なつぞら1話 感想あらすじ視聴率(4/1)タンポポ食べるヒロインに期待♪

【第1話の視聴率は22.8%でした】

 

なつぞら感想視聴率

2019年4月1日――。
記念すべき朝ドラ100作目『なつぞら』のスタートです。

北海道の美しい自然の中で、キャンバスに向かうのは18歳のヒロイン・なつでした。

【大好きな風景に、風が吹いている】

そうナレーションが語ります。ヒロイン自身の声です。

ナレーションの役割といえば、説明が必要な補足といったものがあります。

そうでなくて、主人公自身の声を補う。
漫画ですと、吹き出し以外に心の声が入る技法ですね。

たった一枚の絵から始まる夢。アニメーション。
そう説明されます。

このナレーションの入れ方が、アニメ表現も意識しているように思えます。
しっかりと考えて、アニメである表現技法をドラマに入れ込む。そんな作り手の工夫を感じます。

大自然の中、運命の相手である佐々岡信哉が登場しました。

これもアニメ表現ぽいですね。
風でなつの麦わら帽子がばさっとするところも、そうです。

信哉がもう、言うことがありません。
なで肩に見える学生服のシャツ、学帽。昭和の学生が写真から出てきたみたい。

なつにとって命の恩人でした。

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空襲の夜、運命の手

ここからは、アニメになります。

東京大空襲――。

一夜にして、東京が焼け野原になった。そんな惨劇の夜です。

東京駅はいつ開業されたかご存知ですか? 空襲に耐えた大正ロマンなあの建物

なつは母親と逃げようとしたところ、混乱の中で手が離れて、はぐれてしまいます。

避難所の学校に駆けつけたものの、そこも火の海。
危機的な状況の中、なつの手をつかみ、プールに飛び込ませてくれた。
それが信哉でした。

まさに間一髪の状況です。
もし少しでも遅れていたら、なつはヒロインになれなかったことでしょう。

ここから実写に戻ります。

なつは、兄と妹とは再会できたものの、母は亡くなっていました。

信哉の両親は、防空壕で蒸し焼きに。

多くの戦災孤児は、こうして生まれたのです。
救いの手があればよかったものを、誰にも救われずに命を落とした子供たちも数多くいました。

その日から人生が一変。
そんな人生の中で、二人は再会するのです。戦災孤児同士の再会でした。

「なっちゃん、また会えてよかった」

ここから、なつの人生そのものが始まります。

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アニメとは何か?

「二次元最高!」

「アニメっていうのは、ポリコレなんかいらなくて、大きな乳と尻、美少女! そういうのがクールジャパン!」

朝ドラなのにすみません。
昨今、こういう認識が、あまりに広がり過ぎているのではないか?

そこに警戒感を抱いておりました。
『なつぞら』は、そこに切り込む作品になるのではないかと、期待しているのです。

「海外ではアニメや漫画の良さがわかってもらえない!」

「アニメと漫画は世界で大人気のクールジャパン!」

これも、見解を統一しろ案件です。
ざっと解析して、まとめるとこうなります。

・アニメはそもそも美少女萌え〜♪ だけでしたっけ?

・世界的に高い評価を受けたジブリアニメは、戦争を描いたものだってある。お気楽で楽しいものだけじゃない

・アメコミにせよ、バンド・デシネにせよ、ディズニーにせよ、日本以外にも面白いものが存在しますから

世界的に、アニメの凄まじさを見せつけた代表作といえば、
『火垂るの墓』
です。

子供だけのものじゃない。
シリアスで、苦痛に満ちた世界観を、細やかに描くことができる。そう示したのです。

原点まで戻ろう――そう語りかけてくるような。

アニメは戦争の恐怖を描くことが出来る。
そう証明したからこそ、世界的に高く評価されたのです。

美少女萌え〜♪ だけでは、ありません。
『電車男』あたりで感覚が停止していたとしたら、まずい。そこに一差し突き刺すような、原点回帰のような、イマジネーションの楽しさ、美しさが詰まったオープニング。

歌詞も結構抽象的なんですよね。
NHK東京の前作『半分、青い。』の主題歌もそうでした。

イマジネーションに委ねて広がっていこう!
現実とアニメの境目が崩れてしまう世界観からも、それを感じます。

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チタタプするのか? ありなのか?

