なつぞら18話 感想あらすじ視聴率(4/20)そして語られる、妻への愛

【第18話の視聴率は20.6%でした】
なつぞら感想あらすじ
なつぞら全視聴率

第3週、最終日。
今週は、子役から本役に交代した初週です。

イケメンがずらりと揃って、さぁ、どうなるのかな?
と、思っていたら意外な着地をするのでした。

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策士策に溺れた娘の結婚

なつは、台所で富士子を手伝いながら、こんなことを尋ねます。

「おとうさんとどうして結婚したの?」って。

なつぞら10話 感想あらすじ視聴率(4/11)爪を抜かれた猫ではあまりに不憫

富士子は、なつはお父さんの魅力がわからないのか?
と言いますが、昌幸ならこうでしょう……。

「全くわからん!」

もちろん剛男は魅力ある人物だと思います。
って、そこじゃないんだ。

なつは、そうではなく、泰樹が結婚に反対したのではないか?と、知りたがります。

うんうん、恋愛結婚だとすれば、どうやってあの剛男が知略99のじいちゃんを攻略したのか、気になるじゃないですか。私もそれは知りたかった!

気になっていた……というところをキッチリ回収する。
本当に痒いところに手が届く作品です。

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「何人かいるうちの一人だったのよ」

ここで富士子が、ネタばらしをします。

「何人かいるうちの一人だったのよ」

途中で、農協にいる剛男本人の顔も見せながら、結婚前のことが語られていきます。

てっきり富士子がモテモテで崇拝者から選んだのだろう――と思ったら、そうではありませんでした。

彼女が19になったとき、泰樹が婿の候補者を見せて歩いたそうです。
なるほど。照男のような家の後継者は除外し、婿候補を選んでいたわけです。

そうだとすれば、あんな適性がない剛男がナゼ?
これが策士なんです。

知略99の泰樹からすれば、彼は引き立てるための一人だった。
スペックで選べば剛男は真っ先に落とされるだろう。そして他の男が魅力的に見えるはず。

しかし、それこそが策士のぬかりです。
恋愛感情までは読み切れなかったんだわ。

富士子は、休憩時間に本を読んでいた剛男を見て、この人だと決めました。

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泰樹と同じく、北陸から北海道へ

家の事情で、高等小学校を中退。
泰樹と同じく、北陸から北海道までやってきた人。
策士からすれば同郷のよしみで、なんとなく候補にしただけであります。

ところが彼には魅力があった。

青年団でも読書好き。そんなおとなしいタイプ。
そして剛男は、富士子に憧れる一人でもあったようです。

「あ、あの富士子ちゃんが選んでくれるなんて!」

そう浮かれる剛男が思い浮かびますね。もうショートアニメにでもしてくれ!

そして考えたいこと。
それは、
【策士策に溺れた】
という結果です。

ぬかったわ……まさかあいつを選びおるとは!
そう歯噛みする知略99の弱った顔も見たいと思いませんか。

なまじスペックを見抜く力があるから、そこに重きを置き、人の持つ情をついつい過小評価しちゃうんですね。

泰樹の人生と失った愛

富士子は、泰樹をかばいます。
婿を理解できないわけじゃないのです。

そりゃそうでしょうね。
もしも本当の暴君であり、娘を支配したい父親ならば、娘の意思を無視して結婚相手を決めたことでしょう。

剛男を選んでも、からくりを説明して開き直り、拒んでいてもおかしくない。
それでも、結婚を認めているのです。

そんな婿の農協勤めも、喜んでいたそうです。実際、適性がありそうですもんね。

一方、泰樹には、心の底から愛した妻がいました。
富士子が9つの時、病気で倒れて急死してしまった人。ジャガイモにバターを載せて食べさせていた女性です。

そのころ、柴田家は冷害に苦しんでいました。
そのせいで金がなく、帯広まで医者を呼びに行っても、来てはくれない。

そして妻を死なせてしまった。

「組合があればなぁ」

妻の葬式で、泰樹は思わず語っておりました。
富士子は、そんな父の言葉を覚えていたのです。

今でこそ泰樹は、このあたりで一番の牧場主です。
しかし、そこに至るまでには苦労がありました。

一人で北海道に渡り、十年も一人だった泰樹。そんな彼が、農家の一人の娘に惚れました。
そこに通い詰めて、畑仕事を手伝い続けて認められて、やっと結婚の許しがもらえたのです。

ジジイぃぃぃ〜〜!
泰樹の愛に泣いてしまうわ!

