わろてんか11話あらすじ感想(10/13)もう笑うしかない……

明治43年(1910年)京都。
日本一の「ゲラ(笑い上戸)」娘ことヒロインの藤岡てん。すっかりお年頃のお嬢様に成長していました。

そんなてんの元に持ち込まれたのが、伊能製薬の二男・栞との見合い話。
長男の新一が病に倒れ暗い藤岡家を明るくするため、てんは結納の前祝いをして皆を笑顔にしようとします。

 

縁談は、伊能家から断られてしまった

次の場面。祖母ハツが結納道具の前で暗い顔をしています。

実は、伊能家から縁談を断ってきました。

新薬の在庫が焼けて、跡継ぎの新一も危うい状態。そんな沈みかけた船に、伊能が乗るメリットはないのです。蔵の中にしまう前に、もう少し道具を見ていたいとつぶやくハツでした。

てんは縁談を断られ、藤吉手紙も燃えてしまい流石に意気消沈しています。
そんなてんをからかい気味になぐさめる風太。

「チャンス到来だと思っていないか」と突っ込むトキ。

 

「辛い時こそ、笑うんや。みんなで笑うんや」

しずは儀兵衛に、新一の余命があと一週間か一ヶ月と告げられたと、涙ながらに打ち明けます。
まさに踏んだり蹴ったりの藤岡家です。

夜、裸足で新一のために神社で祈るしずとてん。もはや神頼みしかないのでしょう。

てんは新一を見舞います。
新一は、笑うことができるのは人間だけの特権であり、地位や名誉を競い合い、戦争までするアホな人間だからこそ、人生が辛いことだらけだからこそ、笑いが必要になったのだと語ります。

「辛い時こそ、笑うんや。みんなで笑うんや。頼んだで」

やはり新一はてんに笑いの効能を告げて去る役目なのか……。

 

まさか儀兵衛が首を吊る?

使用人たちは儀兵衛がいなくなったと騒いでいます。

儀兵衛は使用人全員に暇を出し、藤岡屋はもう終わりだと告げていなくなったそうです。

まさか蔵の中では儀兵衛が天井からさがった縄に首を……?

そこに皆があわてて入ってきて、儀兵衛を慕っているから死なないで、としがみつきます。

儀兵衛は、重たい結納道具を縄で吊して運ぼうとしていただけで、首をくくろうとしていたわけではなかったのです。

勘違いに気づいて大笑いするてんたち。
その笑い声を聞いて、新一の頰にも笑みが浮かぶのでした。

 

今回のマトメ

序盤からキツイ展開になっていますねえ。
伊能栞さんも、少女時代のてんを知っていたら「おとわ!」って前世の記憶が蘇って惚れていたのかもしれませんが。

この状況でどうやって週タイトルの「儀兵衛が笑う」をクリアするのかと思ったら、こう来ましたか。
朝から自殺未遂に見える場面というのは賛否両論の気もしますが。あの場面危なく見えましたよね。引っ張ってむしろ儀兵衛さんにとどめを刺しそうな人いましたよね。

人気の新一が早期退場確定で嘆くファンも多いはず。千葉雄大さんは京ことばに目覚めたとのことですので、今後に期待しましょう。

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新一も栞も人気でしょうが、私が気になるのは風太です。
絶対にやるだろうと思っていた山椒の粉を目に突っ込むあたり、貴重なボケ要員です。彼とトキの夫婦漫才のような掛け合いが好きです。

使用人は全員暇を出されたとのことですが、この二人には頑張って藤岡屋を立て直してもらいたいところです。

著:武者震之助
絵:小久ヒロ

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【参考】
NHK公式サイト

 

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