わろてんか33話あらすじ感想(11/8)リリコの将来を弄ぶな!

時は明治。
日本一の「ゲラ(笑い上戸)」娘ことヒロインのてんは家を捨て、船場の米屋・北村屋の長男藤吉のもとへと嫁ごうとするものの、藤吉の実家で姑の啄子からは認められません。
そうこうしているうちに、藤吉が詐欺に引っかかり北村屋は倒産。店も家を失います。

てん、藤吉、啄子が引っ越した先の長屋は、売れない芸人が集まる通称「芸人長屋」でした。金が底を尽きそうだというのに、てんと藤吉は「寄席を探したい」と言い出します。
偶然目にした閉鎖された寄席小屋を手に入れようと、持ち主の亀井にかけあうてんと藤吉でしたが……。

一方、藤吉は芸人仲間のリリコの相談に乗るため、夜に彼女の家を訪問します。

 

妾ではなく結婚式まで 誠意ある対応では?

いくら理由があれど、女性一人暮らしの家へ夜に出かけて行くのは非常識でしょう。

リリコは、金持ちに後添えになれと持ちかけられているそうです。
妾ではなく後妻なのですから、そこまで極悪非道という話でもない気がします。現在再放送中の『花子とアン』の蓮子あたりから思いついた話かもしれません。

それでも妾ではなく結婚式まであげてくれる、そんな相手はこの時代かなり誠意ある部類だと思います……少なくとも口だけの藤吉よりは。

それを藤吉が「金目当てか!」と止めにかかります。
相手がどんな人なのか。リリコから説明もよく聞かずに、判断するのはいかがなものでしょう。

リリコから「一緒になろう!」と持ちかけられてもかわしますし。
人の人生にそこまで口出しするのはどうかな、と思います。

そんな愁嘆場をアサリが目撃。翌朝、芸人仲間に面白おかしく語り聞かせます。
それをてんが見聞きしてショックを受けるのでした。

 

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あれほど頑固だった亀井が急に上機嫌に

藤吉が弁解しようとすると、てんはにっこり笑います。

「噂を信じているわけやないけど、そんなことをしている暇があるなら、早く寄席を探してください♥」
そう言いつつ、袖を握ります。

天使か菩薩みたいなおてんちゃん可愛いでしょう、と言いたいのかもしれませんが、なんだか可愛らしさと鈍感さをはき違えている気がしないでも……。普通、怒るでしょうに。

さて、昨日随分と彼の存在感に救われたと書いた内場勝則さん。
彼の亀井の出番が楽しみなわけですが、あれほど頑固だったはずが何故か上機嫌で昔寄席に出た落語家の名札を藤吉に見せてきます。

ここで出演者の名前を見た藤吉の反応も含めて、もっと丁寧に芸人事情を描いた方が良さそうな気もしますが、「今週はリリコがメイン」とばかりにちゃちゃっと済ませてしまいます。
寄席が始まる前から、芸より色恋メインにする気まんまん? この調子では、この先もあまり期待できなさそうな……。将来的には、高橋一生さんの伊能栞も巻き込むとか……?

啄子はてんに「悋気は損気(嫉妬するだけ損)」と諭し、さらにこう断言します。

「あの子は嘘をつかへん。あの子を信じていた方が得や」
えっ……? そ、それはあまりに苦しい気が……。

 

やっぱり啄子の甘さが藤吉をダメ男にした?

藤吉の過去を振り返ると、かなり嘘にまみれています。
ざっと振り返ってみましても。

・幼少期のてんに一流の芸人になったという嘘の手紙を何年も送り続ける(第2週)
風太相手に「てんを絶対に幸せにする」と啖呵を切っておいて「里に帰す」と言いだす(第4、5週)
・無断で家土地担保に詐欺をしたのも「母親に認められたかった」と心にもない責任転嫁(第5週)

そもそも何年も家のこと放り出してフラフラしていた息子を信じ、店を任した矢先に、借金で全てを台無しにされて長屋暮らしまでに落ちぶれておいて。啄子さん、今更なにを言ってるの><;

もちろん我が子を信じる母の愛を表現したい意図があるのかもしれません。
しかし、ここまでの展開をふまえると、啄子が我が子可愛さに目が曇っているようにしか見えません。

ここで、
「うちの藤吉がアホですまん」
ぐらい言えば印象も違うと思うんですよ。

藤吉を殴った風太相手にタンカを切った時(第4週)も感じましたが、事情も知らずにイキナリ藤吉をかばうことから始まるのです。
姉・頼子が「母は藤吉ばかり構う」とヒネくれてしまった気持ちも理解できます。
幼い頃から、藤吉が悪いような状況でも、頼子を叱っていたのでしょう。

そしてそういう甘さが、藤吉をダメ男にしてしまったのです。
藤吉は母が自分を構わなかったと言いますが、むしろ四六時中母親とべったりで、少し構われなくなっただけでスネていたのでは……?

