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わろてんか76話あらすじ感想(12/28)不倫キッスで年越しすな!

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大正時代の商都・大阪。
上方芸能界を牽引するのが「北村笑店」でございます。

その「北村笑店」が次に売り出すのは、島根出身の「乙女組」4人による安来節。
いきなり不協和音が炸裂しておりますが、さぁ、どうなることでしょうか。

 

寮母もいない女子寮に早朝から独身男はさすがに

早朝6時、風太が乙女たちの女子寮に乗り込み、銅鑼をたたき出して規則を突きつけます。
銅鑼がうるさくて近所迷惑というのはさておき、未婚の娘さん4人の寝起きに独身男を凸らせていいんですかね。田舎のご両親が怒りそう。

しかもアイドルを指導する男という構図。
たとえ風太にそんな気がないにせよ、女子寮に乗り込んでしまうと、世間から見れば「いかがわしさ」は否めない気がするんですが。

昨日も安全面で突っ込みましたけど、女子寮に24時間体制の住み込み寮母がいない時点で、あきまへん。
今日の風太がやらかしたことで、そのへん考慮されていない脚本だったのが明らかになった気もします。

風太、過去には、てんの授乳にドキドキした前科もあるし……今はもう枯れたという設定なんですかね、いや、それは流石にないか(´・ω・`)

このへんの雰囲気、『あまちゃん』のミズタクとGMT47のメンバーとの関係はうまく描いていた気がします。

 

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事前に、お金を取れるレベルまで鍛えるのが先決のはず

ここからは乙女組のチームワークがいかに悪いかという描写が続きます。

威張り散らしていて空気を悪化しているメンバーは、島根に戻ってもらったらええんちゃう? 受験者あんなにいたじゃないですか。
裏声でキンキン話す人がいて、今日も辛い……。

メインキャストが魅力不足で脇役が補っている本作。
団真&お夕コンビのような芸達者な人が参加するとグッと見どころが増すのですが、乙女組は、うーん……。

風太は一週間後には天満の高座に立たせる期限を設定します。
チアリーダーものなら「大会まであと一週間だね!」とかなるやつ。

しかしこの場合は何か違和感が有ります。
アマチュアの部活動ならともかく、入場料を取るプロならば、これで金をとってもいいとなるまで鍛えるのが筋合い。一週間後ガタガタだったらどうする気でしょう。

そもそも、芽が出るかもわからん素人4人組の育成を、寮にまで行ってやるのって、大番頭の仕事と言えるのでしょうか。
風鳥亭は、芸人200名、寄席10軒を抱える大所帯。
そのマネジメントだけでも忙殺されているはず。

 

大番頭の風太や経理のトキに電球の交換やらすなよ

トキは電球を交換していますが、苦戦中。
彼女も出世して経理で大事な役割を担っているのですから、お茶子さんに任せればよいではないですか。

「風太に電球交換してって頼んだのに」
いや、だから、それをなぜ大番頭に……(´・ω・`)

このへんで混乱してきたのですが、本拠地の事務所は南地。
乙女組の寮や稽古場所は天満。
経理のトキは本拠地南地にいて、風太は乙女組の面倒を見るために天満にいることが多い。

なのになぜ、トキは天満にいることが多い大番頭の風太に、電球交換みたいな誰でも出来る雑用を頼むんでしょうか。無理無理無理無理、もう無理ありすぎ!

確かに大阪の繁華街である南地と天満の距離はさほど遠くはありません。
しかし、この登場人物の現在地がイマイチよくわかりません。どうも作り手は、皆天満にいる前提で作っているのでは、と思えるのですがどうしたものか。

 

キースは“構ってちゃん”ですね

で、この電球から妙なストーリーが始まりまして。
交換しながらよろめいて梯子から落ちそうになったトキを、キースが抱き留めるという既視感溢れるトキメキシチュエーションが盛り込まれます。

キースは大事な話がある、と突如トキに対して言い出します。

一部でキースは残念なイケメンと呼ばれておりますが、この突然の、風太とトキとキースの三角関係プッシュは驚きました。
北村夫妻、風太、リリコ、でそういうのはもうお腹いっぱい。もう本当に力なく笑うしかござーせん、ははっ、ハハッ。

それと、なぜキースは演目的にかぶらない乙女組に敵愾心を燃やしているのでしょう。
団吾だったらまだ理解できました。
しかし、今回は全く関係のない女の子たちです。もしかして、構ってちゃん的な?

おそらくや……、この乙女組への敵愾心と嫉妬心が、万歳からしゃべくり漫才への移行で持ち出されるんでしょう。
現時点では、畑違いの年下若年女子に嫉妬を燃やす、よくわからん男になっています。
そういえば、キースの衣装はいつの間にか古いものに戻っていますな。

 

乙女組にどじょう鍋を振る舞うてん

乙女組は連日の練習にくたくたになっています。
ここで寝言を言うメンバーがいるのが、『ひよっこ』の澄子を連想させます。

乙女組の寮は「風ひな寮」と言うそうです。
たった4人の娘のために、あんな立派な門のついた家を借りるものでしょうか。
この辺もセキュリティ意識が残念でして、女子寮であるとデカデカと周囲に宣言するのはあまりよろしくないのです。
地理的にこの寮は、繁華街の天満にある設定でしょう。

繁華街のど真ん中。
寮母が常駐しない女子寮に、堂々と看板をつける……私が乙女組メンバーの親なら、すぐにでも国元に呼び返したくなりますって。
現代でも女子寮は危険であると言われているのに。

てんはどじょう鍋を振る舞います。
乙女たちは故郷の味を喜びますが、とわはホームシックを募られて涙を落とします。そして涙をぬぐうため、天満風鳥亭横の階段に向かうのでした。

するとそこへ、てんが連れて来ていた隼也がなぜかとわと意気投合した様子です。
そしててんたちは……。

 

ボブカットのリリコが振り向きざまにキスを

「あれ、隼也は? しゅんやー!」
またか……隼也は何度いなくなったら気が済むんや!
もう数える気力も湧いてきませんが、ネタに困ると隼也が姿消す展開はさすがにほとんどの方がウンザリでは?

