まんぷく 138話 感想あらすじ視聴率(3/15)笑ってやり過ごす時代じゃないんだ

「無能かつ勤勉な者」しかいない

夕食で、源が何か愚痴り出します。
まぁ、萬平のアドバイスに具体性がないのはわかります。

しかし、それは加齢でも常識破りだからでもありません。

もともと萬平の行動には知性がありませんでした。

【智謀9】ゆえに命令系統が無茶苦茶。
そんな教団にいる人間の種類は一つだけです。

「無能かつ勤勉な者」
その一択なのだ。

◆無能な働き者の特徴とは?やる気のある無能・バカから脱却する方法

軍人は、大まかに分けて四種類ありまして。

①有能かつ怠惰な者
→前線指揮官向き。こういうタイプは面倒だからいちいち部下を叱り飛ばしません。そして面倒くさがりだからこそ、行軍ルート最適解を見つけ出します。

②有能かつ勤勉な者
→軍師・参謀向き。厳しすぎるから、部下にとってはたまったものではありません。しかし、勤勉だからこそ戦略戦術を徹底して調べるため、よい結果を出せます。

③無能かつ怠惰な者
→総大将、伝令、兵卒向き。命令に従って、余計なことをしないから。

④無能かつ勤勉な者
→無理。いらない。むしろ有害だから。

萬平教の皆さんは、100回戦って100回負ける陣容です。
タイプ④が揃っているからしゃあない。

そしてそんな無能集団だから、フリーズドライも偶然で思いつきます。
源の手柄にしたかったんですね。

「キャスタミアの雨」が止まらないんだ

中国の歴史には、スープ一杯をケチったばかりに滅びた国もありました。

◆中国料理の歴史がマジぱねぇ!下手すりゃスープ一杯で国滅びます

私も信徒との戦いには、ウンザリしております。
それもいよいよ終わりが近づいておりますね。

もちろん戦争を仕掛けられたからにら、最後まで戦います。
これは過去の体験と『燃ゆるとき』の読書体験からも学ぶことができました。

私事ですが。
昔、勤務先であまりに酷いハラスメントがあり、先輩に相談したところ、こんな答えが返ってきました。

「まぁまぁ、そんなことでカリカリしたら、あなたの品格まで落ちるよ。笑ってやり過ごしてこそ大人っていうでしょ」

その瞬間、私はこう言いたい気持ちをぐっとこらえました。

「あなた方がそうやってスルーして来た結果、ハラスメント加害者に何もしなかった結果、今、後輩である私たちが苦しんでいるのではありませんか?」

さすがに怒りの矛先を先輩へ向けるワケにもいかない状況ですけどね。

先輩・上司が残っているから残業しなければならない、とか。
上役や取引先のセクハラトークは笑って受け流せ、とか。

もうウンザリなんです。
スルーして事なかれ主義で終わるのは、今や大人のスマートなやり方ではありません。

こんな曲、聞きたくないんだけどさぁ!

信賞必罰!

「義を見てせざるは勇無きなり」
そういうことなんです。

落ちる品格と、勇気の欠如であれば、前者を選んだほうがマシではないでしょうか。

そしてもうひとつ。

「信賞必罰」
これが大事です。

よいことをすれば称賛され、悪いことをすれば罰せられる。

当たり前のルールが、状況によってグダグダになれば、何事も堕落します。
私は私の基準でドラマ作品の是非を論じているだけで、自分のルールは厳守しております。

ときどき「辛口が基本」と勘違いされているようですが、そんなことはありません。

重ねて言いますが、私は出演者の容貌批判始め、そんなくだらないことをするつもりはありません。

現場の指揮官クラスがだらけきっていたら、戦う将である出演者にせよ、兵であるスタッフにせよ、皆まとめて被害者だと思います。
良識ある視聴者だって、被害者でしょう。

信徒は……えーと、予測のつかないゲリラ兵かな。
デジタルリテラシーの訓練が不十分な信徒ゲリラなんて、烏合の衆を通り越して有害なだけですよ。

そこで一言。

「戦争を始めたのは、私ではありません。戦争は犠牲者を生むもの。軽々しくやるものではない。やらずに済むのならば、それに越したことはない。この戦争を始めたのは、私ではない、信徒だ」

ナゼ朝から諸葛亮気分にならねばならぬのだ……

あっぱれ、これぞ名将の器!

