まんぷく 50話 感想あらすじ視聴率(11/27)病気の我が子を顧みず

レビュー前にニュースから。

安藤サクラ主演のNHK朝ドラ「まんぷく」初の大台割れ 長谷川博己、松坂慶子も出演|ニフティニュース 

放送前からコケると予測しておりました本作。
視聴率もひびが割れ始めました。

三連休ということもあるでしょうけれど、先週からレビューも炎上気味。
誤解なきよう最初に断っておきますと、こういう状況を望んでいたワケじゃありません。

せっかく世界的な食品を取り扱うのに、歴史を歪曲して、なおかつ【ツマラナイ】中身にしているのが許せないのです。
日本を代表する公共放送のドラマですから、面白いものを期待しておりました。

しかし、現実はこの通り。
朝ドラの場合、視聴率はこういう傾向があります。

・前クールの影響を引き継ぐ
・NHK大阪がここ数年得意としている安全牌の【戦前あるいは戦争を挟んだ成功実業家】の一代記は鉄板
・NHK東京の、実在モデルのいない作品は数字的に不利

要は『まんぷく』は好条件が揃いまくった状態での始まりですから、スタートダッシュを切れたことは当然です。

「やった! NHK東京の前作に勝利!」
と、浮かれさわぐのは早計。

2017年から2019年にかけては、
【王道を走りながら低レベルの作品しか送り出せなかったNHK大阪の尻拭いを、ハンデを抱えたNHK東京がやらされる】
羽目になっているということだと思います(2015年の名作『あさが来た』の熱意はドコ行った……)。

【50話の視聴率は21.8%でした】

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キャラが設定がブレブレ過ぎて……

脚本の粗雑さも加速しております。

ナレーションで「解決した」と取って付けたように言っていた【家事の分担】ですが、相変わらず鈴、福子(まんぷく立花福子モデル安藤仁子)、赤津、タカで改善が感じられません。
「後からナレーションを追加したんでは?」と本サイトにも疑問のコメントが寄せられたほどです。

克子の電話問題も酷い。しれっと解決していましたね。
自宅ではなく、乾物屋でお菓子をポリポリ食べながら借りているようで、こういうだらしない性格でしたっけ?

とにかく本作は脚本が無茶苦茶。
キャラ、設定のブレも酷い。
まるで複数の人物が書いていて、しかもすり合わせに失敗しているみたい。

なんせ、昨日の設定と正反対のことを平気でやらかしますからね。

その一例を示しますと。

忠彦はタカを溺愛して心配している設定ですが、その割にタカが萬平(まんぷくモデル安藤百福)、福子、鈴というお目付役不在でも気にしていない。

目の前に娘がいるときしか心配しない父親がどこにおります?
当たり前だからわざわざ描いてないって?
だったら最初からそんなシーンは不要でしょうに。

設定くらい統一してくださいよ、ほんとに……。

今日はもう我慢が限界突破したので叫ばせて貰います。

りーーーつーーーーーー!
すずめーーーーーーーーー!!

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律と萬平を比較してみましょう

はい、今朝は心の底から、萩尾律を取り戻せ!とシャウトしたくなりました。
ナゼ立花萬平は何もできないのでしょう?

律【実子ではない、業務上のパートナーである鈴愛の子・花野を預かって面倒をみる】
萬平【実子・源の病気すらどうでもエエ】

律【技術者としての知識だけではなく、花野の話や人生経験から発明のアイデアを練る】
萬平【勉強しているかもわからないし、専門家の受け売りばかりで周囲の意見すらガン無視】

律【研究者として反感を持っていた職場ですら、丁寧な応対ができていた】
萬平【些細なことで部下を怒鳴り散らし、不満を顧みない】

律【感情的に齟齬があった妻・より子に寄り添い、理解しようとした】
萬平【愛して結婚したという割には、妻・福子に怒鳴り散らし仕事を邪魔するなとオラつく】

律【根底に鈴愛の母・晴への愛があった”マザー”を開発する】
萬平【発明する俺様はエライ、邪魔するなと周囲に当たり散らす】

律【コストを意識していた】
萬平【コストガン無視、スポンサー世良に最悪の当たり散らし方をする】

やっぱり萩尾律、エエ人やん。カムバーック!!

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なぜ昭和のデキる男にスポットを当てない?

