はい、今朝は福子出産です。
この一連の妊娠出産描写で、一生恨まれる最低の夫&父親パターンを踏みぬきました。
おめでたいどころか、これは一生恨まれるわ……という描写ばかりです。
ザクっとまとめますので、今後の参考になさってください。
もくじ
障子越しとはいえ、従業員まで出産に立ち会っている
出産というのは、妊婦にとっては恥ずかしいものです。下半身がむき出しになり、声だってあがる。苦しいものです。
それをイベント感覚で、若い男が見守るって! しかも鈴が障子を開けた時、見えちゃったリアクションをしていたんですよね。
初出産ですよ。
出産で亡くなる方もいる。それなのに野球観戦レベルの気楽さで何やっとんねん!
どちゃくそ痛くて苦しい出産を、こんなノリで夫や従業員の娯楽扱いされるって一体何? 鈴も怒って追い払えばいいのに、ワケがわかりません。
従業員が静かに、近所の神社参拝して安産祈願をするような、そんな場面を期待してはいけませんか?
昔、フランス王妃の出産は公開されていて、貴族が立ち会ったそうです。
これを知った時、ドン引きしたんですけど、そんなマリー・アントワネットレベルの恥辱プレイを、なんで昭和の福子がやらされとんねん!
自分の出産では酒を振る舞う
慰労会では食費ゼロだったのに、公私混同クズの萬平さんらしいなぁ。
出産、しかも肥立ちが悪い福子と新生児がスグそばにいるのに、このバカ騒ぎ。
聞こえている可能性が高いわけで、安眠妨害をたしなめましょうよ、萬平さん。
従業員が「赤ちゃん抱っこしたい」とフランクに話し合う
なんだか、いかにも脚本家が机の上で考えただけのセリフって気がします。
若い男性が本気で抱っこしたいと言います?
普通、おっかなびっくり怖がるリアクションになると思います。
それに赤ん坊はぬいぐるみじゃないんやでぇ~。
雇用主の長男って、若君です。
あんたたちが抱いていいのは、長坂の趙雲みたいになった時だけですからね!!
鈴の待遇を改善せず、おめでたムードで誤魔化す
むしろ家出前より、孫の世話という負担が増えています。
世良の時といい、立花は自分の気分が収まれば、問題解決をぶん投げて誤魔化す人。最低最悪ですわ。
鈴のことを「面白い」とか「松坂慶子さんがコミカルだからエエ」という意見もあるようですが、それってイジメマインドですよね。
「いじめられっ子がムキになって怒るからウケるwww」みたいな話です。
人として終わってます。
命名でもマウンティングクズだらけ
朝ドラ史上最低の子供命名シーンが誕生しました。
名付けの前に、産後で辛い妻に対して、長々と発明家マウンティングをするこの神経。
「源内」
とか
「義経」
って、どういうセンスやねん!
確かに偉大な先祖と同じ名前にするケースはあり得ます(例:独眼竜として知られる17代伊達政宗は、中興の祖とされる偉大な先祖にあやかっております)。
ただ、これも台湾ルーツ削除っスねえ、という残念ポイント。
中国語圏では、先祖や親の名前は敬意を評してむしろ避けるものです。
どちらにせよ、発明家としての俺TUEE!と義経の子孫である私TUEEE!アピールのぶつかりあいであり、新生児名付けでもマウンティングするクズに見えてくるんですけど。
我が子にはこんなふうに育って欲しいという愛情も感じられない。
福子の意見をしばらくガン無視していて、イライラして来ますわ。
福子を気遣うからと卵を用意したものの……
鶏を苦労して世話しているのは、仕事の手を止めている従業員やーん!
しかも、そのまんま、茹で卵を与えるだけ。
福子が食べにくそうにしているのに、「俺が用意したものだから全部食え」とばかりに迫っています。怖っ。
他にも色々手はありますよね?
溶き卵をおかゆに混ぜるとか、茹で卵でも刻むとか。
こういうところにも、食への関心の薄さが見てとれて辛いのです。
男の俺に出産育児がわかるかと鈴に逆ギレする
萬平の堂々と断定していたその理屈だと、男性の産婦人科医は?って話なんですけど。
出産なんて、百人いれば百通りの例があるわけです。
「3人産んだからわかるだろ」と鈴にキレるのは、人としてあまりに見苦しい。
つか、事前に少しは出産育児を勉強してみては?