そうそう。
前作の脚本家叩きについて、未だにやっている人がいるようで、私なんぞ小者は見てられないんですが。

「総大将自らが攻撃を引き受けるとは、さすが名将!」
と『三国志』口調で平伏するばかりです。

出演者叩きにつながらないよう、あくまで創作上の人物・鈴愛と、自らに批判が集中するようにしたのは、これぞ勇気ある名将の器です。
むろん意図したものかどうかは不明ですが、知勇兼備とはこのことです。

間違っても出演者が総大将の身代わりになってはいけない。
そんな戦い方はダメ。

北川氏にせよ、三谷氏にせよ、クドカン氏にせよ、自らをきっちりとブランド化し、正面から矢を受ける――それがリーダーの鑑です。
あっぱれ!!

※スマホで『いだてん』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

立花福子のモデル・安藤仁子の生涯

※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください

まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!

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という意図でご自由に記述してください。
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6 Comments

red5

YAHOOに日経オンラインの記事が出ていますね。わざわざこのタイミングで15年前の記事を再掲するあたり、念入りですね()

匿名

以前、卵殻を麺に練り込んだ描写について問題視してましたが、あれは大丈夫だと思います。
卵殻を粉末にする段階で火を通す必要がある(茹でる、炒る、焼く等)ためサルモネラ菌は死滅しているでしょう

匿名

スタジオパークの脚本家の出演は、ネットを見る限り、相当歪な構成だったらしいね。本当の段取り通りにやったら、確実に脚本家への糾弾になりますからね。

most.masato

いつも興味深く拝読させて頂き、有難うございます。初めて、コメントさせて頂きます。よろしくお願い致します。

 『まんぷく』では、厚い麺の中まで火が通る揚げ方も、具にフリーズドライを活用するという着想も、まんぷくヌードル開発に関するお手柄はすべて、立花萬平一家によるものとなっている。だが、同じNHKでも『プロジェクトX』では、「『食品加工技術の限界に挑んだ若者』と『アイデア社長』の熱き闘い」として描かれている。

 『プロジェクトX』によれば、容器と麺の開発に成功したのは、当時の新入社員・佐々木雅弘(23歳)。大学時代に学んだフリーズドライを具の製造に活用し成功したのは、社内で問題児と目されていた大野一夫研究員(32歳)であった。そして、同番組の前半部分で主に描かれていたのは、彼らの飽くなき試行錯誤と、苦難の末の成功に他ならない。

ついでながら、フリーズドライを用いるという「発案」そのものも、大野一夫によるものであって、「立花親子」ではない。

勿論、彼らを起用したのは安藤百福であり、担当者の人選が極めて重要であることはいうまでもない。そして、試行錯誤を繰り返すふたりに対して、適切なタイミングでヒントやアドバイスを与え、「彼らの」研究・開発を加速させたのも百福である。カップ麺の開発・商品化という着想も含め、こうした点での安藤百福の「経営者としての」的確さは見逃せないであろう。

しかも百福は、(自分自身も解決策を考え続けていたであろうが、)決して【直接、手出しはせず】、アドバイス(佐々木には、「天ぷらはどうやって揚げるか知っているか?」 大野には、「高級感を出すために、どうしても ○い◎◎がほしい」)に徹して、開発そのものは担当者に任せていた。技術経営コンサルタントのt3yosi氏は、そうすることによって、安藤百福は会社の次代を担う人材を育成していったのだ、と述べている(【補助線】「カップヌードルの開発で「ラーメンの父」安藤百福の果した役割」)。

