おはようございます。
まずは、萬平さぁんと福ちゃんの試行錯誤ですが、これに関しては鑑賞する必要はありません。
視聴率も低下気味、結局、最高記録は台風直撃の日というルートになっておりますね。
感想を書く必要性も、いよいよゼロになってしまいそうです。
以前から
・チキンラーメンは安藤百福氏オリジナルの発明じゃない
・チキンラーメンの10年以上も前から台湾でヒットしている食べ物があった
そんな疑義で沸き立っておりましたが、さらなる爆弾が投下されてしまったからです。
それは台湾どころか
・日本国内で一番先に作ったのも安藤百福氏ではなかった
という疑惑です。
ドラマのストーリーを一通り見た後、記事末に記しますね。
【103話の視聴率は20.6%でした】
「畜生!」連呼が怖いです
研究室で、麺作りに没頭する萬平さん。
不潔極まりない格好で「畜生!」を連呼していて、怖いです。
この方は、何か失敗したら「畜生!」しかないんですかね。
普通は、他に言葉あるでしょーよ。
福ちゃんの「ちゃうちゃうちゃうんん〜もぉ〜」という気持ち悪い声と、百面相も見ていてシンドイ。
そうやって出来上がった不気味な色の麺。
はい、どうでもエエ。
こんなん、もうどうでもエエのです。
今日も時間稼ぎに出てきた『白薔薇』ではコトコト煮詰めたクソメンタルが素晴らしかったです。
・六人も出産した妻の苦労に気づかない俺様がトレンディと言いたげなチャラオーナー
昭和なんてそんなもんだって?
いえいえ。
『べっぴんさん』ヒロインモデルのお父様なんて、もっと上の世代ですが相当気遣いのできる人でした。
時代が悪いんじゃない。単に本作チームがゲスなのです。
【ファイナルオヤジファンタジー】な人って、年下男性が妻子を気遣うと面白がるんですよね。
そんで「俺様のころとは違うな〜(羨ましいだろ~グフェフェ)」とドヤ顔。
その滑稽さに気付いていないのでありましょう。
SNSあたりで
【自覚のない鼻つまみもの】
として盛大に愚痴られていたりします。
本サイトをご覧になられる方は大丈夫だと思いますけど、逆に周囲にそういう方がいたら同情申し上げるばかりです。
◆イクメンはなぜ評価されないのか? 牛乳石鹸CMに共感する理由
・「アメリカに勝ったカレーや!」
またもや食品の起源を調べていないアピールですか。
アメリカと日本のカレーは、そもそも様式が全然違う。
ボケるにしたって、まったく異なるものなんだから、成立していないんです。
って、アメリカにはそもそもカレーライスはない……いや、インドやイギリス式はあるでしょう。 しかし、日本と同じものは「日本式カレー」”Japanese Curry”と呼ばれます。
異種格闘技じゃあるまいし。
「おばあちゃんは食べないカレー」
まさか、鈴の世代にはカレーがなかった。
ハイカラな食べ物だなんて思っていませんよね?
元会津藩の山川健次郎(安政生まれ)じゃあるまいし!
『ひよっこ』では、ちゃんと山川健次郎が日本人初のカレー体験者だと調べたのに、今回のスタッフの酷さといったらどういうことでしょう。
出産前の女は情緒不安定でさ〜から漂う、危険なスメル
はいはい、これもニュアンス問題ですので、
「そんなこと言っていません! 余計なことを書きやがって!」
と鼻息荒くならないでくださいね。
こういう妊娠出産に関係する女性特有のことを、ヒステリーの原因だとニタニタするネタって危険ですよ。
◆舛添氏「女は政治に向かない。生理の時は異常」、高齢者を「ジジイ、ババア」etc 暴言連発で炎上(志葉玲) – Y!ニュース
◆スーパーマラドーナ武智、上沼恵美子への「更年期オバハン」侮辱から見える「更年期障害」および「中年女性」への偏見
ちなみに、今は「むしろ男性ホルモンの方がビジネスや政治に不向きなんじゃないの……?」という驚愕の結果が出つつあるんですねえ。
『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』に描かれたアイスランドの経済危機で、そんな結果が紹介されておりますので、よろしければどうぞ。
◆M・ムーア「世界侵略のススメ」 米が海外に学ぶ : NIKKEI STYLE
(3)アイスランド:女性活用
世界初の女性大統領を誕生させた国は女性が力を発揮する。企業は役員の40~60%が女性でないとならない。アイスランドはリーマン・ショックの際に財政破綻した。その後、国有化された3大銀行のうち2行は女性がCEOを務めることになる。一方、ギャンブル的な投資をした経営者たちの多くが刑務所に送られた。「わかることにしか投資しない」のが女性の経営の特徴だという。
本作って、マイケル・ムーアの映画並に、
「男のロマン、ギャンブルぽさ、そしてエロ衝動は、むしろビジネスにおいて危険では?」
という説得力を発揮するからおそろしいです。
萬平はかっこつけていますけどね。
彼のロマン(笑)追及って、逮捕だの信用金庫破綻だの、子供のイジメだの、ろくな結果を招いていません。
ニュアンス読み取れない方へ
そして男の性欲こそがビジネスにおいて危険であると証明してくれるのが……はい、おわかりですね。
忠彦さんです。
彼の妻子軽視の結果、家庭内がギスギスしている。
それなのにどうでもエエというスタンス。
稼げばOK?
