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なつぞら感想あらすじ なつぞら

なつぞら4話 感想あらすじ視聴率(4/4)無理に笑うことはない

更新日:

【第4話の視聴率は22.4%でした】
なつぞら感想あらすじ
なつぞら全視聴率

おはようございます。

まずはお詫びから。

昨日の記事で触れた2016年『とと姉ちゃん』のスカートは、花森氏とヒロインモデルを混同していました。
申し訳ありません。

言い訳にもならないことを少し書かせていただきます。

あの作品はヒロインが働く因果関係を、
【良妻賢母タイプなのに、結婚のタイミングがあわずにたまたま働いた女性】
という描き方をしていて、そこが女性性の押し付けのようで不快感と不信感がありました。

申し訳ありません、修正します。
失礼しました。そしてご指摘に感謝いたしますm(_ _)m

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さわやかな朝に、ふさわしくないぼやき

まずは厄落としをします。

『なつぞら』の感想を見ていると、名前を言ってはいけないあの前作を持ち出す信徒がしつこいんだわ。

「『なつぞら』もいいドラマかもしれないけど、****好きとしては余韻に浸りたいのぉ〜」
「おもしろいかもしれないけど、やっぱり****の方が」
「『なつぞら』はともかくとして *ちゃん**さぁん!」

わかりましたので、信徒だけの集合場所でやってください。

別にどのドラマが好きでもよいのです。
なぜ前作信徒は、他人に価値観を押し付けたがるのか。

****が好きというよりは、その前作が嫌いだから固まりたい。
あの作品を貶すために、****が聖典でなければならない――そういう謎の価値観をバラ撒く……しみじみと教団だなぁ。

私の知っている限りでは、他のどの朝ドラでもこんな現象はありません。

別に勝ち負けを論じたいとは思いませんが、朝ドラの人気投票で、****は放映中の段階にもかかわらず、その前作に負けております。
放送開始からの視聴率下落傾向もハッキリと出ていました。記念すべき100作目となる『なつぞら』のスタートに悪影響を与えかねないものでした。

しかし、本作は奮闘しております。

「なつぞら」第3230% 初回上回る(スポニチアネックス)- Yahoo!ニュース

良かった、良かった。

では、本編へ参りましょう!

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帯広の闇市へ

はい、ここから本編の感想スタート!

荷馬車で揺られて、なつはどこへ行くのか――。
連れてこられたのは、十勝一の繁華街・帯広の闇市でした。なつにとっては東京を少し懐かしく思い出す、そんな光景です。

北海道の闇市。
これはかなり貴重なシーンではないかと思います。

東京、大阪、広島……そうした本州の都市部は多くの作品で描かれていますが、北海道となるとこれは珍しい!

くどいですが『仁義なき戦い』は広島の闇市からスタート

十勝地方も空襲とは無縁でありません。都市として帯広も被害にあっています。
そんな帯広の闇市は、なかなか考証がしっかりしています。

ここで泰樹がなつに買い与えるのは長靴。作業用ならば絶対に欠かせないものですね。

って、なっちゃん、今までこんなボロ靴で作業していたのかーい!
か、かわいそうすぎるでしょ。そりゃ泰樹も真っ先に来ますわ。

ちょっとブカブカではありますが、成長するからいいだろうと言うわけで、買い与えられました。
この長靴で歩くなつの姿がまた可愛らしいのなんのって。

なつは、東京で靴磨きをしていたことを語り出します。ここで、回想シーンへ。

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闇市の子供たち

米兵相手に靴を磨く、幼い姉妹。
本作は汚し方が本気でして、見ていて心が痛むほど、髪の毛はバサバサで頰も煤けています。靴磨きをして、ニッコリと微笑む笑顔が本当に見ていて悲しくなってくるのです。

ここで兄の話も出てきます。
泰樹から闇市で盗みでもしていたのかと訊かれ、なつは即座に否定します。

キッパリと、こう言い切るのです。

「盗みだけはやらない!」

盗む子はいっぱいいるけど、それだけはやめようと誓っていました。
2011年『カーネーション』でも、浮浪児の盗み描写がありましたね。

あの状況では盗みも仕方ないこと。それでも盗みを否定する。
そんな道徳心、正義の心! いいですね。

兄・咲太郎は10銭で仕入れた新聞を、20銭で売っておりました。

しかも、チャップリンのようなタップダンスのパフォーマンスをしながら売っていたのです。

もしかしたらこの兄妹は、戦争前、父に連れられて、映画を見ていたのかもしれませんね。
そんな少年の境遇を想像すると、グッときます……。機転がきいて、賢い少年なのでしょう。