今週、仕事した場面ほとんどなかったのにさ~。
所詮、出産育児は女の領域、男様である自分は関係ないという、マウンティングの発揮でしょ。
出産と産後の苦しみは女性だけのものかもしれませんが、どうして福子がそうなったかわかりますか?
あなたの子供を産んだからですよ!
あなたも関係あるんです!
医者を呼ばない・連れて行かない
福子の具合があれだけ悪いのに、茹で卵程度でいばり散らしておいて、医者すら呼ばない。連れて行かない。
これはどういうことでしょうか
夜間の視力低下は理由がビタミンAの欠乏であることぐらい、この世代なら知っているんでは?
それとも周囲が苦しんでいても無関心だった?
立花萬平の外道っぷりは、その体を張ったセクシーパフォーマンスで見逃されていました。
それが、義母虐待に続き、妻子冷遇、そして経営者として無能っぷりを発揮。
もう、引き返せません。
あの『わろてんか』の藤吉すらマシに思えるって、どんだけやねん!
もう、立花萬平には、朝ドラ最低最悪の野郎ポジションを爆走していただければ。
エレキテルは“発明じゃない”んですってば
今日も判明した「脚本家、日本史を調べたのか?」問題。
エレキテルのことを平賀源内独自の発明かのように描かれてましたが、そもそもはオランダ渡来の輸入品を分析したのです。
西洋から来たものを解析して作り直しただけなんです。
これを発明扱いするのはいかがなものか。
まさかラーメンでも……なんだか嫌な予感がします。
平賀源内は、今年の新春時代劇『風雲児たち』にも出ておりました。つまり局内には、彼の知識があったわけなんですけどねえ。
最後に。
神部と従業員のロリコンについて。
この先、神部とタカが結ばれてもいいとは思います。それそのものはよいことです。
忠彦が邪魔する過程でどうせ時間稼ぎをするのでしょうし。
こんな風ならば、それはそれでよいのです。
神部、従業員が群がるタカを心配してかばう。その様子を見ていたタカが惚れてしまう。
↓
神部「参ったな、きみはまだ子供じゃないか。けれども、5年後きみの気持ちが変わらないのであれば、その時もう一度考えよう」
↓
5年後めでたくフォールインラブ
こういう感じでね。
それが、現時点でギラギラとした目でアピールしているんだもんな。
最悪やわ。
ロリは絶対に避ける それが世界基準
まぁ、16歳になれば女性は結婚できるし、時代が時代。
そういうご意見もあるでしょう。
今年は教師と中学生の恋愛ドラマが大炎上しました。
なのにナゼこんなことを?
本気で朝ドラを終わらせる気ですか?
しかも、これは海外基準からすれば非常識です。
あの【なんでもあり】でエログロ満載のHBO『ゲーム・オブ・スローンズ』ですら、未成年へのスケベ心は全力で避けております!
・原作では初婚時13歳だったデナーリスの年齢引き上げ
・彼女と同年代のキャラクターもまとめて引き上げるという大胆な改変
・原作ではラムジー・ボルトンと結婚する女性が未成年(この設定変更するため、結婚相手を別人に変更)
・未成年相手にわいせつをしようとした男は、アサシンによって瞬殺される
HBOすら避ける危険を踏んづけて、一体何がしたいん?
もしもHBOが『まんぷく』を作っていたら?
妄想してみました。
さしずめ『ゲーム・オブ・ヌードルズ』かな。
スタイリッシュなBGMが轟く中。
※こういうのね
「たちばな塩業」が従業員と立花夫妻ごと吹っ飛ぶ。
爆破を見ながら酒を飲み干すのが、爆破実行犯の鈴。
離れでは、椅子に縛り付けられたままワンちゃんにかみかみされる神部を、タカが微笑みながら見守る。
こうなりますな。
土曜日がそういう展開でエエよ、もう。
※スマホで『半分、青い。』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!
