【148話の視聴率は21.8%でした】
おはようございます。
『まんぷく』では不可解なまでに中国要素の削除に励んできました。
しかし、モデル企業である日清さんはこのような新商品を発売するそうです。
◆「カップヌードル 蘭州牛肉麺」(4月8日発売) | 日清食品グループ
まぁ、この手の商品は本場とは別物になりがちで、パクチー風味は受け入れられたりしますかね。
そしてこちら。
◆安藤サクラが広瀬すずに朝ドラ主演をバトンタッチ、パンもらい「“まんぷく”です！」（写真12枚） – 映画ナタリー
いいセレモニーです。
来週が楽しみだ！
最低最悪の親子関係
本日も教団員向けにスピーチがありました。
「わかってくれる人に100円で！」
鈴が示した【値引き】という当然の選択肢を一蹴し、あくまで100円を押し通そうとする教祖夫婦。
値段の根拠？
んなもんありゃせんわ。
当時のうどん一杯の相場すら調べてないんだからね。求めても仕方のない話です。
そして萬平さぁんは、ここで幸にだけネチネチとしつこく躾けなければならないと言い出しました。
なんですか急に。
遊び呆けていた源が劉禅だったことは語られましたが、そのことを一度でも心配したことがありましたか？
本当にこのドラマの育児は、気持ちが悪いです。
イジメはマウンティング返しをするまで耐えろと言い、子どもたちを置き去りにして高熱の天ぷら油を放置。
克子と忠彦の息子二人は完全に姿が消えました。源にしたって個性を出すどころか、ただの萬平ヨイショ要員です。
福子は子供の心配よりも、萬平さぁん、萬平さぁぁぁん、むぅぁぁんぷぇぇいさぁぁぁぁん！
我が子のことより何より教祖様が優先です。
男親は、娘の場合だけネチネチと絡み、容姿ジャッジまで畳み掛ける。
勉強のことは我関せずなのに、色恋が絡むととたんに干渉を始める。
挙句の果てにこのセリフです。
「誰のおかげで大学に行けたと思っているんだ！」
言ったな。
絶対に言ったらアカンやつや。
確かに親のお陰であることは明白ながら、それを盾になんでもかんでも親の言いなりにしようというのはモラハラの典型例じゃないですか。
鈴が毒親という意見もありましたが、萬平の方が危険ですね。
まぁ、女親もしょーもないのです。
鈴も福子もセクハラ気質を時折表に出しますが、我が子の性生活でウホウホしている変態にしか見えません。
何が悲しうて大女優二名にそんな役をさせるのでしょうか。
コメント欄でもご指摘がありましたように、本作は意外性もお持ちです。
NHK大阪朝ドラにつきものの、反抗期の我が子が出てこない！
育児に悩む母親の姿もありませんでした。
個人的に、そうした描写は（特にむやみにしつこい場合は）好きではありませんが、結局、描き方次第なんですね。
それすらない、ネグレクトまがいの本作は同じ土俵にすら上がっていません。
しょうもねー苦情を真に受けて作風を擦り寄せたNHK大阪の二作（もうひとつは『わろてんか』）というご指摘は、その通りだと感じます。
ウーマンリブの理解がダメ
今朝も幸がウーマンリブを言い出しました。
正直、これも侮辱的だと思います。
鈴のモデルである方は、当時としてはかなり先進的な女性であり、教員でした。
そして娘たちに英語を教えるほど、教育熱心でした。
ちなみに福子のモブ友人の一人も、薬剤師として知識を磨き、働き抜いた賢い方です。
そういう女性の持つ知性がナゼ、ゼロにまでリセットされたのか？
中高年女性はテレビの前や喫茶店でお喋りといったワンパターンしか認識できないのはなぜか？
ずばり教団員の趣味！
これでしょ？
『半分、青い。』の菱本みたいに、理詰めでハキハキ反論してくる女性を見ると、頭がバグを起こしちゃうんだな。
「そんなに頭がいい女の子はモテないよ、かわいくないよ」
