わろてんか54話あらすじ感想(12/2)来客中にサプライズ?

家族サービスを怠ってでも、どうにかして寄席小屋を増やしたい藤吉。
“フラリーマン”にまで変貌しながら、ついに2軒目の本契約を済ませたのですが、てんの怒りが爆発します。

そのころ風太は、何やら思う所があるのか、寺ギンのもとで働くことになるのでした。

 

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松坂さんが『軍師官兵衛』で演じた黒田長政の兜!

キースとトキは、てんに何かをしたいと話しかけています。
そこへ、藤吉、続いて寺ギンと風太が登場。
風太の姿に唖然とする風鳥亭の面々です。

ここで、来客中なのにキースとトキが、風太と藤吉を舞台へ連れてゆきます。
そこへは岩さんが鎧甲冑を着込んで座っており、その横にアサリと亀井が立っています。
太鼓をドドンッ!

「今日は端午の節句~~!」

アラアラアラ。
岩さんが被っていた兜をよく見てみれば……。
というかよく見なくても戦国ファンなら一目瞭然、そのカブトは黒田長政のものです。

2014年大河ドラマ『軍師官兵衛』で、松坂桃李さんが演じた黒田長政のものです。
風太役の濱田岳さんにau広告つながりで金太郎人形を持たせたり、リリコ(広瀬アリスさん)と一緒に『釣りバカ日誌』の「バカけぇ!」という決めゼリフを吐かせたり。

SNSやウェブニュースで取り上げられる可能性もあり、制作サイドとしてはそういった狙いなのでしょう。
ただ、その使い方が効果的でないと、単に「他作品の褌で相撲を取る」という目で見られても仕方ありません。

本作については、かなり危険かと(´・ω・`)

 

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大事な交渉中に何してんすか! 接客が先でしょ!

ここでトキが、「プロポーズの時のトキメキを思い出して!」みたいなことを言うわけです。
甘ったるいBGMを背景に、いつもの震え声でてんに愛の告白をする藤吉。

いやいやいや、寺ギン来客中でしょ!!!
つーか、大事なギャラ交渉では???

こういう相手に失礼な対応って、交渉を不利にするだけなんすよね。
私の知っている営業マンは、本当に大事な交渉事のときには1時間以上早く現地(あるいはその付近)に出向いておき、万が一にも粗相があって不利にならないようにする(&その場所に慣れるようにする)と言ってました。

一方、客を待たしてこれ。いくらドラマでも、さすがに不自然過ぎるのではないでしょうか?

てんは笑顔で「これからは堪忍袋はいりません!」と笑って、バカップルは原状回復できたようです。
一週間引っ張ってやっと解決、よかったですね(´・ω・`)

ここで寺ギンが「どないなっとんねん! いつまで待たせる気や!」と怒鳴ります。
私も寺ギンと同じ気持ち。来客中、仕事中に何してるんすか。そういうのは流石にプライベートでしょ……。

 

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条件は変えんでええ 嫌なら他で探せばええ

ここで商談に戻ります。
藤吉はふるふるした声で、
「小屋が二軒になるから芸人を二倍にしてください。ついでに売り上げ金を五分五分に」
と言い出します。

寺ギンは呆れた様子で、風太に意見を求めます。

風太は、
「別に条件は変えんでええ、と思います。嫌なら他で探せばええ」
とバッサリ。寺ギンと風太は帰って行きます。

ここでトキが「風太! なんであんな奴!」と言います。
オイオイオイオイ、「あんな奴」って、目の前に寺ギンいて、さすがにそれはマズイですよ。先方から見たら、「お茶子風情が何ヌカしとんねん!」というところでしょう。

トキが残念な子になってしまって本当にガッカリです。
本来なら、てんがかぶるべき泥をかぶっている。泥よけ便利キャラでは?

第8週で、座布団を小さくしたり、するめや塩辛いものを売れば喉が渇いて飲み物が売れると提案したのはトキです。
こういうちょっとセコいと思われそうな吉本せいのアイデアを彼女のものにしたり、こんな風に寺ギンの悪口叫ばせたりするわけです。

本作の登場人物は、誰も彼もが行動パターンブレブレになりますが、トキやのように、愛着も整合性もなく、ただの便利屋まがいにされていることが原因ではないでしょうか。
一言でいえば“雑”かなぁ、と。

 

リリコと2人で釣りバカコンビ……頼りすぎ?