↓
文:武者震之助
絵:小久ヒロ
※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください
※まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!
>とくめいさん
記事読んできました!下の方のコメント欄で、支離滅裂な反論してる人が多くて笑いましたw そんな方たちには、武者さんの受け売りですが「おバカな人はおバカなことをするものねby J.K ローリング」と、「男性が支配しようとしなければ女性は支配される必要がないby エマ・ワトソン」を送りたいと思います。
私は『まんぷく』と前作『半分、青い』の間での騒動で、ちくま新書から2003年に出ている『お姫様とジェンダー』という本を思い出しました。例えば白雪姫なら、自力で現状を変えようとする行動的な女性は、悪いお妃さまとして表現され最終的に文字通り’魔女狩り’される。一方、受動的で従順に家事などをこなす女性は、若く美しい白雪姫に象徴され、王子様に愛されてハッピーエンドを迎える。鏡はあるべき女性像を映し出す社会の目、といった具合です。この本では、そういったプリンセス・ストーリーによる刷り込みに警鐘を鳴らしています。
『お姫様とジェンダー』ではよくディズニー・クラッシックのアニメ映画が題材、というか槍玉(笑)にあげられています。しかしながら、ディズニーは時代に合わせてプリンセス像を自己変革してきました。1991年『美女と野獣』のベル、1992年『アラジン』のジャスミンあたりから能動的なプリンセスが描かれ始め、2013年の『アナと雪の女王』では完全に一皮むけた女性ロールモデルを示してくれたと思っています。(主人公たちの父である先王は、エルサに’呪い’をかけた張本人的な扱いになっていて少々損な役回りですが、良かれと思って親が取った行動が、必ずしも子にとっての好結果につながらないってリアルだなと受け取っています。先王はウォルト・ディズニーその人のデフォルメ、という解釈もありますね。)
『半分、青い』を観て、朝ドラでエポック・メイクなヒロインが出てきた!と喜んでいたら…’魔女狩り’に等しい攻撃、そして続く『まんぷく』の後退…。民放の名作・逃げ恥で、ゆりちゃんが言及した’呪い’はかくも根深いものかと辟易としてしまいます。
> 今日の克子は松下奈緒の姿をしたオジサンにしか見えませんでした
匿名さんの感想、全く同じように感じました。
さらに「毎日かわいい孫を抱けるんだから、いいじゃない」というニュアンスの事も言っていましたね。「やりがい搾取」の文字が頭に浮かびました。
出演者の無自覚なセリフに乗せることによって、NHKは様々な社会問題を視聴者自らが気づく事を期待しているのかとすら思ってしまいました。
が、いずれにしても、この内容が様々なチェック機能などを通過した上で放送に至っているだろう事に、毎朝驚いています。
先の投稿で「それから数年経って」とかきましたが「1年」の誤りですね!
失礼いたしました。
>孤独の胃弱さん
「召使い」ですか笑 太母でしょうかね。
性的に強調する衣装によっては娼婦のニュアンスも含むかもしれませんね。
まんぷくを見ていたら、すぐに「娼婦・聖女・太母」のワードが頭に蘇りましたよ。
鈴は太母や聖女のカテゴリに存在しながらも、それに反抗する存在なため、
異物としてこの男の世界からないがしろにされるのでしょう。
男性性が作りあげた社会・文化にどっぷりと頭まで浸かっている人々が、
鈴愛を憎むのもよく分かります。
最初から最後までどのカテゴリにも存在しなかった彼女は、
自分たちの規範の上では完全なる異物。
糾弾し正さねばならない、思想浄化というやつです。
これは公共放送を利用した大規模な社会心理学実験か何かと思い始めました。
最初は武家娘が一番嫌いだったのですが他の登場人物やストーリー自体の異常性が増しすぎて、むしろ可哀そうになってきて驚いています。出産シーンは『まれ』の胎児エコー写真ばら撒きと同じかそれ以上に唖然としました…そうですね、アントワネット様もでしたね…生々しすぎ…
あと思ったのが、萬平は仕事に熱心な人ではありませんね?産後の妻とイチャイチャしているところを、義母にたしなめられ妻自身からも後押しされてやっと部屋を出ていく。熱意アピールはただのフリですね?
