製塩業から抜け始めた底が、今週吹っ飛んだ
萬平はすごい発明家だとしきりに言われます。
ドコが？
過去の発明品にしたって大した工夫は感じさせません。
・投影機
・根菜切断機
・ダネイホン
萬平さんは素晴らしいと福子以下の信者は喚きますが、とにかく【実績】に目を向けましょう。
戦時中に平気で電気を盗む男が、戦後になって薄給と粗食で若者を酷使する【ブラック経営者】という像が一番近いのではないでしょうか。
あの大人数を未だに雑魚寝させるってひどすぎます。
ダネイホンが売れているのであれば、まずは職場環境の改善を行うべきでしょう。なんぼ儲けは度外視とか言ったって、会社が回り続けなければ意味ありませんからね。
はい。
萬平さんは『人の役に立ちたい』からなんですよね。はい、はい。
家族や従業員すら道具のように使い倒し、口に入れたら危険な毒物で食品を作りかけ、ダネイホンも不潔極まりない環境で作らせる。むしろ人に危害を加えたいのではないかと疑ってしまうほどです。
評価と視聴率、共に下がって来ております。
王道だの、他の作品より断然イイだの、開始当初の熱意溢れる声も今やまばら。
それも当然でしょう。
製塩業から抜け始めた底が、今週吹っ飛びましたね。
チーム体制の脚本がバラバラな上に差が酷い
続けて読んでくださっている方はおわかりかと思いますが、こうなることは始めから想像がつきました。
最初はよかった？
いえいえ、はじめはひいき目がなんとなく生きるだけの余地があった、その程度でしょう。
今週は、以前から私や本レビューコメント欄でも指摘していた疑惑が、確定的なものとなったと思っております。
それは脚本が実はチーム体制で、しかもチームワークがバラバラ、能力にも差があるということ。
おそらく、月曜日から金曜日にかけて、こうしようという伏線があって、それに沿って撮影していたはずなのです。
福子のおかしな英語能力だって、それで解決に導くはずだったんでしょうね。
いつの間にか、嘆願書すら消えてしまいましたけれども。
ところが、風呂敷を広げすぎて、土曜日に解決できなくなってしまった。そこでまとめあげる担当者がやっつけ仕事でもしたのでしょう。
こんな雑な演出につきあわされる役者さんには心底同情します。苦労して演技プランを練っても台無しにされますもんね。
やっぱり、いい人だけじゃダメなのよ
先週までは「ナレーションで無理やり辻褄を合わせる」という【ナレパッチシステム】を使ってました。
まぁ、それでも全然ゴマカシ切れてない印象なんですけどね。
今週は、もう、それすらできません。
こんな行き当たりばったりでは、現場は混乱するばかりでしょう。
手抜きの小道具、ひどい演技、押せ押せのスケジュール。
やる気が出ないから当然視聴率も下がって、さらに身が引き締まらない――完全に悪循環のパターンです。
働き方改革だの、主演女優の育児だの、なんのかんのと言い訳ばかりが出て来ておりますが。
根本となる脚本がここまで無茶苦茶では、打つ手がありません。
それに、いきなりタイトなスケジュールになったわけでもないでしょう。
にもかかわらずこの惨状では、何の言い訳にもなりません。
もう、こんな露骨な失敗作を見せるくらいなら、打ち切りの英断をしてもよろしいのでは？
長谷川博己さん主演の再来年大河にまで悪影響を及ぼしそうで怖いです。朝ドラの失敗が大河にまで及ぶなんてシャレになっておりません。
出演者のキャリアにも大きく傷がつけられそうで、ため息が出てきます。
あ、脚本家さんは自業自得ですよ。例の疑惑も含めて、きっちり責任を取りましょうね。
というわけで今週は米兵MPが残した名ゼリフを再度確認しつつお開きとさせていただきます。
「立花萬平は、結局何がしたいんだ？」
「周囲がいい人アピールしても、証拠がなければ無実とみなせない」
これやで！
これをでっかく印刷して、本作スタッフに音読していただきたい。
結局、何がしたいドラマなんや？
※スマホで『半分、青い。』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる！
↓
文：武者震之助
絵：小久ヒロ
※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください
※まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ！
>匿名さま
コメありがとうございます。
政治用語は自信がないので、私の間違いかもと思っていたのですが、思い切って投稿してよかったです。
>しまこさん
クーデターは支配階級の中で非合法な暴力手段によって行われる権力移動とあるので、ご認識の通りだと思います。
非支配階級が支配階級に暴力手段で訴えるのは、反乱とかテロリズムですね。(テロの言葉の意味は定義が難しいですが、クーデターよりは合ってる筈)
脚本家には誰か「辞書を引け」と教えてあげるべきですね。
最近すっかりながら見になっていたのですが、MPは、たちばな塩業従業員が進駐軍を攻撃するのではと疑っていた、で合ってますか？そしてそれをクーデターと呼んでいたように思うのですが、あってますかね。
