まんぷく 112話 感想あらすじ視聴率(2/13)歓喜で踊りだす教団幹部たちの狂気

発明したのは別人 売り出したのは彼でエエやん

潮目が代わり、厳しい記事も増えてきた昨今。
ついにハフィントンポスト版でも新潮の記事が発信されました。

◆NHK『まんぷく』チキンラーメンは本当に「発明」なのか

◆NHK『まんぷく』。 日本での「元祖インスタントラーメン」はチキンラーメンではなかったのか。

史実の面から「安藤氏の即席麺は発明ではない」ということに疑問を呈しているワケですが、いくら事実を提供しても、それを読もうともしないのが萬平ラーメン教の基本的教えですからね。

他にも、ワケのわからない擁護がいくらでも出てくる。

「そうはいっても大量生産させて、爆発的に売り出したのは彼でしょ?」

「ち~が~う~だ~ろ~!
これはサントリーとニッカにもあてはまる問題ですよ。

サントリーだけではなく、竹鶴氏と関わりのある国内酒造メーカーには、彼の技術および「竹鶴ノート」を基にしてウイスキーを生産し販売した例があります。

ジャパニーズウイスキーの歴史~世界五大ウイスキーになるまでの苦闘150年

それなのに、ですよ。
もしもサントリーや他メーカーが、
【竹鶴氏の功績を隠蔽してジャパニーズウイスキーの起源は我々だ、と宣伝をしたら】
どう思いますか?

「いいじゃないか、竹鶴氏の技術を大きく売り出してやったのは、実質的に我々なんだから」
なんて子供みたいな言い訳が通用しますか?

あるいは
「楽しんでドラマを見ているのに、水を差さないで欲しい!」
と仰る方もいるかもしれませんね。

コレとそっくりの擁護を最近見かけました。
大坂なおみ選手の日清広告における【ホワイトウォッシング】問題です。

「アニメの表現だから。それがわからないなら黙っていろ」
「いちいち気にする方がおかしい」
「それを言うなら肌色以外にもおかしな点があるでしょ」
「こんなことを指摘して、せっかく楽しんでいる私たちに水を差さないで」
「『テニスの王子様』の世界観だから、いいの!」
(※のちにこの漫画原作者は肌色指定に関与していないと判明し、日清側が原作者にも謝罪。同作品には黒人選手も登場しています)

そして世界中では批判されて収まっていったようですが……。

◆BBCニュース – 大坂なおみ選手「私の肌は明らかに褐色」、「次は私に相談して」 物議のアニメに反応

その点、本作は、思い切りヤバイ。

「好きなもんは好き、ツマランもんはツマラン」でエエやないの

私の好きなラッパーに、スティーブ青木という方がおりましてね。

彼は実業家・青木廣彰氏を父に持つ、日系アメリカ人。
もしもこの青木氏のドラマが作られたとして、こうなっていたらやっぱりキレますよ。

・主人公が中国人になっている
・鉄板焼きチェーンBENIHANAが、中国料理の知恵を生かして作られた、ジンギスカンチェーンということにされている

そりゃもう、スティーブ青木の妹・デヴォン青木扮する殺し屋・ミホを送り込め、ってなもん。

それでも『まんぷく』が好きィ!
という方を止める気なんざ、こちらには1ミリもござーせん。

好きなもんは好き。
ツマランもんはツマラン。
それでエエやないの。

誰かの意見をどうこうしようなんて、あんた、神様でも無理だっせ。
まぁ、萬平ラーメン教ほどに洗脳できていれば話は別だけどな。

私の好きな映画に『X-ミッション』があります。
スティーブ青木が出るからには「これは見なくちゃダメでしょ!」というわけで見たんですけれども……。

・酷い脚本、ともかく酷い脚本
・エクストリームスポーツやっていたところから、FBI捜査官になる主人公という設定の時点で、もうついていけない
・自然に報いるために爆破テロを起こす敵という時点で、ますますついていけない
・ともかくいちいち正気を疑う展開。ちょっと意味がわからないどころではない
・何かスゴイ秘密であるらしい【オザキエイト】が何なのか、結局理解できない
・その伝説の日本人名が【オノ・オザキ】という時点で、何か間違っていないか?
・「思想は強い」「だが捕鯨船はもっと強い」といった意味不明なやりとりが延々と続く地獄

まぁ、貶す要素しかない。本当に褒めるところが全くない。

それでも、だ〜〜い好き!
世間から酷評しかないけど、それに納得しつつだ〜〜〜〜い好き!

だからね。
世間やレビュアーと意見を一致させなくてもいいんですよ。

「最低最悪でも好きだもん」って胸を張って生きていきなさいよ。
その作品が批判されたって構わないんです。好きなもんは好きなんだから。

マイノリティになることを怖がってはいけません。
何か素敵なものをつかめるかもしれません。

とりあえず『X-ミッション』を見るんだ!
あまりに酷い作品だけどな……。

※スマホで『いだてん』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

立花福子のモデル・安藤仁子の生涯

※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください

まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!

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1 Comment

匿名

特異な味付けだったし、ベビースターラーメンの人気とあいまって、美味しいと思いこんで食べてた子どももいっぱいいるかも。懐かしいです。
(日清さんの製品のことで、まんぱくりラーメンのことではありません)
まんぱくりの方は、文化の盗用ほかの悪筋が問題になって、インスタントラーメン自体の歴史変更が起こりそうでそわそわしてます。

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