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まんぷく 38話 感想あらすじ視聴率(11/13)喧嘩シーンまで幼稚園児かっ!

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本日は岡の喧嘩からスタート!

今日は本編よりも、こうしたバトルのお作法を中心にレビューしてみたいと思います。

【38話の視聴率は21.6%でした】

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戦中派若い衆の暴力性を知らんのか

結論から申し上げますと。
【『まんぷく』は戦中派若い衆の鬱屈、トラウマ、暴力性を舐めきっているな】
つーことです。

この世代、作中だと立花(まんぷくモデル安藤百福)や若い衆が含まれる世代は、そりゃもう精神的打撃が大きいんですよ。

・鬼畜米英と叫んでいたのに敗戦
・戦場で背負ってしまったシェルショック、暴力体験
・戦時中はヒロポン(※よい子はググってね)で士気高揚をしておってのう……
・戦中は「日本の女が鬼畜米英に襲われてしまう!」と言っていたものだが、その日本の女が米兵の恋人となって腕につかまって歩いているぞ!
・出征できなかったら出来ないで、「俺は出来損ないだ、死に損ねた、どうして俺は生きているんだ」という傷を負っている
・戦争で家族、財産、学業、仕事……何もかもが失われた

そういうのを考慮しないといけません。ただの柄の悪いお兄ちゃんにしたらあかん。
その点、近作できちんと上手に、プロットに組み込んできたのは『ひよっこ』と『半分、青い。』なんですよね。

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米兵が全然いない不自然さ

戦後間もない頃に米兵が全然いない。
そこからして不自然極まりないです。

最近の作品と言えば【米兵=チョコレートを配る】ぐらいしか出番がないわけですが、実際はそんなもんじゃありません。

「あの家に美人姉妹がいる」と知って、食べ物持参で「ハロー!」とやって来て、母親が包丁片手に追い払ったという話を聞きました。

そんな話ならまだマシ。
困窮ゆえに米兵を相手に商売をしなければならない女性もおりましたし、暴力的な目に遭わされてしまう例もありました。

往年の空手映画、大山倍達主役のものなんかだと、日本人女性を襲う米兵を空手でぶちのめす場面が定番だったんですけどね。

『仁義なき戦い』第一弾でも、始まりは「米兵に襲われる女性」のシーンでした。
菅原文太さんらが助けに入るわけで(その後、無事に逃げられた女性が米兵と共に食堂へやってきて再会というバツの悪さ)。

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酒瓶あれば、予備動作なしに叩きつけ

ともかく荒れ果てた世相の中で、若い世代はもうやけっぱち。
喧嘩ともなれば、平成の我々には想像もつかない危険なバトルになりました。

漫画・アニメの『ゴールデンカムイ』では、登場人物がいともあっさりと暴力に突っ走ておりますが、血気盛んな帰還兵ですから無理ないところ。
そう、帝大卒だという神部だって、過激な暴力性があっても不思議じゃないんです。

手元に酒瓶や食器があれば、予備動作なしに相手の脳天に叩きつける。
笑顔で話していたのに、突如殴り合いになる。

喧嘩の理由も、これだけストレスフルですから、些細なものです。
メンツが傷つけられたとなったら、ボコボコに殴り合います。

ヤンキーを描いた“コメディ”ドラマの『今日から俺は!!』だって、もっと激しいですよ(編集さんのオススメです)。

つい先日の5話では『半分、青い。』でマー君役を演じていた中村倫也さんが登場し、喧嘩相手の歯を10本ぐらい抜く――というなかなか際どいシーンもありました。

主役・賀来賢人さんのふざけっぷりも弾けていて笑えるんですが、バトルシーンがかなり秀逸でして、HuluU-NEXTで見れますので加入されている方はよろしければ。

ともかく、リアルな戦中派の鬱屈を踏まえて、本作を手直ししますと。

・喧嘩の理由はどがぁでもええ。問題は相手をぶっ潰したかどうかじゃけえのう
・警察沙汰くらいで騒いでられん。ようあることじゃ。ブタ箱にいかんだけ儲けもんよ
・慰労会なのにビール一本も出ねえたぁどがいなことじゃ、おう!

※音声のみ(ビールがぬるいだけで大乱闘のシーン)

幼稚園児のオモチャをめぐる争いかっ

本作の喧嘩は、幼稚園児がおもちゃをめぐる争いレベルです。

「それはあんたが、東映ヤクザ映画が好きすぎるだけでしょ!!」
というツッコミもあるでしょう。まあ、好きですよ。千葉真一さんだーいすき!

いや、そうじゃなくてですね。
リアル戦中派の武闘っぷりを知る、「たちばな塩業」タイプの事業をしていた人から話を聞きました。

作業場からヒロポン(※よい子はぐぐってね)の空アンプルがたくさん出て来ただの、ここで書けんような話が満載。

「朝ドラでそれはあかんやろ」

はい、その通りです。
だーかーらー!
なぜ、そんな程度の気合で、この話を題材にしたのか?ってことでして。
戦中派の若い衆をまとめる話なんか、ハナから触れなければよかったのです。

あんな酒一本もない、つまみもない。
出てくるのは下手くそな歌と漫才だけで、慰労される人がおるんですかね。あれで、

「あー、人を使うのって大変!」
ってアンタ。むしろ今まで自覚してなかったんかーい!

後半の慰労会ですが、時間稼ぎとくだらなさという絶望感しかありませんでした。

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『わろてんか』と本作、二作続けて、
「笑いの本場・大阪って実は嘘でした、サーセン!」
と言いたくなるようなことして、何がしたいんでしょうか?

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