まんぷく 57話 感想あらすじ視聴率(12/5)魚まで進駐軍の味方に全力ズッコケ

今朝のげんなりニュースから。

安藤サクラヒロインが人気「まんぷく」、30-60代主婦層は萬平・長谷川博己が大人気|ニフティニュース

「(前略)10月16日放送の第14話での拷問を受けて身もだえるシーン、10月27日放送の第24話で2度目の赤紙が届き入隊したものの、その日のうちに帰され『僕は何もできない!』と泣き叫ぶシーン、10月31日放送の第27話で入浴剤を入れたかのように白濁したお風呂に浸かる入浴シーン、以上3つは長谷川ファンを歓喜させたそうです」

いや、もうね……。
演技でなくてセクシーシーンを褒められるって、最低の事態ではないですか?

ストーリーで魅了して欲しかった。
ハセヒロさんには、再来年の大河ではマトモな役が用意されることを期待しております。

申し訳ありませんが、げんなりニュースを追加させていただきます。

戸田恵梨香、2019年秋の朝ドラ主演決定 「あのヒロインの“二番煎じ”では」の声も – リアルライブ

『まんぷく』の安藤はこれまでの朝ドラヒロインには珍しい、30歳オーバー、子持ちのママさんヒロインとして大きな話題になった。当初こそ安藤のキャスティングにはNHK局内で懐疑的な声もあったが、蓋を開けてみればメイン視聴者である主婦層の共感を得られる新しいヒロイン像として受け入れられた。NHKとしては、第二、第三のドジョウを狙っていくのは当然と思われる。

え? えええ? アタマ、大丈夫でしょうか?
戦後間もない時代だってのに、おんぶをしないわざとらしさに始まり、経産婦アピールなど、むしろ女性視聴者を引かせてはおありませんかね。

だいたい、こういう意見の根底にある差別偏見丸出し意識が辛いです。

「ババアは若い女に嫉妬するから、子持ちオーバー30を使えば共感するぞ!」
といった偏見剥き出しの思想でキャスティングって、だからダメなんだよ……としか思えません。

この記事なんか、まさにそうですよね。

NHKの朝ドラヒロイン、リスク高めで新人女優は敬遠気味? – リアルライブ

「俺たちが見たいのは若くてカワイコちゃんなのに、朝ドラ変わっちゃうのぉ〜」
そういう嘆きでしょ?
朝ドラのメイン視聴者をはき違えていませんか?

ほんと、どうしようもないなぁ。
差別と偏見丸出しのどうでもエエ意見を真に受けて、朝ドラ視聴者ペルソナを踏み間違えたこと。
それが最近のNHK大阪の不発の底にあるのではないでしょうか。

女優選びというのは、この人にこそ、こういうヒロインを演じて欲しい、そういう作風にあわせた適材適所こそが最適解のはずです。
くだらない外野にあわせていないで、本当によい作品を作りたい、そんな意識のもとやり直して欲しいところです。

編集さんによると、
『もとは下世話な雑誌や新聞がネットに進出して、以前は届かなかった読者層にも行き渡って、妙な世論が形成されるようになったことも問題だ』
と指摘されておりまして。

ならば、ここで取り上げると助長してしまうんでは?
なんて懸念もありますが、本サイトを継続してご覧になられている方は流されないと信じております。

【57話の視聴率は21.5%でした】

ラーメン食べたら友達!って何回やるのん?

はい、レビューですね。
今朝もげんなりが終わりません。

とにかくテンポが悪い進駐軍の取り調べ。日に日に時間稼ぎが露骨になって来ていますよね。

世良の、
「ラーメン食べたからお友達だよ!」
って何度目ですか?

