まんぷく 140話 感想あらすじ視聴率（3/18）無能かつ勤勉ゆえに「全てのエビで実験だ！」

知略94が似合うんです

無能で勤勉なのが最もタチが悪い。
タイプ④だらけの地獄……。

役者さんのタイプでいうと、ハセヒロさんはおそらくタイプ②。
有能かつ勤勉にあてはまると思います。

何を演じようが、あのタイプが醸し出す知性が見えちゃう。
ベネディクト・カンバーバッチタイプです。

『おんな城主 直虎』と『MAGI』で好演を魅せている井之脇海さんもそうですね。

何をやっても知性を隠せない。顔かたちの問題じゃない。
そういう「新しいセクシー」の持ち主。
そんな稀有な方に、パンチラや入浴お色気をさせるのは、圧倒的に間違っているんです。

大河では、その高い智謀を活かせることを祈っております。

『信長の野望・大志』では、明智光秀の知略は堂々の94でした。
これこそ、長谷川博己さんが演じるべき役割のはずです。

萬平は……演じる人と役柄の知略が80くらい違うから辛い！！

※ハセヒロさんのリチャード3世が見たいんだよぉぉぉ！

大介も同じタイプだ

開発チームだけがタイプ④ならば、まだマシでした。

しかし、本作が恐ろしいのはここから。
『白薔薇』にいる全員も、忠彦のアトリエにいる師匠と弟子も、全員同じクオリティのメンツが揃っているから、もう意味がわかりません。

大介はナゼ、子供なのに、これほどの無能感を漂わせているのか？
萩尾律の少年時代と比べると、まさしく雲泥の差であります。

タカが「休みたい」というのもぶっ飛びましたが、それも教団員ならば無理もないことかもしれない。

なんかものすごく無駄なことをして、忙しいと思っているんです。
マッチ棒を積み上げてエッフェルタワーを作るとか。
そう、きっと忙しいのよ。

忠彦と弟子も結局下半身トークです。
おそらく、この生産性ゼロの下半身トークも、きっと修行の一種なんです。

エロマンボで開眼する師匠だし、そこはそうなんでしょう。

秋風羽織先生がT-SQUAREの“Truth”をBGMに乗り込んできて、デッサンがダメだと突っ込んでくれないかな、と思うわけですけどね。

あと、弟子が室内でマフラーを巻いているのは何ですか？
克子も暖房くらいつけたれよ。

「勤勉かつ無能」が生き残る術はあるのか？

そのノウハウが本作には詰まっていて、例えば最近ではこういう動きが見られます。

・無能なのに社長の椅子に座る真一→外戚を狙ったゆえの勝利

・センスがなさそうなのになんだかんだで弟子入りしたあいつ→マネからコネへ

・大介にオムライスを奢りアピールする『白薔薇』夫妻→教団の親族アピールでとり入るつもりなのさ

要は、コネ。
コネなんだ。
全てがコネ頼りの世界なんですな。

腐敗した王朝もソレです
権力を握るのは外戚と宦官。
もうダメだ。

んで、そういう世の中は爆発するものです。

「こんな腐敗王朝はダメだー！」→黄巾の乱

「もうコネじゃねえパワーだ！」→董卓と呂布が大暴れ

「だから腐敗するなって俺は言ってたんだよな！」→曹操あたりがブチギレて挙兵

大・乱・世・到・来♪

この王朝、どうなる？？？

※曹操や司馬懿が天下をとってエエのんか？

そして最後に、こんなニュースでも。

◆朝ドラ「まんぷく」が最後に息切れ？NHK大阪放送局は「東京に負けるな！」と指令（デイリー新潮）

「『まんぷく』の初回視聴率は23.8％で非常に良かったのですが、いまだにそれを上回ったことがありません。先程も申し上げた通り、番組終盤になって視聴率が落ちるというのはいい傾向ではありません。不吉な予感がします」

逆に「あまちゃん」の最高視聴率は、番組の最終回（156話）が迫った145話で記録した。前作の不人気を引き摺ったためにスタート時に伸び悩んだものの、番組が徐々に盛り上がって、数字を上げたと言える。

まぁ、これが現実ですわな。
ごく一部の信徒たちがいくら声を大きくしたって、そうではない冷静な視聴者の方が圧倒的に多いワケですから。

NHK大阪さんには、逆に聞きたい。
「何をどうすればNHK東京に勝てると思っていたんですか？」

→まんぷく視聴率

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文：武者震之助
絵：小久ヒロ

→立花福子のモデル・安藤仁子の生涯

※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください

※まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ！

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