スカーレット28話 感想あらすじ視聴率(10/31)大久保さん、可愛らしなぁ〜

スカーレット28話 感想あらすじ~視聴率は19.0%でした。

 

スカーレット感想
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圭介が荒木荘を去る日が来ました。

時代劇に出られるか?と聞いてくる圭介に対し雄太郎は、
「聞きたかったら聞きに来い!」
と言います。

見送りできないちや子に至っては、二度と敷居またがせない! とまで言い切ったとか。冗談半分でしょうけどね。

ここで喜美子がおはぎを持ってきます。
渡そうとするものの、手がいっぱいで持てないと断られてしまいます。

荷物に入れようと思えば入れられそうである。
手に持てないのではなく、心の荷物かもしれない。

「きみちゃん、よかったら食べといて。きみちゃん、さいなら」

「さいなら」

遠ざかる背中を見送る喜美子でした。

OPが入ります。
喜美子が、恋をして。ときめいて。そのハートが飛んで鳥になる。

誰かからもらう感情じゃない。胸の奥底からこみあげる感情が、喜美子の人生と作品になる。

今日の日も、涙に負けるもんか――。

そう歌い上げられる中、本編スタート。

おはぎは甘くて、塩辛くて

喜美子は洗い物を終え、テーブルの上のおはぎを見つめます。

座り、竹の皮を剥いて、口に運びます。
食べながら、どうしたって圭介のことを思い出してしまう。

「きみちゃんのおはぎがすっきゃねん! やっぱうまいわ〜」

 

「可愛らしなぁ」

 

「きみちゃんが荒木荘辞めんでくれて、ほんまうれしいわ」

 

「あはははははっ」

 

 

「きみちゃん、ありがとう」

 

「きみちゃんのおかげや、かわいい妹」

 

「きみちゃん、さいなら」

涙をにじませながら、おはぎを食べる。
甘いおはぎが、涙で塩辛くなってまう。

セリフが多く、テンポがガーッと回る。
それなのに、ふと立ち止まって、しんみりと一人失恋を噛み締める。

おはぎがキーアイテムになりました。圭介が無邪気におはぎを食べていたからこそ、胸にしみる味になってもうた。
恋なんて二度とするもんかと固く心に誓った喜美子です。

恋物語はこうして、終わりを告げました。

きみちゃーーーーーん!

