なつぞら74話 感想あらすじ視聴率(6/25)雪月三人衆

坂場との対決後、なつは牛若丸と馬の動画に奮闘中。
ついには久々に徹夜までしてしまいます。

そしてなつが窓を開けると、法螺貝を鳴らしたくなる状況がそこにはありました。

【東:雪月軍 10万】

総大将:とよババア(徳川家康)

猛将:雪之助(本多忠勝)

知将:妙子(本多正信)

北海道から彼らがやってきていたのです。

雪月三人衆、推参

「とよばあちゃん!」

あの十勝編最強のとよに、ハグをするなつ。
懐かしいのはよいとして、目的は雪次郎奪還です。

聞けば雪次郎は、川村屋の寮も引き払っていたというではないですか。

とよは、寄る年波には勝てず、こう言います。

「なっちゃん、座らせて。あ〜、こわいこわいこわいこわい! よっこらせ、よっこらせ」

もしかしたら勘違いをされた方がいるかもしれませんが、別にとよは東京や新宿を怖がっているのではありません。

「こわい」とは、北海道弁で「疲れた、怠い、苦しい」という意味(北海道ファンマガジン)。

そんな老将でも、出陣してきたわけですね。
いわば大坂の陣での家康ですわ。

早速、雪月三人衆を風車の店内へ入れるなつ。
そういえば、雪之助は風車で酔っ払って大変なことになった前科持ちですね。

なつぞら45話 感想あらすじ視聴率(5/22)粋で甘え上手な江戸っ子よぉ

亜矢美が出迎えると、とよはこう来ました。

「あぁ、なっちゃんの兄を拾った」

拾ったはないわ、とたしなめられます。
と、そこへ兄である咲太郎がやって来ました。

本作は衣装もいいですなぁ。
昭和の下着って、調達するのであればランニングが一番楽だと思います。買ったものをそのまま使ってもよいはず。
咲太郎が着ているものは、ちょっと工夫を感じるんですよね。

そんな咲太郎を見て、妙子がカッコいい兄だとちょっとドッキリ。

魔性を持つ兄のこと、なつがちょっと警戒すると、とよがツッコミます。

「この人は男を見る目がないから」

すかさず妙子も誰と結婚したと思ってんだ、あんたの息子だよ! と突っ込み返します。

とよババア、新宿でも強すぎるだろ……!
いや、妙子も負けておりませんね。

雪次郎が失踪しただと?

雪次郎がいなくなったと聞かされた咲太郎は、
「へぇ〜そうなんだ」
とすっとぼけます。

出ました。プロの役者で芝居達者な方による、下手くそな演技。
『真田丸』でもこういうシチュエーションがあって笑いました。

妙子は、なつの仕事について心配していますが、日曜日だから大丈夫。
と、相手の心配を取り除くと、今度は逆に、週末に誰もいなくなったお店(雪月)を心配します。
さりげなく気配りできる優しさがあるんですよね。

「それどころではない! 閉店してきた!」

「このままでは永遠に閉店……」

雪次郎がいなくなるとなれば、そうなりますよね……。

それにしても、面白いなぁ。
雪月って、それぞれの個性がこの商売にぴったり。これならば名店になると感心したものですが。

なつぞら23話 感想あらすじ視聴率(4/26)Don’t think. Feel!

それがまさかのお家騒動とはね。
先が読めないものです。

雪次郎は秀忠というよりも、芸術家肌過ぎて後継者脱落する、曹操の子・曹植になるのかな。

咲太郎、出陣す

亜矢美は、愛想よくニコニコと出迎え、お茶を淹れなくちゃ、朝ごはんも出さなくちゃと気遣います。

夜行列車で駅弁を食べてきたと、それを断る雪月三人衆。

ここでお土産があると、雪之助が言います。

亜矢美が「とんでもない!」と遠慮しかけると、
「それがしの菓子が食えぬか!」
と言いたげに、一瞬だけムッとするところが猛将ですな。それをこらえて、差し出すわけです。

「いえいえ、僭越ながら!」
そこで出てきた。
真っ赤なレトロデザイン缶の「バター煎餅」です。

これは小道具担当者さんの、よい仕事ですよね。
実在のモデルをふまえ、レトロ感を出す。

Illustratorあたりにあるブラシ、パターン、フォントは、現代のトレンドをふまえています。

ですから、こういうレトロデザインは一から起こさないといけないこともある。
手間がかかって、面倒なのです。

それに、デジタルだと手よりも綺麗になりすぎてしまう。
そこを敢えて崩して、リアリティを出す必要もあるわけだ。

それをこなすわけです。お疲れ様です!

亜矢美はお土産を喜び受け取り、粗茶だけでもと立ち上がります。
なつもあとに続きました。

さて……ここからが対陣ですね。

雪月三人衆 vs かぶき者・咲太郎(水野勝成)

水野勝成こそ最強武将! 徳川家康のイトコながら各地を流浪したリアル傾奇者の生き様とは

この対陣は辛いぞ!

三人が、じっと咲太郎を睨むような状況になりました。こんなん私なら胃痛がしてくるわ!

一方で、亜矢美となつは作戦会議中。

「酒でも飲ませたらどうかね?」

「それはいかがなものでしょうか。事態が悪化しかねません……」

「それもそうだ」

亜矢美の酒作戦は却下。
たしかに雪之助の酔い方は危険です。

部屋にいる三人衆は、ほどなくして咲太郎に一番槍を繰り出しました。
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