そんな大切な妻を、金がないばかりに亡くしてしまった――そんな苦しい苦しい過去がある。

泰樹の愛。
その重たさについては、なんとなく伝わるものがありました。

一人では生きていけないからこそ

北海道の屯田兵一世ともなれば、結婚における恋愛なんて二の次。
時代背景的にもそうですが、当時の北海道の場合は特に顕著でした。

家族がいなければ、酷寒の大地では生きてゆけない。ともかく男と女は結婚しなければならない。
そうした境遇の中、配偶者を失えばすぐさま再婚話が持ち込まれます。

顔も知らない。性格もわからない。
そんな相手と、いきなり結婚させられる。それが当然のことでした。

ところが、泰樹の場合はそうではない。
しかも彼の場合、子供は一人娘だけでした。
後継ぎを作るためにも再婚をしろと、せっつかれたことでしょう。

18で入植して、あの美男でありながら28まで恋すらしない。
そしてその妻を失ったら、再婚せずに生き抜く。だからこそ、娘の恋愛感情も否定できない。

天陽相手に「男がそうでなければ見くびられる!」と出てくる、あの言葉は、彼自身の苦い経験ゆえかもしれませんね。

厳しいようで、あたたかい人

泰樹は、
「それでこそ赤の他人だ」
とまだ幼いなつに言いましたっけ。

しっかりと、自分にぶつけられた過去の苦い言葉を覚えている。
それゆえ、自分より若い世代がそんな言葉に傷ついて欲しくない。そういう性格なのでしょう。

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厳しいようで、あたたかい。
そんな人なのです。
※続きは次ページへ

15 Comments

こけにわ

おじいちゃんにお茶をあげたい!
って思った人がたくさんいたのでは。
あのタイミングで次回、っていうのは。
上手いなあ、頑固じいちゃんの可愛らしさが出てましたよね~。

蘇生から発情、と行くのでどぎまぎして見ていると、おじいちゃんの深い愛で週末をむかえるなんて、すごい。
なつがおじいちゃんに見せるのは、
北海道の開拓民の話なのでしょうけれども、なつの青春でもあるんですよね。
楽しみです。
なつ、家族になれて良かったね、
天陽君も辛い冬を越えてこれたんだね、
朝ドラを見る幸せを噛みしめてます。
武者さんの真田丸のレビューには大笑いしてました、楽しいです。

904bis型

前作レビューのコメント欄で、並行再放送の『べっぴんさん』の感想を書かせていただいていた頃、私も「第○回」ではなく「第○話」と書いていました。特に気づいてのことでもないですし、自分に馴染んだ言葉が自然に出ていただけ。他の方がどちらを使っていたか等気にしたこともないですね。

さて、それはともかく

朝ドラは、登場する自動車の考証には非常に凝るところがあります。『ひよっこ』での、みね子らの故郷のバスや、東京の工場でのトラックなど。
『半分、青い。』でも、商店街の店先のスクーターや、鈴愛の上京時の高速バスなど。
大きな楽しみの一つでした。

『なつぞら』でも、集乳のシーンでフォードのトラックが登場していたことを、どなたかがコメントしていらっしゃったかと思います。
これは、結構重要なポイント。

戦前~戦後の間、国産車は信頼性・耐久性で米国車に全く及ばず、特に未舗装路ばかりの農村部だと、国産トラックはサスペンションがすぐ駄目になってしまうので、米国トラックが好まれていたという話は、クルマの歴史の本の他、地域史の本でも目にすることがあります。
日本の軍隊ですら、配属されたトラックがフォードやシボレーだと兵隊たちは喜ぶものの、国産車、特に民間規格のものだと壊れないように気を遣いながら使わねばならなかったという体験談も伝わっています。

荒れた道だらけの北海道の開拓地で、重いミルク缶を運ぶというこれまた荒っぽい仕事に、フォードのトラックが重宝された、というのは、リアルな話です。

次にまた登場するシーンがあったら、よく見てみたいです。

匿名

「話」だろうが「回」だろうが、気になりますか、そこ?w

管理人

>ポッペリアン様
編集人の五十嵐利休です。

僕としては第何回でも第何話でも構いません。
気にしたこともありません(つか、もともと僕が書いた気がするw)。

大事なのは本質です。

役所の書類じゃあるまいし、何を求めてこちらに来ていらっしゃるんですか?
言い返すのもバカバカしいんですが、そんなことで「資質を疑う」というあなたの資質を疑います。

名字間違いのご指摘は、本当にありがとうございます。
今後も間違いを見つけたときはご指摘いただければ幸いです!

