おはようございます。
有毒ガマガエルを栄養たっぷりと表現した本作。
昨日は萬平さんが「麺に卵の殻を砕いて入れる!」と宣言しておりました。
カルシウムのサプリメントあたりからヒントを得たのでしょう。
しかし、皆さん、それってスンナリ受け入れられました?
まぁ、ラーメンだけにぐつぐつ煮込んだらセーフかな……と苦い顔をしていたのですが。
今朝、加熱をちょろっとしただけの生麺を食べたと連呼しておりました。
それ、アウトでは?
腹痛、下痢、発熱、嘔吐を起こします。まれに、症状がなくなっても体内に長期間、サルモネラを持ってしまうこともあります。
実際に長谷川さんと安藤さんが口にしてはいないと思いますが、変なところでリアルを追求していたら、と思うとゾッとしました。
さすがに真似する視聴者もいないか……って、真似しなければエエんかーい! という話でしょうよ。
そんなわけで、相も変わらず問題行為の多い本作。
今日もサクサク指摘していきましょう。
【102話の視聴率は21.3%でした】
忠彦は「よい夫」であり「よい父」なのか?
「忠彦は別に妻子をバカにしていません! そんなセリフもないのにいい加減なことを書くな!」
と言われましてねぇ。
バカにするって行為は、相手に「バーカ、バーカ!」と言うことだけじゃありませんからね。
今回のエロモデル騒動で、ますます思いを強くしました。
ほんっと、あのシーンを見せるがドコに必要あります?
私には妻子をバカにしているとしか思えません。
その理由を挙げてみましょう。
・一度ならず二度までも同じ過ちを繰り返す
・あれだけ大騒ぎしたのに、妻子に確認するということをスッ飛ばしている
・一度目ならばスルーできたかもしれないが、二度目となるとスケベ根性も無視はできない
・しかもセクシーが売りの壇蜜さんを持ってきた(その意図は?)
事前の断りもなく、ヘーキな顔して同じことをやるのは、子を軽んじているからこそでしょ。
それを「バカにしている」と言わないで、何というのか。
こんなの夫としても父としても最低です。
いや、忠彦だけではなく全員そうですね。
源すら、既に妹をバカにしている片鱗が見えます。
真一の婚約者への態度にも、酷さがチラチラしていましたっけ。出番がない福子の父はむしろ勝ち組です。
萬平なんて、福子にそっと毛布だかカーディガンぽいものをかけてやるだけで、優しい夫アピールになると思っていそうで寒いんですよ。
それでもまだ、
「本作の男性は、女性をバカになんかしていない! 貶めるためにそんなデタラメを書いているのか!」
と主張したい方がおられましたら、セクハラ・パワハラ研修を真摯にオススメさせていただきます。
本人が気づいていないだけで、周囲から最低最悪の存在と舌打ちされている可能性があります。
昨今、騒動になるなんて、そんな例ばかりでしょ。本当にご注意ください。
忠彦の行状を好意的に見ている人は、おそらく『半分、青い。』の萩尾律なんて異星人レベルでしょう。
下手すりゃ、女尊男卑だと怒っているかもしれない。
動画配信サービスで海外ドラマでも見てみませんか?
海外では当たり前ですよ。
特にアメリカの女性は強い。なぜなら女性も、芯の強さが、美しさの象徴でもあり、男性もそこに魅力を感じたりする。
もちろんそれだけが正しいとは言いませんよ。
しかし、古き日本の体質のままでいればセクハラ・パワハラになる危険性大です。
「いじめ対策」が暴力の連鎖
もう、ボロが出るだけなんだから、本作はイジメには触れない方がいいと思えて来ました。
前半あれだけウンザリしていた萬平さぁんのシゴキ、入浴、褌尻無双すらマシに思えて来た。壇蜜さんエロモデルすらそう。
食品作りといじめ描写が、視聴者の心身まで毒を植え付けそうでして。ハァ……。
源のいじめ対策が、とにかく昭和のダメなところ全開。
無理解過ぎて怖いです。
そういう時代だから、と逃げればいいってもんじゃないでしょう。
イジメからは逃げてもいい。
ただし、真面目なプロットからは逃げるな!
「男なら受けて立つ!」って、本作スタッフが自らを奮起させるために言って欲しいです。
では、何がおかしいか?
例によって箇条書きとさせていただきましょう。
・殴り合いで勝てばいい
→暴力主義
・自分のせいで申し訳ないという態度が、萬平さぁんには皆無
→ラーメン成功させればいいと思ってる
・萬平さぁんの頭にあるのは、俺がセレブになって我が子も下剋上という戦国武将マインド
→来年の大河ドラマには期待ですね
・こんな描写にも滲み出てしまうジェンダー感のダサさ
→幸に「女だって!」と言わせればOKだと?
