なつぞら81話 感想あらすじ視聴率(7/3)芸者とは、芸を売っても身は……

13年ぶり、奥原きょうだいの再会が迫っています。

亜矢美の作ったお弁当を持って、なつと咲太郎の目指すは十勝。
上野から夜行列車にのって、本州を縦断するのです。

※津軽海峡を目指すのならば、上野発の夜行列車ですね

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柴田家の食卓になつの好物が並ぶ

そのころ千遥は、柴田家で食卓を囲んでいました。

富士子は、千遥の好きなものがわからないから、なつの好物を作ったと言います。
じゃがいもや山菜、豚肉等、北海道の味覚が並びます。

柴田家の食卓は毎回豪華ですね。
本作の食品担当者さん、朝ドラ食卓の本気を見せていただいてます。

「口にあうかわからないけど、食べてみて」

「いただきます」

千遥はおそるおそる、それでも好奇心で目を輝かせるようにして、箸でじゃがいもを口に運びます。

「いただきます……おいしい、とてもおいしいです!」

そう言って、にっこりするのです。
本作は食べ物も美味しそうだし、演技もいいですね。毎回本当に嬉しそうです。

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「よかったー!」

富士子もにっこり。
こういう心の底からの笑顔が見たかったんですね。

「そんで、いつなつはここに来るんだ」

泰樹がそう言い出すと、長い旅程が説明されます。当然ながら、この時代にLCCなんてありません。

夜行列車で、上野から青森まで半日

夕方に青函連絡船

帯広まで陸路で半日

到着は早くても明後日。
これも丁寧な作りですし、そこを考えてドラマにしています。

互いの自宅、職場、学校の位置関係が不明なのに、同じ喫茶店で集まって教団支部になっていた……そういう前作****には違和感だらけでした。
移動距離を考慮しないということは、手抜きなんですよ。