映画『風立ちぬ』では、許嫁喀血の知らせを受けて主人公が矢も楯もたまらず列車に飛び乗り、病床に駆け付けます。しかしその日の内に仕事のために名古屋へ帰ってしまう。義父は「男は仕事をしてこそだ」と主人公を見送る。昭和の価値観や、ものづくりに命かけてる人間のスタンダード像はこれだと個人的に思っています。『カーネーション』でも第一子出産後、父が「本気の仕事は赤子抱えながらじゃでけへんぞ」と率先して子育てを手伝っていましたね。家族への愛情は確かにある、しかし仕事を疎かには決してしないのです。
ですが萬平の描写は…。仕事より妻と子供との時間優先するダーリン優しい(はぁと)って描写でしょうか。身が引き締まってますます仕事熱心になる、とかしないんですか?『半分、青い』の涼ちゃんと別方向のクズですか?
最後になりますが、とくめいさんのコメント大変興味深かったです。娼婦・聖女・太母の分類はうなづかされました。「召使い」はどのカテゴリかな。リンクの記事も後で読んでみたいと思います!
「こんな学芸会みたいなドラマ、もう見るのやめた」と、思ってたのに、こちらのレビューがあまりに面白いのでまた見始めてしまいました・・・いいのか・・?でもドラマ観てからの方がよりこちらのレビューが楽しめるので。視聴率に貢献してないと思うのでま、いいか。でも、このドラマって時間の無駄って気がしますね。
ゲースロスタッフでまんぷくを作ったら…に爆笑しました。
いっそ「ゲーム・オブ・ヌードルズ」の方が面白そうですよ。他にも
・盗電に怒った村人が、突如、宴の席を襲撃
・タカのパパ、トイレにてキレた娘に襲撃されてポックリ
・子供は俺の子じゃない疑惑
も、提案させてください。
ご存知かもしれませんが、ちょっと前に、
男性性について研究をされている伊藤公雄さんのこういう記事がはやりました。
「性暴力を「ささいなこと」にする レイプ・カルチャーとは何か」
https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/kimioito?utm_term=.la4oA0wQm#.edRZXl69B
その中の最も議論を呼んだ部分がこちらです。
『男性にとって女性は、意のままに管理できる所有物であると同時に、男性が傷ついたときには癒してくれるべき存在だという過剰な依存もあります。
男性作家が描く女性像を考察したところ、女性のイメージは3パターンしかありませんでした。性的な欲望を満たす「娼婦」、崇めたてるべき「聖女」、甘えの対象である「太母」です。
上から支配する対象であるか、下から憧れ甘える対象かのどちらか。すなわち男性は、対等な人格をもった存在としての女性像をうまく組み立てられていないのです。』
これに似た考え方は、伊藤さんが提唱する以前にもありました。
それらもやはり「女性は男によって『娼婦』と『聖母』に弁別される」
というようなものです。
まんぷくで描かれている女性像、男性像はまさにこれに、
そっくりそのまま合致すると思います。
『男性にとって女性は、意のままに管理できる所有物であると同時に、男性が傷ついたときには癒してくれるべき存在だという過剰な依存もあります。』
まさしく萬平や製塩所の従業員らが、福子やタカに向けている視線です。
忠彦の克子やタカに対する態度もこれそのものです。
作品中で「娼婦」の役割を担っているのは、言うまでもなくタカ。
タカが初めて泉大津に来たときの「若い女がいます!」「女、女~!」
のシーンでもハッキリしていますね。
「タカちゃんはみんなのもんや」「お前らのもんじゃない」という
彼女を性的なモノ化してジャッジする場面もそうです。
そして「太母」は全ての女性登場人物に当てはまるでしょう。
中でも最も典型的で劣悪なのが、萬平と福子の関係性でしょう。
もう皆さん毎朝目の当たりにされているので、わざわざどの場面かは書きません。
上げればキリがないほど、毎日毎日、繰り返されているあの二人のやりとりです。
先述の記事はもうだいぶ前に見たものですが、まさかそれから数年経って、
公共放送でこの考察の実証のようなドラマと出会うとは思ってもいませんでした。
考察の解説や授業の材料に、まんぷくは十分に使えるのでは?笑
良かったですね、NHKさん。
日本の女性蔑視の文化を研究するための立派な資料になりそうです。
今日の克子は松下奈緒の姿をしたオジサンにしか見えませんでした。
自らもたくさんの子供たちの世話をしている身でありながら
「家事は全部お母さんがやらないとだめよ」って。
これが中年男性の成り代わった姿でないなら、意図的に母を追い詰める鬼畜女です。
しかし、ますますはっきりと、制作陣が製塩所での男たちの世話を
ただの家事だと思っている、ということが分かりましたね。
日に日に、脚本家らの倫理観の低さ、差別意識が明るみに出てきますね。
鈴の家出の原因も、皆さんの予想通りに出産イベントでウヤムヤにされました。
ラーメン屋で「いなくなって清々した」と言われ傷ついたあのシーンは、
一体何のためにあったのでしょうか?
