モデル問題、もういい加減にしてください
そして今日もウンザリゲンナリ最低最悪の忠彦不倫騒動。
これはもう、遺族が名誉毀損とみなしそう&ダブルスタンダード案件ですね。
前作において、鈴愛と律が川縁にいただけで、もう鈴愛を生き埋めにしたまま石をぶつけかねないほどの熱気で叩かれたものです。
「不倫だーーーー!」
「誰が見ているかわからないところ不倫だーーーーー!」
「朝ドラで不倫を描くなんて許してはならない!」
「これはもう目撃情報があってヒソヒソ言われるよ、私にはわかる!」
はいはい、もうエエよ……そうウンザリゲンナリしたものですが、今作は妻の目の前で堂々と不倫を臭わせています。
スゴイなっ!
しかも、画家とモデルへの敬意ゼロ。
目下の話題は、エロモデルの呼び捨て問題なのですけれども。
業務上のつきあいをする相手を、いくら年下だからと呼び捨てにする時点で大問題です。
それなのに、ああ、それなのに! 本作は、
【呼び捨て=親しみの表現】
ということを臭わせていてもう……。
本作って、あまりにも加齢がない。
いつまで経っても10代の頃と変わらないタカ。
福子ですらそう。
萬平にいたっては幼稚度がアップしてますからね。
忠彦だって、そろそろ還暦ぐらいのはず。
エロモデルの年齢がわからないというのもスゴイ。
忠彦からすれば、娘くらいの年齢でもおかしくありません。
年齢にふさわしい服装も言葉使いも、立場がわかる言動もない。わかるのは、ともかくエロいというアピールだけ。
ここまで記号そのものでキャラクターを描くのって、本当に驚かされますよね。
自分の意志がない。
ただのエロい存在がそこにあって、女がその周囲でぐるぐる回っているのです。
セクハラ研修受けてくれよマジで……。
【ファイナルオヤジファンタジー】は本当にバグだらけのクソゲーだな……。
好きで燃やしたいワケじゃないのよ
『女のギスギスドロドロおもしろ〜い♪』
そんな描写は危険だよ!
って、以下の回で言及しましたが、似たような騒動が起きましたね。
それが以下のニュースです。
◆ロフト、バレンタイン広告取り下げへ 女子の不仲描いて「女性蔑視」と指摘相次ぐ
ほんとバカみたいなニュースで脱力してしまいますが、私から見れば『まんぷく』だって相当危険なんですよ。
たぶん、朝ドラだからって、そういう目で世間から見られてないだけで。
いつ爆発するかわからない。
だからでしょうか?
「朝ドラレビュー書いているのに、なんでそんなに、ドラマを燃やそうとすんの?」
なんて突っ込まれまして。
いやいや、違うでしょって。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス様だって、趣味で燃やしているわけじゃない!
燃やしたあとに、世界がよくなるかもしれない。
そういう気持ちで、燃やしているのではないでしょうか。
こういう例があると、最近学びましてね。
◆地獄が見える化したクソゲー社会で、JJが後輩たちのためにできること|アルテイシアの熟女入門|アルテイシア – 幻冬舎
また別のTV局で働く女性から「番組の企画で『これ絶対セクハラで炎上しますよ』と何度も言ったのに『考えすぎだ』と上層部のおじさんに無視されて、案の定、ネットで大炎上しました」という話を聞いた。
その後しばらくして、彼女からこんなメールをもらった。「あの後、おじさんたちが私の言葉に耳を貸すようになり、『これは大丈夫かな?』と聞いてくるようになりました」 自分が痛い目に遭って始めて、女の言葉を真剣に聞くようになったのだろう。
いいですね!
「昔は自由でよかった」は老害の口癖だが、それは「俺にとって都合がよかった」のであり、その自由は誰かの犠牲の上に成り立っていたのだ。
私たちはもう人を傷つけるようなネタで笑えない。それを「面白い」と感じるのは、人の痛みを無視しているからだ。私は人が殴られている姿を見て、笑えない。殴られた人が笑いで返す姿など、痛々しくて見ていられない。
だって私たちはさんざん殴られてきたのだから。
そうなんですよ。
人を殴って面白がってくれと言われたら、
ドラカーーーーーリス!!
と返すことが世のためです。その灰から、よりよい朝ドラが生まれるのだから。
はい、今週もウンザリゲンナリですね。
そんな皆さんにお勧めしたい作品があります。
コメントでご紹介いただきました『めんたいぴりり』です。
早速ですがドラマ版を鑑賞しました。
結論から申しますと……。
『めんたいぴりり』は、
【本当に作られるべきだった『まんぷく』】
としか言いようがありません。
辛子明太子のルーツは朝鮮半島にあること。
日本による朝鮮半島の人々への差別問題。
要は、『まんぷく』が消し去った要素が全てあります。
『めんたいぴりり』のスタッフとキャストで、安藤夫妻の物語をリメイクしていただきたい。
多くの朝ドラファンの胸を打つと思います。
『まんぷく』主演のお二人が演技派であることは、よくわかっています。
ただ、使い方が決定的に間違っているのです……。あの2人は、夫が謀略に長けた武将であり、そして、そんな夫すら驚くほど知恵がある妻とか。
そんな系統がお似合いなんですね。今のバカップルでは、無駄遣いにもホドがある。
それに『めんたいぴりり』を見ていると、いろいろと不穏な点も気づきました。
機会があればちょっと考えてみたいと思います。あ、不審なのは後発、『まんぷく』ね。
まずは皆さん、Huluでお試しあれ。
文:武者震之助
絵:小久ヒロ
※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください
※まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!
※コメントにつきましては、
・まんぷくここが好き!
・まんぷくここがアカン!
という意図でご自由に記述してください。
作品に関するものについては全て掲載しております。
攻撃的な書き込み等については、こちらの判断で削除させていただきますので、あらかじめご承知おきください。
一番最後の一文、
めんたいぴりりに不穏な部分があるのか、
めんたいぴりりを通じてまんぷくに不穏な部分があるのかがわからない。
女性特有の減少
は
女性特有の現象
の変換ミスかと思われます
管理人様
ありがとうございます。
わかりやすくなりました。
よろしければ、私の投稿の「(一つ前の送信分は、誤送信です。申し訳ありません)」も除去して下されればと思います。本当の誤送信分は削除して下さってますので。
>高く、気高く、美しく様
ご忠言ありがとうございます!
調整します^^
本作脇役の「いだてん」出演は、キャスティング担当者の「お詫びの気持ち」ではないでしょうか。
ハセヒロさんは大河の主役という好待遇(ただし、作品の出来による)。
甚だ蛇足ながら
後半の『めんたいぴりり』についてお書きになっている部分で、「本作」という語を、『めんたいぴりり』を指して使っているところと『まんぷく』を指して使っているところが混在していて、意図が伝わりにくくなっているように思います。この場合『まんぷく』を指す方をそのまま『まんぷく』としてはいかがでしょうか?
『めんたいぴりり』について、
よくぞ書いてくれました。
TNC(テレビ西日本)放送区域の人々は、『まんぷく』を見るたびにそう思って呆れ返っていたものです。