朝ドラってやっぱり国民的人気番組なんだなぁ――という受賞ニュースのオンパレードです。
◆Yahoo!検索大賞で「半分、青い。」が受賞!中村倫也&北川悦吏子登壇
◆Yahoo!検索大賞ドラマ部門は「半分、青い。」NHK作品2年ぶり 脚本・北川悦吏子氏自ら情報発信
◆中村倫也、永野芽郁と『半分、青い。』について本音トーク マァくんと鈴愛は「付き合っちゃえばいいのにね」
◆朝ドラ「半分、青い。」で大ブレイクした俳優の「個性的すぎる素顔」とは…
Googleはやらないのかな?
という素朴な疑問はさておき、Yahoo!検索大賞受賞、おめでとうございます。
やっぱり良い作品に逢えたときには検索したくなりますよね!
受賞も納得ですし、登壇された北川先生も中村さんもとても晴れやかで、こちらにも喜びが伝わって来ます。
◆「今年の新語」ゲスト北川悦吏子氏 「半分、青い。」佐藤健の“わかりみ”に喜び 辞書編集に興味も
「わかりみ」って、佐藤健さんも使っていたのか〜。
年末って慌ただしいものですが、こういう一年間の収穫が得られる、そんな喜びもありますよね。
うん……前作ではなく本作ですね……ええ、はい……。
【58話の視聴率は20.9%でした】
偏見、差別、毒物などが心に突き刺さる
最近、ガマガエルあたりがニュースにならないか調べてしまいます。
いや、だって、大事件でしょ。
別に意地悪を発揮して、アンチ意見を漁っているわけじゃありません。
毒性生物を食用として公共放送が流したら、半ば放送事故です。大手紙はさておき、何らかのメディアで報道の対象になっても不思議じゃない。
てなこと考えながら検索していたら……Wezzyというメディアの記事にたどり着きました。
同メディアは、ジェンダー系の良記事を多数掲載しながら、『半分、青い。』放映時に、
「10歳年上の女とつきあわせているのは、女脚本家の妄想か?」
なんて、ジェンダー感皆無の記事を書いていたところです。
それが『まんぷく』ではこんな調子。
◆『まんぷく』ハマった安藤サクラ、強烈キャラの松坂慶子も最高! 善人よりもたくましく
比較するのは申し訳ないが、前作『半分、青い』では朝から疲労を感じ気味だったので、安心して見ることができてとても嬉しい。
素晴らしいほどにべた褒めです。
別にどんな意見を持とうと勝手ですが、この記事を書かれた著者さんは前作と比べて安心感を覚えるのだそうです。
私が感じたことは真逆。
社会の危険性、偏見、差別、毒物などが次々に突き刺さって痛みすら覚えています。
ゆえに毎日辛辣な言葉を並べさせてもらっているのですが、せっかくの機会ですから本作の危険ポイントをまとめてみたいと思います。
・モデルの台湾ルーツ削除という人種差別ど真ん中
・ラーメンの歴史改ざん
・実在犠牲者多数の憲兵隊拷問をエロチックに演出してウケ狙い
・感電の危険性がある釣り描写
・太平洋戦争犠牲者をうっすらと小馬鹿にする
・シャドウワーク軽視
・人種、女性、職業差別
・ロリコンが未成年女性に群がる
・毒性ガマガエルは食用できると勘違いさせそうな描写
・手榴弾密漁という危険極まりない行為
枚挙に暇がないとはこのこと。
あれですかね。『まんぷく』は恋愛面でもハラハラしないし、生意気女も出てこないから安心ってことでしょうか。
それなら社会の差別や危険を助長してもエエってこと?
カップル萌えでキュンキュンできればエエってこと?
「(Wezzyの母体が芸能で数字取れるならなんでもOKの)CYZOさんなんで、怒ってもしゃあないっすよw」と編集さんは相手にしてない様子ですが、やはり気になった以上は書かせて貰いました。
はい、本編いってみましょう!
「夫を信じている!」だけでは説得力ゼロですってば
もはや定番となったナレーションからウンザリ。
新聞に悪く書かれようが、捕まろうが、福ちゃんは萬平(まんぷくモデル→安藤百福)の無実を信じると説明されます。
って、だから、それが違う。
この脚本書いた人、本当にどんな理屈が頭の中にあるのでしょう。
だってですよ。
『まんぷく』に限らず、いかなるフィクション作品だって、犯罪者の妻が
「あんなに素敵なダーリンがそんなことするわけない!」
と主張したって説得力ゼロでしょ?
