おはようございます。
振り返ってみると2016年大河ドラマ『真田丸』のコーエーテクモさんとのコラボは熱かった。
進軍の様子などは、やっぱりビジュアルがいいと、グッと心に響くものです。
こうした試みは、ときにドラマに深みを与えてくれることも多々あり、同じことが『まんぷく』でもできないか?
と妄想してみたので、いくつか本日のストーリーに絡めてピックアップさせていただきますね。
【93話の視聴率は22.0%でした】
家庭菜園、どうなのよ問題
◆NHK『猫のしっぽ カエルの手』京都大原ベニシアの手づくり暮らし
ぜひともベニシアさんには『まんぷく』の見るに堪えない園芸知識ゼロの畑仕事をどうにかして欲しい。
監修に入ってもらいたいぐらいです。
萬平と福子の家庭菜園、おそらくほとんど間違っています。
池田なら冬の農作業はありっちゃありですが、元旦からひらひらスカート農作業ってどうなのよ、と。
コメント欄にて「冬場に土を掘り起こして殺菌することもある」とのお話があったとのことですが、劇中ではそんなこと考えている素振りはありませんでしたよね。
たった一言、セリフで入れればいいだけなのに、それをしない。
やはり雰囲気で入れ込んだシーンなのでは?
三種の神器 テレビって最高!
本日は【冷蔵庫・洗濯機・テレビ】という三種の神器がピックアップされました。
もう夢中になってテレビに食いつく鈴以下、無知っぽい描かれ方の女性キャラクター。テレビって素敵でしょ!ウェーイ!という気持ちはわかりました。
主婦って暇だからテレビだけが楽しみ――そんな意識がもう古くて見ていられませんが、テレビ業界にしてみれば古き良き時代だったのでしょう。
劇中で流す番組もNHKだけじゃなく色々とコラボしてみたら?と思います。
なんせ現実社会は厳しいですからね。
今や動画配信サービスで、いくらでも見ごたえのあるコンテンツが転がっています。
確かに、この頃のテレビは流行最先端ですけれども、今は追い詰められている側です。
それゆえのノスタルジーだったのかな?
歴史コンテンツに関して言えば、まずは『MAGI天正遣欧少年使節』が投下され、今後も続きそうな勢いを感じます。
MAGI(マギ)天正遣欧少年使節(→Amazon link)です。
本サイトでもレビューを始めておりますので、よろしければご覧ください。
衛生問題にも波及してくる衣装
任天堂のスマブラも世界的ソフトですので、コラボ向き。
こちらはNHK大阪絡みで、
『わろてんか』おてんちゃんはマリオ
『まんぷく』福ちゃんはルイージ
という真っ赤と緑でナイスコラボですね。
来年はピカチュウをイメージした黄色なんてどうでしょう?
冗談はさておき、あのルイージカーディガンはどうにかなりませんかね。元旦から着回しです。
しかも、あのカーディガンで家事、畑仕事の側にまでいる。割烹着やエプロンはなく、そのまんま食事支度をしております。
更にはパーラー『白薔薇』にも出勤……って、食品衛生の概念が危険すぎます。
昨日、福子が源にお餅をあげておりましたが、母子間で食事の分け与える光景は、微笑ましいっちゃそうかもしれません。
しかし、衛生観念は、穢れの感覚と科学的な実証とのせめぎあいでして。
口に入れて熱を冷ました食べ物を分け与えようとする祖父母という問題が、以前はちょいちょい話題になっておりましたね。
福子が分け与えようとするところを、せめて萬平が科学的な見地から説明したりすると、
「なに、この人、めんどくせーけど面白い視点を持ってるな」
と、説得力も出てくるのですが。
萬平さんのモデル、もしかして山守では?疑惑
最近は従業員を雇う話がなかったのであれですが。
一時期の萬平は、まるで『仁義なき戦い』の山守親分でした。
なんてことを以前から申し上げていたら、こんな面白い動画がネットで話題になっております。
ジョニー・デップの映画『ブラックスキャンダル』。
その予告動画を、映画ファンが70年代の実録ヤクザものに仕立てたのですね。
↓
◆『ブラックスキャンダル』=『仁義なき闘い』ファンメイドの予告が話題です!ジョニー・デップが広島弁か!?
あのテーマ曲をかけて、毛筆フォントでドドーン!
