まんぷく 89話 感想あらすじ視聴率(1/17)何やってるんですか? ヤバ……。

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先日触れました「アリとキリギリス」につきまして、実は【改変の歴史は長く、該当の論文もある】とのご指摘を頂戴いたしました。

ありがとうございます!
まんぷく88話感想あらすじのコメント欄に詳細ございます

立花源の生きた時代に日本の学校教育で広まっていたのかな?
という検討は必要かと思いますが、大変勉強になりました。

【89話の視聴率は21.3%でした】

阪神淡路大震災でキッチンカーを走らせた百福

さて、今日は1月17日、阪神淡路大震災から24年目にあたります。

昨年に引き続いて、なんだかおかしいなぁって違和感があります。

『わろてんか』でも阪神淡路大震災に近い放送日で、あまりに場違いな関東大震災の描写が出てきて唖然としました。
わろんてんか81話あらすじ感想

そこへ風太が、
「え~、このへんにえらそうな大阪弁を喋る男いませんか~」
と言いながらやって来まして、って、おいおい、おいおいおい!

どこの世界に、そんな曖昧なヒントで、しかも被災地で、人捜しするあほんだらがおりますのや!

普通に名前を呼んだらいいじゃないですか。
出身地や身体的特徴を述べたらいいじゃないですか。

本当にリアルな被災地で、そんなコト言えます?

今年も見ていられない有様でした。

モデルとなった安藤百福は、阪神淡路大震災に心を痛め、急遽キッチンカーを被災地に走らせたものです。

まんぷくモデル安藤百福の生涯96年をスッキリ解説! 日清食品の誕生物語

そんな【人を助ける精神】が、この放映日にこそ発揮されて欲しい。
感動するストーリーを上手に見せていただきたい。

そう思っていたのにむしろ逆な展開。
モデルの顔に泥を塗るかのような行為にも思えてきます。

私の中で、これまで最も酷い朝ドラモデルの侮辱事件は『花子とアン』におけるヒロイン泥酔事件でした。
村岡花子が飲酒厳禁のメソジストであったことを思えば、あってはならない改悪です。

それ以下が、ついに来ましたね。

前作『半分、青い。』において東日本大震災描写が叩かれた時、不思議でなりませんでした。
前々作『わろてんか』の方がはるかに被災者を笑いものにしていた。被災地で笑いを取ろうとしましたからね。

その『わろてんか』を超えてきたように見えるのが『まんぷく』です。

差し押さえで機転を利かせたモデルに失礼

もう何度目だよ、って話で恐縮ですが……。

史実の差し押さえ時における福子の行動は、ドラマ内での鈴をさらにシリアスにした状態に近い。
そんな鈴を、面倒くさそうな顔をした克子が横で見ている。

これって、主人公のモデルをバカにしてはおりませんか。

まんぷく立花福子モデル・安藤仁子(まさこ)92年の生涯「武士の娘の娘」は史実なれど……

更に差し押さえの一連のシーンは、現実感に乏しく、まるで不思議の国に迷い込んだ気分です。

・矢野を悪役にしているけれども、前任者の喜多村より理性的
・「金を回収されたら組合員はどうなるんだ!」とギャースカうるさい萬平ですが、見通しの甘いアナタの責任は?
・金にシビアな銀行マン矢野というヒールな描き方は、真面目に働く銀行勤務者をディスってません?
・子供の知能が相変わらずブレブレ
・バイトのへそくりがあると張り切る福ちゃんだけど、あの勤務態度でどれだけの金額が貯まったのか
・無能化した真一は、まぁ頑張っていたが、それに対して労いも詫びもなく、福子に電話を替われと言う萬平が傲慢に見える件
・鈴の普通が反応です
・寝込む鈴を、見下すような冷たい目で見る克子も怖い

・もはや誰も織田島を心配していない

(町工場が一発勝負に負けると、下手すりゃ一家心中では?)

うーん、これは何でしょう。
ここに来ても萬平と福子の行動を支持できたりするもんですかね。さすがに脳内補正のレベルを超えています。

オロオロする鈴。
職務をこなす梅田銀行。

まるで彼等が悪いとでも言いたげな描写が続きますが、違うでしょ。

今回の差し押さえシーンは福子のモデル・安藤仁子にも失礼だと思われます。
彼女は、差し押さえになった時、せめてもの蓄えを守るため、通帳や証券類を自分と母の体に巻き付け、布団の下に隠したのです。

そんなエピソードは人となりや苦労、機転を示すものとして役立つはずでしょ?

それが何なんでしょう。
「へそくりがありますぅ〜」
じゃねえわ! 何を能天気に言ってんだよ、隠せ!!

もう、NHK大阪朝ドラチームは、あと十年はへそくり禁止な?

『わろてんか』でも悶絶したで。
なんでそんなモンばっかり引き継ぐんや!

わろてんか72話あらすじ感想

てんは、壺の中に貯めたへそくりを出してきます。
中身は2511円50銭あります。芸人の借金は2,500円。ドンピシャすぎるやろぉおおおおお!
あまりの都合良すぎる設定に、思わず噴きそうになりました。

結局、周囲に大迷惑かけようと、自分たちさえよければエエ……ってなもんで、阪神淡路大震災で見せた安藤百福の精神性とは、およそ真逆です。

モブっぽい友人、なんで怒らないの?