あの切ない表情、さすがの女優さんの技を見たと思いましたが、
演じるだけ無駄でしたね。脚本家によって無意味なものにされました。
かわいそうな松坂慶子さん。
今週の家出エピソードは、全て今日の出産までのつなぎだったということですね。
あれがなければ、神部が少女の尻を追いかける場面しかなくなるわけですから。
それでもやはり尺足らずで、めちゃめちゃ長い回想シーンが何度も挿入されました。
回想が始まったからスマホを操作していたのですが、
顔を上げたらまだ回想をやっていて困惑しました。
朝ドラって主題歌も入れて15分でしたよね?
異なる立場の人のことを想像する力も、映像をつくるセンスもないんだから、
もうドラマなんて撮るのやめたらいいのになあ。
まんぷくを見ていると腹が立って、大袈裟に褒めている人を見ると、憎々しくなって、自分の性格がサイテーになってしまうので、視聴をやめました。でも、こちらには毎日お邪魔して、痛快なレビューにスッキリしています。
最近はヤフーのドラマコメントもこちら寄りの意見が増えだしましたね。分かる人には分かるんですよね、製作陣の仕事ぶりが。
毎日ぶっ飛びシーンが豊富ですね。
自分の特筆今日のぶっ飛びシーンは、具合が悪い福子に固茹で卵を与えた所でした。そりゃ残すよ。見てる方も喉に詰まらせます。
この時代に病人に食べさせるのは基本お粥でしょう。
「カーネーション」で善作が火傷を負い、自宅に一旦戻った際に食べた物はお粥さんでした。善作は火傷のため上手く喋れないものの、お粥は冷ましてから俺の口に運んでくれと伝える。しかし、わかった上で、うっかり者の千代は冷ますのを忘れて善作に食べさせてしまい、善作はお粥を吹き出して怒りまくる。このシーン大好きです。思わず笑いが溢れます。全員愛があるんですよ。こういうシーンに出来ないものかね。無理か。
福子に卵粥を作ってやれよ。良い塩梅の塩加減でさ。鈴もいい歳なんだからここはお粥だろうと教えてやれ。もしかしたら今井家は代々寝込んだらゆで卵なのか?スタッフ一同誰も指摘しないのか?
と、思った時に、固茹で卵にしなければならない事情に気が付きました。福子に栄養を与えちゃダメだったんだ。卵を残してもらって栄養失調になって貰う必要があるんだった。萬平の発明のために。
結果ありきのストーリーでその着地点に持っていくために逆算されるストーリー。人間の交流、心の通い合い、思いやりの気持ちなどは二の次になってますね。これで半年持たせるのは困難を極めると思うが。
今後 「母親」を神聖視しそうですね
(感情ある人間とは扱わず 「母親だからわかるはず」
「母親なんだから甘いこと言うな」などと子育て全般を押し付ける)
怖いわー
本当にゾッとしましたよ、あの出産シーン。外で赤の他人の若い男たちが聞き耳を立ててるって…イヤすぎる。
あと克子、お母さんに「福子の面倒ちゃんと見るのよ」って何様! 福子が回復するまで自分がしばらく手伝うわくらい言えないのか!