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なつぞら感想あらすじ なつぞら

なつぞら2話 感想あらすじ視聴率(4/2)大人が守り、育ててゆくもの

更新日:

【第2話の視聴率は20.9%でした】
なつぞら感想
なつぞら全視聴率

おはようございます。

方言については、自分の地元であったり、ゆかりがあると気になるものですね。
私は大阪弁にせよ、十勝弁にせよ、地元ではありません。ただ、話す人は知っています。

コメント欄や北海道出身者から、
「不快感がない」
という評価を得まして、ホッとしております。まぁ、中にはいるかもしれませんが。

作品名をここでは挙げませんが、これみよがしにねっとりと誇張した方言は辛いですよね。

 

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新しいヒロインが羽ばたける時代へ

鈴愛タイプのヒロインへのエールもいただきました。
『プリキュア』や少女漫画では増えているとのこと。

時代の流れなのでしょう。
鈴愛バッシングからは、朝ドラ年齢層の高さや、保守性が見えたのかもしれません。それでも、こういうことが続くのであれば、きっといい時代になるはずです。

コメント欄では、こんなご指摘もありました。

【社会に出てから、福ちゃんのような男尊女子や、萬平さぁんのようなホモソ男子になって生きていくしかない、そんな世代がいる】

確かにその通りですね。
しかし、そうした連鎖は断ち切ろうじゃありませんか。

案の定、本作にはこんな批判が既にあるようです。

「『半分、青い。』といい、地方出身の貧乏な小娘が、都会を目指すなんてがっかりだ。地方でつつましく生きていけないのか。小娘の漫画家だか、アニメーターだか、そんな夢知ったことではない」

そう仰る方は『まんぷく』のような、都市部出身の男尊女子が理想なのでしょうか。

別に、都会でも地方でも、男でも女でも、そんなもん誰に何を言われる筋合いもない。自らの人生に努力してチャレンジして当たり前じゃないですか――それの何が悪いのか。

結局、そうした批判的態度の人々は、自分の考え方しか正しいと思えないんですよね。
別の可能性があるとは考えない。
狭隘すぎる価値観から動けずにいる。そして他人に押し付ける。

本当はそこから抜け出してほしいんですけどね。
アタマが凝り固まっていて修正が無理ならば、自分の人生を直視せず、録画の中のぬるま湯に浸かっている方が幸せかもしれません。

けっぱれ、『なつぞら』!( ^ω^)
ということで本編へ。

 

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北海道グルメの歴史

今朝は、なつの目の前に並ぶ北海道グルメの食卓です。

ベーコン。
茹でたジャガイモ。
米飯。
そして牛乳!

現代人から見ても、こりゃ美味しそうと朝から食欲が湧いてきます。これは、戦災孤児のなつならば、もうそりゃこうなりますよ。

「夢みたい……」
内心で思ったことを、口に出してしまう。

やっぱりこの子は、そういう子なんですね。

そしてこの北海道の食糧事情ですが、皮肉な転換点があります。

ジャガイモをナゼ食べるのか?

江戸時代までは、稲作ができなかったのです。
蝦夷地を支配していた松前藩が、石高実質ゼロという措置なのは、そのためでした。

松前藩の歴史はドタバタの連続!? 石高ゼロで蝦夷地を守るハードモード

屯田兵たちは、稲作もできない、味噌も醤油もない。

そんな食糧事情に四苦八苦します。

北海道は「食の歴史」も過酷そのもの~米豆の育たぬ地域で何を食う?

なんとかして白い飯が食べたい――その夢を叶えるまで、四苦八苦を繰り返したのです。代わりに炭水化物供給源であったのが、江戸時代から栽培されてきたジャガイモでした。

明治初期、来日外国人のために酪農が始まりました。
はじめのうちこそ東京近郊で行われていた畜産や酪農も、悪臭といった事情があって、北海道や他の土地で行われるようになっていったわけです。

まぁ、その畜産や酪農にせよ、はじめのうちは、
「西洋人の食う臭いやつ」
扱いでした。

西郷の倒幕で民は腹いっぱい食えるようになった?明治維新のマイナス面あれこれ

稲作すらできなかった寒冷な気候。
悪臭ゆえに地方へと追いやられた畜産・酪農。

今の北海道グルメ要素は、実は厳しい気候、貧しさや地方格差ゆえ根付いたものでした。

 

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東京ではあり得ないと目を丸く

これが一転した時代こそが、戦中戦後です。

なつは、こんなものは東京ではあり得ないと目を丸くしています。
その通りでした。

北海道や樺太は、比較的戦火の影響が薄く、食糧事情は全国的にみて恵まれていた方なのです。

ここでのなつたちの会話や反応は、そんな格差があります。

柴田家の子供たちは、そんな東京の飢餓はわからない。
だから無邪気に、なつがそれしか食べられなかったサツマイモを羨ましがる。

子供の無知ゆえの残酷さを、恐れずに描いてきました。

演じる子役の皆さんも、そんな記憶はないはずです。

それでもこの時代の子供達になりきって、見事に演じています。

 

あの子になんかやんない! やりたくない!

