まんぷく144話 感想あらすじ視聴率(3/22)「女の子なんだから」ってなんでだす?

【144話の視聴率は20.5%でした】

おはようございます。

最近味わう、こんな葛藤。

「女医先生にこのドラマを突っ込んで欲しい。しかし……」

ベートーヴェンの耳が聞こえないのはナゼ?朝ドラ『半分青い』鈴愛のムンプス難聴と共に考察

「プロの医療関係者に見てもらうのもためらわれる」

いや、だって、医療関係者への侮辱がひどくないですか?

今朝も続くよ「絶凶・戦慄迷宮」

こんな医者も、患者も、家族も嫌だ……!
今朝はそう震えが止まりませんでした。

患者の家族への説明を色々すっ飛ばす医者

本当に飛ばしたかどうかは、ちょっと疑問が残ります。理由は後述。

ただ、
「なんかよくわからないんですけど、いきあたりばったりでああでこうで、開腹手術しましたぁ〜」
ってのは、さすがにフザけすぎな説明ではありませんか?

これも比較して申し訳ないですが、『半分、青い。』の医者とは大違いなんですよね。
あれは理由から対処、起こり得ることまできっちり説明していました。

医者の演技指導が壊滅的

これは演者の問題じゃない。
あんな言い回しをさせる演技指導がおかしい。
考えられる理由は後述します。

「あんなのはヤブ医者だ!」「そうだそうだ、ヤブ医者め!」

医者への怒りを連呼する鈴の家族たち。
よくもこんな酷いことを言えたもんだと思います。

『半分、青い。』におけるセリフや職業描写が侮蔑的だと、信徒からの総攻撃を受けていました。
が、どう見たって本作の方が雑で酷いのでは?

・大介はジョフリー でも忠彦はティリオンじゃない

大介のドコが天才児なのよ。
幼くして、ゲスな周囲の感化を受け、チヤホヤされて「俺は賢い!」と思い上がったジョフリー王でしかない。

曽祖母・鈴の危機は、彼が人生で初めて親族の死になる可能性が高いものです。
それなのに、めんどくさそうなふてぶてしい態度。
根性が腐り切っています。

「偉そうに言うな」
こう嗜める忠彦も、さもありなん。

以前も幼い頃の源が鈴からそう言われていましたが、これが本作チームの真髄なんですよ。

「女だの、子供だの、カースト下位は黙ってろ」

それだけ。
何がどうして悪いのか、理由を説明できないんです。

聡明でインテリジェンスに満ちたティリオンなんてどこにもいない。

ティリオンのビンタは、舌戦ルールに則って殴っているんですけどね

親に説明せずに開腹手術をさせる娘たち

意識消失といった事情があればまだしも、そんな大事な手術を本人に確認していなかったらしい、福子と克子。
まさに外道!!

というか、この辺、よくわからなかったんですが、医師は勝手にやったの?
それとも事前にその可能性に言及していたの?

なんだか口( ゚д゚)ポカーンってなりました。

「開腹手術って、切腹なのぉ〜?」というクソ台詞

ナメてるなぁ。
これで面白いと思っている、本作制作チームと笑う信徒がもう信じられません。

「腹切りやぐら」でも見学した方が良いですよ。

北条高時の最期は「腹切りやぐら」で…鎌倉幕府滅亡のエピローグ

鈴さんの祖先・源義経からはそう遠くはない時代ですよ。

切腹のルールと現実~もしも一人で実行したら地獄の苦しみ味わいます

ちなみに幕末には「堺事件」なんて恐ろしい事件もありまして。

ギャグでは済まされない壮絶な切腹死を遂げます。

堺事件でフランス人にハラワタ全開!11名が切腹となった土佐藩士の意地

鈴に向かって「しっかりしてよ、武士の娘でしょ!」とか言うからバカそのもの。

源義経の子孫というのはさておき、士族の血を引くのは事実だったワケでしょ。
だったら、そんなもん切腹をギャグになんてできません。

先祖の中に切腹した人がリアルにいても、おかしくないんですよ。外国人がフザけて作ったパロディじゃないんだから。

切腹が日本の歴史に定着したのはナゼ? 現代人のメンタリティに影響も?

