おはようございます!
久々に迎えたさわやかな月曜日の目覚めです。
これも大河ドラマがよかったからですね。
いろいろ厳しい要素もあるけれど……『いだてん』期待しとるで!
その反面、朝ドラを見ていると疑問符だらけになる、その反動がいたたまれません。先生、ちゃんとしたドラマが見たいです。
はい、今週のサブタイトル。
「後悔してるんですか?」
うっわ、キッツー……いろんな意味でキツイっす。
【80話の視聴率は21.6%でした】
もくじ
【悲報:八年経ってもそのまんま】
舞台は八年すっ飛ばして、昭和32年(1957年)。
昭和の街並みが映ります。
みんなダメだぞ!
『いだてん』の、VFXきっちり使って再現した街並みと比べたらダメだぞ、絶対!
と、大河が背後から撃ってくるパターンになってますな。
まぁ、それでも八年もの時間が経過すれば、福子や萬平も変わっているかもね。
【悲報:八年経ってもそのまんま】
ウェーイ!
福子は相変わらず前髪ぱっつん。
これはあの大不評しぐさ【前髪いじりキープ】のためでしょうか。
そんな風に思っていたら、やっぱりやりおって脱力。
服装も、リッチになったけれども相変わらず明るい色使いですね。
もう、『わろてんか』のおてんちゃんが最後まで真っ赤っか着物だった時点で、慣れたと思ってはおりましたが……NHK大阪さぁーーーん!
加齢とともに落ち着いた色にしてぇーッ!
『あさが来た』ではできていたでしょーッ!
スタッフは父母や祖父母世代に興味がない?
服装と髪型については、もうほぼすべて間違っているので指摘するのもウンザリです。
男性だって、当時の人はもっとがっつりポマード使っているでしょうに。
まぁ、忠彦がサラサラヘアーで復員したあたりから、もうアカンと思っていました。
本作の登場人物たちと共に生きるような、そんな気分に私はなれない。
あまりに時代考証ミスが酷くて、それどころじゃないのです。
私も昔は、時代考証に突っ込む父を
『うるさいなぁ、細かいなぁ、そんなもん気にしなくていいじゃん』
と思っていました。
ところが今は、昔の父そっくり。そういうもんですかね……。
反面、『まんぷく』スタッフは、自分の父母や祖父母世代にまるで興味がないという印象。
良心の呵責がないことは、鈴への虐待からも見てとれます。
ともかく8年が経過しても、うん、福子を筆頭にまるで成長していない。
愕然とする安西先生の気持ちもわかりますね。
突っ込んでみましょう。
ハセヒロさんから引き出された「三日天下」感
今年が始まったばかりなのに、来年の大河ドラマに期待するとは言いたくありません。
しかし、『まんぷく』のおかげで期待値が日に日に高まります!
キレたハンマー釘打ちから漂ってくる、コイツを怒らせると大変なことになるという「本能寺前夜」感!
信用組合理事長としてチヤホヤされながら、漂う「三日天下」感!
これは早晩、潰れるで!
今までだってみんなそんな感じだったし……。
果たして、来年の大河がどんな光秀像を押し出してくるのか。
大いに疑問はあるところですが、狂気を宿した姿に期待せざるを得ません。
『八年もの間、立花萬平と真一は何をしていたのか?』
そんなこと考えたら負けなんですよ。
このズッコケ二人組でもなんとかなった――それは彼らがボケーッとしていたからに他なりません。
2人が動くと大やけど。
すでに3度もある逮捕歴が4度目に積み上げられるのでしょうから、何もしないことが最高の仕事なワケです。
萬平はスーツも着ずに外回りしていただけだそうです。
ほへー。
どうせ喫茶店で新聞でも読んでダラダラして、映画館に入り浸ったり、古き良き昭和サボリでもしていたんじゃないですかね。
そう嫌味も言いたくなるのは、製塩にせよそれ以前にせよ、まっとうに働く姿をロクに見せてこなかったからです。
セクシー浴衣ごろ寝と風呂は、たくさん見せていただきましたけど。
福子も成長していない
道ばたで、ホホホと奇声を発しながら歩くのは一体何なんでしょう?
どうにも福子のキャラクターって、間違った明るい昭和の主婦像を斜め下に引っ張って、ぶっ壊しているとしか思えません。
そして飲食業であるバイト先喫茶店でも前髪ペタペタ。
勘弁してください。
八年経過しても前髪をいじっているこの絶望感!
