【146話の視聴率は22.7%でした】
おはようございます。
いよいよ今週で終わりですね。
チベットスナギツネ顔でここまでやってきた異教徒の皆さん。来週からは晴れやかな朝になることを期待をしましょう!
『ひよっこ2』もあるし、NHK東京の朝ドラって、本当に素敵♪
ん、NHK大阪ですか?
東京の足を引っ張らぬよう頑張ってくださることを切に願います。
まずは今日が最後となる『いだてん』砲だ!
親子の愛がそこにはある
まずはコレでしょう。
「父への愛情、親子愛」
金栗四三は、幼い頃に亡くなった父のことを思い出しながら、競技に挑みます。
病に苦しむ大森監督を見ていると、どうしても父と重なってしまうのです。
幼い頃に、親を亡くした人。
そんな人が、記憶に残る親の姿を求めている。金栗もその一人なのでしょう。
亡くなったからといって、親が消え去るものではありません。
んで、本作ではどうでしたっけ?
父親は遺影がチラッと出てきた程度。
女性だけの家族に苦労をかけさせたとして、鈴にせよ、娘たちにせよ、あんなダメな男と憎々しげに愚痴をこぼすばかりでした。
この「家族消失」は、親だけではありません。
克子と忠彦の息子二人も完全に消えています。
本当にドコ行ったんだ???
金栗四三の失踪よりも怖いです。これはもう『月刊ムー』案件ということで良いでしょうか。
完全にホラーの世界ですわ、ヒイイイイイ!
※ワーワーワー!
こんな記事がありました。
◆【女子SPA!】偉大な父に劣等感…『まんぷく』の源ちゃんは、朝ドラ終盤の重要キャラ
「福ちゃん」といい、「源ちゃん」といい、ちゃん付けがなぁ……。
いずれにせよ『まんぷく』と比較される他の朝ドラにも失礼な話かもしれません。
それほどまでに本作からは親子の愛を感じられません。
源の劣等感だって、所詮は萬平さぁんを持ち上げるためだけのものでしょ?
よくもまぁ、ここまで情愛がないドラマを描けたものだと思います。
不思議なんです。
『マッサン』のように、不仲な親子関係を上方修正することは、ドラマにおいては十分にありえることです。
しかし、本作はむしろギスギスと下方修正している。
いったい何が狙いなのか。もう最終週まで来て、そのままで終わってしまいそうなのでワケがわからない。
しょーもないシーンにばかり力を入れてますからね。
今朝も、咲様が登場。
いつのまにか【女神】から【死神】にジョブチェンジしてる。
ヘアスタイルも毎回変えていて、本当にくだらないところばかり気合が入っている。
美人女優が大好きな信徒狙いですかね。そういうノリ大好きだもんな!
はい、お次はこちらのニュースです。
◆ハズキルーペがフジテレビからCMを引き上げへ(文春オンライン)
信徒が好きそうなCMがこうなったそうで。
女性の尻でメガネを潰す意味がわからない。
セクハラ臭バブル臭がプンプンで、いかにも信徒が好きそうなCMだったんだよなぁ。
山賊討伐だけでクリアできる無双
カップ麺は競合他社がいて、しのぎを削って成長してきました。
広告合戦も、テレビの普及と合わせて大激戦。
そうした競争こそ、ドラマにおいては格好の見せ場になるところです。
「もう60だ」
と萬平は言っておりますが、遅咲き人生こそ安藤百福氏の持ち味ですからね。
前半にしょうもない逮捕をリピートするくらいなら、「スペース・ラム」で宇宙に飛び立つ日清の偉業も描けばよかった。JAXAと共同開発した宇宙食がスペースシャトルに載って国際宇宙ステーションに供されるなんて最高にエキサイティングじゃないですか。
企業をモデルとした小説がヒットする理由も、よくわかります。
実は日清の社史としても、最も盛りあがるシーンになるはずです。
それをさぁ。
まるごとスッ飛ばすって、どんだけセンスがないんでしょうかね。
モデルの業績ばかりに焦点を当てて宗教やっちゃうからこうなるんですよ。
例えば『三国志』で曹操と孫権をまるごとカットしたら、ただのバカですよね。
もはや三国鼎立すらしていない。
そういうレベルの間抜けさなんです。
山賊討伐しかない無双シリーズで、誰が遊ぶのか?
※これだけでクリアって、ありえない
続きはこちらでお楽しみください
他社との競合合戦は、ドラマで最高に盛り上がるはず。
ということで脳内妄想キャスティングしてみました。
東洋水産社長 森和夫氏(演:豊川悦司さん/若年期は佐藤健さん)
「よいものを作れば、売れるはずだ。とはいえ、広告戦略も重要。ここで負けるわけにはいかんからな……Smiles for All.全ての人に笑顔を届ける。そのためにも、広告は大事だ」
ナレーション(風吹ジュンさん):かくして東洋水産は、テレビコマーシャルに武田鉄矢氏を起用しました。意外性と斬新性のあるこの広告は、大反響!
