうなクズに成長しました。
台所占拠する萬平さぁん。
なかなか昼食が出てこないからって、アラウンド傘寿の祖母に対して、食事を作れと座ったまま偉そうにご命令です。
痛い……。
胸が苦しみます。
それにしても、本作の忘却力は凄まじいものがあります。
福子が産後栄養摂取するため「ダネイホン」が開発されたのに、福子二度目の妊娠にせよ、タカにせよ、食べることがなかったんですからね。
今回だってそうです。
幸さん、自分で「まんぷくラーメン」を作りなさいよ。作るっていうか、お湯をかけて3分でしょ(´・ω・`)
午後から休講だから学食に行かないという言い訳もダメ、智謀3。
「お寿司! お寿司!」と騒ぐ姿なんて、まるでお子様じゃないですか。
思えば初回、福子を見た瞬間に、18歳どころか8歳程度に見えてウンザリしたものです。
女性が幼稚でなければ、安心できない信徒の世界観――それが滲み出ています。
どうして全員こんなに智謀が低いのでしょうか……。
教団幹部は家事育児放棄しても許されますぅ~!
福子って、朝ドラヒロイン屈指の育児放棄ではないでしょうか。
『あさが来た』ですら、ヒロインが外で働く罪悪感を延々と繰り返し、ウンザリさせられたものです。
あれはワーキングマザーに失礼じゃないか?
と感じたものですが、ルイージ福子様はそんなチャチなもんじゃない。
在宅専業主婦だろうが、育児を面倒臭そうにぶん投げました。
我が子がいじめられていると訴えても、マウンティング返しをしろと突き放した様子は背筋がゾッとしましたよ。
そして今回も、萬平さぁんの横で奇声を発するだけの簡単なお仕事を続け、我が子と老母の食事すら作らない。
鈴のことは邪険に扱う。
信徒はナゼ、こんなナメくさった態度の福子を見逃すのか?
『半分、青い。』のシングルマザー鈴愛を執拗に叩いたのか?
見えてきたものがあります。
それは、鈴愛の育児姿勢が気に食わなかったわけじゃない。
離婚して前向きに第二の人生を歩む=男に逆らう――そんな思考だったと推察します。
福子みたいに、自分の親も子供も放置して、横でキャッキャウフフする女子マネージャーみたいなお人形が欲しい
鈴愛のようにハートの強い女は許し難い。
そう考えると、ナルホド合点はいきます。同意はしかねますけどね。
リピートするのはナゼだろう?
それにしても、その萬平さぁんのスープ作りもおかしいとは思いませんか?
・牛骨由来のスープは中国語文化圏にもあるが、コンソメと西洋由来を強調する。ラーメンなのにナゼ?
・スープ苦闘がまんぷくラーメンとほぼ同じどころか、簡略化
・自宅で作る意味を感じない。水蒸気や悪臭の処理、保存、衛生観念でどうしても専門施設に劣る
・あれだけ大きな会社ならばいくらでも雇用できるはずの、専門家の意見を聞かない
・「初めての味!」と鈴が言う言葉も胡散臭い。料理の知識があるとは思えない萬平が、そこまで斬新なものを作ることができるとは思えない
こうした条件は、一度目ならばわからなくもない。
しかし、二度目です。ってどういうこと?
年月、経験、資金面、ありとあらゆる条件が異なるのに、同じ過程をたどるがはずがない。不自然過ぎます。
一度目は、出社できない無職であったから仕方ないにせよ、今は責任ある経営者です。それなのに自宅で作業ってどういうことだ?
ここから推理できることは、こうなります。
【日清側が提供しているのチキンラーメン開発秘話を、何のひねりもなく使いまわしている】
【日清側にはカップラーメン開発秘話が不足しているのか?】
抽斗の幅が広い脚本家を抜擢しなかったことが大失策でした。
残念でなりません。
パッケージ秘話だけでは尺が余ったということでしょう。
朝ドラ枠ではなく、スペシャルドラマにしておけば、ボロが出なかったはずなのに、長丁場ではそうもいかない。
神部がシレッと「粉末スープ」と言葉にしましたが、これを最初に開発したのは別メーカーです。
何をさりげなく取り込んどのや?
そういう不誠実な描写が積もり積もって、不信感がどうにもならなくなっているんですが。
「朝からエロス!」がトレンディ~~!
忠彦関連の時間稼ぎは、常に悪化をたどります。
エロモデルはなくなったものの、「エロス!」を毎朝意地でも連呼していて、何ナノ?
