まんぷく 134話 感想あらすじ視聴率(3/11)SONYのiPhoneやで

【134話の視聴率は20.4%でした】

おはようございます。
129話が一時的に見られない状態になっておりますが、午後に復旧予定です。
失礼しました。

本日は忘れてはならない「3.11」です。
前作の話ではありますが、ユーコの被災死を扱ったことは勇気と意義があったと思います。

繰り返しますように、NHK東京の守備範囲は東日本です。
東日本大震災を扱うことは、理にかなっています。

そのことを無理矢理ぶっ叩く流れには閉口するしかありません。
そうやって過剰にあの悲劇をタブーにして、何か得られるものがあるのでしょうか?

むしろ忘却の方が怖い。

国際交流は「日本スゴイ!」だけじゃない

はい、月曜名物『いだてん』砲です。

視聴率が低迷し、バッシングが多い作品ですが、本作および『西郷どん』と比較して、際立った結果が出つつあります。

【好評意見が低評価意見を上回る傾向】
【40代以下、若年層の支持が多い】

このあたりで見えてくるものが、
『半分、青い。』
『いだてん』
両作品へのバッシングが多い理由です。

詳細は記事末に記すとして、今週の『いだてん』砲から確認してしますと。
とにかく外国人とのコミュニケーション場面でした。

・ちゃんとルーツを意識したキャスティング(ラテン系は黒髪黒目)

・英語ネイティブではない同士が、身振り手振りを交えて交流する

・日本人は背が低い、見分けがつかないという苦しい状況(小便器の悲劇含む)

これがリアルな異文化交流なんですね。

一方で『まんぷく』は「日本スゴイ!」コントそのまんまです。

・アングロサクソン中心の白人ばっかり、ラテン系すらろくにいない

・ガイジンの発音が作り込んでいる

・日本の文化に驚いてから褒め出す

・日本人の劣等感を絶対に刺激しない

・日本人の英語力が暗記そのまんま不自然

外国人に日本を褒めてもらいたい。
しかも白人からの言葉が欲しい!

そういった傾向がアリアリと出ております。かといって苦労して英語を覚えるつもりはないし、ちょっとでも批判されようものならば激怒でして開き直る。そんな脳内ぬるま湯国際交流を感じます。

「ナゼ日本人男性、特に高年齢者層は料理の取り分けすらしないの?」
そんな風に指摘されようもんなら、大荒れですね。

このあたりのズレが、幸とレオのハグがショッキング演出されていたあたりからも、伝わってきます。

海外ならハグぐらい当たり前のコミュニケーションでしょう。
『半分、青い。』で鈴愛と律のハグで激怒していた信徒の感覚が理解できました。

ただの交流でも、全部下半身に直結する信徒の世界。
もうついていけないんです。

『いだてん』感想あらすじ視聴率 第10回「真夏の夜の夢」

今週も女帝陛下万歳!

出勤中に、仕事内容を電話連絡し合う福子と源。

福子のアイデアを受けて、萬平が閃く。

またまた、またまた出ました。
執拗に繰り返されるこの流れ。

すでに
【妻の天ぷらから麺をあげることを思いついた】
という開発秘話が作り話であったことは、紙媒体の『週刊FLASH』に取り上げられ、胡散臭さしかありません。

本当に、何度同じ流れをやったら気が済むのでしょうか。
前回、指摘した通り、妻が遠隔操作する会社なんて腐敗の極みでしょ。

そしてコレ。

◆日清食品高笑い!「まんぷく」効果でチキンラーメン爆売れに続く第二波|ニフティニュース

だから、公共放送でこういうことはアリなんですか?

ドラマ内でも「カップ」と「ヌードル」の間に区切りを入れてはいるものの、つなげれば商標そのまんまの単語を連呼しております。

サブリミナル効果がないはずがない。

IT部門・周瑜「ガハアッ!!」(吐血)

コンプライアンス概念がない。
そんなことも執拗に伝わってくる本作。

おでん屋台で酒を飲みながら、会社の戦略をペラペラと会話するあたり、見ているこちらとしては辛いです。
真一は、本当に専務なんですか?