「お勉強ばっかりしている女って、かわいくないよ」
この手の教団員が好きそうなセリフは、翻訳するとこうなります。
「俺はアホでバカ、向上心もない、嫌いな勉強はろくにしない男です。自分が勝てると思った相手でないとマウント取れなくてバグを起こすので、女にはバカでいて欲しいんです！」
なんとも情けない本音ですよね。んなもん出さないでください。
そして、そんな教団員好みに、女性がカスタマイズされるとどうなるか？
「そうよそうよ！ 男を立ててこそいい女！ そんな福子ちゃんタイプ、本当に賢い女である私に構ってぇ〜」
というタイプが出来上がりますね。
極めつけは、そういう女の関心事。
まぁ、男（とエロ、萌え）ばかりになります。
「だってそうでしょ、ハセヒロさんのセクシー拷問、入浴、おいで砲。それに褌尻で喜ぶ女性信徒ばっかりじゃない！」
「そうよそうよ！ 萌え〜〜ほっこりきゅんきゅん！」
って、わけで、なんじゃこりゃ！という感想しか出てきません。
同じ思いを抱かれたキミは、仕方ない、この狂気の世界では異教徒なんだ！
よし、マルちゃん正麺を食べよう！
『キャプテン・マーベル』を見よう！
自販機もボタン連打システムだ！
ろくに販路もない。それなのに、自販機で売ると豪語する。
意味がわかりません。
世良も指摘したように、自動販売機を作ることだって大変なはず。
実際、パーキングエリアやスポーツ競技場などでしか見たことはありません（当時はもっと数多く設置された？）。
いずれにせよ、どんなどんぶり勘定なんでしょうか。なんせ二週間でパパっと作ろうとする超展開ですからね。
放映日あと何日だと思っているんだよ！
小道具担当者がかわいそうでしょ！
まぁ、あれですわ。ボタン連打――あるいは、いきなりアイテムが出てくる『彼岸島』システム。
箸ではなくフォークというのは、自販機のカップヌードルにも透明のフォークが付いていたからですかね。
にしても、です。
残り数日で何を描こうとういのでしょうか。
ここから残り数分で怒涛の展開→自販機設置で大成功♪ かな？
と思ったら、そんなことはなかったぜ！
モブ友人が二人揃って『白薔薇』へ
場面は『白薔薇』へ。
オーナー夫妻は、気持ち悪いぐらいに褒め称えております。
福子のモブ友人も突然出てきて、思わず笑ったｗ
白い高そうな和服でラーメンをズズズズ……ってのは見てられなかったですけどね！
再度この方
どうすんのよ。
汁が跳ねたら地獄やで。
福子はゲス顔で、歩き食べの再現をします。
何をどうすれば、ここまで不愉快で気持ち悪い演技をさせられるのでしょう。演じる方は悪くない――と言っても好印象には程遠い。損な役回りです。
『白薔薇』オーナーの「オッケー♪」もいい加減にしてください。
「本人もノリノリ」というインタビューを読んだので、ガッカリ感がハンパじゃありません。
あんなもん、幼稚園児しか笑えませんよ。
牧夫妻のアップも、やはり唐突で引いてしまうしかありませんでした。
だから牧は、いつまで戦前スーツを着ているんですか？
それに、この二人も、こんなにも演技が下手でしたっけ？
画面の隅っこにいるだけなのに、苦痛を感じてしまうほど苦手になってきました。
って、だからさ。
こんな場面に時間使わないで、自販機は？？？
真一の再婚相手も可哀想になぁ……。
福子と牧夫妻という組み合わせの中で、野呂のレストランで食事させられ、疲れるにも程がありましょう。
まぁ、夫・真一の外戚政治でウハウハのポジションにいるのですから、妻として、これぐらいの苦痛に耐えるのは造作でもないことですかね。
腐敗王朝について思考回路をめぐらせる。
切実に、私の爽やかな朝を返して欲しいものです。
※続きは次ページへ