昭和はそういうもん?
ははっ、嘘こけ!
はい、ここで忠彦と娘二人のキモい関係について、おさらいしましょうか。
思い出すのも嫌なんですけどね。
脚本&演出ニュアンス問題を全く理解されない方がおられますので、以前のエロモデル騒動からザッとまとめます。
1.美人画を描くと言い出した忠彦
↓
2.家族にさしたる相談もなしに女性モデルと密室内で二人きりになる
↓
3.それに克子や娘たちが不信感を抱く
↓
4.しかも、肌の露出のある絵を描いている
↓
5.克子、鈴、娘たちが「どうせなら私で描いてぇええ!」と大騒ぎ
4で露出を臭わせ、5で娘がモデルを志願する。これをつなげて考えれば、娘がヌードを含めたモデルを志願したと解釈されても致し方ないところです。
娘二人が、
「ヌードモデルにしてええ!」
と言わないからセーフ? どうですかねえ。
それに本作って、モデルに過剰なまでに性的魅力を要求しています。
鈴がモデルになった時は、容姿を褒められたかのように喜んでおりました。克子が自分以外をモデルにすることを過剰に敵視するあたりにも、そういうニュアンスが織り込んであります。
このあたりからして、画家とモデルに対する偏見バラ撒き、職業差別もよいところなのですが……ハァ。
今日も酷かったですね。
忠彦の美人画騒動って、不倫愛〜ゲヘヘでしかない。そういう不倫とエロをスパイスにして面白がってくれという雰囲気まみれです。
これ、遺族にとっては名誉毀損では?
ニュアンス理解度テストNo. 2
ニュアンスということを全く理解できない方のために、もうひとつテストをしておきましょう。
1.上司のことを「ムカつく!」と言い始めた社員
↓
2.冗談ではなく「刺してやりたい」とまで言い出す
↓
3.ホームセンターで、深刻な顔で包丁を買うその姿を見かける
↓
4.そのホームセンターの袋を持ち、上司が廊下で通過するところを待ち受けるようになった
はい、ここの上司がアナタだったらどうしますか?
「別にその部下は、あなたを刺すとは一言も言っていません。包丁は料理で使うだけかもしれません。でも様子が普通じゃない」
そんな姿を見たら、フツー、警戒するでしょ?
あるいは、そこまで追い詰められた部下であれば、事前に、周囲からあなたの耳に何らかの情報が入るかもしれない。
そこで警戒するはず。そういうことです。
ちなみにニュアンスを漂わせるだけで大炎上するケースも珍しくないですからね。
一例挙げましょうか。
◆「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあで」 サントリー「コックゥ~ん!」CMに「下品」「下ネタ」と批判相次ぎ公開中止へ – ねとらぼ
上記の記事をご覧になれば、
「邪推する者が悪い!」
「どうせ視聴者なんて理解力が低いはずだ!」
とは思わないでしょう。
悪ふざけが悪ふざけじゃない時代なんです。
忠彦がゲスになったことをよほど認めたくないんでしょうけど、だからといって私に刃を向けられても困ります。脚本を書き換えたりできませんからね。
【ナレパッチ】も当てられません。
ミステリアスな画家だった忠彦さんを返してくれとスタッフに怒ってください。
続きは次ページへ
→立花萬平のモデル・安藤百福の生涯
→立花福子のモデル・安藤仁子の生涯
件の記事のリンクをお知らせしたのは私ですが
(上)の方は、「出身地からしてもまぁ、そうだろうな」レベルの感想でした。
ですが、今回掲載された(下)の権利譲渡の件については。。。
企業公式ページで
「○○社より権利譲渡を受け、その後さらに独自の開発を進め現在の製品が広く皆様に知られるようになりました」
というような記述ならば、明敏実業家、という印象を強くしますが
あたかも「無から生み出した」かの記述は、狡猾実業家、という心証を残します。
そして、萬平を「日本人」としたのは、もしかしたら、
ストーリーの中で羅列されている”史実”の噛み合わなさに
視聴者やマスコミがツッコミ出し、埋没していた「事実」を掘り返し拡散してくれる
ことを狙ったのかも
などと、一周回った感想さえ頭をもたげてきました。