このドラマって中国ルーツ剥奪だけじゃない。
空襲や拷問被害者、切腹を笑いものにするんですから、日本の歴史までバカにしています。

これで笑っている信徒さん、大丈夫ですか?
あなたもバカにされているんですけどね。

面会時間を平気で破る病院関係者、そして世良

別に病院関係者は、意地悪をしたくて面会時間を制限しているわけじゃない。
患者の命がかかっている、そういう事情があるわけです。

それを平気で破るいい加減さ。
嘘をついて破ったと得意げな世良。

人命軽視、ズルをすることと自分のことしか考えていない。
ゲスの極みを見ました。

こういうタイプは、自分からルールを破っておきながら、威張って暴れるモンスタークレーマーそのものですね。

自分でルールを破っておきながら、その処罰を受けると逆ギレして開き直り、
「こんな変なルールがある方がおかしい!」
って言い出すのが定番。

カースト上位の俺様はルールを破ってエエと勘違いしているんですよ。

◆厚労省課長、韓国の空港で一時拘束職員に暴力

教団員は医者をナゼ憎むのだろう?

『半分、青い。』では、主人公・母の晴が、お医者さんから唐突に暗い見通しを言われました。そのことに、夫・宇太郎がワンクッションすらおかずに腹を立てるシーンがありました。

あれは納得ができる描写です。
真実だからと、いきなり言うのはいけない! という理屈です。
私にとっても勉強になる場面でした。

しかし、本作はどうもおかしい。

あまりに侮辱的な医者描写。
ナゼここまで酷いのか?
歯医者の牧に対しても侮蔑的でしたね。こうしたことから推理できたことはコレです。

「教団員は、自分の頭ではついていけないことを言われるとキレる」

んだべ?
そういう教団員ビジョンを通した医療関係者の描写だとしたら合点はいきます。

要は、コネでもなく、猛勉強の末に医大に入った――そんな賢い人間を許せないんですね。
もしかしたらハッキリ意識はしてないかもしれない。潜在意識がにじみでている、と。

「俺たちのわからない小難しいことを言って、マウンティングしてきたぁ!」
「こ、こいつはコネでなく、実力で名門大学に入ったエリートだぞ!」

そういう深層心理を感じてしまうんですね。
カーストの上位にはとことん弱い。ゆえに陰口で反論したがるんだな。

下手すりゃ
「偉いテレビ関係者様を敬わないとこうなるんだぞ〜」
ってところまで思っているかもしれない。

だから、そんな時代じゃないんですってば。

教団員のザ・ワールド「外戚政治」

そんな教団員がほっこりきゅんきゅんできるのは、外戚政治です。

外戚・真一が、外戚・忠彦にパッケージデザインを頼みに行く場面。
これのどこがエエ場面?

忠彦も、還暦過ぎでしょう。
これで若者の感覚がわかる! とか言われた日にゃ爆笑するしかありません。

「弟子ならばわかるはず!」
というのはナシにしてね。

常識的に考えれば、コンペなり、デザイナー発掘なりして、共に悩む場面です。

でも、そうしない。トップ企業のあり方としてはかなり不自然。
外戚は、外戚の中で、旨い汁をチュウチュウ吸うことしか考えていないと言われても仕方ありませんよ。

4 Comments

匿名

セブンイレブンでは、毎年、日清食品のキャンペーンをやってますので、まんぷくが売れなかったから急遽行ったキャンペーンではないと思います
しかし、まんぷくは酷いですね
よくやった福子!の連発が気持ち悪いです

匿名

そういえば、セブンイレブンでは去年、恵方巻を予約すると「わろてんか」で死んだ藤吉を召喚するアイテムとなっていた文鳥の根付けを貰えるキャンペーンを行っていました。
NHK大阪とセブンイレブン、組んでますね。
もしかすると他にもあったのかも知れません。

匿名

高齢の親の描写では、『ちりとてちん』や『カーネーション』等で、上手く描いた大阪は、どうしたんだろう。

匿名

華丸さんは冒頭、つっこまれたのに舞台に一切触れなかった。そこまでしか観てないのだけど、本作と比べてなんと美しい振る舞いなんだろうと心打たれた。ますますお二人を好きになった。

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