マネからコネへ
忠彦の弟子が断髪して戻ってくるってのは、エエ話なんですか?
断髪で気合を見せるって感覚が古い。
以前、アイドルが週刊誌騒動になった際、丸坊主にしておりました。
あのニュースが海外で報道されると、「なんて醜悪なことをさせるものか」と驚かれたものです。
断髪って、結構、歴史と政治的な意味があるんですよ。
第二次世界大戦後のヨーロッパでも、ナチスに協力的であったとされた女性が丸刈りにされました。
それを想起させる野蛮なことだと問題視されたのです。
※映画『マレーナ』では、憧れの美女が丸刈りにされる場面がハイライト
これは強制ではないからセーフですけれども、断髪で気合いを見せるってもうないわ……。
それに、この弟子はこれでエエんかな?
忠彦だって、画伯と言う割には絵が30万円。まんぷくラーメンのパッケージデザインだって、露骨なコネ枠で実力とは思えません。
それまでは仕送り頼りのネトゲ廃人もどきでしたし、モデルにエロ目線を見せるセクハラ野郎でもありました。
まぁ、
「マネはダメだとわかりました!」
という、人としての常識を素晴らしい発見の如く語る、そんな弟子とは、お似合いなんですけどね。
【マネからコネへ】シフトチェンジ――を美談扱いする、本作の世界観がパネェ!
萬平さぁんは容器開発をナゼしないのか?
それにしても、今回のカップヌードル開発が相当おかしいです。
何がおかしい?
って、ほとんど全てなんですけど、一応確認しておきましょう。
・前回のフィードバックがあれば、まるで同じ試行錯誤はしないはず
→つまり、何も学んでいない
・開発施設がないとしか思えない、自宅台所での作業
→設備投資はせず役員室は豪華という無能企業の典型
・近所での悪臭や迷惑を考えない教団
→高級住宅街でずっと揚げ物って、通報されませんか?
・「発明家」を強調するくせに、二度目のチャレンジであるスープと麺の開発だけをしている
→発明家魂を発揮したいなら最初から容器を開発しなさいってば
こうした異常性から推理できること。
それは次の通りです。
・モデルとなった父子ともども、実は未知からのチャレンジができるクリエイタータイプではなかった
・設備投資、衛生面、データ管理がきわめて杜撰
・周囲の迷惑を考えるつもりなどない
・本当に大変なことを周囲に丸投げするか、あるいは横取りし、その功績を己のものとして喧伝する
あんなデタラメな体制の企業でマトモな新商品が開発できるものでしょうか。
久坂君も、さっさと転職しなさいって。
策は見えてきます……
視聴率、評価ともに低調である本作。
しかし、そうとは取らない報道も続いております。
◆NHK『まんぷく』好調も、関連商品や取材対応に“慎重すぎる”ワケとは?
このコーナー、何が傑作か?
ってタイトルが「テレビ辛口研究所」なんですね。
さぞやこっ酷く書かれているのだろうと思いきや。
朝ドラという強いコンテンツを利用し、さまざまな関連商品の商売を広げていったり、マスコミを大いに利用して、話題性ばかりを狙う作品もときどきある。
そんな中、ドラマ作りに全力を注ぎ続ける『まんぷく』のスタンスは、理想的なあり方なのではないだろうか。
おい!
