半分、青い。20話あらすじ感想(4/24)最後の夏に大人がなだれ込んでくる

『半分、青い』第20回
バブル真っ盛りの平成元年、1989年。

岐阜県東美濃市の高校3年生・楡野鈴愛は恋に恋するお年頃……でした。

初デートが失敗に終わった今、高校三年生らしく進路に向き合わねばならないようです。

 

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バブル崩壊が迫り、サンバランド計画は中止

バブル崩壊が迫る中、サンバランド計画もあっさり頓挫したようで。
瞳は、菓子折りを持ってふくろう商店街を回っています。

「お騒がせしました。私たち、よそ者だから、煙たがられちゃって」
しおらしく謝る瞳。
後輩社員や上司は既に立ち去っていて、良心がとがめる彼女だけが残っているようです。

もしかして菓子折りは自腹を切ってとか?
苦労人の元ハウスマヌカンらしい気配りです。仙吉はそんな彼女をねぎらうため、五平餅を焼くのでした。

一方で鈴愛は、こばやんに通学路を変えられるという、痛恨の行為をされておりました。

ハッキリ断らないだけ悪いのか、優しいのか。
こばやんの中で鈴愛は恐怖の拷問少女扱いでしょうか。

『ハムレット』を読む英語の時間、鈴愛とナオは手紙を回しています。
今ならスマホでLINEかもしれませんが、当時はこうしたメモを回すのが定番です。

しかし、先生に見つかってしまい……。

「こばやんはもうだめだと思う。ス。なんだこの【ス】は? 鈴愛か? やっぱり拷問がいけなかったのかな? なんだ、こばやんを拷問したのか? 私は前向きに行きたい。金華山でも登る? まったく勉強する気がないなあ、お前ら!」

そうそう、こういう手紙回しには、没収されて皆の前で読み上げられる、そういう情報漏洩リスクがあったものです。

 

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岐阜といえば信長さんの居城ですね

さて、ここで岐阜の観光スポット情報を少々。

金華山とは?

金華山と岐阜城(麓には長良川)

【関連URL】金華山

織田信長の居城・岐阜城があったことでも知られる、標高329メートルの山(旧名・稲葉山)。
ロープウェーで登ると、岐阜市内を一望できる観光スポットですね。

戦国時代、特に城好き、信長好きにはたまらない場所でしょう。
地元高校生にとっては遊びに行く定番でもありました。

そんなふうに遊ぶことしか頭にない鈴愛は、プリンセスプリンセスの『世界で一番熱い夏』を歌いながら、商店街をスキップしています。

少し背伸びして、ここは『19 GROWING UP』の方が良かったなぁ、とは編集さん。そりゃ単なる好みだろう、と。

 

公式サイトでもこの商店街のセットが特集されていますが、時代感の表現が見事です(公式サイト解説ページ)。

あの道の両脇に飾られている、蛍光色のびらびらした飾り。

そうです、フラワーロック 2.0 (ノースポールtype)です。

今でもamazonにあるんですね。
ちょっと高いけど。

 

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「受験勉強があるからもう遊べない」

自宅にいた律は、鈴愛とは正反対の、浮かぬ顔です。
東大の模試判定には、ズラリとEが並んでいるのです。理系のようで、にしてもこれは厳しい。

鈴愛の笛の音を、噛みしめるように聞く律。

「今日かき揚げ定食で、干しエビ注文しすぎたー。フランソワに持って来たー」
笑顔の鈴愛です。

律は鈴愛に、
「受験勉強があるからもう遊べない」
と告げます。

ブッチャーも親が厳しいそうで、やはり遊べません。
ナオちゃんは、名古屋の服飾系専門学校に行くとか。

鈴愛は就職志願です。
学費は弟・草太のためにとっておく、とのこと。姉あるあるですね。
この姉弟の場合は弟のほうが出来が良く、姉が勉強嫌いだからましですが、逆だと悲劇的です。

自分は勉強できないから、という鈴愛に、律はそんなことないと反論。
しかし鈴愛は、それは世界中のおかあさんの神話、我が子が頑張れば出来るというのは夢だとバッサリと言い切るのでした。

律にしか見えない、鈴愛本人にはわからない可能性があるのかもしれないのですけれどもね。

金華山のロープウェーに四人組で登りたかったなあ、という鈴愛。
来年はバラバラで、もう来ないのだと……。

なんだろう、この切なさ。
まだ一ヶ月も付き合っていない四人組ですが、そう言われると悲しくなって来ます。高校三年生の寂しさがフラッシュバックしますね。

律は、弥一が卒業アルバム用に撮影した体育祭の写真を、鈴愛に渡します。
モノクロでカッコいい、と喜ぶ鈴愛でした。

 

秋風羽織作の少女漫画『いつもポケットにショパン』

一旦立ち去ろうとする鈴愛を呼び止めて、律は鈴愛に渡したいものがあると言います。

「ちょっと恥ずかしいけど………」
そう言って律が渡したのは、秋風羽織作の少女漫画『いつもポケットにショパン』でした。

世代的にちょっと古い気がするので、律本人ではなく和子からもらった設定とか?

