半分、青い。112話 感想あらすじ視聴率(8/9)それでもボクテは止まらない

ヒロインは子持ちで出戻り――。

残念イケメンな監督志願者・涼次との結婚生活が終わり、一人娘・花野(5歳)を連れ、鈴愛は岐阜県に戻ってきました。

流行のカツ丼を出す実家の「食堂を手伝えばいっか」とスッカリ油断していた鈴愛ですが、既に人手は足りています。
なんとか子持ち出戻り女として仕事を探さねば。

そんな鈴愛に、再会の喜びが訪れます。秋風塾でしのぎを削ったユーコと、ボクテがやって来たのです。

【112話の視聴率は8/9に発表です】

 

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律も鈴愛ちゃんと一緒なら……

すっかりおもてなしモードの楡野家。店を一時閉店までして再会を祝します。

ユーコは、仙吉から都会めいた別嬪さんと褒められます。田舎のおじいちゃんのホメ言葉あるある。
彼女は現在、東北第一の大都市・仙台に在住でした。まぁ、仙台の方が岐阜より都会なのでセーフかな?

ボクテも、あだ名の由来が「僕って」から来ている、と自己紹介をします。

そこで鈴愛。
律も秋風塾の面々に会いたいだろうと電話で誘うのです。あぁ、懐かしい。マアくんも呼んじゃえ!ってドコにいるんだろう……。

たった5分の距離なのに、息子を送り出すとき「気をつけてね」という和子さん。なんだかキュンっとしますね。
弥一は、地酒銘酒「ふくろうの山」を手土産に持たせました。

こうして「いってらっしゃい」することって、まるで子供に戻ったみたいと喜びます。
いつまでたっても子供や、と弥一がフォロー。「携帯ではなく家電話に掛けて和子を気遣う鈴愛は優しいね」と続けます。確かにそこは優しい!!

さらに、律も鈴愛ちゃんと一緒なら……と思わず本音をこぼす弥一を和子がたしなめました。

律の妻子は大阪におります。子供の小学校もあるから仕方ない。と、気遣う和子さん。
このへんは平成ぽいというか、昭和なら律の奥さんは鬼嫁扱い不可避では? いや、これは和子さんの柔軟性ゆえかな。

 

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律が取り出した写真

楡野家では、ユーコが看護師を目指して看護学校二年と明かされます。
ちょっと惜しい……と思ってしまうのは、彼女の漫画の才知を知っているからですかね。

そこへ律登場。
「あがってー」とだけ告げる鈴愛。案の定、晴から「出迎えくらいしんさい」とたしなめられます。

お土産の地酒「ふくろうの山」、好評です。美味しそうだなぁ。

ここで家族写真のお披露目会。

ユーコの息子はもう中学生です。なかなかのイケメン。
次に律が携帯電話を出すと、ユーコとボクテはそわそわして、鈴愛を気遣います。

なに、なに、何なの、と少々慌てながら、もう昔の恋心だと宣言する鈴愛。
そこで律が取り出したのは息子・翼くんの写真でした。

妻は見せないの?と軽く周囲につっこまれ、花壇の前らしきところで撮影したスリーショットをお披露目。

ん? 翼くんを挟んでなんか微妙な距離感が、目の前の律から感じてしまう。
いつごろの写真なんだろう……。

 

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ジェネレーションギャップ、カルチャー、地域性や

宇太郎はみんな大人になったなあ、と満足げです。

が、ここでボクテが彼氏の画像を見せ始めたため、仙吉がついていけません。
ボクテ相手に、つい先ほどまでは女みたいに綺麗と言っていた仙吉。ゲイということは気づかなかったんですね。

宇太郎がジェネレーションギャップ、カルチャー、地域性や、と庇います。

でも、これ、すごい話じゃないですか?

日本人の家族像を作るとされた朝ドラで、ボクテほどのLGBTキャラいませんでした。
タブーだったとすれば、それってすごく残酷でおかしな話です。

ボクテというキャラ、そして彼が見せる美容師彼氏とのツーショット写真がどれだけ斬新で、革命的か。
もっと論じられてもよいはず……というか、これからそうなるのかもしれません。

ここで、花野を寝かしつけた草太が登場します。

鈴愛が弟に子供寝かしつけを頼んで酒を飲んでいたことは、また馬鹿だのアホだの言われたりするのかな?

都会育ちの編集さんが北海道の親戚宅に顔を出すと、ワラワラ大勢やってきて、誰の子供とか関係なく、そのとき気の向いた誰かが寝かしつけたりしているそうで。
草太が姪っ子を寝かしつけている姿は「ごく普通の光景」でホッコリしたようです。なので、そう自然に受け止める人も多いですかね。

 

ストーカー事件まで露わになって辛いって!

戻ってきた草太は、ボクテに単行本サインを頼みます。

ここもサラッと斬新で、ボクテの作品はどちらかというと少女漫画系。
それを男である草太が全巻揃えて大ファンというのも、軽くジェンダー描写を破っているんですよ!

鈴愛は健人によってアメリカナイズされた雰囲気バリバリの2階に来て、客用布団を敷いています。
そこへユーコが来ました。

普段は全然飲まないボクテが、酔っ払ってヤバイようです。
なんと夏虫駅事件の真相解明に乗り出したとか!