そういえば、『西郷どん』の目玉キャストだった渡辺謙さんが、今度のNHKの単発ドラマに出演するそうですが、かなり「台本が面白い」と言っていたみたいですね。余程、『西郷どん』で思うことがあったのかと。
そう言えば、菅野美穂さんは『べっぴんさん』『ひよっこ』と連続出演でしたね。今日の『べっぴんさん』第148話では久々に演技も。良かった。
今日の『ひよっこ２』第３話。
みね子の妹・ちよ子の進路希望の理由。
これがまた、『まんぷく』の子らの描写を木っ端微塵に吹き飛ばす！
溜飲を下げるとは、こういうことなんでしょうねえ。
鈴が死ぬ死ぬ詐欺で物語の最後を引っ張っていく様相ですが、
視聴率の低下を防ぐ手段として後から書き加えたような気がします。
視聴者には人気者の立場を崩さなかった一人を注目の的にして、
先週の予告で死んだ姿を映像にしてついに死期が訪れたか、と思わせ、
ラーメン作りなどにもう興味をなくしてしまった層に帰ってきてもらうという作戦なのでしょう。
「なつぞら」のスタートの回に高視聴率が取れないと100回記念朝ドラに
汚点がつくので、なんとしても高視聴率で終わらせたい。
ネット記事も必死なんでしょう。色々と金を使って記事に仕立て上げていると思ってしまいます。
もうラーメン作りのストーリーなどどうでもよく、視聴率アップするために、「なんとかしろ！」と萬平ばりにNHK内で怒号が飛び交っているのではないでしょうか。
最終回は最初の回と同じ視聴率で終わると予想します。
Twitterで指南役さんが「まんぷくのいいところは、身支度のながら作業で聞いているだけで内容が理解できるところだ」とおっしゃっていました。
もしかして、テレビドラマ（というより朝ドラ）に難解さを求める我々異教徒が、非常識だったのでしょうか？
だとしたら、「朝ドラを熱心に視聴してレビューする」行為自体が、論理的に破綻しているということになる…
朝イチ見てましたが、番組内では「まんぷくキャストで別のドラマをやるなら、どんな物が観たいか」というテーマで盛り上がっていましたよ。
続編への期待とかそんな話は無かったですねぇ。
安藤サクラさんから視聴者に聞いてみたい事として出たテーマなので、
もう、まんぷく脚本を捨てたいという気持ちが無意識に現れちゃったかなぁと思ってしまいました。
番組の最後に視聴者へのメッセージを一言言う際に、安藤サクラさんが突然涙ぐむ場面があったので、それを見てのもらい泣きならあったと思います。
・いつの間にか消えた息子達。
・女性ばかり煩く口出しされる。
ほんとコレですよね。まさか…。
息子→そもそもオスには興味がない。
どころか成長すれば、群れを乗っ取るライバルになるから巣立ちを促した。(物理的に消した)
娘→メスは所有財産であり、他のオスにマウンティング(自慢)するための道具だと思っているから『俺の考える最高の持ちメス』になってもらうため。
女は男と違って支配しやすいから。
なんて恐ろしい理由じゃあ…。
再放送の『べっぴんさん』では、今日の放送では主人公の夢の中で亡くなった両親が出てきましたが、この頃はまだご都合主義はあまり感じられませんでした。
最終週は「ひよっこ」砲の下ですね。
このような(隣人への、時代への)愛があふれるドラマを観た後では、「まんぷく」の世界観の空虚さが際立ちます。
「ウーマンリブ」にはぶっとびました。食事を年老いた祖母に用意させて自分は座ってるような自立してない娘によく言わせるなぁと…。見ているだけで恥ずかしい気持ちになりました。
このドラマって『マジカルニグロ』ならぬ『マジカルウーマン』『マジカルマン』『マジカルチャイルド』で埋め尽くされていますよね。
そして主人公は『メアリー・スー』タイプ。
そういうのは今や同人世界でも嫌われ、同人作家でも極力避ける作風(採用するならば話を作り込む方向に舵を切る)、プロが手掛けてどうしてこうなったのか…。