家の中で、夢中になって漫画を読む鈴愛。
少年漫画ばかりで、少女漫画は初体験だそうです。

父や兄の影響が強すぎたり、鈴愛みたいに変わりものだったり、そういう理由でこれはありかも。
草太も彼女の恵に借りて結構読んでいたそうです。

「あら、こばやんに借りたの?」
晴がそう言ってしまい、気まずい雰囲気に。

鈍感な晴が気づかないものの、周囲はふられたと気付いていたわけです。鈴愛は部屋に行って読む、と言い出します。

ページを開くのは、扉を開くみたい、と夢中になる鈴愛。
言葉は歌のよう、絵はこんなふうに世界が見える眼鏡があるなら貸して欲しい、とうっとりする鈴愛です。

そりゃそうでしょう、大御所くらもちふさこ先生の作品ですからね(公式サイト解説)。
『通りで見たことある絵柄だなぁ』と思われた方もおいででしょう。

 

大人がなだれ込んでくる

律は、一気にではなく一タイトルごとに貸してくれます。

「貸して、返してを続けると、私と会えるから?」
秋風羽織風にそう思う鈴愛。そんな機微にやっと気づいた鈴愛です。

暇を持て余しているから、寂しくならないようにかもしれないけど、と同時に思い直す鈴愛。
そうやって気遣ってくれるだけでも、律は優しいんですよね。

過ぎ行く夏。
鈴愛とナオ、楡野一家は花火を楽しんでいます。浴衣の柄も当時のものらしい、今より地味なものです。

高校最後の夏は、鈴愛にとって子供でいられる最後の季節でもありました。
まだ子供のつもりなのに、大人がなだれ込んでくると感傷的な鈴愛です。

そうこうしているうちに、夏は過ぎ去りました。

9月。
就職試験の始まりです。

階段の踊り場から見える、四角い青空が好きだ、これが私の青春だ、そう思う鈴愛。
改めてそう考えてしまうのは青春の終わりが近づいているかもしれません。

楡野家では、両親も娘を心配しています。
秋の制服であるブレザー姿になった鈴愛は、農協らしき面接試験に挑みます。
面接官の一人が、スーツではなくて農協の作業着ぽい制服なのがあるある感を出しています。

鈴愛は、早速、床につまづいて転んでしまうのでした。

「やってまった……」

 

今日のマトメ「くらもちふさこ先生の漫画をそのまま」

恋愛とサンバランドネタは今日でおしまい。
サンバランドは成功するはずもないと思っていましたが、あっさりと終わりましたね。

バブル時代は、こんなふうにぶん投げられる企画がわりとあったものです。
これ以上引っ張るものでもないでしょうし、この騒ぎを通して、地元の良さを再確認できたかもしれません。

恋愛は、昨日のこばやんとの黒歴史ルートで終わりました。

通学ルートを変更した、というのはダメージが大きいです。
まぁ恐怖の拷問少女ではなあ。

そんな、デートで拷問について語る鈴愛を変えたのは、律から借りた少女漫画。
当時としてもやや古い作品ですので、和子経由で律が読んだという解釈じゃないかと思います。

少年漫画しか読まない鈴愛、実は少女漫画も読んでいた律、ということですね。

デートでも鈴愛にアドバイスをしていた律は、情緒面でも、目標でも、彼女に影響を与えることになりそうです。

今日、SNSでも話題になったのは、くらもちふさこ先生の漫画をそのまま使うことですね。

漫画家さんが劇中漫画を描くことはよくありましたが、そのまんま使うとは。
この漫画の作者が豊川悦司さんというのもギャップがすごくて、おもしろそうです。

※ちなみに同脚本家のドラマ『Love Story』で、豊川さんはスランプ中の恋愛小説家を演じたことがありますね。中山美穂さん(契約編集者)とのお話でした

著:武者震之助
絵:小久ヒロ

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【参考】
NHK公式サイト

 

2 Comments

管理人

>roko様
あざっす~^^
録画しておいた20話を
思わず見返してしまいましたw

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