半分、青い。【日曜特別マトメ】第12週の感想あらすじwith皆様のコメント

日曜日にも『半分、青い。』!

担当編集の私・五十嵐利休が、毎日のレビューの中で触れられなかった、されど気になった部分に注目します。

レビュアー・武者震之助氏の見解と異なる箇所もあるかもしれませんが、オマケ番外編ということでご承知くださいm(_ _)m

今週は67話から!

※先週の最後に「ボクテは漫画家を辞めるんではないか?」と記した予想が完全に真逆を行ってしまいました。
ボクテ様に謹んでお詫び申し上げますm(_ _)m

 

第67話 モスコミュール

大学生になった当時、飲みましたね~。

モスコミュール、スクリュードライバー、シンガポールスリング、カルーアミルク。
ここら辺が、飲みやすいカクテル四天王って感じでしょうか。

ユーコは、値段の高いジンジャーエールを使ったから、モスコも美味しくできています。

確かにモスコミュールはジンジャーエールでかなり味が変わりますね。
自作のジンジャーでモスコを作る――という知人のバーがありまして。あまりに美味すぎて社会人になってからもバカバカ飲んでいた記憶があります。

ユーコ、この時点ではまだ漫画をめっちゃ頑張っている。

鈴愛が連載を勝ち取り、思わず
「けなるい!(実に羨ましい)」
と内心叫ぶほどのヤル気なのです。

時よ、ここに戻ってくれ><;

 

第68話 煮詰まる二人

鈴愛に続き、ユーコも連載を獲得。
若い二人は、のっけからネームに行き詰まります。

対して、羽織が抱いている期待の大きさも中々で、ユーコの作品についてはドラマ化もアリだと踏んでいるほどでした。

ネームに苦しむ最中、「本当は看護婦になりたかった」と、深い心情を鈴愛に吐露するユーコ。
戦友だからこそ打ち明けられるような、二人の関係が良かったですよね。

もぐもぐさん、itoさんからこんなコメントをいただきました。

◆もぐもぐさん

いつも楽しく拝読させていただいてます。
男女の恋愛感情と、同性の友愛が等価ともいえるわけでして。
男女のロマンス至上主義とは正反対で、そこが好きなんですよね。
ここに激しく共感しました!去年の直虎といい、半分、青い といい、これがテーマの一つなのでしょうか。恋愛より深い絆や愛がある。ロマンス至上主義からの脱却..! 2作品とも本当に大好きです!

◆itoさん

私の中ではいままで一番の
神回かも。
イメージの海ですべる、2人の
漫画家スケーター。
ひたむきで、可愛さ全開!
床に散らばってた海のイラストも
手が込んでいる!
これから大変なことがいろいろ
起きてくるんだと思いますが、
きっと、この日の幸せな時間を
2人が思い出したりするんだろうなと
想像しました。

この段階では、確かにネームに詰まりながらも、まだアイデアはブルーオーシャンの如く眼前に広がっていました。
二人の幸せには一点の曇もありませんでした。

しかし……。

 

第69話

スランプに陥り、酒に逃げるユーコ。
冴えない男性と飲み歩いているようです。

どうにも情けなくて、相手の顔色ばっかり窺うような――。
ユーコに偽物バッグを贈った東京03角田さんがハマり役でしたね。

彼女が飲み歩いているうちに、どっかのBARで知り合ったのでしょうか。

メイクの濃さ、衣装の派手さから、一瞬、ユーコがキャバクラ的なところで働き始めたのかとも思ったんですが、角田さんがあまりお金を持っているような風体でもなく、偽物を贈られてる時点で男を吟味して貢がせるようなところまでは行ってない。

 

第70話

連載が打ち切りとなり、アイデアの枯渇してしまったユーコが、漫画家を辞め、結婚を決意しました。

ドラマの中でも「連載を持っても生き残れるのは1割」みたいな話がありましたね。

凡人にとってアイデアというのは、砂金を掬うようなもので簡単には続かないものです。
掘っても掘っても無尽蔵という金の鉱脈は、一部の天才にだけ宿しているからこそ、天才は天才と呼ばれるわけで。

こんなツイートがありました。

まぁ、このツイートは私の個人アカウントなんすけどね、サーセン(´・ω・`)
書いてあることは本心です。

我々凡人は、アイデアが湧き上がってくるというよりも、自分の頭の中を捻り潰して、絞りに絞って、毎回の連載を無理矢理にでも成立させる。
そうでないとページが白くなって、廃業です。
実際、雑誌やシリーズ書籍で、そんな例をいくつも見てきましたし、自分の連載も終わってきました。

だからこそユーコの脱落も他人事ではなく、その辛さが身に沁みるのです。
遂には彼女が選んだ結婚というのも不安で不安で……。

なおさん、匿名さん、めるさん、からこんなコメントをいただきました。

◆なおさん

ユーコちゃん。
それで結婚して上手くいくのかな?と心配になりました。
相手の人のこと、よくわかってる?月に1、2回しか外出できないのに、結婚するお相手が見つかるって、ある意味すごい。
でも、おんぶにだっこで学校通わせてもらって、結婚してって、、。自分をしっかりもってる、ユーコちゃんタイプは物足りなくならない?!
ユーコちゃんのその後は心配だけど、見たくない、そっと幸せを願って見送りたいです