そんな柴田家の夕見子となつの間でドラマが始まります。

この「夕見子」って名前、ロマンチックで、北海道らしくていいですね。
沈む夕日を見る子。うーん、広い大地と空が広がります。

そんな夕見子は、なつと同い年です。
夕食の席で通学の話が始まり「ならば(夕見子の)服を貸してあげれば良い」ということになりました。

ここで、泰樹は
「学校にどう説明するんだ」
「そんなところにやらなくていい」
と言い出します。

本作のうまいところ。
この親子間のジェネレーションギャップですね。

開拓者として北海道にたどり着いた父の世代からすれば、学校なんて行っている暇はない。
実践的な知恵を身につけ、たくましく北海道で生きていけとなるわけです。

しかし、その子の世代となりますと、子供は必ず学校に通わなければいけないーーそういう常識が根付いている。
世代の格差であり、泰樹が悪いとも言い切れない部分があります。

 

「ずるい! その子はずるい!」

このあと、富士子は夕見子の服をなつに着せてあげるわけですが……。

「やんない! やりたくない!」
「なしたんだ、夕見子!」
「ずるい! その子はずるい!」

ナチュラルな北海道弁を織り込みつつ、夕見子とたしなめる剛男と富士子という方向に。

あー、わかりますよ。こりゃ、わかります。

2年ぶりに再会できた懐かしい父。その横にいる、見知らぬ少女。
父も、母ですら、その子を気遣っている。まるで自分を否定されたみたいで、悲しくて悔しい。

私のせいじゃない。
勝手にかわいそうになっているだけだべ。ずるい。そういう夕見子の気持ちも、言われるほうのなつの気持ちもよくわかって胸が苦しくなります。

夕見子の周囲には、父や兄、家族が戦死してしまった子供はいるのでしょう。
しかし、東京のような空襲犠牲者の子供はわからない。
そういう地域格差も、残酷なほどに見えてきます。

実際に、戦時中疎開先の田舎でいじめにあったという話も、聞くものです。
なにもかも、戦争が悪いんだ。

 

修羅の国・北海道を生きてきた男!

ここから先のなつが、健気さマックスでした。

「着るものなんていりません! お願いがあります、働くから置いてください!」

兄が迎えに来るから。
それまででいいから、いさせて欲しい、と頼み込みます。

朝ドラで、ここまで厳しい状況に置かれるヒロインは久しぶりではないでしょうか。
戦前舞台にせよ、『あさが来た』や『わろてんか』はセレブ家庭出身ですし。

孤児の児童労働……すごいことになってきた。

しかも、それを聞いていた泰樹は「偉い!」と褒めます。

「いいんでないかい、働いてもらうべ」

ええ覚悟、それでこそ赤の他人!
なんかものすごく、鬼みたいな言葉ですけれども、これが北海道だと考えると、納得できるものがあります。

北海道は、屯田兵や開拓者の土地です。
親兄弟もいない、赤の他人に囲まれて、なんとか生きてきた。
きっと泰樹はそんな自らの過去を思い出しているのではないでしょうか。

剛男が学校をどうするのかと流石に止めようとしますが、ここですごい理屈が来ました。

「体を壊したら、行きゃいい」

『花子とアン』でも貧しさゆえの児童労働、そして学習困難が描かれたものでしたが。

北海道は、全国屈指のベリーハードモードだった!

リアル『北斗の拳』とまでは思いませんが……

この一歩間違えればただの鬼になりかねない泰樹を、草刈正雄さんにしたキャスティングが、素晴らしいとしか言いようがありません。

・すっとぼけた顔で謀略を言っても許せた『真田丸』真田昌幸

・どこかあたたかく素朴、ユーモラスなこともある北海道弁

この要素が噛み合って、どうにも憎めないナイスな鬼爺さんになりつつあります。

やっぱり昌幸パパを踏まえてのキャスティングだと思うんですよ!

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