 これに対して、立花萬平は自分自身が新製品・新技術を研究・開発することに夢中になり、何でも自分で手を下し、答を出ださなければ気が済まない。部下には高圧的に怒鳴って、闇雲に課題の解決を要求するのみである。「プロジェクトX」の安藤百福と、何と対照的であることか。

どちらが実際の安藤百福本人に近いかということを、私は問題にするつもりはない。

(時代考証の的確さや、その成果としての史実や時代状況の忠実な再現は、それ自体興味深いし、制作者側の努力には敬意を払いたい。しかし、たとえその点に難があっても、ドラマとして良質な面白さが提供されるなら、少なくとも私は十分に楽しむことが出来る)

 しかし、『まんぷく』の立花萬平と、『プロジェクトX』の安藤百福(*1)は、どちらが連続ドラマの主人公、ないしはメイン・キャラクターとして相応しいであろうか。視聴者から見て共感でき、魅力的と感じられる人物として描かれているのが、果たしていずれの方であるか、私には明白に思われるのだが。

(*1)いうまでもなく、ここでいっているのは『プロジェクトX』に描かれた安藤百福についてであって、実際の百福イコールではない。

 それにしても・・・・

 大野は「高級感を出すために、どうしても ○い◎◎がほしい」という安藤百福の難題に応えて、何十種類もの◎◎を試した挙げ句、ついにはインド洋産の△△△△△という品種に遭遇し、見事に 「○い◎◎」のフリーズドライに成功する。この辺り「◎◎を徒や疎かに出来ない」と誰もが感じずにはいられないであろう部分であり、『プロジェクトX』でも特に印象的な開発秘話として描かれていた。

 そして、バーやホテルのパーティに出される▽▽▽▽▽カクテルという料理をきっかけに、△△△△△を発見したのは、開発担当の大野その人であった。

 だが私には、来週あたり、『まんぷく』の登場人物のひとりが、かつての自分の職場のパーティ会場で▽▽▽▽▽カクテルを見たことがあるといって、「これや~!」と奇声をあげるのではないかとの嫌な予感がしてならない。何でも立花夫妻の手柄にしてしまうドラマなら、十分な考えられることだからである。

(かといって、昨年10月に放送されたパーティの場面の小道具として、▽▽▽▽▽カクテルが並べられていたというような用意周到な演出は、決してしていないであろうが)

 但し、もしそういうことになったら、チキンラーメンやカップヌードルを商品化したモデル企業が、NHKには一切口を出していないことの証左になるのではないだろうか。いかにオーナー企業とはいえ、社員の成果をすべて創業者一族のものとして描いてしまえば、全社的にどれほど著しいモチベーションの低下につながるか、火を見るより明らかだからである。いくら何でも、そのような愚を犯すとは思えないのだが・・・。

長文、失礼致しました。

プロジェクトX 挑戦者たち 起死回生の突破口 魔法のラーメン 82億食の奇跡/カップめん・どん底からの逆転劇  (*)
ttp://www.papy.co.jp/act/books/1-20282/

【補助線】カップヌードルの開発で「ラーメンの父」安藤百福の果した役割
ttps://people.weblogs.jp/ppf/2007/11/post_29ce.html

(*)NHKではなく、電子書籍サイトのURLです。

匿名

過激な攻撃へのお怒りはこちらではあまりおみせにならず、粛々と然るべき手段で成敗すればよろしいのではないでしょうか。武者様なら当然悪い事をした側がきちんと罰せられるような対応もお考えではないですか?
記事にしないと気持ちが収まらないであろう事も理解は出来るのですが、いつかその結果をそっとご報告していただくだけで充分です。

匿名

明日の土曜のスタジオパークに脚本家が出演するみたいですが、公開裁判ものになりそうですね。

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