本作って、萩尾律はじめとする前作男性のような【平成のできる男】にアップデートできないんですよ。
【妄想昭和のダメ男】に憧れる人々を慰撫する、そんな社会実験をしているようにすら思えてきました。
しかも、あくまで妄想ですからね。

なぜ昭和のデキる男・安藤百福にスポットを当てないのか?

本当に、デタラメな脚本です。
昭和のダメ男要素ばっかり焦点当てて、本来の安藤百福にあった要素なんて1ミリも感じられません。

なんだか前作と本作を観ていると、世代間格差を感じてしまいます。

立花萬平タイプからしたらば、萩尾律が我が子の心配をして会社を休むと言い出したら
「なんてダメな奴なんだ!」
とバカにするんでしょうね。

困ったちゃんのワガママ扱いされた鈴愛だって、萬平よりはるかにまともでいい人です。

律と鈴愛だけじゃありません。
前作には困った行動をとる人がいました。

アイデアを盗んでしまったボクテ、映画監督の座を奪った祥平、代理店のクソ業界人だった津曲。
しかし、全員反省して、自分なりに償おうとしました。

まるでブラック経営者を応援するドラマ

ここで、立花萬平さんや本作キャラの見せてくれたビジネスその他アイデアを再確認してみましょう。

・会社の備品を盗難または無断使用で女の気を引く
・好きな女にパンツを見せる
・仕事中だろうと気にせず女にアプローチする
・会社に部外者である女を侵入させ、できる男アピール
・電気を盗む
・咎められると逆ギレ
・感電リスク満載の密漁
・生活費は親からもらう
・困窮した若者を脅し、酷使する
・食費ゼロの慰労会
・家族親族にシャドウワークをやらせる
・経営者責任で中抜きされた損失を、従業員給料カットで補う
・塩をやるから店を貸し切りにしろとラーメン店に迫る
・負傷者が出ても休業させずに酷使する
・研究者を、知人扱いにして搾取する
・無毒養殖ではなく、毒性のあるカエルを採取して使う
・ラーメン店にたかって牛骨を強奪
・業務は増やす、人員は据え置きして負担をかけるだけ

金銭、利益、時間、意欲。盗んでばっかりだ。
しかも無反省、開き直っている……。

まるでブラック経営者を応援するドラマじゃないですか。
外国人実習生を安く使うとお得、みたいな昨今のニュースを思い出してゲンナリしてしまいます。

しかも、です。
ゲス萬平を通して、
「仕事をする男は大変なんだよぉ〜〜」
「創作をする男は魅力的でしょお」
というメッセージを送ってきているというどうしようもなさ。

そういう男性クリエイターたる脚本家の作品が、
【毒物ガマガエルで栄養食品作りにチャレンジ!】
という、手抜きにもほどがあるシロモノなんですからね。

いや、ギャグとしてならば、最高ですけどね。
ちゃんと仕事してくださいよ!

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10 Comments

匿名

福子が栄養失調から回復したのは、”貧乏じゃなかったから”と言っていたのに、
なんで塩作りの男たちは、未だに自分の食い扶持確保の為に魚をとっているのでしょう。

脚本家は自分で書いたセリフや、作った設定を全く覚えていないのかな??
いやいや、本当にこれがプロの仕事だなんて驚きです。
芽が出ずに悩んでいる作家のたまごたちがこんな脚本見たら怒るでしょ。
こんなんで天下のNHKから金もらえるんだから………。

孤独の胃弱

萬平が妻子を蔑ろにする件について。

PHP新書『女性の品格』冒頭。著者の父が熱烈アピールして著者の母と結婚したのに、結婚後に急に扱いがぞんざいになり、そのことを指摘したら「釣った魚に餌をやる馬鹿がどこにいるか」と言われ面食らった…というエピソードを思い出しました。

我儘は男の罪♪それを許さないのは女の罪~♪って、んな身勝手あるかぁああああああ

ともあれ、妻子を軽んじる態度があからさまになったのは、今週から急にです。先週まではそもそもの不理解はあれど優しさは一応見せていました。ゆで卵食わせたり。従ってこれは、お得意のクリック連打クソゲー的’フリ’であり、週末には福子のラブで雑に感動っぽいほにゃらららで萬平が改心、幸せ家族キャッキャ☆ウフフしてるんじゃないでしょうか。あと従業員の待遇も相乗効果でなんか大丈夫なことになりそうな気がします。わぁ、ご都合主義。

