教団支部『白薔薇』は今日も
『白薔薇』の場面――忠彦の弟子カップル登場は意味があるんですか?
忠彦画伯の価値を、誰も理解していないことだけはビンビンに伝わってきます。
こいつらはセレブにくっつきたいだけ。
感性だの芸術センスだの、備わっているわけがない。
今日は、『白薔薇』が教団幹部一族の溜まり場であると赤裸々な告白がありました。
まぁ、教団関係者以外、客おるの? って話なんですが。
マスターと弟子の喋り方は、何なのでしょう。
特に弟子さん。
『西郷どん』と本作のコンボが辛すぎて……ナゼこんな残酷な目に。
『わろてんか』→『西郷どん』コンボの大野拓朗さんが今回でておらず、ホッとしましたよ。
そして弟子さんは、今日も室内でマフラーを巻いています。
何とかしてあげて!
最低の見舞客コメディかよ
鈴関連の酷い扱いは最後まで続きました。
本作スタッフの皆さんは、お見舞いをしたことがありますか?
咲、三田村が入院していた頃から終始一貫、見舞い客としてのマナーが最低でした。
『わろてんか』も酷いものでしたが、それ以下かもしれません。
とにかく今日のラストはひどかった。
先んじて、真一と忠彦の見舞いがありました。
ここで婿に感謝するところでは、娘の結婚反対を反省するところかと思ったのですが……。
真一は大丈夫でしょうか。
この方、再婚相手をろくに気遣っていないように見えます。無能の外戚として一族に食い込むぐらいですから、もはや再婚相手の存在など忘れているかのようにも見えてきます。
そして咲ですよ。今は女神どころか、死神なのか?
死んだ娘が、母親の枕元で心配するどころかはしゃいでいる。
昨日の登場では、福子の夢で「治らないで死んでもいいでしょ」と冗談めかして言っていた。不吉ど真ん中です。
これに対する鈴の反応もおかしい。
「母の心配もせずにはしゃぐとは! それでも武士の血を引く者か!(※娘の娘だの、娘の息子だのバカみたいですが、この言い方でエエやろ)」
これならばわかります。
しかし、そこで言い放ったセリフはこれですからね。
「あぁーん、私より咲がモテてつまんなーい」
横にいたのが咲の夫・真一だけならばまだしも、義弟の忠彦(しかも性欲魔人)ですからね。
もう、何もかもが狂ってる。だから、真一は、再婚しとるやろ! と。
この一連のヤリトリも結局【ファイナルオヤジファンタジー】地獄なんですよ。
女というものは、80近くになろうが、若い美人を嫉妬する生き物だ、男の寵愛をめぐることしか頭にないのだ、という意図が漏れて出てきている。
ゆえに「こんな女はイジメて笑い者にしても問題ない」という理屈ですね。
「カリーシ、こんな教団をどうしますか?」
「ドラカーリス!」
※とりあえず焼いておこう
あったよ! 容器が!
そしてこれ。
日清提供神話でも大事な、麺容器の蓋です。
これをどちゃくそ台無しにする、本作スタッフのテクニックが圧倒的です!
骨子は合っています。
【アメリカ出張時、マカダミアナッツの蓋から思いついた】
これをどう改悪したのか?
参考にしたくない驚きのテクニックを分析しましょう!
・何がなんでも福子を絡ませる
→ともかく二言目には、こうだ。
FUKUKO!
FUKUKO!
FUKUKO!
FUKUKO!
福子を絡ませるとむしろ信憑性が下がるのに、そんなことは平気で開き直る突撃っぷり!
もう震えが止まりません。
・思いつくのは寝室だ!
→それが閨房術だからね。仕方ない。
・マカダミアナッツのパッケージが配色からデザインまで……
→Illustratorで小道具担当がササッ作ったことは一目瞭然です。
とにかく現場は時間がないんだ、押しているんだ、頑張ってるんだ。
当時のデザインを振り返る時間がないのに、頑張っているんだよ!
・回想シーン? あってたまるか
→アメリカ出張時の回想シーンなんてできるわけがないだろう。
時間も予算もないんだぞ!
神部がホテルバーでシュリンプカクテルを食べるシーンだってなかったんだしさぁ。
・理由は聞くなよ
→ナゼ、マカダミアナッツ容器が保管してあるのか? そんなもの、時間と製作上の都合しか理由はありません。
「よくこれを取っといてくれたな」
ホンマやで。
意味がわからない。
・あったよ、容器が!
→そんな本作スタッフは挫けません。
そこで、満を持して実装したのが『彼岸島』システムです。
こういうのね。
「あったよ! 【吸血鬼を倒すのに必要なグッズ・アイテム、または豚汁材料となる食材】が!」
「すげえ!」
「でかした!」
「ハァハァ」
※ワーワーワー
どうして私は、朝ドラを見ていて『彼岸島』を思い出すんだろう。
まぁ、全ては『まんぷく』が駄作だからちくしょう!!
※スマホで『いだてん』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!
↓
文:武者震之助
絵:小久ヒロ
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ハツメー過程もエロ家庭もマンペー教団も嬌声&愚痴合戦もあまねく気持ち悪いのですが、即席ラーメンを美味しい美味しいと食べてること自体がなんとも居心地悪いです。キャストのほとんどが大阪人設定のはずなのに… 美食の歴史はやはり都市伝説なのか…
食べ方の汚さの方は、いまだよく見る風景のような気もしますけど(笑)
お笑いについては、大阪局が作ってるだけでスタッフが関西人なわけではないし、地元もいろいろ落ち込んでるので仕方ないんだろなと諦めてます。それでもごくたまに、大阪人のツボをおさえてるときがあるらしく、でも面倒くさいのでどこがどうおもしろかったのかとかは追求してません。
萬平の萬平による萬平のための物語だったと思う。
福子の、萬平さんはみんなのためになる事をする、といった風には思えなかった。
他のキャストも皆萬平のために動いていたようだ。
教祖様といった表現が一番当てはまる。
唯一反論する立ち位置に描かれていたのが鈴。
脚本家の狙いなのだろうが、鈴は視聴者と同じ様な立場も与えられていた。
昨日の咲ねえの「お母さんは黙ってて!」というセリフは
今作に我々のような否定的な立場の視聴者に対して
「この面白さがわからない視聴者は黙ってて!」という風に聞こえた。
昔はこうだった。懐かしいねえ、あの時代は良かった、という派と
これからの新しい時代にどんどんアップデートしなきゃね、という派で
評価が別れたのではないかと思います。
自分は「半分青い」はかなり高評価で楽しませてもらったので、
今作は変面教師としておきます。