古典的アニメの約束があります。
女の子と野生動物、ハイジやナウシカですね。

これを逆手に取った作品が『ゴールデンカムイ』であると、アイヌ語監修者である中川裕先生が指摘しています。

『ゴールデンカムイ』ファン必読の関連書籍3冊レビュー!重い読後感の先に

美少女アシリパが、野生動物と心を通わせるような表紙絵をめくると……そんなアシリパが、容赦なく野生動物を撲殺し、次のページで食べている。

あの作品や表現は、お約束破りギャグなだけではありません。
ああいうアニメにあらわれている和人の価値観と、アイヌの価値観の対称性を示しているわけです。

そうです、アイヌです。

「たどりついたコタン」
と、OPの歌詞にも、アイヌ語が入ってきました。

アシリパのような美少女が、野生動物を容赦なく狩り、チタタプにする。
そんな期待感も湧いてきております。

復員兵は婿養子です

舞台は昭和21年(1946年)――。

北海道十勝地方に、なつはいました。
9歳。終戦の翌年にあたります。

ここで彼女を連れている復員兵が柴田剛男です。

藤木直人さん、本気ですね……ちゃんとやつれています!

こけた頰。
意味のある無精髭。
日に焼けた肌。
疲れが見える表情。
メガネのフレーム。
髪の毛も、なにもかも終戦後一年ですから、こういうボサッとした伸び方が自然です。

ここまで本気の復員兵、できるんだ。
すごい。とてもいいですね。

なつも、見事です。おかっぱ頭は、切り方が不揃いかつ薄汚れています。
顔も汚い。

しかも、タンポポを見つけて綺麗とはしゃぐどころか、
食べる。

戦災孤児です。紛うことなき戦災孤児です……こんなこと、本当にできるんだ。

ここでそんな野生児なつに、剛男は自身が婿養子だと語ります。

これもいいんですよ。
当時、今よりも婿養子は多かったもの。『サザエさん』のマスオさんがそうですよね。

『いだてん』の金栗四三も、戸籍上は婿養子です。
『まんぷく』のモデル・安藤百福もそう(ただし、安藤百福は法律的に婚姻無効だそうで、記事にされておりました)。

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義理の親にちょっと弱い。
そんな男性の苦労も、ちゃんと描くようです。
※続きは次ページへ

8 Comments

むぎすけどん

過剰なポリコレが関わると碌でもない結果になります。
昨今のオスカーであったり、Netflixの聖闘士星矢しかり。
ポリコレじゃない=巨乳萌え、なわけないですしね。

火垂るの墓は、本作ヒロインの旦那、小田部羊一が作画を手伝ってたので、1回目でそういうシーンがあったのだと思います。

通りすがりの者

大阪製作は、天下の迷作(?)”純と愛”のトラウマが激しすぎて、外部の評判を気にしすぎ、冒険ができない状態が続いたままのように思います。
”ごちそうさん”は、”純と愛”のころにはもう企画が進んでいたでしょうから無関係として、そのあとは、”マッサン””あさが来た””べっぴんさん””わろてんか””まんぷく”とオリジナル物、現代物を避け、モデル有しかも企業系に偏りすぎです。さすがに次作は企業から離れそうですが。
一方、東京はその間も、現代、戦後、戦前、モデル有り無しとうまく散らせて、成功作ばかりではないもののいろいろ取り組んでいて好意が持てます。
今作もアニメの使用など、批判されるリスクも承知でのトライと思われます。

904型

私は、今まで『火垂るの墓』を見たとき、主人公ら二人が追い込まれ、節子が衰弱し命が燃え尽きていく過程に心が破れそうになってしまい、しばしば耐えきれず視聴を断念してしまっていました。

今回の『なつぞら』第1話も、胸が締めつけられるようで。
なかなか、真剣勝負を挑んできた作品と思います。

そう言えば、松嶋菜々子さんは、ドラマ版『火垂るの墓』では、主人公らを追い込んでいく叔母の役を演じていましたっけ。

半年間の真剣勝負が始まりました。しっかり臨んでいきたいです。

Susuka

前作のおかげでハードルが下がっていることもありますが、
色々と細部を見るにつけて「豪華だ…!」と思ってしまいます。
しかし、ここであまりに力を入れすぎると、
「本作に全力投入するので、『スカーレット』は片手間になります」とならないか、心配です。

元道民

四十数年道民でしたが、まあギリギリ気持ち悪さを感じないしゃべり方で安心しました(偉そう)。これ以上変なアクセントつけるのはやめれーって感じですね。

今回はホントに演者さんスタッフさんの質の高さや気合の入れ具合を感じてしまいます。松嶋さんの優しいお母さんっぷりや、大丈夫よって声かけに、もう駄作は見なくても大丈夫よって言われた気分になりました。

今回は毎日武者さまの楽しそうなレビューが読める気がするので楽しみにしてます。お体にはくれぐれも気をつけて無理しないで下さいね〜

管理人

>匿名様
ご指摘ありがとうございます!
婿入りじゃない同居だったんですよね。
説明がややこしくなるので、削除させていただきましたm(_ _)m

匿名

なつぞら、ぼくも初発は好印象でした。レビュー見続けることになりそうです。よろしく。

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