富士子は「ごめんね」と申し訳なさそうにします。

ただ、ここでちょっと引っかかるんですよね。
千遥本人だって、東京からここまで来たのであれば、距離感は知っているはず。

これだけかかる距離を、そう簡単に来られるものでしょうか。

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「あれ」「おい」と呼ばれる婿の悲哀よ

「千遥は待つと言ってんだ」

泰樹がそう断言すると、剛男が、呼び捨ては馴れ馴れしいのではないか……と、ちょっと戸惑います。

「なつはなつ、千遥は千遥。家族はさん付けではない」

そう宣言する総大将・泰樹です。
すると砂良が、私は半年間さん付けだったと突っ込みます。

彼女のこういう言葉からすると、家族にはすっかり馴染んでいますし、楽しく暮らせていますね。

剛男は不満そうです。
なぜなら未だに名前で呼ばれないからだそうで。

「あれとかおいとか……」

「おい、何言ってんだ」

「偉そうにしているからって、偉いと思わなくていいから」

剛男と泰樹の会話に、途中から入ってくる富士子の気遣い。
そんな会話を聞いて、千遥はしみじみと言葉にします。

「すごいですね。姉は、こんなに恵まれた家で育ったんですか」

姉の環境に感心しているとも言えますし、彼女自身はどうなのか? と気になるところです。

剛男にお父さんのことを覚えているのかと尋ねられ、千遥は答えます。

父母の顔も覚えていないと。
剛男が戦地でのことを語り出すと、そのことは咲太郎からの手紙で知っていると返すのでした。

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ここで回想は、6歳で家出したあとのことに。

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「それから随分苦労したでしょうね……」

そう富士子は気遣います。

※こうなった孤児もいたから……

千遥は、ある人に拾われて「置屋」に連れて行かれたと語ります。

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芸者という境遇

ここで、剛男はじめ大人がギョッとして、明美はキョトンとしています。

「置屋」とは、芸者の派遣元です。
その説明を聞いて、明美は無邪気にこう尋ねます。

「芸者なの?」

千遥は、こう返します。
「お酌」という半人前であったと。

女将はじめ周囲はいい人で、食べ物に困らず、今まで育ててもらえたと語ります。

「ほんとかい? 本当に幸せに暮らしてたのかい?」

富士子がそう尋ね、剛男は泣き出します。

「なっちゃんと咲太郎君だけでなく、お父さんお母さんもどれだけほっとするか……」

ここで、その父のナレーションが入ります。

ありがとう。
でも、私も家内も知っていた。
見守っていたから――。

千遥はここでこう言うのです。

「幸せでは、姉には叶いそうにありません……」

このセリフも引っかかります。
ナレーションである父母とは、神目線のようでちょっと違います。むしろ、見守るしかできない、そんな無力さも感じられます。

千遥だって、姉の世話をした柴田家に感謝するだけではない、何かがあるようにも思えるのです。

一緒に働くべ

ここで泰樹がこう言い切ります。

「よし、明日は早起きして、一緒に働くべ」

「何言ってんですか!」

剛男がそうすかさず突っ込みますが、通じるわけもない。強いからさ。

「はい、働かせてください!」

千遥はそうすかさず答えます。

泰樹の労働って、ある意味修行場ですから。
なつも、そこから本音を引き出されたものです。あのときも、剛男と富士子は反対していましたっけ。

明美から、なつの写真を見せてもらう千遥。
夕見子の北大入学取材の写真です。

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「こんな人だったんだ……」

千遥は明美に似ていると言います。

「そんなわけないよ! そったら嬉しいけど」

明美はそう言いますが、一緒に暮らすうちに似てくるものだと千遥は言います。
彼女自身も、彼女の同居者と似ていると感じているのかな。

明美は、千遥もなつに似ていると言うのでした。

千遥が、漫画映画とは何か? と富士子に質問すると、それは本人に聞いてみて、と答える。

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柴田家は、漫画映画への理解が深いわけではありません。
だからといって、馬鹿にすることはないのです。
※続きは次ページへ

5 Comments

ガブレンツ奮戦

搾乳など、久しぶりに酪農に関するシーンがありました。
十勝編が放送されていた頃は、それを機に酪農や生乳取引についても、あれこれ熱く考えていました。何だか懐かしいです。

あの頃、テレ東の『ガイアの夜明け』を無批判に丸呑みし、まるでJAグループが諸悪の根源のように決めつけたコメント投稿もありましたっけ。

生乳取引についての規制改革会議の動きを見てみると、あれは、生乳取引に参入し、JAグループ等既存の生産者団体を排除して利益を得ようとしていた一部業者の主張を、規制改革会議自体がほぼ無批判に取り入れ、踊らされてしまったというものに過ぎなかった。
だから、規制改革会議の提言は二転三転し、結果的に、むしろ既存の指定生乳生産者団体制度そのものには極端な問題があるわけではないことも明らかになったし、交付金の配分対象を拡大することで落ち着いた。

それなのに、未だにあの「決めつけ」の影響があちこちに残っているとは、呆れました。

テレ東と関連の強い日本経済新聞は、最近も、種子法廃止を受け、種子保護のために自治体が種子条例を制定する動きが続いていることを挙げ、「民間参入の阻害」などと、またしてもひどい決めつけをした記事を掲載していました。
日本の農業を破壊する主張にしか見えず、強い反感を感じます。

孤独の胃弱

武者さん、お久しぶりです。

生活環境が変わって忙しかったのもありますが、「自分が面白いと納得できる作品」だと自己完結してしまって、こちらのサイトから足が遠のいておりました。(半分、青いと名前を言ってはいけないあの作品は真逆ベクトルにフラストレーションがたまって…)

久しぶりに読んで、やっぱり面白い。ちょくちょくまた寄らせてもらおうと思います。

千遥ちゃんに時間制限がなさそうなこと、私も気になっていました。北海道に東京からくるにしては荷物も随分少なかったですし。ああ、ナレーションのお父さんのように見守ることしかできない。どうか幸あれ。

けいいち

千遥がらみの話では涙が止まらないのですが、今日ばかりは怖くて泣けませんでした。。。不穏すぎてソワソワします。

三太夫

>匿名様
『本作の感想だけをお求めの方は‥‥』って親切に断りまで
入れてくださっているじゃありませんか。

何故そこで読むのを止めないのでしょうか。
誰かがあなたに読むことを強制しているのですか。

此処は武者様の場です。
あなたは一体どのような立場で指図しているのですか。

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