クーデターとは権力を持っている組織の内部で起きることを指すと、以前池上さんが言ってたので、それだったらこの場合はちょっと違うのではと気になりました。しかし、ながら見な上に居眠りまでしているので、私が大事なところを見落としただけかも知れません。
うまい具合に干潮時にあたれば、浅瀬の囲い場に取り残された大物のラッキーゲットはあるかもですね。
それにしても、展開の雑さにはもう…
何がどうなれば、あの突然の再検証につながるのか。
たいした物証や証言もあった訳では無く、まんぺーサンはそんな事しないの一点張り。
魚が取れたとしても、カモフラージュの可能性を疑う事無く即釈放の憲兵。
はぁ？、なんですかコレ。
視聴していて、あきれちゃいました。
出来がそのまま収益につながる民間企業と違い、先に収入ある上で利益を残して作成すると、こうなっちゃうんですね。
で、後は知らんと。
後の人達が頑張りゃ良いと。
はぁ
手榴弾のシーンで上がってきた魚の大きさには、80近い母も爆笑していました。
検証になってないですよ、あれじゃ。
ホント作りの雑なドラマです…
すみません、39話で鯛釣れた描写あったようですね（そして赤津さん下僕になる）。調べたら、堤防釣りだと、上手くいくと掛かるみたいです。浅学でした。
以前の回のレビューで、本作の制作態度を「小田原攻め」を例に挙げていらっしゃいましたよね。
確か、「ストーリーは陳腐だけど、その運び方自体は朝ドラブランド的には鉄板なので揚げ足を取られず、論評は意外と友好的」である、とか。
ところが、今週はストーリーの中で設定の矛盾が発生しており、そのストーリーの質以前の問題になってしまいました。「学術的には下手で有害でも、とりあえずそれっぽいストーリーが毎朝見れる」という消極的かつ寛容的なファン層にとっても「あれ？おかしくね？」と違和感を抱かせてしまいます。
最末期の北条氏から小田原の城郭を奪ったら、何が残るのでしょうか。
もうドラマは観てないので感想は書けませんがレビューとコメントは拝見しています。
実家で視聴を続けているお爺ちゃんも「長々とはなしが同じ」とボヤいています……。
話は変わりますが、レビューの登場人物のイラスト、いつも本当に素敵だな〜！と思って見ています。
似てるしかわいい♡
絵だけ見ると、すごく良いドラマに見えるのにな〜………笑
映画「パッドマン」を鑑賞してきました。
武者さんが仰ってた通り、お勧めです。
本作の脚本家、スタッフも見てこい、と言いたくなります。
これぞ成功物語。頑固者の夫と夫をこよなく愛する妻との
愛情、苦悩、葛藤が織り込まれております。
インド映画ですが、主役が英語でスピーチするところは感動です。
よくぞこのシーンを演じたという主役の演技力には参りました。
福子の英語力を遥かに凌駕する勢いですよ。
県内で唯一やっていた映画館で5人しか入ってなかったので、
すぐに終わりそう。
まんぷくで心の折れた自分には最高の物語でした。
ヒロインがみんな悪くない 勝手に手榴弾で魚取ったら悪いでしょ 反逆罪で無くても毎日にやったら漁業権あるの、周囲はえらい迷惑してるはず 外人が日本語、関西弁しゃべること不思議がったり外国人材に関する議論がされているときそして太平洋戦争開戦日 もう少し戦争について触れても良かったと思う ピンガムの問いかけ今後どう回収するのか 神部さんも大阪帝大出とよくいうが脱走しませんかと言うなど大丈夫か？
武者様ごぶさたしました。とっくに離脱したけど、どのくらいひどいかとたまに土曜あたりにのぞき見してみると、いやもう凄まじくひどいですね。以前に「くうふく」に改名を提案しましたが、これじゃその名にも値しないです。「しょくあたり」か何かで十分です 笑
小学生の学芸会の劇にも笑われるレベル。本作のセリフには、心のひだもなければ、視聴者を引っかけて楽しませるトラップも何もない。およそ、プロの大人の脚本には程遠い代物ですね。極論すればこんな感じ。→ヒロインが「マンぺーさん～、犬が西向いてますよ～」すると夫が「おっ、そうか。じゃあ尾は東だな」するとヒロイン、満面の笑みで「はい‼」
15分間全てがこんな阿呆芝居。それを週6日間やって臆面もなく「朝ドラでっせ～、みんな見てや。受信料もちゃんと払うてんか」と。
一方では真田丸やおんな城主直虎や半分青いのような素晴らしいドラマで国民を感動させたり、チコちゃんやファミリーヒストリーなど民放各局が羨望する話題番組を制作できるＮＨＫが、一方でなぜこんなナンチャッテ番組を作るのか。不思議不思議です。
まんぷく夫妻の愛情の奇跡()加減を示すためか、爆弾漁で鯛みたいな魚あがってましたね。めでたいってか？
仮に真鯛であった場合、生息する水深は夏季で10m、冬季だと100m近く。どちらにしても福子の膝ほどの深さでとれるとは思えません。いや、これも愛の奇跡()で水上を歩いてらしたのか。
発破後、一番最初に浮かんできた魚も、名前は分からないけど随分大きく、とても浅瀬でとれるものには見えません。というか今まで食卓にあんな大物出てきたことありましたかね？これも愛の奇跡()のなせる技ですね、すご～い。
釣り全然詳しくないんですけど、気になってしまって…。素人の私が気付く程度の間違いをプロフェッショナルな脚本家チーム諸兄が犯すわけないので、何か深遠な意図のあるシーンなのでしょう！全く分からん！