『いだてん』の小泉今日子さんは……いや、大河について考えるのはやめよう……。
喫茶店夫妻から夜のドンペリの香り
喫茶店夫妻も、見ているだけでムカつく枠でした。
な・ん・で!
ああもしつこく【容姿ジャッジ】するんでしょうか。
スターとして。
あるいはタカラジェンヌとして。
2人の夢が破れたという設定自体はハッキリ言ってどうでもエエ。あろうがなかろうがどっちでもエエんです。
だからといって、挫折やイケていないということを、大声でペラペラと喋る必要ありますか?
健康問題や、家庭環境などの諸事情で諦める人だっているわけです。
それを
【夢破れてダサイ負け組です、おもしろいでしょ〜アピール】
されると、もうこっちの心がひび割れてしまいます。
福ちゃんが勤めるパーラー白薔薇のオーナー夫妻・川上アキラさんとしのぶさん。
アキラさんは元俳優志望、しのぶさんは元タカラジェンヌの卵、という美男美女の夫婦ですがお二人ともコッテコテの関西人。慰労会があったらお二人の夫婦漫才が見たい(笑)!#まんぷく #朝ドラ #加藤雅也 #牧瀬里穂 pic.twitter.com/dSgtR2TER8
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2019年1月6日
ここから先は、武者の邪悪な妄想と斬っていただいて結構です。
どうにもこの喫茶店夫妻から漂ってくるのは、もっと夜の香りなんですよね。
この経歴話って、華やかな芸能界入りの夢に破れた人が、夜の蝶になってしまった――それ系の身の上話のテンプレみたいに聞こえてしまう。
なぜ朝ドラなのに、随所随所でドンペリの香りがするっちゅうか、こんなゲスな雰囲気が漂うんでしょうか。
「コーヒー豆の香りに惚れ込んで、この一杯を淹れたいと思った」
そんなこだわりある喫茶店主じゃダメなんですかね? ったく……。
それにしてもNHK大阪朝ドラ班って、宝塚に何か恨みでもあるんですか?
昨年は小林一三の経歴から宝塚を抹消するという、酷いことをしておりました。
そもそも、この夫妻の身の上話そのものがイラン。
そんなもんやる暇あれば、萬平が八年間、理事長として何をしていたのか、福子が勤務先で身につけたスキルは何なのか?その辺を描きましょうよ。
この勤務態度が酷い、2019!
本作の働く人々の勤務態度がゲスの極みであること。
これは放送初期から再三申し上げてきました。
・缶詰中抜き調理員の野呂
・支配人の許可も得ず、客室まで出向く電話交換手時代の福子
・フロントデスクで私語をペラペラと話しまくる福子と保科
・業務上の秘密がある部屋に部外者を連れ込む萬平
今回の喫茶店でも酷い。
福子がシーンによって【娘、妹、妻、母として演じ分けられている】という見方もあるようですが、そんなもんは【ラーメンがしょっぱい】ということと同じくらいドラマの基本でしょうに。
いやいや、そんな家庭内の役割よりも、労働者としてまともに振る舞って! 話はそれからなんです。
客が来ようと、ペラペラと大声でしゃべりまくる。
なれなれしい。
わざとらしい。
比較するのも気が引けますが、『ひよっこ』の洋食店との落差が厳しいッス。『あまちゃん』の喫茶店もですね。
せっかく喫茶店を出すのであれば、コーヒーを淹れる場面くらい欲しいものです。
当時の電動ではないコーヒーミルで、ゆっくりと挽く場面なんて風情があるじゃないですか。
福子だって、テーブルを拭いたり、メニューを整えたり、客とのやりとりを復唱したり、できることはあるはず。
コーヒーの香りを想像できてこそ、古き良き喫茶店でしょ。
それがギャースカとセット内で喋るだけ。
こんなの駅前の広場だってエエやないですか。喫茶店である意味がない!
昭和の喫茶店にあった空気や風情を再現したら、それだけでも見所になったのになぁ。
本作スタッフには、そんな気持ちすら1ミリもなかったぜ!
そうそう、敏子が久々に出てきたわけですが、思わずこう言ってしまいました。
「誰?」
いや、ホント、誰だっけ?