もう、それだけでソレっぽくなるんですから面白い。
このノリで『仁義なきまんぷく』、やってみんかのう!
(世良がウイスキーを持ち込む)「酒!」
(源がお年玉を「金だ〜!」と騒ぐシーン)「金!」
(忠彦の美人画モデルが脱ぐ)「女!」
(褌尻無双)「欲!」
四度臭い飯を食った男! 主演:立花萬平
獄中の夫を死んでいると励ますその妻! 主演:立花福子
福子のニタニタスマイル。
萬平の激昂ドヤ顔。
克子のいびり顔。
鼻の下を伸ばす忠彦。
おべんちゃらを使う神部。
素っ頓狂な顔をする鈴。
かなり多彩なキャラクターで、惹きつけられます。
ほんと、そういうノリだったら、このドラマは魅力的ですよね。
酒と色と金と逮捕尽くしなんだし、実録路線なら傑作だぁ!
忠彦の絵は絵画商法!?
新作の絵ができても、妻や娘たちはテレビに夢中でそっぽを向かれる――忠彦の絵。
一体、ドコの誰が買っているのでしょうか。
なんせ、相当な年収のハズです。
庶民の家では、子供を一人大学へ通わせるのが厳しい時代に、アッサリ3~4人も送り出しておりました(詳細は不明ですが3人まではカウント)。
しかも、そのうち2人の息子は東京という余裕っぷり。一体どれだけの画家なのでしょう。
これだったら疑問はすべて解決なんですけどね。
↓
◆名前を出してはいけないあの画廊
渋谷や秋葉原あたりをフラ~ッと歩いていると、
「素敵な絵を買いませんか」
と声をかけられるアレね。
まあ、コラボしちゃダメですな。
むしろ潜入取材で実態を明かして欲しい。
同時に忠彦の絵が売れる謎も明かしてくださいな。
続きは次ページへ
→立花萬平のモデル・安藤百福の生涯
→立花福子のモデル・安藤仁子の生涯
いつもレビュー、ありがとうございます。大きく頷くことが多いのはもちろんですが、こちらでは気づかなかったことを指摘してくださるのも、とてもありがたいです。どの物語でも同じとは思いますが、特に史実モデルの物語には、面白い面白くないの前に守るべきラインがあるということを、ひしひしと感じます。
MAGIは、本サイトにて配信を知りました。現在視聴中ですが、面白いですね!ありがとうございます。ちないmアマゾンプライムで朝ドラ「ゲゲゲの女房」も視聴できますね。一度NHKで見てはいるのですが、再視聴したところ、「まんぷく」との違いに驚きました。もちろん「ゲゲゲ」が段違いで面白いです。ご主人の水木茂さんを支える妻という観点でも、時代的にも「まんぷく」とつい比較してしまいますね。
主人公のモデルとなった武良布枝さんの自伝が原作本だからか、実感こもった細部には見ごたえがあり、多彩な登場人物に物語世界がリアリティをもってどんどん広がります。原作が女性だから、控え目にご主人を支える主人公ながら、ちゃんと主人公の働きが見えるところも、「まんぷく」と対照的ですね。
向井理さん演じる水木しげるさんの面白い台詞がありました。「能天気な明るさ、そんなのは薄っぺらだ」
武者さんのおっしゃるように、動画配信の存在感が我が家でもどんどん増しています。朝ドラで、ラジオからTVに庶民の娯楽が変わるような様相です。質の高いドラマが見られる幸せをかみしめています。
いだてんが楽しすぎて、月曜日の朝の落差が激し過ぎますね。内容が薄っぺらいだけでなく、人へのリスペクトが全くもって見られない、今まで見たドラマで最低の作品だと思います。こんな酷いドラマについて、毎日違う角度から突っ込む武者様のアイデアは素晴らしいと思います。今日の切り込み方も面白く読ませていただきました。
今日、食事シーンで一瞬、火鉢の上にほぼ直径が同じヤカンが、でん!と乗っていました。火鉢の上部が隙間なく塞がれているように見えて、一酸化炭素の発生がすごく心配になったのですが…。恐らくすきま風も吹くだろう借家の密閉性だったら安全なんですかね?
そもそもヤカンを火鉢にかけるのって一般的だったのでしょうか?鉄瓶だったら何となくイメージつくんですけども。
詳しい方いらっしゃったら教えてください!