そして、こんな状況でヘラヘラとパーラー労働する福子が美談扱い。

ねぇよ……。
信用組合の利用者を軒並み地獄行きにして、奥様は優雅な顔で働いてますぅ〜♪
じゃねぇんだってば><;

しかも、あのモブっぽい友人、よし子さん、いや、敏子さん……でしたっけ?
その人がなんか心配しています。

再々度、この方

って、おかしいやろ!

織田島製作所って、そもそもこの友人経由の紹介でしたよね。
それが、あんなハシゴの外し方をされたら、さすがに怒り心頭では?

一家離散にでもなったら福子との友情も終わりですよ。だって、どう考えても、織田島の方が生活が大変でしょうに。

私は個人的に、こういう人脈を通したヤリトリにはちょっと抵抗感がありまして。
うまくいけばいい。
しかし、失敗したら、間に立つ人に申し訳ないし、人間関係にヒビが入ってしまいます。

まぁ、本作は、そんなことどうでもエエんやろな。

結局、福子の友達ってなんなんですか。
塩作りにときにはホイホイ借金させてくれるし、今回もハグして頭ヨシヨシしてくれる。

「ちょっと、織田島製作所のことはどうするのよ? 助けて欲しいとは言ったけれど、こんなふうに投げるなんてあまりに酷いわ!」
ってならんの?

んなもん、ただの駒じゃないですか。
心がまるで感じられない。

モデルの方にも失礼な話ですよ。
戦争で軍医であった夫を失ったものの、薬剤師として働き抜いた。そして百歳を超えても現役出会ったとして表彰された方もいるのです。
それが親友枠二人のうち、どちらと一致するのか、ドラマからは微塵もわかりませんけどね。

続きは次ページへ
立花萬平のモデル・安藤百福の生涯
立花福子のモデル・安藤仁子の生涯

5 Comments

ゆきだるま

史実として信用組合の破綻もあったし、金融機関も破綻の真相もなかなか
わからない部分も多いにしても、今回のこれは無茶苦茶なんじゃないの?
史実と照らし合わせてドラマと現実の信用組合の破綻劇をまとめてみてください。
銀行が信用組合の生殺与奪をするものか?基本は預金その限りにおいて銀行と信用組合は同業者で利益が相反。融資は貸し付けて利子を得るのが目的、全部潰したらそれまでよ。いろいろがおかしすぎる。そして現実の安藤百福さんがなぜ信用組合を破綻させてしまったのか知りたい。

盾食う虫のライクライク

「パーラー」という言葉について「まんぷく」劇中で一向に解説してくれないので、ほんの少しばかりの知ったかぶりをしちゃいます。

もともとはフランス語で、本来の意味は「お客さんをもてなすための空間」だそうです。日本語で表せば「応接間」「談話室」あたりでしょうか。
そこから転じて、アイスクリームやコーヒーなどの軽食を提供する店をパーラーと呼ぶようになったそうです。

「いわゆる『喫茶店』とは何がどう違うんだ?」と聞かれるとそれは答えられないのですが。

最後に二点だけ、誤字脱字かもしれないのでご確認お願いします。

1ページ目 差し押さえで機転を利かせたモデルに失礼
鈴の普通が反応です
    ↓
鈴の反応が普通です

1ページ目 モブっぽい友人、なんで怒らないの?
現役出会ったとして(「出会う」+「た」)
    ↓
現役であったとして(「で」+「ある」+「た」)

お手数おかけします。

通りすがりの者

オープニングの件ですが、いつ頃からかはわかりませんが、ロングとショートの2バージョンを作って、月曜はロングでスタッフさんのクレジット入り、火―土はショートで出演者などのみというのが、長らく朝ドラの標準スタイルになっていますね。
作品によっては、途中から歌詞が2番になったり、画像を変えたりとかの変形はあります(“まれ”や“マッサン”など。“半分、青い。”も最後の雲の形を変える小技を使っていました。)が、ロングとショートの組み合わせ自体は変わりないはず。(最終回や年末年始回などの例外はあり。)
ただ、月曜のロング固定はどの作品も一緒ですが、火―土は原則通りほぼショートで固定の作品から、ロングもかなりの回数入れてくる作品まで様々です。火―土にロングが入ってもスタッフ名は入りませんし、ショートに入りきらないほど出演者多数ということもないと思うので、理由は時間調整のためだけと思われます。
まあ、月一回ぐらいなら、調整つかなかったのね、と理解もできますが、毎週とかなると、“ボーッとしていないでもっとちゃんと番組作れよ!”とチコちゃんのように叫びたくなります。元々の脚本が薄いのか、演出が悪いのか、役者の熱意不足か知りませんが、編集で時間が余って安易にオープニングで調整しているのでしょう。
同じようなお手軽手抜きの手口としては、回想シーンの多用や、アバンタイトルでのしつこい前日おさらい、、、、、、どれも、本作に該当するようです。

こけにわ

まんぷくが時代遅れな作品、との意見、もっともです。
昔なら面白かったかはわかりません。
指原さんの例の番組は見ていて、
ずれたこと言ってる、とハラハラしたあとの、酷い発言で、観ながら凍りました。
事件のコメントなのに。
MC がこれでは。
その場にいた女性皆もそうだっただろうなあ。よく放送したなあ。
テレビ業界ってひどい世界なんだなあ。
やっぱりテレビは終わりなのでしょうか。見ていて気分が悪くなるなら、
見ないですよね、当たり前です。
まんぷくも、相手の気持ちがわからないの?がてんこ盛り。
まんぷく早く終わらないかな、げんなりします。

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