後でレビューにつくイラストで確認しよっと。
続きは次ページへ
81話についてで、ここに書く話ではないのですが、武者さんの次の記事アップまで待てない気分なので、ネタバレにならない程範囲で
書かせて下さい。
今に始まった話ではありませんが、鈴さん虐めに 我慢の限界です!!
それと、子供はきちんと叱らないと。いいシーンだと思っているらしきところが、最低。脚本家もスタッフも。ゲスです!!!!
『まんぷく』制作の場には、スケジュール管理が決定的に欠如していると感じます。
『べっぴんさん』では、クリスマスに重なった放送回では市村正親さんがクリスマスソングを歌うサービスシーンが。年末の放送回は作中も大晦日、年明けは作中も正月と、視聴者側のリアルタイムの時間軸に合わせたシーンの演出がなされていました。思いつきでおいそれとできることではなく、きちんとした進行管理の中での実現だった筈。
『まんぷく』はと言えば、とにかくこなしていくだけで精一杯という具合。リアルタイムでの出来事・季節感に合わせた展開・演出など望むべくもありません。別に必ずそうしなければならないわけではないにせよ、ではそれを見送ってまで描くような内容があったわけでもなく、放送した中身はスッカスカ。
『わろてんか』終盤の頃、『あさイチ』に濱田岳氏がゲスト出演し、現場の様子を語った内容の中に、徹夜で台本が上がってきたら、追いまくられるように皆で撮影に取り組んでいくというような話が含まれていましたが、今にして思えば、そこまで現場は押されて余裕も無かったのかと。
『まんぷく』出演者の方々は何を語るのでしょうか。
あと三ヶ月を切り、もう今更改善が図られるべくもないでしょう。
はい。
「さくら」は『べっぴんさん』ですよね。
先のコメントで主演女優の名前を間違えました。
×安藤さくら → ◎安藤サクラ ですね。
『まんぷく』以外でも安藤サクラさんの顔を見ると不快感が込み上げるようになってしまいました。
あの声も喋り方も前髪を触る仕草も気持ち悪いんです。
ネットを見るとそれは私だけのことではないようですね。
今までは「演技派」と言われていましたが、その理由が全くわかりません。
このお仕事を引き受けたのは致命的失敗だったかもしれません。
まんぷくの登場人物は、なぜ自分の意志で行動を起こさないのでしょうね。自分で「〇〇したい!××になりたい!」という気持ちがないのが不思議です。これでドラマになってしまうんですね…。
文句は言うけれど、誰も一生懸命努力をしない。朝ドラって一生懸命な人を応援したくなるのに、そんな人は皆無。
だから、後半に入っても魅力的な人物がゼロ。好感を持てる人物もゼロ。
まんぷくを見てると、「人生は、何も考えなくても努力をしなくても、誰かが助けてくれて全てがうまく行くよ。助けてもらっても助けなくてOKだよ。人生なんてお手軽なもんだよ。」というメッセージがテーマなのねと感じます。
こんな話しが朝ドラになってしまうなんて、情けなくて情けなくて…。
わろてんかも、てんが行ったことは冷やし飴を売ったことと、人が動くのを見ていたという、たった二つでしたが…苦笑。そして、半年見ても好感を持てたり応援したくなる人物は現れませんでしたが、今作もそうなリますね。奇跡が起こらない限りは。
今作のオープニングも本当にひどいもので、あれが山や海辺でなければ、通報されるレベル。安藤さくらさんはあんな事をさせられて可哀相にと思ったら、彼女の創作だと知りびっくり!私は安藤さくらさんは今作が初めてなのですが、放送前から「実力派女優」という評判を聞いていても首をひねるばかりです。この人が本当に実力派なのでしょうか?ねぇ…。
あの髪をぐしゃぐしゃにするのも、安藤さん自身のクセ(いつもの演技表現)と知り、空いた口が塞がりません。見てる人を不快にするとは思わないのでしょうかね?
武者さまと皆さんと、あと三ヶ月の苦行を堪えていきます。皆さんがんばりましょうね。
敏子?のイラストの下の小さな「たぶんこの方です」の文字
笑えました!
Good jobです。
ひとつひとつ、うなずきながら読みました。
差別やハラスメントをすっぱり断罪する熱い心意気に、そして改善のヒントをちりばめおく暖かさに、未来へのあふれんばかりの愛を感じてます。
今年も真正面の分析、楽しみにしてます。