 

リリコを手元に置いておきたい理由が身勝手では?

場面が切り替わり、京都の藤岡屋。儀兵衛としずが何かを話しています。

しずはてんのことを気に掛けています。
母が子供のことを気にするのは当然でしょうが、しずは婿を取って家を継いだ妹のりんよりも、露骨にてんのことばかりを気にしていてちょっとなあ、と感じてしまいます。りんに対して一言何かあれば印象も違うのに。

そのとき、儀兵衛が倒れてしまいます。
物陰からじっと聞き耳を立てている風太。いや、そこはダッシュで助けに行った方が……。

舞台は芸人長屋へ。
リリコは寂しそうに子犬とじゃれています。そこを通りかかった藤吉が、昨日の続きをしたいと言います。
この長ったらしい話をざっくりまとめますと。

「惚れてもない男と一緒になって芸人やめるな!」
「私が惚れているのはあんたや! 一緒になって」
「だが断る。俺には別の女がいるし」
「なら人の人生に口出しするな」
「お前の芸を、今のところできるかどうかもわからん、俺らの寄席小屋に欲しいから、芸人辞めないでくれ」

藤吉は「俺はお前に惚れていないから結婚する気はないけど、お前が側に居ると嬉しいし、お前の芸で稼げるから、結婚しないで欲しい」と言っているわけで。

リリコの身売りから身を挺して救っただの、なんだか美談ぽくしていますけど、いや真の狙いはゲスいです。まったくあんさん、ゲスいわぁ。

 

何年も続けられない娘義太夫だからこそ

ここまできますと、藤吉の「俺は芸を見る目がある!」というのも怪しいです。
そもそもリリコの娘義太夫に藤吉が言うとおり「芸に魂が入っていた」とはあまり思えません。

発声があまりよくないというのもありますが、娘義太夫とはそういうもの。
芸というよりも若さと初々しさを楽しむもので、十年先、二十年先続けられるものでもないはず。

藤吉もそこは知っていますよね?
「若い娘のけなげさや純情さ」みたいなこと口走っていますし。

リリコ本人だって、この先何年も同じ芸を続けられないことはわかっているはずです。
若くて人気がある今のうちに、結構人がよさそうな金持ちと結婚するのは、悪い話とも思えません。
もちろん愛することは難しいかもしれませんが。

「自分を粗末にすな!」
というけど、リリコの人気を買い叩きたいようなお前が言うな!と言いたくなりました><;

そもそも、寄席小屋が入手できるかどうか、この時点では不明です。
全くアテのない話ばかり。

明日は思い詰めた様子の風太がやってくるようです。
ドラマを盛り上げるため、恋のライバルであるリリコと風太を出せばいい――。
そんな意図が見え隠れしている、というのは穿った見方でしょうかね(´・ω・`)

 

今回のマトメ

そんなワケはないとわかっておりますけれども、
「もしかして制作サイドは松坂桃李さんや吉本興業に個人的な恨みでもあるの?」
今日は真顔でそう言いたくなりました。

先週、詐欺事件で店と土地を失い、これが藤吉の底値、流石にこれ以下にはならんだろう!と思っていましたが、リリコ関連でさらに無責任さと身勝手さが露呈しました。

もう、松坂さん(と視聴者)を助けてくれ……!
愛されるクズにしたいのかも知れないけれど、女絡みでも都合の良い性格を見せつけられて、愛され要素が見つからない!

一線を超えてないからいいんだって? バカ野郎。

リリコ関連でなんだか燃え尽きたような気分です……。

著:武者震之助
絵:小久ヒロ

【関連記事】
吉本せい 吉本興業の歴史

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【参考】
NHK公式サイト

 

2 Comments

waratteiitomo1999

>匿名さま
史実の吉本吉兵衛は、藤吉と同じくダメ男でしたが、
一方で芸人たちのと付き合いはよく、席主としての才能もあったでしょう。
ゆえに小さな寄席も立ち上げから成功したのであり(もちろん、吉本せいさんの才能もありますが)。

その点、藤吉があまりに才能がなさすぎて、ほんと辛いです。
松坂桃李さんが可哀想で><;

個人的には面白美人のリリコさんに寄席運営してもらいたいですw
編集部

匿名

リリコと風太をくっつけて、てんとごりょんさんで芸人達をマネジメントし、二人で寄席をやった方がええんちゃう…?
藤吉は、もういっそ風来坊のトラブルメーカーキャラに振り切ってしまって。
そんな考えが、一瞬頭をよぎりました。

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