これには米兵も喝采を送っていたとか。

「ジャパニーズチャップリン!」

戦時中は【鬼畜米英】と罵ってきた米兵。
ところが、触れ合ってみると意外といい人が多い。

こういうギャップは、当時の日本人にはあったようです。彼らはなつたちのような孤児に、親切にしてくれたものでした。

ジープの上からチョコレートをばら撒く米兵描写は、あまりに有名で、どんな手抜きドラマでもありがちなもの。

ただ、本作のような具体性を帯びた描写となると、そこにしっかりと調べたあとを感じるんですよね。
手抜きをしないんだなぁ。

そんな米兵と恋に落ちた女性も多いものでした。
女性や子供への性的暴行、米兵を父とする子の苦労もあります。

パール・バック『隠れた花』は、そのあたりを描いた傑作です。このあたり『いだてん』でも出てくるかな。

ここで、やっとなつの兄と妹の行方が語られます。

兄・咲太郎は孤児院へ。
妹・千遥5歳は親戚のもとへ。

「バラバラか。あいつ(剛男)も中途半端なことしたもんだ」

泰樹そうボソッと漏らします。

確かに、そこは不思議なのです。この言葉を聞いて、なつは頭を下げます。

なつの兄に頼まれたからそうしたのであり、「おじさんは悪くない」とかばうのでした。

夕見子となつの運命

そのおじさんこと剛男は、自宅で
「なっちゃんを引き取ったのは夕見子がいたからだ」
と説明を始めておりました。

場面転換前で疑問、転換後にその答え。
伏線とその答えの出し方が、本作はわかりやすくてうまくできています。

戦場で、夕見子を思わない日は一日も、いや片時もなかったと剛男は語ります。

それはきっと、戦友であるなつの父も同じであったはず。
自分のことばかりではなく、周囲を思いやる。そんな優しさですね。

そんな死んでしまった戦友と、自分の運命が逆転していた可能性もある。
だから、夕見子となっちゃんが反対でもおかしくなかった――。

これは剛男の説明として理にかなっていますが、同時にアニメのモチーフとなっていた【取り替え子】を思い出させます。

王子と浮浪児が逆だったら?
お姫様と下働きの娘が逆だったら?

そんな逆転ストーリーを、思い出してしまいます。

いたいけな少女が、親の転落で運命一転する。これも典型的なお話です

「そんなことは分かってるさ。だからかわいそうだとは思ってる」

夕見子はそう言います。
そうそう、そこで思いやりがないと、あの手のアニメに出てくるいじめっ子になってしまいますからね。

剛男は説明を続けます。

だからといって、「かわいそうだと思え」と言いたいわけではない。
剛男の夕見子への思い。もしも夕見子が孤児になっていて、周囲から冷たくされたら。そんなことはたまらない、ゆるしたくない、幸せにしたい。

そんな自分のために、なつを連れてきたのかもしれない――。

こんなところまで、なっちゃんを連れてきてしまった。
それは、あの子のためというよりも、自分の良心のためかもしれない。

「父さんは、なっちゃんの人生を変えてしまったことになる」
「それは、私のせいってこと?」

そう語る父娘。
このあたりも、すごく、深く、考え抜いた会話だと思います。

良心の呵責のために、一人の少女の運命を変えてしまっていいのだろうか?
その原因は自分のせいなのか?

ただの子供ではない。あの子は、これから人生を歩んでいくのだ。
そういう存在として、その重さを受け止めているのです。

「そんなことは言ってない。夕見子は、なつの人生を変えるかもしれないってこと。夕見子は夕見子のまま、受け入れて欲しい」

そう語る剛男でした。

夕見子は父の言葉を理解します。

「わかったよ」
「ありがとう」

この父娘の会話、圧巻でした。
会話そのものもよいのですが、往年のアニメが描いてきた少女の出会い、友情を想像させるのです。

少女が、別の少女の運命を変える。そんな出会い。

ああいう名作アニメの世界では、少女の友情もお約束です。

ハイジとクララ。
アンとダイアナ。

女同士の友情は脆いとか。
女の敵は女とか。
女は男をめぐり嫉妬しあうとか。

そういう男にとって都合のいい浅はかな概念を、破壊してきたのがアニメの世界であったはずです。

胸のサイズで嫉妬し合うのは、ハーレムアニメだけでいいんだ。

女同士の強い結びつきも、アニメの伝統であり、強みです。

なつと夕見子も、そうなるのかな?