続きは高杉良氏『燃ゆるとき』でお楽しみください。
まぁ、これだとマルちゃん視点になっちゃいますけどね。
『燃ゆるとき』をご覧いただければ、本作がその辺の競争をスッ飛ばす理由も、いろいろ判明します。
敗戦は描きたくないんだろうなぁと(ボソッ)。
※マルちゃんも広告センスは負けていない
出演=罰ゲーム
加地谷が着ぐるみで出てくる。
アナタは今、何才ですか?
野呂は缶詰トーク。
盗んでいないの? 大丈夫?
弟子は、今日も泣き顔が鬱陶しい。
忠彦が、ようやくゴッホを喩えに出してきたとはいえ、説得力がゼロ。
世良は、最後まで相変わらずで、『白薔薇』オーナー夫妻もずっと同じ。
神部は宦官で。
真一は外戚と来た。
幸の衣装は、誰が着ようと似合うわけがない補色で、見ているだけで目が潰れそうです。
子役の大介は、大人びた口調で笑いを狙いに行ってんのかもしれないけど、単に憎たらしいとしか思えない。
萬平さぁんと福子は……もういいです。
しかし、これは演じる側には罪がありません。
教団の呪いのせいなんです。
異教徒は、皆悲しみを隠せません。
本作は、登竜門になるどころか、地獄の門です。
最終週まで、そんな罰ゲーム感がミッチミチとは、昨晩放送『ダーウィンが来た』の蟻地獄より怖いものがありました。
こんな使い回し感のある罰ゲームパターン。
いったい何なんでしょうか?
そうそう、異教徒の方から、こんな報告がありました。
『なつぞら』出演者は、脚本を褒めています
何度も申し上げてきましたが、ここ、とても大事です。
期待が高まります。そうです、そこなんです。
本作は、どうせ昼ごろになって
「加地谷の着ぐるみに視聴者騒然!」
「野呂缶に待ってました! の声」
ってな記事があがるんでしょう。こうした予想が当たるかどうか、だけは楽しめるようになりました。
身内に見せれば、そりゃホメる
本作って、妙に白々しい世界が漂っているんですが。
それって「まんぷくヌードル」を褒めるのが知り合いばかりだからだと思われます。
クリエイターで、自分の作品を知人や友人に一切見せようとしない人がいます。
「顔見知りは褒めるから、そんな評価は信頼しない。そういう甘い声ばかりを聞いていると、実力が伸びない」
と自分を厳しく律しているんですね。
『まんぷく』の世界観は真逆です。
特に顕著だったのが野呂でした。
「まんぷくラーメン」程度を絶賛する――そんな味覚の料理人って、何なんですか?
既婚者である福子相手に、俺も好きだったのに〜というような未練を見せつけるのが、本当に気色悪かったです。
缶詰ごと焼かれてもエエんやで。
※缶詰の中身までまっ黒焦げやで
最終週まで「無能かつ勤勉」
プロ意識がないのは野呂だけではありません。
他ならぬ、まんぷく食品のメンバーがどうしようもありません。
「売れないんだー!」
「想定していた三分の一だー!」
「くっそー!」
って、ガキの感想じゃないんだからさぁ(´・ω・`)
教団員の無能かつ勤勉、生産性ゼロのザ・ワールドにはDIO様も嘆く!
全てが止まっているからね。
※URYYYYYY!!
わざわざ若手チームを結成させたのに、結局、若手を育てるつもりが感じられませんでしたね。
研究員をすっ飛ばして、メリサンドル福子のアイデア頼りでした。
忠彦にせよ、落ち込む弟子をネタにして一家総出でバカにしている。
どこまで思いやりに欠けた人物像ばかりなのでしょう。
研究ができない研究員。
営業ができない営業職。
デザインできないデザイナー。
地獄。
地獄。
まさに地獄!
※続きは次ページへ
朝ドラ直近5作品の、毎週平均視聴率を一覧にされているサイトがあります。
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これを見ると、まんぷくの視聴率は最初の5週が貯金となっているに過ぎない、というのが良くわかりますね。
中盤以降は、半分青いにも、ひよっこにも、水をあけられているというのに、適当な思い込みで記事を書くライターはゲスですね。
日野富子もびっくりの銭ゲバ…これは富子と呉座勇一先生に失礼ですよ。
自分勝手な守護大名や、やる気のない夫に振り回されながらも、応仁の乱終息のために政治力・経済力の限りを尽くした室町きっての政治家(しかしミソジニーやフェイクニュースによって悪女として歴史に名を残してしまった)と自分の事しか考えてない萬平さんじゃ、スケールも功績も苦労も違います。
参考図書『応仁の乱』『陰謀の日本中世史』呉座勇一