※ちなみに「奥村」で検索かけたら5箇所の誤りがありましたw
関係者様には申し訳ありません。
ポッペリアン様、重ね重ねありがとうございます。

匿名

ほとんどの読者は、細かなミス入力は気にならないのではないでしょうか。品が悪くなりますので、不必要な攻撃的書き込みは差し控えていただきたいです。

匿名

私はそんなこと( ↓ )気にならないんだけどな。

問合せメールでなく、公開のコメント欄に質問を書き込んだ以上は、それが第三者からどんなイメージを以て受け取られるかも承知の上なんでしょうけど。

ポッペリアン

閑人さんのご指摘のとおりなんですが、第7話の感想あらすじでも「奥原」とすべきところを「奥村」としているところが2ヶ所あります。

あとオープニングを見るかぎり、近年の朝ドラは「第何話」ではなく「第何回」と表記しているように思うのですが(少なくとも「なつぞら」については間違いなくそうです)、あえて武者さんがレビューに際して「第何話」という表現に拘っておられる理由はなんですか?
曖昧な理由だとレビュアー(ひいてはライター)としての資質を疑われますよ。

以上につき、よろしければ「揚げ足取りの嫌みなコメントがきている」とわめきたてるレビュアーでもなく、編集部又は管理人という曖昧な名義でもなく、五十嵐利休様の名義によるきちんとしたご回答を希望します。

ガブレンツ奮戦

「混ざる」という言葉からは、何となくマイナスの印象が出てしまう。で、やや誤解もあるように思いますが。

余程特殊な取引・販売方法でもなければ、昔も今も、牛乳は、地域の各酪農家が生産した生乳が集められて(確かに「混ざる」とも言えますが)作られていることに、違いはありません。

本作中で、泰樹のように農協の共同出荷に参加せず乳業メーカーに直接生乳を出荷しているケースでも、乳業メーカーは、集めてきた生乳から牛乳を作る。やっぱり「混ざる」。

実際は、
農協にせよ乳業メーカーにせよ、酪農家から生乳を受け取る時点で、ロット毎にサンプルを取り、品質検査を行う。乳業メーカーの直接買取なら、それを元に買取単価が決まるし、農協の共同出荷の場合も、代金の配分は単なる数量割りではなく、品質等級にも基づいて行われる(農協の米等の販売とも似たようなものです)。

農協の共同出荷の場合、共同出荷には組合員しか参加できないから、出荷メンバーは互いにわかるし、農協の集出荷の運営は組合員としてチェックが可能。
共同出荷への参加可否について、生産者が気にすることがあるとすれば、「得体の知れない牛乳と混ぜられる」ではなく、「乳業メーカーの買取りの前に混ざることになるが、品質の評価や代金の配分はどうなるのか」

最近は、牛乳の販売も様々な形態が出てきているようですし、牧場に生乳から牛乳を作る施設を設けた完全に個別の販売者もあるのかもしれません。でも大規模な販売は難しいですし、長期的に安定して牛乳を供給するには、広域的にまとまった集乳の仕組みが必要なのは間違いないと思います。

なつぞらいいね

そういえば、ちゃんと取材してなさそうな、物語が浮いてきますね。
演劇も何のため?って、朝ドラも何のため?で、これが脚本家の意識の差ですかね。
例えば、他の得体の知れない牛乳と混ぜられたくもないだろうし、今は生産者の質の時代に戻っている。でも北海道の開拓期では貧しさを皆で乗り越えることが必要だったと、リアルに感じ考えさせられる体験は今までに無く、作劇者が与えてくれる醍醐味ですね。

ひろぶ

先週までのこなつちゃんパートがあまりにも良すぎた為、どうなるかな~と思ってましたが、、、

やっぱり良い!