そんな事例、表に出ないだけで古今東西いくらでもあるでしょうに。
何を奇跡みたいに言い張りますかね。
歴史的に見れば、家庭内ではよい夫でも外では虐殺の陣頭指揮を執っていた――なんて実例もあるわけです。
ナチス高官の妻たちだって、夫を庇う人はいましたとも。
確かに、立花萬平が拘束されている件は無実かもしれません。
しかし薄給と粗食で従業員を酷使してきたことは紛れもない事実。
それが一因となって手榴弾が投げられ、そうした従業員の窮状をスルーしてきた立花夫妻にも責任の一端はある。
それなのに、こんな福子(まんぷく立花福子モデル→安藤仁子)の狂信者めいた姿を毎朝見せ付けられて一体なんなのでしょう。ウンザリ。
なまじ演技力が高いだけに
萬平と世良が捕まり、その背後にいる三田村も困っていました。
まるで、そう迫る周囲が悪いと描きたいようですが、こんなもん萬平が完全に悪いでしょう。
塩の専売局からも販売中止にするという措置がとられそうになりました。
その電話を受け取った福子は
「誤解ですぅ! 無実ですぅ!」
とキンキン声で言うだけ。電話を切られてからのムカッとした態度が素に見えます。
安藤さんの演技力も、ハセヒロさん同様裏目に出てしまっている。
立花夫妻って、二面性があって狡猾であくどいように見えて来てしまうのです。脚本演出と演者のミスマッチですね。
布団の中でブツブツ言うところとか、机をバーンと叩くところも怖かったんですよ。
なまじ演技力が高いだけに、シリアスでダークな表情を見せた方が、二人ともうまいのです。
つまり、こちらが本性だと思えて来てしまう……どうしてこうなった!
世良がド正論「時間によって魚の収穫量が変わる」
無能極まりない進駐軍の取り調べは続いています。
ダネイホンの由来とか、栄養素とか、人を助けたいとか、福子の産後の肥立ちが悪かったとか、心の底からどうでもエエ。
手榴弾について聞いてくれよ。
今回の捜査で徹底するところはそこでしょ?
いくらなんでも進駐軍がそこまでアホとは思えない。となるとやっぱり時間稼ぎにしか見えない。
まぁ、週に一度くらい時間稼ぎの回数があっても仕方ないと思います。
しかし、本作は毎朝ですよね。どこまで制作チームはぶっ壊れていますか?
【エエ場面用BGM】をこれみよがしに流すのも寒々しくてたまりません。
一方で、世良は「手榴弾を投げた時間によって魚の収穫量が変わる」と説得しています。
そうそう、これ!
別に大したことは言ってない! そのくらい気づけよ、進駐軍!
なんだか平気で中抜きして金を奪い取る世良が、唯一よいことを言っている気もします。
他が無能過ぎるだけかもしれませんが、どういうことなんでしょうか(続きは次ページへ)。
「男は自信を失うほど ロリコン化してく」と
大昔 ラジオで映画評論家の町山さんが言っていたのを思い出しました。
日本人男性はロリが多いけど…
なんでそんなに自信がないんですかね
それも女が悪いからっていうのかな?
半分青い、受賞おめでとうございます!俳優さんそれぞれの個性に合わせた配役のお陰で、皆さんが輝いていました。どの役者さんに対しても、自分の一部分を重ね合わせるところがあり、毎朝が、自分と向き合う時間のようでした。
来春の朝ドラに期待しております^_^
ハセヒロさんと鈴木京香さんなんか、まさにマー君くらいの歳の差カップルなわけですしね〜
憲兵、進駐軍と二回も捕まった萬平さんですが、ファンの皆さんも3回目があるのではないかと恐々としているようです
常識的に考えたら絶対ないでしょうが、このドラマだったらやりかねない気も……w
十歳年上の女性を好きになるのは妄想……これについては
『フランス大統領は奥様を愛していらっしゃいますが!?』
『海外(先進国)では年上ほど人気ですが!?』
『姉さん女房は草鞋を履いてでも探せという諺を知らないんですか!?』
『世の中にはママ活というものがあってだな…。』
と言いたい。
男は年下を好むと言い張るのは、思考停止の証ですよ!