視聴者が思わずそう言い、何かを奢って話を聞きたくなる。そういうあたたかさがあります。

駆け落ち相手に食事を断固作らない。

祖父・泰樹の【抹殺パンチ】で相手を沈め、そのあとでもウキウキしている――『なつぞら』の夕見子と比較してみましょう。

どちらが上か下ではなく……改めて、軍師・夕見子は恐ろしかったな、と戦慄に襲われました。あれはあれで好きですけどね。

しっとりとして、悲しい。そういう味わいが本作にはありますよね。

寂しまっしゃないか……

そしてその年の暮れも押し迫ったころ――。

昭和の師走です。
商店街では福引抽選会、正月飾りが売られている。

ここまでは全国区かもしれません。

そろばん持って値切る客と、眉をしかめて軽くたたき交渉する、そんな女性が映るあたり。
関西を感じさせます。

荒木荘では、大久保が豆の味を見てから、さだの差し出した帳簿を見ています。

さだはここを褒める。

「やりくりもうまいことやってんで〜お豆さんもよう炊けてる」

お金のことは下品という発想はない。商人あきんどの街だから、そろばんを弾いてこそ一丁前。そこは褒めないと。

大久保はこう返します。
豆の火加減は、初めから上手だったて。

「ほな認めてあげたら? きみちゃんも、もう三年目や」

さだがそう言いますと、大久保は無言で家事をやりに行ってしまう。

さだが追いかけると、大久保はこう言うのです。
一人前だ。そんなはんこ押したら、荒木荘卒業してしまう。

「寂しまっしゃないか……」

「そんな顔して、そんなこと言われても」

大久保の本心を知り、さだもそう言うしかない。私だってそう言う。

今朝も、大久保さんの関西弁が綺麗やな〜味があるなぁ~。

ウキウキした二人の歩み

喜美子は荒木荘へ、ウキウキと帰ってきます。

「きみちゃん、何かあったん?」

通りで遊んでいる子役がそう聞く。荒木荘周辺で子供がウロウロしているあたりに、大阪らしさと演技指導の徹底したものを感じます。

『なつぞら』とは違いますね。

柴田独場周辺は人口密度が低い。人より牛が多いかもしれない。
なつの東京時代、亜矢美の「風車」周辺は飲み屋街で子供とはちょっと縁遠い。

そういう地理の違いでしょう。

喜美子はそんな大阪小僧どもにこう返します。

「うれしいことあってん!」

喜美子は戻り、大久保が来ていると驚きます。

「あんたが休みとったさかい、代わりに来たったんやないか」

そう返す大久保。喜美子の前では笑わない。

「三つ見てきたんです!」

喜美子が学校見学をそう言うと、大久保はこうです。

「三校と言いなはれ」

「……三校」

これも大久保の人生やろなあ。
弟がいて、その学費のために、義務教育後は働き通しで本も読めない。芝居も行けない。仕事を通して語彙を身に付け、喜美子に伝えると。

その内訳は?

中卒でも進学できる学校。
美術系二校。

魅力的だったのは、レノア美術研究所だとか。活気もあり、特別講師も多いって。

ちや子の紹介通りや――そう喜ぶ喜美子を、大久保ははよ着替えてくるように急かします。

喜美子は、その研究所には週三日の絵画コースがあると語ります。
それならば、荒木荘と両立できる。

さだが驚くと、喜美子はこう言います。

「辞めたら食べていけへん、両立させていただきます」

「大歓迎や! こっから学校通うん?」

さだがはしゃいでいると、大久保は割烹着を脱ぎこうです。

「ほな帰りまっさ」

もう帰るのかと喜美子が言うと、さだがお孫さんの守りせんとならんと言うわけですが。

「しっかり働き」

大久保はそう告げて、いそいそと玄関を出て行きます。
そうして帰りながら、顔がにやける。ふふふ。ウキウキして足も弾む。

可愛らしなぁ〜!

喜美子のウキウキした歩き方と比べてみましょう。

二人とも、可愛らしなぁ〜!

人間の中身にある可愛らしさは、いくつになってもある。

絶品の可愛らしさです!!

人間の魅力ってこういうことやろなぁ。

ベテラン女優が、ネトゲ廃人画伯の見た目だけとらえた、幽霊じみた気持ち悪い絵を描かれて浮かれていた。
そんな人間を外側でしか見られない……何かがあったような気ィがするけど。

ま、放送事故やろな。

ジョー、アカン方のジョージになる

喜美子はちや子に、紹介してもらったレノア美術研究所の印象を語ります。
一番画期的で意欲的。ジョージ富士川呼ぶくらい。ちや子もそう納得している。

どんな人か?
ちやこはサイン会の案内を出します。デイリー大阪宛ですね。この手のイベントを開くのは珍しいそうですよ。

「顔拝んどき」

パリ国立高等美術学校卒業。んで、口癖はこれや。

「自由は不自由やで!」

有名人なんですねえ。
喜美子はここで、ジョージという名前に不思議な縁を感じます。父もジョージ(常治)。それでこう来た。

「同じジョージでもでもえらい違いや」

容赦がない!

まぁ、ジョーはカスやし。
淀川溺死事件でも、ああなりかねないと思われたし。まぁ、ジョーやしな。残念だが当然。
しかし学費は……。
※続きは次ページへ

2 Comments

塩ラーメン好き。

花ちゃんのお母ちゃんが若い時、ファンだったので、
娘にバンドをやらせたかった、
という友人(御婦人)がいます。
(アニメヒロインの役で、バンドのボーカルか、歌部分のみの吹き替えのみ?タイトルに7がつくらしいのですが。)
花ちゃんはその娘なので、婆目線で楽しみにしてるそうです。

キミちゃんも、もちろん応援しています。朝からしんみり、時々笑って、楽しんで見ています。

匿名

来年は、ヒロインの人が東京の人だし、ちょっと心配。

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