→それを周囲が笑って全否定したら、むしろ逆効果ですがな
・暴力で何とかしろという教えは、腕力が弱い、女児、歳下等弱者を追い詰めるだけ
→根本的解決になっていないんだってば! ナゼそれに気づかない?
まぁ、源の性格からして、いじめる側に回ったら、とことん殴って大笑いしているでしょうね。
鈴へのいたずらも、非常に悪質(黒豆ムカデ)でした。
子役すらここまで憎たらしく描けるって、ある意味スゴイんです。
そこだけは『ゲーム・オブ・スローンズ』と競合できますね。
※ムカつく子役ナンバーワン・ジョフリー王です(この動画0:50以降の展開にならぬようお祈りします)
食品衛生概念がお留守です
サルモネラ関連だけがミスだと思わないでくださいよ。
食品を扱う気がないじゃないですか。
なんですか、あの無精髭で何日も風呂に入っていなさそうな萬平は?
調理中に割烹着と三角巾を装着しているのが鈴だけというのがスゴイ。
鈴を貶めたい欲求に溢れている本作ですが、今朝も彼女だけがまともです。
なんせ福子も『白薔薇』の客用入り口から入りますしね。
普通、バックヤードからでしょ? おまけにカウンター内で着替えて、あまりにもお粗末。
本作から感じるのは、
【食品安全のためにラップを使っておにぎりを作る人を、人情がないと罵る】
系のマインドです。衛生概念が欠如している。
さらには
【夢中になって食事を取らないことをトレンディ】
だと言いたげな萬平。
人間、食べることが一番大事だ――
って、劇中で何度言ってました?
自分が不健康LIFEを率先してどうするんや。
食品を扱うんですよ。
1分1秒の締切に追われたライターや漫画家、脚本家が机に向かうのとは根本的に違う。
食品開発で徹夜したからって何なん?
最近は「徹夜自慢」自体がアホwwwと思われる時代じゃないですか。
あまりに稚拙な表現です。
続きは次ページへ
→立花萬平のモデル・安藤百福の生涯
→立花福子のモデル・安藤仁子の生涯
製麺機の件について
多分、まずは試作段階なので手回しで良いと考えているのではないですか?
一つづつ作って試食といい段階で、100食、1000食作ってもしょうがないですし。
それで、生産方法が確立されたら、大量生産を考えるんでしょう。
そしたら、機械やら工場やらの話になる事と思います。
お久しぶりです。ついに萬平サンが「ラーメンだ、福子、ラーメンだよ‼」と叫び出してドラマは佳境に?入ったらしいので、久々にちゃんと見てみてるんですが、(まぁぶっちゃけ、「ラーメン前」の今まで4ヶ月間は私には無意味な冗長な前置きだったとしか思えないが)
いやあ、即席ラーメン発明という《クライマックス》を迎えても、一本調子の三文芝居は見事に何も変わりませんねえ。本当に感動的なまでにあの同じ退屈さのままです。
今や日本発祥の人類食となったインスタント麺、その元祖であるチキラーを安藤百福が産み出すに至った史実は、それ自体がどんな創作にもまさる、手に汗握るドラマですよね。ちょっとした工夫でそれこそどんな面白いドラマにもアレンジ出来るはず。それを、どうやったらこんなにも徹底的につまらないドラマにしてしまえるのか。本当に摩訶不思議な《プロの》脚本家さんですよこの方は。
たとえば家族に試作品を食べさせて全員一致で良いと認めなければ完成品にしない、と勝負をかけるあのシーンにしても、誰もがただ「おいしい」か「まずい」と言うだけ。どこがどのように美味しいのか述べる発言はゼロ。いくら素人の家族たちだと言ってもこれはひどすぎです。やる気が全く感じられないこの脚本家の仕事ぶりは、人生をかけて即席ラーメンを創出した偉人安藤百福に対してあまりにも無礼ではないですかね。もうとにかくその一言しか私は出て来ません。
まんぷくと半分、青いを比べていつも不思議なのですが、なぜ鈴愛だけが「発達障害」だと呼ばれて、萬平さんや福ちゃんは呼ばれないのでしょうか。
鈴愛は確かにADHDっぽかったです(しかしそれを見事に個性として昇華していた)。
しかし萬平さんや福ちゃんも自閉症スペクトラムっぽいのに…。(萬平さんはジャイアン型、福ちゃんはのび太型)
不公平ですよ!!(しかもそれが個性として昇華されていないばかりか、ただのトラブルメーカーのように描かれている。)
このドラマ、いっそ中世が舞台であったらなぁと思いました。
それなら作中のイジメ対策も無理がありませんし。
ただしそのあと、暴力と下克上の連鎖が続き、最終的に「喧嘩両成敗」が誕生したというオチちしないといけませんが。