かつて、本作の信徒が社会に出た時代。
常識がない会社の人間といえば、新入社員でした。

この認識が、まだ変わらない。
信徒たちはこういう記事に頷いておられるのでしょう。

◆就活解禁でも「レベルの高い学生が全然いない」 ある大手企業人事部のため息福島 直樹

この記事は、優秀な学生ほど前倒しで企業と接触しているため、いざ3月1日の就活解禁日になっても、合同説明会に来るような生徒は意識が低い。
それは質問に現れている、というワケで、確かにそうかもしれません。

しかし、です。
「御社の年間休日は何日ですか?」
と尋ねる学生のことを、すぐさま
「仕事の中身より先に、休むことばかり考えている。仕事のやる気はあるのだろうか?」
と断じる考え方はいかがなものでしょう。

今時の若者が、会社に忠誠を尽くすと思っているのでしょうか。
休日を充実させたいのに、それを削ってまで働きたいわけがない。

むしろ異教徒は、本作を見てこう絶望しています。

「『まんぷく』はコンプライアンスやセキュリティという常識があまりにもない。しかも聞く耳を持たないから絶望的だ」

こういうビデオをじっくり見てくれ

信徒が大好きなノミニケーションなんて、つまらない上に地獄です。
しかも、えてしてそういう後にトラブルは発生しやすい。

「会社のこれからを、パーッと飲み会で話し合ったんだぁ」
「ごめんごめん、飲み会の帰り、ノートパソコンを置き忘れちゃってさぁ」

IT部門・周瑜「な、な、何度目だ! ガハアッ!!」(吐血)

354あたりです

もう、血を吐きそうです。
三国鼎立ならぬ「情報格差=デジタルデバイド」ってやつで。

バカッターだのなんだの、若い世代がデジタルでバカをしている印象がありましょうが、それどころではない最低最悪の漏洩案件は、むしろ信徒がしばしばやらかしてます。

屋台でペラペラと情報が漏れるのは、もう、本作のお家芸なんですけどね。
片岡愛之助さん演じる加地谷圭介もそうでした。

どんだけアホなんだよ……。

この手の信徒って、パスワード付きのWiFiにキレてそう。

曹操「バカボンとは、君と余だ!」

忠彦の場面は、もう爆笑しかできなくて辛い。

弟子「僕は美大卒だから先生から学ぶことはありません!」
→忠彦からは何も学べない、それは事実ですよね

忠彦「色覚異常だった」
→その設定、忘れていなかったんだ!

忠彦「戦争では苦労をした」
→断髪すらしなかった忠彦はじめ、本作の緩い戦争描写を思い出すと笑いが止まりません

そしてこれやで。

弟子「僕はボンボンで苦労を知らない!」

ここでの忠彦返しはこれが理想でした。

忠彦「苦労知らず本物のボンボンとは誰のことだ? 君と余だ!」

売れない画家なのに、実家からの仕送りでリッチライフを送ってきた忠彦。

そしてそんなクソボンボンの後継者・ジョフリーっぷりが発揮されている大介。

そんな淀んだ家系しか知らない、社会に出ない純粋培養のタカ。

ゴッドマザー克子。

腐敗王朝がコネと堕落で回る様は、失笑しかありません。
だから勘弁してってぇ~。

『プロジェクトX』じゃないんだな

本作のズレっぷり。
信徒は『プロジェクトX』や『下町ロケット』あたりを意識しているんでしょうけど、異教徒からするとコレっすわ。

『モンスター上司』

あの上司には我慢できねえ!

萬平が偉そうに部下をこき使う場面。
無能なパワハラ上司の典型じゃないですか。

ヒゲすら剃っていない不潔感漂う姿なのに、部下の身だしなみ、特に女性のことはネチネチとケチをつける雰囲気がプンプン。
若手からの報告は、ご自身の鈍ったであろう感覚でダメ出し。

検証?
データ?
そんなものは知らん!

2代目社長がパワハラでベテラン社員をいびり出し! 「奴隷になれ」暴言連発、延々やり直し命令、接待ゴルフでも… 

本作鑑賞後は、こういう会社の事例が生々しく見えるから困る。

実際、編集サンのご友人は、代替わりでクソボン社長が二代目に就任、会社がズタボロになって本人は身も心も追い込まれ、退職→離婚の憂き目を体験したとのことです。
まったくもって他人事ではないんですよ。

3 Comments

孤独の胃弱

先日のベネディクト・カンバーバッチの話題で思い出したのですが。

パンチラや子作りを本気でセクシーでキャッチーだと思っている層に、知的=新しいセクシーというアドラー様並みの感性を求めるのは、土台無理なのではないかと。

匿名

これほど凶悪に史実を改竄するんなら、いっそ「こんな自称発明家や営業や研究者/大正昭和くずれの男つかえねー」ってバッサリ切り捨てて、福ちゃんか咲ちゃんか、まあ誰でもいいからとにかく一念発起して、周りをトリコにしつつユニークな商品開発と海外営業に邁進する、って話でもよかったかも。女性の活躍を描く朝ドラらしいしw

匿名

今日の弟子の発言で、脚本家の倫理観が浮き彫りになりましたね。今更なことですが。ちなみに、再放送での『べっぴんさん』では、この日のことを意識した脚本でしたね。

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