『はっきり言っていないだろう!!』コレが通じるのは『脳の特性により、言葉をそのまま鵜呑みにしてしまう』自閉症スペクトラムの人と『まだ幼くニュアンスの元となった知識を知らない』人だけでしょう。
他には『無知な人』『世間知らずな人』『天然な人』。
…つまり『はっきり言っていないだろ!!』というクレームを付ける人は『俺は世間知らずなんだからぁ~!』『私は天然んだからぁ~!!』と自白しているようなものという訳で(^o^;)
コンテンツが炎上するでもなく、毎日ハラハラドキドキするでもなく、考えさせられる教訓的内容でもない、
毎朝時計代わりにゆっくり見て「今日も一日頑張ろう」と思えるような朝ドラ、悪く言えば「毒にも薬にもならない」ような作品って、たまにはないもんですかね。
最近では、「ごちそうさん」、「梅ちゃん先生」あたりまでさかのぼるしかないのでは。朝ドラが史上最も低迷した2000年代は、そんな作品が多かった印象があります。5作に一度くらいは、そんな作品も見てみたいものです(本レビュー的には、ネタがなくて盛り上がらないかもしれませんが…)。
連投申し訳ありません。
調べると、先行した類似商品についてはWikipediaにも書いてありますね。
JBプレスのリンクが貼ってあります。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5833?page=3
記事は、当然ですが新潮の記事を裏付ける内容ですね(ウィキにもありますが)
・「伊府麺」「鶏絲麺」という油揚げ戻し麺料理がある
・55年にマツダ産業の「味付中華麺」があり後に「ベビースターラーメン」となる
・チキンラーメン発売の数か月前に「鶏糸麺」(大和通商)、「長寿麺」(東明商行)という、お湯を注ぐだけで食べられるラーメンが売り出されている
・60年に東明商行の「味付乾麺の製法」と日清食品の「即席ラーメン製造法」の特許が公告され、日清食品が東明商行の特許を買収する形で争いは終息
既に記事になっているので、NHKが調べれば当然分かったはずです。
何より、Wikipediaにも書いてあるんですから(笑)
調べていなかったのか、調べたが分からなかったのか、知った上で無視したのか。
いずれにせよ、碌なもんじゃないです。
安藤さんをかばう方向で見てみると、
長寿麺が1958年春前、という事は2〜4月
ならば評判になったのは4、5月ぐらい?(阪急でのイベントは11月)
チキンラーメンは1958年8月
3月差ぐらいなら、独自開発していたが先んじられた、という事はありそうです。
ちょっと贔屓目過ぎますが。
>Zai-Chen様
ご指摘ありがとうございます!
修正させていただきました^^
たしか当時の状況って、御本人の証言で
「複数のインスタントラーメン業者が乱立して」
みたいな内容なんですよね。
それって読んでる方からすれば
『私が最初、私がオリジナル、それなのに他に参入してきた者たちが、時に粗悪品なども作るから迷惑する』
ぐらいの印象を与えがちです。
自分も後発の一人だったっていいじゃないっすかね。
「長寿麺」と「チキンラーメン」と比べてチキンラーメンが勝ったのは、
ネーミングの良さなどもあるでしょうし、販売戦略も良かったのでしょう。
そうなると安藤百福氏は発明家というより実業家ですよね。
なんだか今となってはそっちの方がシックリ来るなぁ、と。
連投すいません。特許権の譲渡自体は正当なビジネスであり、(「下町ロケット」にも出てきますよね)何の非難されるいわれもありません。ただ、それをあたかも完全オリジナルの発明の如く社史などにも載せるのは、ちょっとどうかと思いますね。リンク先のコラムでも書いているように、即席麺製造をビジネスとして確立させ、世界に広めた功績は確かなのですから、そういう観点から紹介できなかったものでしょうか?
「著作権」ではなく「特許権」ですね。
これに関しては、「発明にも著作権がある!」と宣伝して、手数料を取って何の効果もない著作権登録をしていた団体が問題になったこともありますので、訂正した方がよろしいかと。