Susuka

「ママさん女優」って、取り上げる分にはいいんですよ。「女性の社会進出」を地で行ってるわけですから。朝ドラが「働く女性」を取り上げ続けてきたことを思えば、非常に意義深く、感慨深いことです。
しかし、限度があります。あまりヨイショするのも、受けてからすると「うっとうしさ」を感じてしまいます。
それに、主演に限らなければ、ママさん女優は既出なんですよね。近い例を挙げるなら、2作連続で出演した菅野美穂さんとか。菅野さんの場合は、旦那さんが同時期に大河で主演を張っていたので、両立の大変さも相当のものだったと思われます。
あまり今回のケースを大々的に取り上げるのは、賛成できません。

miyuki

「まんぷく」の視聴を諦めて2ヶ月・・・何度かもう一度見てみようと思いましたが、私がチャンネルをあわせると、犬食いのシーンやら、誰もいない畑に飛行機からの銃弾が撃たれるシーンやらでやっぱり諦めました。感想は書けませんが、こちらは覗かせて貰っています。

お話が「半分青い」に触れられましたので、連休中に「半分青い」が撮影された岐阜県の岩村に行ったお話を・・・
ずいぶん前に訪れた時と違って良い意味で綺麗になり所々で五平餅の匂いが漂い静かな町は賑わっていました。
地元の方に聞くとまだまだ訪れる人が多いそうです。
地元の女学校を卒業した母を連れての旅でしたので、古い町並みと撮影の場所を思い出と供に楽しんできました。
歩いて行ける所にに標高が一番高い山城であった岩村城跡の立派な石垣もあります。
岐阜は城跡が沢山あります。車ならば、明智光秀の生誕(諸説あります)の明智城跡は近くですし、私がお勧めするのはもう少し足を伸ばし苗木城跡は岐阜城、犬山城に負けない風景を味わえます。
是非、「半分青い」のご縁で岐阜東濃の地に遊びに行ってください。

ニャオン

武者さん、「未成年少女トキ」になってます。タカですよー。
ま、どっちでもたいして違いないか。

kiki

武者さま、そして皆様のコメントで律を思い出し、嬉しくなりました。本当に律は素敵でした。発明家としてだけでなくおそらく実業家としても彼のほうが萬平氏より上ではと思います。

ところで福子はいったい何をやっているのか。鈴愛は「努力しないヒロイン」と散々叩かれましたが、それなら福子は「努力しないの3乗、きれいさっぱり申し分無く努力しないヒロイン」ですね。今、専業主婦で夫を助けるだけの女性をドラマのヒロインにして半年持たせる、というは土台無理なんじゃないでしょうか。

羅蜜王

確かに科学者としての律と、マッドサイエンティストの萬平では
雲泥の差がありますね。
幼少の頃からの人物像や性格までも深く練り上げられ緻密に描かれた律。
叫ぶ、開き直る、人の話を聞かない等と性格付けられた萬平。
役者も大変です。

もうまんぷく

三太夫さまの「私たちの律が汚れる」的なコメント、芸術を解する純粋な半青ファンの一人としては嫌いではないですよー。でも、武者さんはきっと、前作アンチの方々に向かって、レベルを下げて分かりやすく反撃してくれてるのだと思います。私は楽しんでいます。これからもお願いします。

三太夫

武者震様
いつも的確な批評と鋭いツッコミを楽しんでおります。

ただ本日の
【律と萬平を比較してみましょう】
は楽しめませんでした。

提灯と釣鐘を天秤に掛けているようでそもそも
比較すべきではないでしょう。

並べると萬平のエンガチョが律に伝染ってしまわないか心配です。

『半分、青い』と『まんぷく』は異なる世界に有るのです。

むんむん

これが前近代的な世界を舞台にしたドラマで、ロリに男が群がるのは「14歳から大人とみなされ、男も女も実践的な性教育を受け、夜這いをし合うのが当たり前だった」「子供の死亡率が高く、労働者も大勢必要だった上、兵士に男が取られてしまって慢性的な人手不足であったから、女は早い段階から子ずくりに励み、たくさん子供を生んでもらう必要があった。」的な説明があるならば『ああ、そういう訳か』と、納得できたんですが、これは何の説明もなく、ただ若くて支配しやすい女に群がるだけ…。アカンやろ。

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