ボクテ、律に迫っています。

慌てて戻った鈴愛は、気が動転して、大阪の律の新居まで出向いた話を思わず自分で暴露!
そういえば「変な女が来たと妻が言っていた」と律までリアクションしてしまいます。

結局、ストーカー事件までバレてしまう鈴愛。辛いって!

 

それでもボクテは止まらない

そこへ花野ちゃんが起きてきました。おしっこをしたいようです。

すかさず「律に連れていってもらえ」と鈴愛。
この母親らしさがあまりないところが逆にいいかも。誰だって自分の人生のほうが時には大事さ!

というか親戚や旧友の集まりなどでは、こうした対応もオモシロの一つになってリアルですよね。

バケツで水ぶっかけてボクテの酔いを覚まそう。
と鈴愛が言い出すと、ユーコは互いの気持ちを確認してもよいのでは、鈴愛は離婚したし、と後押しします。

でも、律には妻子がおるんやなあ。
「不倫か!」と仙吉はソワソワします。花野ちゃんも「おまかいなく」(正しくは「おかまいなく」)って言うけどさぁ……。

ボクテは止まりません。

夏虫駅で鈴愛が「無理」とプロポーズに返したのは、当時の秋風塾のせいと明かします。

ボクテはパクリで破門。ユーコは漫画を断念。
そんな中、『花とゆめ』2018年16号にも掲載された(実際に購入できます)『一瞬に咲け』でデビューを飾ったばかりの鈴愛は、結婚に応じられなかった、律を嫌いじゃない、むしろ好きだったんだ、と。

「何でいう、何でいう、自分で言いたかった!」

思わず庭に倒れる鈴愛。
「ちょ、待てよ」のキムタク台詞にはクスッとさせられ、この「自分で……」の台詞で倒れた鈴愛は「orz」←こんな感じで、たまらなく可愛く見えてしまいました。

そこでおもむろに立ち上がり、涼しい顔して庭におり、子供の頃からそうしてきたように彼女を助ける律。

「鈴愛、今の話は本当なの?」

廉子さん曰く、明日へ続きます。

 

今日のマトメ「不条理と向き合う平成最後の朝ドラ」

これぞ平成!

現在、再放送中の『マッサン』でも、この前の『わろてんか』でもいい。
ヒロインは、結婚前はスンナリと歩み、結婚後、パートナーといろんな現実、仕事上のトラブルに遭遇しました。

しかし、本作の場合、ヒロインと相手役の軌道も仕事も同じではないのです。

プロポーズのタイミングと、ヒロインの人生、仕事上の岐路が重なったのです。
そうなれば「無理」もやむを得ない。そう証明されました。

平成の女性はかつてと違い、自分なりに働き、生きて行くように言われます。
同時に、結婚と出産育児で、その道をどうせ投げ出す中途半端な奴だと潜在的に思われているのだと、ここ最近のニュースで証明されています。

一体どうすればよいと?

昭和以前のように、結婚前提として腰掛け就職しようにも、そんな仕事は正社員のものですらなく、派遣社員や、最悪ロボットのものとなりました。

かといって、男性と同じ道を歩もうにも、選考段階で男は男というだけで下駄を履かされ、女は女というだけで下駄を吹っ飛ばされる――そんな現実も確かに存在している。

・女は男に養われるから
・結婚すればいいから
・どうせ彼氏に食事を奢らせているんでしょ
って、いつの時代の話でしょうか。

非現実的だの、ヒロインが考えなしでアホだの言われる本作。
鈴愛も、ユーコも、ボクテも。
彼らは新しい時代にふさわしい生き方を、秋風羽織という師匠のもとで目指したのに、失敗したと囁かれています。
ボクテだって、ただ彼氏の写真を見せただけで珍妙な生き物扱いをされます。

平成は、新しい時代になるはずでした。
しかしそんなものは表向きの話で、水面下では不条理がはびこっている。

平成最後の年を飾る朝ドラは、そんな疑問を思い切り投げつけてくるのです。

◆著者の連載が一冊の電子書籍となりました。
ご覧いただければ幸いです。

この歴史映画が熱い!正統派からトンデモ作品まで歴史マニアの徹底レビュー

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

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【参考】
NHK公式サイト

 

5 Comments

roko

何度も投稿すみません。

皆様、いつもお世話になっております。
私こちらのサイトでは本文、コメントともに興味深く拝見し勉強させてもらってます。

毎度事後報告、私事で申し訳ありませんが、この頃何日も参考に書いています。
本日も感じたことを自分のブログで書きました。

★半分、青いおちょこ。。。美味しく飲めたらなんでもええやろう^^

管理人様、私のコメントに不都合がありましたら削除くださいますようお願い致します。今後も「半分、青い。」楽しみにしています。いつもありがとうございます。

roko

いつもありがとうございます。毎度勝手なことを申しておりますがまたまた失礼します。

>鈴愛は健人によってアメリカナイズされた雰囲気バリバリの2階に来て、客用布団を引いています。

布団は敷くものですよね?

>普段は全然飲まないボクテが、酔っ払ったヤバイようです。

「って」にしますか?それとも…? 

すべて、武者様の思うように…どうぞよろしくお願いします。

管理人

>める様
ご指摘ありがとうございます!
修正させていただきました。
今後もご愛顧よろしくっす^^

める

こんにちは。
お休みから復帰されて嬉しいです!
でも、どうかご無理はなされませんように。

さて、本日のコラムで一カ所誤りがありました。
律の息子は翼くん、大地は草太の息子の名前です。
お手すきの時に訂正いただければ…。

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