これ、面白いポイントだと思ってるんですか?だから繰り返しなの?
空腹時に腹がわざとらしく鳴るベタな場面も、またやっていましたね。

だんだんと尋問というよりも、ただのスピーチになっています。萬平(まんぷくモデル安藤百福)の傲慢さとやかましさは、我慢の限界です。

あんなでかい態度で、
「今更あんたたちと戦争しても仕方ない!」
って何様のつもりなんでしょう。

それで本気で問題解決につながると思ってらっしゃいます?
だとしたら、相当にアタマが悪いか、あるいは全く感情のコントロールができてない。

スグに怒り狂うリーダー(社長)って、勘弁して欲しいです。

もしも、これを誇り高い萬平とでも言いたいのであれば、もう笑うしかありません。

三日間飲まず食わずでキレイな見た目

誇り高い萬平。
百歩譲って憲兵拷問の時はそれでもよかったでしょう。

しかし今回は、従業員たちや世良、恩人である三田村、それに妻子まで危険に晒しているんです。

憲兵に拷問を受けた時、天涯孤独の身の上で捨てるものなんてなかった。
けれども今は多くを背負っている……そこで筋を曲げてでも皆を守ろうと苦悩する――こういう流れじゃあかんのかーい!

もう駄目だ。
もう、いっそのこと、憲兵拷問の時みたいに、セクシー路線にしたらエエやないの。そういうのが好きな人はまた嬉しい悲鳴をあげますよ。

周囲だって、絶体絶命と言う割には、全体的に緊張感がない。

福子(まんぷく立花福子モデル安藤仁子)たちはどこか呑気です。
三日間飲み食いしていないと言う割には、綺麗な服装、メイク、ヘアスタイル。

ピンチなのに、偉そうな態度であるのは萬平だけではなく、世良以下もそうです。

集団でクーデターを企んでいた連中を、まとめて雑居房に放り込む進駐軍も無能です。

『何か企んだらまずい』と本気で構えているのであれば、彼らを引き離して収監しないとダメでしょ。
日本語のわかる岡崎体育さんを起用して監視するにしたって限度がある。

「ロストワールド」って「世界的損失」なの?

それ以上に彼らがマヌケな点といえば……。

世良の、何の裏付けもない、萬平こそ世界を救う、「ロストワールド!」という意味を真に受けるあたりですかね。

「ロストワールド」って「世界的損失」って意味なの?
萬平が死んだら世界が終わるって言いたいの?
何それ、ホワイ、ジャパニーズ、ピーポー、これはSFデスカーーーーー?

それとも渾身のボケ? もう、わからん!

こんな連日くだらないミスをしていて何か得るものがあるんでしょうか。

※ロストワールドって「失われた世界」という意味だから、恐竜のような今は絶滅したものがいる世界とか、そんな意味では?

こんなアホ世良の言うことを信じる、かわいそうな進駐軍さん。

しかもそれを萬平に聞きに行きます。
「そんなすごい発明家なら新兵器を作れるだろう」
「そんなことはしない!』
このやり取りなんか、もう失笑しか湧いて来ません。

なんだよ新兵器ってwww

※そういうのはさー。普通は『キャプテン・アメリカ』を開発しちまった研究者相手とかにやるもんじゃない?

三田村もしょーもないNPCだった

戦時中に萬平がやったことといえば、小学生のキャンプに使えそうな根菜切断機発明と、盗電密漁で子供相手にドヤ顔を見せる。それくらいですよ。
真剣な顔をして「栄養食品で人を救うんだ」と主張する萬平も、薄ら寒くてしかたありません

思い出してみましょう。
昨日のダネイホン作りの場面を。

三角巾すらつけていない鈴と克子が、ギャースカ唾液が入りそうな状況で、テキトーに作っていましたよね。

病院食なのに不衛生だなぁ。そういう時代だからと言われればそうですが、あそこまで品質のこだわりをアピールしながら、こんな不潔な状況で作るなんてやめてくれーい! 病人は抵抗力が弱いんですよ。

これでよくもまあ、人を救いたいとか言えますよね。食品衛生管理もできない奴が、何を言うのでしょうか?