おいおいおいw
さすがサイゾーというかなんというか。
持ち上げた方が数字が取れるのかもしれませんね。
んで、同じサイゾーさんから出ていた別の関連記事がこちらです。
◆安藤サクラ『まんぷく』ヒットで評価急上昇!CMオファー殺到でギャラは「1本7,000万円」に
感覚が古いうか、なんというか……金儲けばっかり。
あるYouTuberが、テレビの取材を受けて、放映を断った話が数日前に盛り上がっておりました。
それというのも、
「楽して目立って金を稼ぎたいんですよね! その切り口で語ってください」
とせがまれて、いくらそうじゃないと抗議しても、聞く耳を持たない。
言いように編集されそうなので、結局断ったんだとか。
「金! 女! 権力! これこそが人間の欲望だぁ!」
という業界に漂う古臭さについていけない層が増えてきている。
そこに気づいていないのでしょうか。
だいたい、公共放送であり、受信料で作ったコンテンツで、
【特定の企業や個人が儲かってウハウハ!】
ってマズイでしょ。
彼女にまで実録路線金満家策士イメージがこびりついてゆく……。
諸葛亮「東南の風が吹き始めました……」
もう遅いかもしれません。
週刊誌『週刊FLASH(フラッシュ) 2019年3月19日号』の表紙に、デカデカと『まんぷく』、そして主演女優名が掲載されました。
記事写真には、その女優や来年の大河主演男優までついてくるというもので、スターダムに登るどころか、思わぬ逆効果。
確実に綻びが出ております。
まぁ、残り1か月を切ってますけど、
「話が違うじゃないか!」
という声も聞こえてきそうです。
以前、「潮目が変わったな」と書いたものですが。
最終盤に来てそうなっていると言えるのではないでしょうか。
◆NHKの連続テレビ小説『まんぷく』松下奈緒だけ“老けメーク“NGか 不自然な演出に疑問|ニフティニュース
◆宝塚元トップスターの母が脱税、夫は「まんぷく」の“野呂ちゃん”(デイリー新潮) -Yahoo!ニュース
◆『ターザン:REBORN』で桐谷健太の吹き替えに批判殺到 桐谷は『まんぷく』では好評|ニフティニュース
これまで『まんぷく』関連のマイナスニュースは控えめなほど。
他の朝ドラと比較してもそうでした。
それが、いきなり出てきました。
まだおずおずと、本丸ではなく出演者という外堀を埋めにかかっている状況です。
今さら「連環の計」に気づいて、慌てて切り離しにかかっても遅いかもしれません。
◆「まんぷく」で描かれるのか「萬平さん」のコワモテ | ニュースのフリマ
この設定ならば、ハセヒロさんがはまり役だったことでしょう。
冒頭でふれられている通り、紙媒体のFLASHがターニングポイントだったのではないでしょうか。
ネットでは以前から話題となっていましたが、紙媒体の影響力というのはまだあるもの。
ダム決壊のごとくドバドバと流れ始めて止まらない可能性もあります。
本作って、船を繋げたままやって来た曹操軍みたいなものですものですからね。
そして「東南の風」も吹き始めた。
曹操も思えば、
「これで孫権を倒して全国統一するぞ!」
とやる気満々だったんですよね。
それが燃えちゃうなんて腰を抜かしただろうなぁ。
※アーチチアーチチ!
※スマホで『いだてん』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!
↓
文:武者震之助
絵:小久ヒロ
※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください
※まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!
※コメントにつきましては、
・まんぷくここが好き!
・まんぷくここがアカン!
という意図でご自由に記述してください。
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攻撃的な書き込み等については、こちらの判断で削除させていただきますので、あらかじめご承知おきください。
武者様
129話のレビューが消えています。
前作で『女が学歴自慢すな!』と言っていた人たちは何処に行っちゃったんでしょうね。
今のタカこそバリバリに学歴自慢してる『彼らにとって叩きたくてたまらない女』であるはずなのに。
忠彦の弟子の台詞、ごっつい皮肉効いてましたね…
「もう人のマネはしません!」←小ネタどころか本筋までパクリ疑惑
「世間に流されません!」←話題性狙いばかりではないか
きっと笑うところですね( ̄▽ ̄)
話題性狙うにしても、『トクサツガガガ』最終回に仮面ライダーV3の役者さんがチラッと登場してるみたいな、味な演出ができないものか。
ああ、もういっそ『けものフレンズ2』ぐらい炎上してしまえばいいのに。
製作陣も逃げだしてる感じですね。脚本家もインタビューがないみたいですし。『あさが来た』の再放送が国会中継で飛ぶのは、この作品の公開処刑になるからかな。
ハリウッド俳優の名前ネタなら、三人全員トムだった、くらいふざけたら少しだけ笑えたかも……