そして隼也と一緒にとわの姿も消えました。
この展開はそのまんま『ひよっこ』で澄子がいなくなった話ではないですか。
乙女組が出てきてから、露骨に『ひよっこ』の乙女寮に似せてきているように思えるのですが、どうしたものでしょう。

藤吉が隼也を探していると、ボブカットのリリコが振り向いていきなり抱きついてきます。
そしてキスをする寸前に……って、えぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!

我が子を探す父親を相手に、そして父親本人も、2人とも、何をしてるんでしょうか。
リリコがもはや後戻りのできない肉食女子と化してしまいましたorz

 

一方てんは栞の腕の中に飛び込んで

一方で何故か自宅に戻ったてんは、誰かが来た気配に驚いて玄関に出ようとしてわざとらしく転びます。
するとそこにいたのは栞で、何故か栞の腕の中に飛び込んでしまうのでした。

意味深な顔でてんを見つめる栞。
なんで、この人は夜になってからやたらと人の家に来るのか。

さっさと結婚して人妻狙いを卒業しぃや!
トキといい、てんといい、15分間の中で転びそうになって抱き留められてドキドキシチュエーションを二度も使うな!

なんだか栞もいろいろ残念ですね……。
こんな色っぽい客寄せパンダみたいな、安い使われ方されちゃって。

『あさが来た』の五代様を意識したキャラクターなんでしょうけれども、彼は西洋流の騎士道的な人物でした。栞のようにあわよくばヒロインとくっつきたいと思わせぶりに振る舞うわけではなく、あくまでヒロインを守り、崇拝し、商売人として敬愛している描写だったのです。
全然違うんですよ……。

そもそもこの北村家はどのへんにあるんや。南地と天満のどっちに近いんや。女子寮と隣接しとるのか。
公式サイトに胸キュン動画を置くのであれば、風鳥亭マップでも作ってくれと、切実に願いたい年の暮れでした。

 

今回のマトメ「何かがはじけ飛び散った」

前述の通り、地理関係と風ひな寮のセキュリティが気になって、本筋が頭に入りません。

200人のお抱え芸人がいて、10軒の寄席があるからには、マネジメントは相当大変なはずです。
それが先週(第12週)の寺ギンとの対決時のほうが、何故か複数の寄席を管理していた感が出ていたという……。
札だけでもいいから、10軒の寄席の存在感を出して欲しいです。

仕事も乙女組のことばかりやるから、内容が変わったようにも思えません。
電球交換の場面なんてまさにソレでして。

お仕事ドラマのはずが、仕事の描き方が無茶苦茶なのです。

仕事の内容がスカスカ。
その分、ねじこまれるのは相変わらず既視感にあふれた恋愛描写です。本作は吉本興業の歴史に、既視感をねじ込んだドラマです。

よろめいた先にイケメンがいて胸キュン(しかも今日だけで2度)。
人気の無いところで、突然キスを迫られてドキドキ。
私の気持ちに一向に気づいてくれない鈍感なアイツのバカぁ!

もう、皆さん、いい歳こいた大人の設定のはずですよ。
北村夫妻にいたっては7才児もいる。
そんな連中がいつまでたっても高校生主人公の少女漫画レベルのことを、延々としています。

大人の恋愛が一概に悪いとは言えませんけれども、大人が高校生レベルの、責任感も何もない胸キュンをしているのは見苦しいとしか言いようがありません。
しかも北村夫妻に至っては、一人息子の行方がわからない状況でこんなことをしています……。
おまえらの血は何色だ!

しかも、そんな見苦しい恋愛模様を中途半端に年をまたいで、あざとく
「ドキドキするでしょ! 来年まで待てないでしょ!」
みたいな演出にするって、作りてとして恥ずかしくないのでしょうか。

最悪の年の瀬です。
まともな神経のドラマなら、季節感があって心のあたたまるシチュエーションにして、予告ではなくて本編でヒロインがにっこり笑って、
「それではよいお年を!」
なんて挨拶すると思うんですけれども。そこはベタでええやないですか。

既婚主人公が、息子がいなくなっている中、別の男に抱きしめられてまた来年……考えうる限りの最悪な状況で年越しとなりました。

もう、なんと言いましょう。
私の中で「何かがはじけ飛び散った」というところで、脱力しまくっています。

よくもまぁ、あれだけの俳優陣を揃えて、スカスカの駄作を作り続けられたものですね。

というわけで本年中はお世話になりました&来年もよろしくお願いします。
来年は不倫描写が抑え気味になりますように。

著:武者震之助
絵:小久ヒロ

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【参考】
NHK公式サイト

 

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