ともかくもう言葉のセンスが絶望的にダサい。
「カラス! カボス! エロス!」
じゃねぇっつの。
「ロングヘアなんてどうせ女だ、泣くのならどうせ女だ」という、古臭いジェンダー感を平気で押し出すし。
そう口にするタカと神部の息子・大介の小憎たらしい顔もハンパじゃありません。
彼は弟子なんでしょ?
育てるべき若い者に対して、悪口を言い合って盛り上がるいじめっ子感覚が酷いです。
その弟子にしても「パクリを笑いにするセンス」が末期的で、こんなことはシャレにすらなっておりませんよ。
大坂なおみ選手ホワイトウォッシング炎上を踏まえると、「若者の文化を否定したらあかん」というセリフが、シャレにならないくらい痛いです。
あれも当初は、若者に人気の『テニスの王子様』だからと逃げようとしていました。
だ、誰か、助けてあげて……。
即席麺関連の特許文書に関してこんなブログを見つけました。
http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/entry/2015/06/18/060000
http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/entry/2019/02/28/093000
最初の記事が2015年、まんぷく企画がまだなかったであろう時期なのも興味深いです。
>904型さん
『テレビ局をやめた僕が全く後悔していない理由』
ttps://toyokeizai.net/articles/-/268286
こちらの記事ですね、情報提供ありがとうございます!
非常に興味深い、実際の現場を感じられる記事でした^^
り、劉禅だって『国力の無さと己の才知の低さを悟って、これ以上民に負担をかけないためゲームから降りた』説があるというのに…。源はやっぱりジョフリー王やでえ。
外戚が幅を利かせている所も、ちょうどゲースロや中国史に被ってるし。
東洋経済オンラインに、元フジテレビ社員の福原伸治さんという方が、「テレビ局をやめた僕が全く後悔していない理由」という記事を寄稿されています。常々このレビューで筆者の武者さんが主張されていることとほぼ同じ問題意識であり、番組制作に深く関わっていた方の文章だけに、とても重みがあります。
チキンラーメン売り上げ過去最高って、あれ、なにを持って言ってるんでしょうね?
メーカー出荷でしょうか、店舗販売数でしょうか。
メーカー出荷ならやり方はいくらでもありますよね。
単月目標達成の為に、大メーカーが販売店に引き取りゴリ押しするのはよくありますから。
引き取り数に応じたマージン調整をエサに、店舗に過剰在庫をさせる。
で、後は頑張って売ってねぇ~、で終了。
展示の為の仮出荷と違い引き取りなので、メーカーには売上金も入り実績が残る。
しわ寄せは末端の販売店に。
私の周りだけかもしれませんが、棚から姿が消えるような事は無かったです。
販売スペースが拡がる事もありません。
本が大ヒットした時などは、重版ニュースと共に売り場の拡大などみられますけど、食品は違うのかな。
鯉登少尉は可愛げもありつつ並外れた体術なども披露してますが、源ぼっちゃまは、、、
大元は大阪の現代ものに限界があったところに、水戸黄門終了で太秦に仕事を作る目的で近現代ものにシフト、大阪政財界ものはドラマ性もあるし放送後にも残るものもあるしで全方位的に受け入れられた。
そこにチキンラーメンの周年祭の日清がそこに入れないかと画策した結果、グダグダ。
視聴率もビデオリサーチは電通の子会社、電通の大得意の日清のために全部ねつ造という結末でも驚かない。
籠池夫妻のニュースを見て萬平福子はこれだと思いました。
特に夫を神のようにうっとりと眺めながら、いちゃいちゃねちょねちょしている妻の姿が。
鈴さんは、当初の予定だと先週の最後で退場のつもりだったけど、人気キャラということで延命させたと思いましたが、ただ話が作れないのかなと思えてしまう。
私の深読みは、NHK大阪と企業との癒着です。東京制作にも「とと姉ちゃん(暮らしの手帖)」がありましたが、大阪は「マッサン(ニッカウィスキー)」「べっぴんさん(ファミリア)」「まんぷく(日清食品)」など、直接企業の売上げに繋がる朝ドラが多すぎるような気がします。毎日15分(再放送も入れると1時間)のCMって企業にすれば大助かりですよね。
本気で考えてほしいんだけど、近代食文化研究会さんと共著でまんぷくで書かれなかったものっていう趣旨で本当の歴史とドラマとしても問題点をまとめて出版してほしい。このままだとこのドラマは成功例として扱われてしまう。。そのことがどうしようもない禍根を後世に残す。
前作、スズメの離婚は夫の涼ちゃんが映画監督を目指すにあたって別れてほしいといわれたもの、スズメは別れないでほしいとまで懇願したけどそれでも夫の意思は変わらず
身をひくかんじでむすめも連れて養育費も不明で別れた、ある意味彼らの求める究極の賢夫人ともおもうのだけど。