北海道の女の子、ハイジみたいな女の子

なつと『ゴールデンカムイ』のアシリパを重ねるご意見がありまして、『私だけではないんだなぁ』と納得感を抱いております。

あのタンポポを迷いなく食べるところ、そんな感じですよね。
この地域性のあるヒロインって、結構大事なのではないかと思います。

『半分、青い。』の鈴愛は、祖父の影響か、やたらと時代劇調の台詞回しがあったものです。
あれも、織田信長の本拠地・岐阜らしさがあって好きでしたね!

そういうヒロインの、出身地やゆかりの地を感じさせる個性っていいですね。

そうそう。
昨日指摘した『アルプスの少女ハイジ』と似せてきたなつの設定について。実はこれについて、似たようなことをしてイマイチ噛み合っていなかったNHK東京朝ドラがあります。

2014年『花子とアン』です。
あれは露骨なまでに『赤毛のアン』と寄せておりましたが、中盤以降はなんとも雑なすりあわせになりました。

そして最大のミスが、この設定のせいで起きています。

敬虔なメソジストであり、飲酒経験がなかったヒロインのモデル。
にも関わらず、『花子とアン』からヒロイン泥酔エピソードを引っ張ってきたせいで、モデルを侮辱する結果につながっていたのです。

ああいう表層的なことを反省し、本作はそうならないと願っています。

開拓者の女は強いんだ

なつと泰樹の二人は、闇市で、とある店にやってきます。
そこから出てきたのは……真田昌幸の正室・薫(山手殿)じゃないかー!

いやちがった、それは前世、もとい『真田丸』でしたね。
でもこれは絶対、狙っていたでしょ? 片岡愛之助丈も、岸井ゆきのさんも、こっちに出てくればよかったのになぁ……。

毎朝、出演者の北海道弁を聞いて、思わずこう思っている人もいるのではないでしょうか。
編集サンもそう言ってたのですが、特に小林隆さんが絶品だそうで。彼も『真田丸』からですね。

「あ、親戚のおじさんだ……」
「近所にいた、北海道出身のじいちゃん!」

全然わざとらしさのない、あまりに馴染んだ方言。
子役でも、不自然さがありません。しかも、出演者は特にネイティブでもないんだな。これはびっくりしますね。

北海道と『真田丸』いえばあの人!
大泉洋さんも出て欲しいなあ、なんて思ってしまったり。

そのへんむしろぬかりなく、目玉キャストとして取っておいてあるんじゃないですか?
期待しています。

さて、闇で商売をしたくないという、そんな誇りを持つ女将・とよ。
そのために、卵と牛乳を持ってきてやったと告げる泰樹でした。

「それも商売だべさ」

即座にそう突っ込まれます。
持ってきたというか、売りに来ているわけですからね。テンポがいい女将さんというか。んー、これは北海道のおばちゃんだー!

ここで、ちょっとした誤解が生じます。

「お孫さんといっしょかい?」

訂正する間もなく、店主の雪之助まで出てきてしまいます。

「柴田さん! はっは、いらっしゃーい! 夕見子ちゃん、いらっしゃい!」

すっかり夕見子として紹介されているぅ!
あとこの人も北海道のお兄ちゃんだー! 豪快だー!

「いいえ……あ、そうです、年は九つです」

訂正できないなつ。
まぁ、そういう雰囲気ではありません。

「これで性格がじいさんに似ていなければいいね」
とまで言われています。

とよの孫・雪次郎からは、
「ともだちになろう!」
とのことで。
ここでなつ、訂正したくてこうやっと言い出します。

「いや……」
「はっきり言う子だねえ!」

いや、友達になりたくないわけではなくて。
しかし、北海道ババア(ごめんなさい)のパワーが強すぎてもう無理っす!

しかもここで、雪之助が製菓業の受難を語ります。

戦地から帰ってきたところで、ないない尽くし。
砂糖もねえ!
金属の型もねえ!
せんべい焼くにもに道具もねえ!

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供出だーやんなっちまうだー。そういうことです。
ここでマシンガントークで、剛男の復員も確認されます。

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