風太は藤岡屋は辞めると言い出します。分家も断ったと。

「大阪はおもろいからな」
そう言う風太。その「おもろい大阪」の中身が曖昧なのが、本作の弱いところ。
当時の東京より賑わってエネルギーに満ちていた、戦前の大阪の魅力も活気もまるで伝わってきません。
ドコかでそれを視聴者にわからせていてくれればいいんですけどね。もったいないです。

風太が帰ろうとすると、リリコが「俺がてんを一生守ったるー!」と奇声を発して呼び止めます。
そしてあんたも恋の邪魔するつもりやろ、と誘導尋問。釣りバカコンビとしてこの二人を絡ませたいようです。

風鳥亭の面々は、寄席が二軒目になったとお祝いをします。
藤吉も無事に兜を買ってきて、一家団らんを楽しむ北村家でした。

 

今回のマトメ「誰もがサプライズ好きと思うなかれ」

今日の展開で思い出したのが、これです。

「昨日の結婚式、フラッシュモブのせいで最悪でした」 フラッシュモブが原因で離婚を決意した新婦 – ねとらぼ

※新婦も、結婚式前に何度も何度も「サプライズは嫌だ」と言っていたのに、当日になったら披露宴の最後になってフラッシュモブ→突然、全員が踊り出す→仕組んだのは旦那の実家サイド→離婚を決意、というものです。

あのサプライズ節句は、寺ギン来客中に何が何でも強行しなければいけないものでしょうか?
そもそもプロポーズの言葉を人が見ている前でもう一度やらせろ、って?

「いやいや、これはドラマだから」で済む話ではない気がします。デリカシーがないにもほどがあって、とても見てられませんでした。

おそらくや、これを作っている方たちは、フラッシュモブやサプライズが好きなのかもしれません。
私も苦手ですから、こんなことされたらたまらないと、本当に脂汗が滲んでしまいました。

そもそも、このサプライズという発想が、大正時代にアリなのですかね。
平成のノリで作っているだろう、と感じてしまいます。

それと藤吉の「寄席を二軒にすれば、寺ギンとの分け前を見直せる!」が、やはりまったく根拠のない妄想じみたものだったと判明したのも、予想ができたこととはいえズコーッ、でした。

確かに「寺ギンと約束した」とは言っていません。

寄席を増やせば席主として格が上がる

そうすれば寺ギンも俺のことを見直すかも!

俺のことを見直すついでに、取り分も見直すやろ!

そんなザルにもほどがある、もう、突っ込むのも疲れるほど見通しユルユルの計画を藤吉が勝手に妄想していただけでした┐(´д`)┌

てんは笑顔で「日本一の席主になる!」と言いますが、お笑いの世界って、そんなに簡単なんですか?

と思ったら、呆気なく、風太の一言「別に条件は変えんでええ」で撃沈してます。
寺ギンと風太のほうが筋が通っています。

普通なら、藤吉に(あるいは脚本)に少しでも常識があるのでしたら、事前に、
「寄席をもう一軒手に入れたら、取り分を五分五分にする」
という証文を交わしておくはずです。
この手の失敗、何回目ですか、ほんと。
こんな初歩的なこともできない人たちが、4年も寄席を運営できただけでミラクルです。

にもかかわらず、藤吉、てん、トキが寺ギン&風太を恨みがましそうに見ているので二度ガッカリ。

てんが将来、日本一の女興行師になる人だったら、
「事前に証文とってなかったんか!」
と、怒るぐらいが普通じゃありません?

今週、夫婦喧嘩よりも大事だったのは“風太の転機”だと思います。
もうちょっと丁寧に描いて欲しかったものです。寺ギンタイムは癒しだというのもありますが。

来週は落語家がメインとなるようで、少しは期待できるのでしょうか。

モデルプレス – 「わろてんか」新キャスト発表 成田凌は連続テレビ小説初出演

新キャストの皆さんが出て良かったと思えるような作品になるとよいですね。

著:武者震之助
絵:小久ヒロ

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吉本せい 吉本興業の歴史

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【参考】
NHK公式サイト

 

2 Comments

匿名

「登場人物が努力する姿をまともに描かない」「制作側は笑いをとろうとしているのだろうが、不快な悪ふざけにしかなっていない」「季節感の全くの不存在」等、大失敗作の『まれ』によく似た感を強く受けていましたが、wikipediaで見てみると、確かにプロデューサー欄に同じ名前が。
私はあの大失敗作の教訓は、NHK内で生かされているのではと勝手に思っていたのですが、あれを失敗と思っていない、「今度こそこの路線で」と思っている制作者が、一定数NHK内にはいるのでしょう。とても残念です。
人が作るものですから、時には失敗も出ること自体は仕方がありません。でもそれはきちんと反省・分析して、同じことを繰り返さないようにしてほしかった。反省したからこそ、『朝が来た』以降の作品は面白いものになったと思っていたのに、またしてもこの不快な出来・・・
二重の意味で、今回NHKには失望させられました。

朝どら大好きニャンコ

サプライズからの仲直りの流れ、観ているこっちが居心地悪くておしりがムズムズしてました。
寺ギンも途中で割り込んでくれればよかったのに。
仲直りするまで辛抱強く待っててくれた寺ギンさん、ええ人やわー。
「お父ちゃんみたいなデッカい男になるんやで」って息子に言ってましたけど、お父ちゃんデッカいのは口だけですがな。

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