善悪が完全区分じゃなく、清濁混じりあう複雑な感じ。
だからこそ、観ているこちらにも考えさせてくれる面白さ。
今期は、日曜から土曜まで、感動に休みがありません!
とつけむにゃ~ですな。

予告で、なつがアイヌ衣装を着ていたような気が。
「ちゃんと取材をした上で演劇を」発言もありましたし、、、
来週も感動展開が確定?
半年の苦行が実りました!(笑)
まさに、ヒンナヒンナ

むらた

毎朝が楽しみで来週が待ち遠しいってほんとうに幸せ。
富士子さんがお父さん(泰樹さん)お母さんのことを話した時、それを聞いていたなつ、広瀬すずさんの顔、表情、目がよかった。私もちょうど富士子さんの話を聞きながら泰樹さんを思ってじわーときていた時の広瀬さんの表情だったから、私の気持ちをすずさんがすくいとってくれたような気がして。
やっぱり演劇にはカタルシスがなくちゃと思う。『なつぞら』を見ているとまさに魂が浄化される。見ていて心に澱が溜まってくるようなやつは嫌いだ。
倉田先生の演劇論が好き。部室に貼ってあるスローガンも気になるから先生の演説を聞きながらも画面を必死で見てしまう。「演劇で人間を社会を映す」
白蛇はんも愛すべきキャラクターだったけど倉田先生はかっこいい。柄本佑さんめっちゃかっこええわー。
草刈さんは言わずもがな。真田昌幸以上にかっこいい役はないと思っていたけど、泰樹さんも素敵すぎる。「お茶が欲しい」の丸い背中がいとおしくて、絶妙のタイミングでお茶を持っていった富士子さんがええ娘だ。いい父娘関係だ。
で、これ偏見ですけど、普通上の人が、男の人が自分から謝りませんよ、ふつー。それができるってかっこよすぎる。
「やっぱりじいちゃん大好き」「いちいち家族にんなこと言うな」。河原でこなつちゃんを抱きとめた時は家族はおらんけどわしらがおる、だったのが、今はもう家族なんですね。

904型

当初、「考えるな。感じろ」で見始めた『なつぞら』でしたが、今週に入って「あなたはどう考えるか」が問いかけられる展開が続きました。
泰樹が農協に歩み寄れないでいることについても、農協側の姿勢は、「きちんと考えれば、正しいとわかるもの」でした。

泰樹の方も、貧しさの中で妻を亡くし、開拓民・農民の共助組織の必要を自ら痛感していた一人。
その経緯からすれば、農協設立の発起人メンバーになっていたでしょうし、初代組合長に推されていてもおかしくない。実は理事の一人ではあるのでは?とも思いますが、何故か農協とは距離を置いてしまう感じ。

この泰樹の姿勢は、理屈では割りきれないものに突き動かされてのことなのでしょう。理屈で考えて理解できることではない程の。
開拓期の辛苦。その中での乳業メーカーからの有形無形の支援は、乳業メーカー自体にとっての利害を度外視したものもあったでしょうし、そのような中で培われた信頼関係は、やはり理屈でどうこうというものではない。

でも泰樹も、農協の共同出荷の意義や必要性を、理屈ではわかっているのではないかと感じるシーンも今回はちらほら。天陽の家にいる農協預託乳牛のことを認めていないわけではなかったり、なつがその世話を手伝うことを許したり。

泰樹の真意は、来週また少しずつ見えてくるのでしょう。それが楽しみです。

すずめっこ

約半年ぶりに、朝ドラを楽しみに待つ生活が戻って来ました!なつぞら、本当に良いですね。笑えるところ、ジーンとするところ、そして学ぶところ、まさに、自分の生活を見つめ直す機会を毎朝貰っています。悪者がいるのではなく、それぞれが、ちゃんと意思を持っているからこそ、対立も時には生まれる。半分、青いもそうでした。その対立をどうやって乗り越えていくのか、それを見たいんです。天からのお告げとかで解決するのでなく。ここから、なつが演劇に参加する事でどう変化していくのか、とても楽しみです!武者さんのレビューも毎日楽しませて貰っています。

匿名

NHKだからこそ、周囲の批判を恐れずにやりたいことをやれるはずなのに、最近はSNSの声に媚びてる感じです。

閑人

主人公は奥村ではなく、奥原なつさんですね。

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