「心配だけど、見たくない」
ほんとそうです。知るのが怖い危うさがありますよね(´・ω・`)

◆匿名さん

個人的には、鈴愛に苦しみを吐露するユーコの芝居がかった口調が妙に目につく回でした
その対になるのは、いつもの口調で漫画家として生きる喜びを表明した鈴愛のセリフで、ああ言われたらユーコもスパッと筆を置くだろうなぁと妙に納得できました……

確かにあの芝居がかった口調は、彼女自身を言い聞かせている感じもしました。鈴愛に発している言葉ではなく。

◆めるさん

作品への愛あふれる感想、楽しく拝見しています。
今回の二人の会話劇はヒリヒリしました。本当は結婚に逃げたくない、でも漫画家として限界を感じている辛さがユーコにあんな尖った言葉を言わせたのでしょう。
ところで、劇中に「中年期以降は~」というセリフはありませんでしたが、初校に載っていたのでしょうか?

鈴愛の才能への嫉妬というより、「漫画しかない!」という突き抜けた姿勢に、ユーコが打ちひしがれちゃったんすよね。
だからこそ、ここにいてはいけない、と悟ってしまったという……これまた辛いけどしゃあない(´・ω・`)
※「中年期以降は~」の箇所、後ほど確認します!

 

第71話 ウェディングドレス

まずは……ユーコの結婚相手が東京03角田さんじゃなくてよかった!

偽物バッグをプレゼントするような人って、やっぱり危ないじゃないですか。
見栄や下心を優先して、仕事も家庭も疎かにしそう。安い相手に引っかかったな!と視聴者も凹むところです。

ただ、角田さんとしては、お笑い芸人ゆえに相当美味しいポジションだったと思います。
「オレ、朝ドラ出たんだぜ!」
「2分だけだろうが!しかも最高にダセェ役だし」
みたいな。

放送終盤には、キミカ先生の還暦祝いということで、久々にナオちゃんとの電話が繋がりました。
ブッチャーが建設会社でナオちゃんが名古屋の百貨店に勤務。

小原さんより、こんなコメントをいただいてます。

◆小原正博さん

ナオがつとめていたデパートオリエンタル中村や丸栄だと渋いな オリエンタル中村は三越にとって代わられ、丸栄はまもなく閉店 かつては4M 今高島屋1強

名古屋の百貨店事情、サッパリわかりませんが、ひつまぶしを食べるためにドコかのデパートに入った記憶が蘇ってきました!
ドコだっけ><;

検索する限り「あつた蓬莱軒」だった気が……。

 

ユーコ(清野菜名さん)、このCMでもいい感じですよね!
長瀬智也さんもドハマリ役ですが、なかなか彼女も頑張っていると思います^^

 

第72話 律との再会

キミカ先生の還暦祝いで鈴愛が久々に帰省しました。

寿司やら何やらご馳走を味わい、ビールをグビグビ。
弟の草太は、お気楽に見える鈴愛に対して怒りを覚えるワケですが、東京での鈴愛は常にアイデアを絞りながら毎日格闘していて、決してノホホンだけではありませんね。

そして、律との再会です。

駅のホーム、反対側で、友人たちと談笑している律。
彼を呼ぶためマグマ大使の笛を鳴らしたとき、運悪く電車が入ってきます。

私としては
「うそーーーーーー! 律よ、気づかずに行っちゃうのかよぉおおおおお!」
とアタフタしてしまい、横で奥さんに
「んなわきゃないでしょ、馬鹿なの?」
と呆れられてしまいました。

ホッ!
律くん、気づいてよかった!!!

一体2人はどんな会話をするのか?
早く月曜日になれぇえええええええええええええええ><;

※ナオちゃん、車の中でずっと待たされるのかな?それも気になる。

さらに蛇足ですが……。

久々に帰省した鈴愛部屋のセットが細かったですね。

なんか少し殺風景で、ダンボールが置いてあったり。
いかにも部屋主不在という感じが絶妙で生々しい。

草太の部屋の【50万円貯まる貯金箱】とかもリアルでした。

また来週!

文:五十嵐利休
絵:小久ヒロ

【参考】
NHK公式サイト

 

4 Comments

匿名

草太の部屋の「ゲームの達人」が
懐かし過ぎました!

匿名

70話の、める様が指摘された中年期以降は〜〜という下りは

・秋風はガンを患ったが、健康診断で発覚したわけではなく、場合によっては命取りになっていた可能性もあった
・鈴愛の入社?時に受診が義務づけられていなかったように、漫画家は健康診断を受ける機会がサラリーマンなどより少ない

あたりの状況を踏まえて、武者様が漫画家のキツさを指摘されたものかと個人的には思いました……違っていたらごめんなさい!

管理人

>ビーチボーイ様
あるいはマギー司郎的な感じでしたよねw

ビーチボーイ

ユーコの結婚式の日、父親代わりの秋風先生がいつものロン毛をかっちりオールバックでキメて出て来たの見た時、一瞬、なんでタモリさんがここにいるの?と思っちゃいました (爆) トヨエツさんごめんなさい~

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