そして今日も、問題点が山積みです。

三田村は役に立ちません。

もうこの人は、金を出してエエことを言う、大物の切れ者なんて幻想は捨てましょう。
ただの便利なNPC(ゲーム上にいるコンピュータ管理のキャラ)です(続きは次ページへ)。

8 Comments

ヨメ

いつもレビュー拝読してます。
最近はドラマ本編を流し見あるい観ないという日も出てきました。
観てても時間が長く感じます。進展なさ過ぎて。
レビューだけは毎回UPされる都度に読んでいます。前作で経験した毎朝のワクワク感が今や懐かしく感じます。
レビュー頑張って続けてくださいね。

匿名

登場人物に魅力がないと、演じている役者さんを見る目も変わってしまいます。
最初はお子さんのいる安藤サクラさんのお母さんぶりも期待していました。でも源ちゃんを全くおぶらない演出におかしいと言わずそのまま受け入れているのは、女優さんだから子育てはシッターさんにお任せ、あるいは家事は家政婦さんがやってくれて、ご自分でおんぶしながら家事などしたことがないのかしら、などと冷めた目で見てしまいます。
ハセヒロさんもただの夢見がちなショボい中年男性みたいで、、、

ヴィシャス・デスラー

今日のあさイチのオープニングで、博多華丸師匠が気になるコメントをしていました。
「進駐軍が手榴弾を投げた時は、海の潮が引いていた」
「野村たちは、いつももっと遠くに投げていた」
「あんな浅瀬で爆発を起こしても、獲れるのはカニぐらいだろう」

「『進駐軍による現場検証のシーン』のクオリティ」については別に議論するべきとして、華丸師匠の慧眼にただただ恐れ入った次第です。

一方の大吉師匠。
「進駐軍のヘルメットの『MP』という文字が、『マジックポイント』に見えて仕方がない」
「ドラゴンクエストのやりすぎという自覚はある」

うぉい。

設計者

 設計者は、どんなときでも答えを求められるのです。なぜこうなるのか、どうしたらうまくいくのか、デマカセでも当てずっぽうでもいいから、とにかく「これはつまりこういうことだ。ここが悪かったのだ。こうすればうまくゆく」と答えを出さなければならない。答えを出し、現場のみんなの手を動かす必要があるからです。とめどなく湧いてくるアイデアで「こうすればうまく行く」と、立ち往生したみんなを導く。たまにはそれがうまくいって、さすがだと感心させる。それが設計者が人を導く方法だと思います。
 私が「日本を背負って立つ発明家」に求めるのはそれです。根拠もなく「うまく行くはずだ」と断言するのは、似ているけど違う。「みんなで頑張ろう、仲間じゃないか」と励ますのは、発明家が人を率いる方法ではない。脚本家は萬平に、発明家らしい魅力を与えてあげて欲しかったと思います。

匿名

皆様のコメントを読む限り、レビューの読者さん達は本質を見極められる方が多いと思われるので、どんなに高評価の記事が出回ったとしても、世間の風潮に流されないのではないでしょうか。
昨日の大坂夏の陣に例えた比較、とても面白かったです!まさにその通り!と拍手してしまいました。
それにしても、底なし沼のように、どこまでも落ちていきますね。適当感、脱力感が半端ない!レビューを読むためだけに毎日見ているようなものです。ここはボタン連打場面!とか、武家娘プログラム場面!と、心の中で呟いています(^^;)

三太夫

>わん様
「なぁ~んも考えず、与えられたものを有難く受け入れる
視聴者(国民)が望ましい」
ってことですか?
お上にとってやり易い事でしょうけれど、そんな人達ばかりになって
日本という国ははやっていけるのでしょうかねぇ~。

んで、その労力で何をするの??

管理人

>わんさん
どんな内容であれ、レスしてくれる人がいるだけで、
サイト運営とは労力に見合っていると言えまして^^

わん

あんまり難しく考えて疲れませんか?労力もったいない!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA