ミックスクズの価値観あってこそ!
それにしても萬平ってダサ過ぎませんか?
普段、あれだけ偉そうにいばり散らしておきながら、いざ人前に立ったら何もできない。
セールストークを延々と福子と鈴に丸投げです。カッコ悪すぎるでしょ。必死さが何も伝わってこない。
んでもって、そういう女頼りの手柄を全部自分だけのものにしているんだよなぁ。
製塩時代からそうでした。
鈴はじめ、ロリメンの洗濯やら世話を女にぶん投げて、それで操業できたのに、そこへの感謝なんかありませんからね。
寝室でエロい雰囲気出しながら、「福子が奥さんだったから!」と言えばいいってもんじゃないから。
本作って、戦前にあった老母含めた敬老精神や儒教的価値観はない。
かといって、21世紀にふさわしいジェンダーや労働価値観もない。
戦前戦中の苦労はなく、戦後のそういうイケイケミックスクズなんですわ。
モデルとなった安藤百福世代ではなく、その子世代の価値観というのが、これまた理解に苦しむところです。
だからアンタは何歳なんだよ
そんな裏事情が透けて見えるばかばかしさ。
パッケージのデザインも複数案なく
【一発オッケー♪】
だったってのもただのバカです。ほんっと文化祭だわ。
しかも、なんでパッケージで、気持ち悪い夫妻の人生なんか見せつけられねばならないのでしょうか?
ただの自己顕示欲でしょ。あー、イライラする。
「画家の筆を折ろうか」と言い出す忠彦も、いいから勝手に辞めれっつの。
あなた、今、何歳ですか?
50前後で構ってちゃんアピールって、1ミリの同情もできません。孫もいて、気持ち悪いったらありゃしない。
パッケージのどこがダメだったのか?
その歳になっても、いくら実績があっても、反省して、一心不乱にリデザインするならばマシです。
一流という方ほど、徹底的に凝って、その辺妥協なく作業したりするものです。
それが忠彦と来たら……。
本当に自己顕示欲の塊ばっかりのドラマだな。
自分が構ってもらえないとスグ拗ねる幼稚なおっさんばっかりだ!
しかし、こんなザル仕事でも、『まんぷく』的昭和の世界ではなんとかなるから生きやすいですね。
再放送中の『べっぴんさん』あたりはそうですが、戦争という苦難を乗り越えた上の世代は偉かったなあ、と思わされるのが朝ドラの王道です。
本作は逆。
戦時中は汚いことをして切り抜け、高度経済成長に乗っかって、こんな雑で盗みたい放題の汚いやり口で成功できたんだな、とウンザリさせられ、軽蔑すら湧いて来ます。
今なら炎上でしょ。
※アーチチ! アーチチ!
ターイムイズマネー!
福子の英語スキルってなんか意味あったのかな?
そう思わざるを得ないあのくだらなさ。
ターイムイズマネー! って言いたいのはこっちやで。
あんなしょーもない苦行のルイージ福子様の説教3分間も、あなたの受信料で作られています、ってか♪
こんなんで、
「売れないのぉ、どうしてえ!」
と言われたところで、残念ながら当然という言葉しか湧いて来ません。
くだらない仕事ぶりでもオッケー♪
だった時代もそろそろ終わりじゃないですか。
視聴率もラーメンができた瞬間だけ上がって、他は停滞中。
いよいよ盛り上がりってところでも、さして伸びないですよね。前作はこの時期でも更新していましたけれどもね。
ラーメンはともかくとして、このドラマには鈴の言う通り『てんぷく』がふさわしいと思います。
朝ドラ枠ごと転覆させるのは本当に勘弁して欲しいです。
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↓
文:武者震之助
絵:小久ヒロ
※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください
※まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!
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補足(蛇足だけど)
梟町のつくし食堂の草太のカツ丼に集まってくる客たちには、ちゃんと人間としての表情やしぐさがありましたよね。
やっぱり、こうも違うんだよね。
本作最大の山場であるチキラー発明(?)のくだりを迎えているというのに、相変わらず、いや今まで以上に全くメリハリの無いべたーっとした退屈芝居をダラダラとよくも続けられるものだと、ある意味感心しております。視聴者が「おっ?」と困惑し、しばらく後に「ほほー」と納得する…そういう場面は見事にただの一度もありません。子供でも、ある一人の台詞に対する相手役の反応はほぼ正確に予想できるし、次の展開、その次の展開がほぼ読めてしまう。その分かりやすさはもはや逆に表彰に値しますな。
史実のチキラー誕生物語(多くの国民が思い描く物語とは真相は異なるそうですが、それでもやはり)の面白さを100とすれば、それを朝ドラという最高の大舞台に上げさせてもらって20~30ぐらいに盛り下げたドラマに仕立ててしまう脚本家の手腕には、息をのむ思いです。(笑)
デパートでまんぷくラーメンに見向きもせずスルーする客たちのまるっきり無個性な姿は、私にデジャビュ現象を起こさせました。あああれだ、創立当初の風鳥亭の、舞台上の芸人に向かって一斉にブーイングしミカンの皮を投げつける、全員が同じサイボーグみたいなあの観客達だ。うーん懐かしいなあ(笑)
商品をPRするための工夫らしきものが何一つない売場。
要領を得ない、ダラダラ長い説明口上。
その上、客の目の前で変顔・奇声。
→たちまち小山さんが血相変えて飛んできて、「何考えてるんですか! ここ『大急』ですよ!」となる。隣接の他店ブースの店員からも睨まれる…
というのが、『べっぴんさん』を楽しんでいた人の「大急百貨店」のイメージだった筈。
なのに、あんな接客を堂々と続けて誰も咎めない。
同じNHK大阪の作品の筈なのに、先行作品のイメージを大事にしようという意識は制作側には全く無いようですね。
「重要な舞台の名前をそのまま使うということ」を、あまりに軽く考えているのか。
別な名前だったら、どんな表現をしようと関係ないでしょうが。
私は昭和から平成初期に青春時代を過ごしているので、昭和の、今ならあり得ないようなことでも、ノスタルジーを感じたりします。喫茶店でのたむろなんかは、うまく使えば脇エピソードとして「あの時代の空気」を醸し出せたんじゃないかと思います。
なのにこの作品は、昭和の感慨どころか、いつの時代かもわからないし、人物の進化も変化もないですね。
今日の、デパートでの奇声合戦は、心底腹立たしかった。職場で上司がつけているので仕方ないのですが、よほど消してやろうかと思いました。
もうレビューが面白すぎて視聴を再開しようかと思ってしまったじゃないですか!「あれあれあれ!アホアホアホ!」極めつけは「キエエエエ」って、いったい何が起こっているのですか?ちっとも胸を打つセリフがないとは思っていましたが、もうそんな、セリフだとか超越していますね。
それとほかの話題ですみません、ここから「いだてん」のレビューに行くのにいつも迷子になってしまい、なかなかたどり着けません。私がこちらのサイトの全体像が分かっていないのがいけないと思うのですが、リンクを貼っていただけたらとても有難いです。もし気が向いたらで構いませんので!
ひどい接客。
仮にも同じ「大急」の名を用いているのに!
顧客に失礼どころか不快感しか与えない。
『べっぴんさん』の悦子さんに叩き直してもらいたいね!
いや、小山さんと大島社長に出入り禁止にしてもらってもいいかも。
プロットその他の問題引用というのは作家さんにとってでさえ初めてではないことと認識していますが、モデルさんまで同様という作品は珍しいのではないか、と今日ふと思いました。虚報や偽造改変、詐欺などの全盛時代にふさわしい作品なのかもしれません。それに差別問題までもが絡まり、怒りを超えた哀愁と苦痛に日々からめとられてしまってます。
とつらつら語るほどには最近は観れてません。もうつらすぎて^_^; 分析のご継続、心から尊敬しています。
「チキンラーメンが売り切れていました!」と画像をアップするのは、信徒たちの布教活動ですね。
街中のスーパーを回って、たまたま補充前で少なくなっているチキンラーメンの棚を探し出しては「見つけました!萬平さま‼」と涙を流しながら撮影しているのではないかと想像しています。
我が家の近所では、どの店でも普通にたくさん並んでいましたよ。
前作の影響で、五平餅が大売れしたのが羨ましかったのかな?